2007/09/16
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カテゴリ: 物語
『†Curse of blood†』 月ノ章 1-05【老卿】
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月ノ章 1-05【老卿】
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―ミュークSIDE―


  隠し階段の先を見上げると、古めかしい扉が視界に入る。
  僅かに開いた扉口から光が零れていた。
  慎重に石段を上がると、何者かの話し声が聞こえてくる。どうやら我らが求める場所に、先客はいるようだった。
  中から聞こえてくる声は2つ。窺える気配の数も同じであった。

「シャルロット様・・・・・・・・・護・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・枢機卿・・・・・危険・・・・・・・・・任せた」

  扉の前に立つと、室内から響く言葉の断片を微かに聞き取る事ができた。

  (シャルロット?…リュズレイの姫君について何か話しているようじゃな)

  我はそう断定していた。
  王侯貴族間では決して少ない名とは言えぬが、このように特異な状況で聞く場合に関しては、他に心当たりがなかった。
  それに、もうひとつ、そう断言できる要素がある。中から聞こえる声の一つに覚えがあったからである。

「こんな所に客人とは珍しい事もあるもの…そんな所に突っ立てないで入ってきたらどうですかな?」

  それも、出来れば出会いたくない部類の人間であった。
  隠し段階を見つけた段階で、此方の存在が知られているのは分かっていた。故に我も敢えて気配を殺そうとはしなかったのだが、案の定だ。
  我は深い溜息をつくと、双子に目配せをする。
  レムが些か緊張した表情で扉に手をかけ、力を込める。
  残響を伴いながら、錆びた金属が軋み鈍い音を立てる。
  開かれたその部屋には粗方、予想通りの光景があった。

  隠し部屋の周囲を囲むように備え付けられた書棚のみならず、モザイク模様の床の上にまで乱雑に積み上げられた蔵書。室内に窓はない。しかし東側の壁一面がステンドグラスで彩られていた。
  その中央に、明らかに室内の様相とは不釣合いな、脚の部分に実に優雅な曲げ木を誂えた揺り椅子があった。
  そこに腰掛け、手に持った書物から鬱陶しげに塵を払い落としつつ、眼を走らせる老人。その高い鼻筋に斜めに挟み込むようにのせられた眼鏡が印象的である。
  側に置かれた小さな書台には、蛍輝石の洋燈と、白い湯気を上げる蓋碗が置かれている。
  足元には、様々な芳香を漂わす茶壷が呆れるほどに転がっていた。記憶を探れば、それが香貴茶と呼ばれる東方に伝わる嗜好性飲料という事に思い至るが、それ以上に詳しい事はわからない。
  古書独特のかび臭い匂いに混じり、芳しい香りが鼻腔をくすぐる。

「ほう、こんな所にエルダーである貴女がおいでとは、如何なるご用件かな?」

  ゆったりと訪ねてきたのは、ヴィルヘルム・アンスバッハ首席枢機卿。
  深いしわの刻み込まれた彫りの深い顔、意志の強そうな口元と長い顎鬚、包み込むような深蒼の瞳、見た目は白髪の穏和そうな老人だが、このアレシャイムで最も食えない人間だ。既に齢70を越えている筈だが、その眼光の奥に潜む鋭さは些かも損なわれてはいない。
  彼は我にとっても縁深い地。アダマストル公国の出身でもある。
  アダマストルがベルムーテス内部で最大の発展を成し遂げた根底にあるものは、公国内の優秀な人材を「確保」・「育成」・「管理」する、その教育制度の基礎理論を、国が積極的に推進してきたことにあるのだろう。
  ヴィルヘルムもその中から見出された神童の一人だった。平民出の彼が枢機卿という地位まで登り詰める事が出来たのも、一重にアダマストルの教育制度の賜物だろう。アダマストルにとって皮肉な事は彼の才覚と信仰心が、前教皇フォン=ヴァレル大教皇の目がねに叶ってしまったという点に尽きる。もちろん彼自身の高い自尊心もその要因のひとつではあったに違いない。

「我の方こそ知りたいものじゃな。首席枢機卿はここで何をやっておるのじゃ?」

「質問に質問で返すのは関心せぬな…」

  白い顎鬚を数度撫でるような仕草をみせる。
  どうやら、向こうも同じように、質問に答える気はないらしい。

「師匠、我らも人の事はいえませんがね」

  ヴィルヘルムの隣で、奇抜な衣装に身を包んだ青年が、笑いながら冗談めかす。

「エドゥアルト、お前は黙っておれ」

  老人は此方を…正確には我とルムを、繁々と観察する青年を叱咤する。
  エドゥアルトと呼ばれた青年は軽く肩をすぼめる様な格好をみせ、渋々ながら頷いていた。

「それに、お前には、やるべき事があるじゃろう」

「はぁ、俺のように才気溢れる弟子は、人使いが荒い師匠を持つと苦労するな」

  まったく困っていないように見えるが、エドゥアルトは自らの師匠に恭しく頭を下げると、そのまま、部屋にひとつしか存在しない扉の方へと歩を進める。
  つまり此方の方向だ。
  予めそうすることを決めていたかのように、我の手を取ると、その甲に優雅に接吻をする。
  更に、エドゥアルトは流れるような動作でルムの手もとろうとしたが、そちらはあっさりとかわされていた。

「お嬢さん方も美しくはあるが、残念ながら子供は守備範囲外だな」

  ―ピクッ

  あまりにも不躾なその言葉に、何処かで何かが切れる音が聞こえた気がする。
  エドゥアルトは我の頭に手を載せると、子供をあやす様に数回撫でる。ルムに伸びた手は、案の定、見事に避けられていた。

  (無礼な奴、無礼な奴、無礼な奴・・・・・・・・・・・・)

  我は心の中で、慇懃無礼で、短慮で、すこぶる気分を害するこの人間を、如何様に料理してやろうかと苛めき立つ想いを、どうにか抑え付けていた。

「ああぁ、ダメですよ~。ミューク様に身長を連想させる話題は禁句です。理不尽ですが、小さそうに見える仕草も万死に値するのです。後生ですが我慢してください」


  決壊した。 ―ブンッ

「ひぃ」

  我の裏拳がレムの顔面に吸い込まれる。引き攣った悲鳴が聞こえるが、その言葉が一番気に障ったので、自業自得である。

「では、俺は別にやる事があるので、これにて失礼」

  顔面を抑えて蹲るレムに暫し唖然としたいたエドゥアルトだが、直ぐに我を取り戻すと、少しだけ裏返った声を残し、逃げるように隠し階段へと続く闇の中に身を溶け込ませていった。

  ―コホン

  乱れた感情を落ち着けるように、ひとつ咳払いをし、改めてヴィルヘルム老と向き直る。

「ヴィルヘルム卿、我らもここで探しものがあるのじゃが、構わぬかな?」

「ここは、万人に解放されて然るべき場所だとワシは考えているよ」

  回りくどい応え方ではあるが、邪魔をする気はないらしい。要するに好きにしろというわけだ。
未だに、額を抑えているレムと、相変わらず無表情なルムに書棚の探索を任せ。我は乱雑に積み上がった蔵書の物色を始める。
  書籍の山に降り積もる塵は、様々な様相を見せていた。

「この大図書館はわしが管理長を務めておる。わしの仕事は著作を選り分けて、本来なら焚書になるはずの知識を救う事じゃ」

  暫し、間をおいて、ヴィルヘルムは手に持った書物に目を落としたまま、ひとり言葉を続ける。
  なるほどな、それで人目につかない時間帯に、行動しているわけか。ヴィルヘルムは下にある焚書扱いの書物を、一時隠し部屋であるここに退避させ、期を見て外部に持ち出すつもりなのかもしれない。
  彼の知識に対する飽くなき欲求には関心するばかりだ。
  そう考えれば、禁書が溢れるこの隠し部屋で、聖伝承に関する知識そのものが、ここで手に入るかも知れぬと踏むが、ぐるりと周囲を見渡し、深い溜息を吐く。流石に量が多すぎる。
  少し考えが甘すぎたかと舌打ちしかけた時、一冊の本が目に留まる。

  (!?)

  それは、入口から、最も目に付きやすい場所。乱雑に積まれた蔵書の一番上に無造作に放置されていた。
  表紙には『銀の魔法書』と記載されている。埃は既に取り払われ、さも、読んでくださいと言わんばかりのその様子に、

「食えない、爺さんじゃな…」

  (我らがここを訪れる事も、その理由も、全てお見通しというわけか…)

  癪に障るので別の書物を探そうかとも考えたが、香貴茶をさも幸せそうに啜るヴィルヘルムの姿に拍子抜し、我は素直にその好意を受けることにした。
  直ちに、書の記述に眼を走らせ、内容を確認する。双子を呼び寄せようと、口を開く。

「レム、ルム。2人ともこれを持って先に大聖堂に向かうのじゃ」

  我は教会の結界について詳しく記述されたその書物を、近寄ってきたルムに手渡す。

「もう、見つけられたのですかっ!?」

  後からやってきたレムは関心しきりだ。

「ミューク様は?」

  本を受け取ったルムが冷静に此方を窺う。

「我は後から行く事にする。お主達は聖結界を解除する準備を進めておくのじゃ」

  レムは我と共にここに残りたそうではあったが、渋々ながら我の意思に従った。
  2人を大聖堂へと向かわせると、我はヴィルヘルムと正面から対峙する。



※訂正・改訂はフリーページで致します。

語彙が足りない自分に辟易気味ヾ(▼ヘ▼;)





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Last updated  2007/09/17 03:33:02 AM


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0-00【炎神】



13/05/05(日)new02
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13/05/04(土)
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11/08/22(月)
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11/08/11(木)
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11/06/21(火)
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11/06/09(木)
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>>光ノ章 0-01【世界】
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>>光ノ章 0-01【籠姫】下
08/05/14(水)
>>光ノ章 0-00【聖女】上
※以下略
>> †Curse of blood†時更新


光ノ章【シャルロット編】
0-00【聖女】
0-01【妹姫】
0-02【夜冠】
0-03【聖船】
1-00【世界】
1-01【神都】
1-02【古怪】
1-03【呪夜】
1-04【蠱毒】
1-05【残光】
1-06【脱出】
2-00【老卿】
2-01【籠姫】
2-02【我意】
2-03【涜聖】
2-04【慫慂】
2-05【追跡】
2-06【聖堂】
2-07【神韻】
2-08【首人】
3-00【過去】
3-01【鷹眼】
3-02【決断】
3-03【船旅】上
3-04【船旅】下
3-05【真実】
3-06【魂牢】上
3-07【魂牢】中
3-08【魂牢】下
3-09【神娘】
3-10【聖座】
3-11【終焉】完




16/01/13(水)new02
>>月ノ章 4-11【祟神】
16/01/09(火)
>>月ノ章 4-10【祟神】
15/12/22(火)
>>月ノ章 4-09【奈落】
13/08/05(月)
>>月ノ章 4-08【奈落】
13/07/22(月)
>>月ノ章 4-07【霊廟】
13/07/15(月)
>>月ノ章 4-06【真因】
13/07/01(月)
>>月ノ章 4-05【奇縁】
13/06/23(日)
>>月ノ章 4-04【出立】
13/06/17(月)
>>月ノ章 4-03【技師】
13/06/10(月)
>>月ノ章 4-02【再会】
13/06/04(火)
>>月ノ章 4-01【因縁】
13/05/15(水)
>>月ノ章 4-00【迷途】
11/04/01(金)
>>月ノ章 3-12【凶刃】下
11/03/09(水)
>>月ノ章 3-11【凶刃】中
11/03/03(木)
>>月ノ章 3-10【凶刃】上
11/02/27(日)
>>月ノ章 3-09【取引】下
11/02/20(日)
>>月ノ章 3-08【取引】中
11/02/14(月)
>>月ノ章 3-07【取引】上
11/02/07(月)
>>月ノ章 3-06【捕竜】
11/01/23(日)
>>月ノ章 3-05【語部】
11/01/18(火)
>>月ノ章 3-04【天敵】
11/01/12(水)
>>月ノ章 3-03【水都】
10/01/07(金)
>>月ノ章 3-02【思惑】
10/12/22(水)
>>月ノ章 3-01【月兎】
10/12/18(土)
>>月ノ章 3-00【金策】
10/02/23(火)
>>月ノ章 2-08【転換】
10/02/16(火)
>>月ノ章 2-07【血渇】
10/02/07(日)
>>月ノ章 2-06【幻影】
10/01/27(水)
>>月ノ章 2-05【女難】
10/01/21(木)
>>月ノ章 2-04【国境】
09/11/16(日)
>>月ノ章 2-03【灯台】c+
09/11/10(火)
>>月ノ章 2-03【灯台】下c
09/11/09(月)
>>月ノ章 2-03【灯台】下b
09/11/03(月)
>>月ノ章 2-03【灯台】下a
09/10/22(木)
>>月ノ章 2-02【灯台】中ab
09/10/01(木)
>>月ノ章 2-01【灯台】上
09/09/27(日)
>>月ノ章 2-00【呪地】
09/09/15(火)
>>月ノ章 1-06【余談】
09/08/31(月)
>>月ノ章 1-05【脱出】ab
09/08/24(月)
>>月ノ章 1-04【取引】
09/08/07(金)
>>月ノ章 1-03【聖船】b
09/08/04(火)
>>月ノ章 1-03【聖船】a
09/08/02(日)
>>月ノ章 1-02【聖船】a
09/07/14(火)
>>月ノ章 1-01【慧眼】
09/07/09(木)
>>月ノ章 1-00【日常】
09/06/21(日)
>>月ノ章 0-03【双子】
09/05/12(火)
>>月ノ章 0-02【双子】ab
09/05/01(金)
>>月ノ章 0-01【双子】ab
09/04/26(日)
>>月ノ章 0-00【屍族】b
09/04/26(日)
>>月ノ章 0-00【屍族】a
08/10/01(水)
>>月ノ章 1-00【兎姫】
08/09/26 (金)
>>月ノ章 0-09【潜入】
08/09/20(土)
>>月ノ章 0-08【死海】
08/09/12(金)
>>月ノ章 0-07【灯台】
08/09/07(日)
>>月ノ章 0-06【凶兆】
08/08/27(水)
>>月ノ章 0-05【翼竜】
08/08/10 (日)
>>月ノ章 0-04【双子】下b
08/08/07 (木)
>>月ノ章 0-04【双子】下a
08/08/04 (月)
>>月ノ章 0-03【双子】上
08/06/13(金)
>>月ノ章 0-00【屍族】
08/06/07(土)
>>月ノ章 0-02【闇商】下
08/06/05(木)
>>月ノ章 0-01【闇商】上
※以下略
>> †Curse of blood†時更新


月ノ章【ミューク編】
0-00【屍族】
0-01【双子】上
0-02【双子】中
0-03【双子】下
1-00【日常】
1-01【慧眼】
1-02【聖船】上
1-03【聖船】下
1-04【妹姫】
1-05【脱出】
1-06【余談】
2-00【呪地】
2-01【灯台】上
2-02【灯台】中
2-03【灯台】下
2-04【国境】
2-05【女難】
2-06【幻影】
2-07【血渇】
2-08【転換】
3-00【金策】
3-01【月兎】
3-02【思惑】
3-03【水都】
3-04【天敵】
3-05【語部】
3-06【捕竜】
3-07【取引】上
3-08【取引】中
3-09【取引】下
3-10【凶刃】上
3-11【凶刃】中
3-12【凶刃】下
4-00【迷途】
4-01【因縁】
4-02【再会】
4-03【技師】
4-04【出立】
4-05【奇縁】
4-06【真因】
4-07【霊廟】
4-08【奈落】上
4-09【奈落】下
4-10【祟神】上
4-11【祟神】下




16/03/08(火)new02
>>血ノ章 4-08【姫妹】
16/02/21(日)
>>血ノ章 4-07【姫妹】
16/02/06(土)
>>血ノ章 4-06【屍妹】
15/10/25(日)
>>血ノ章 4-05【屍妹】
13/04/30(火)
>>血ノ章 4-04【接触】
13/04/16(火)
>>血ノ章 4-03【煙街】
13/04/06(土)
>>血ノ章 4-02【目的】
13/03/29(金)
>>血ノ章 4-01【恋敵】
11/04/11(月)
>>血ノ章 0-01【血契】
11/04/03(日)
>>血ノ章 4-00【囚姫】
11/04/02(土)
>>血ノ章 0-00【夜娘】
※以下略
>> †Curse of blood†時更新


血ノ章【ラグナウェル編】
0-00【夜娘】
0-01【血契】
4-00【囚姫】
4-01【変節】
4-02【目的】
4-03【煙街】
4-04【接触】
4-05【屍妹】
4-06【呪獄】
4-07【姫妹】
4-08【姫妹】




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アダマストル公国


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その他


★Princesse du sang★


【†短編集†】


0-00【炎神】


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Ж―†【光ノ章】†―Ж


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-0-01【妹姫】-


-0-02【夜冠】-


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1-00【世界】


1-01【神都】


1-02【古怪】


1-03【呪夜】


1-04【蠱毒】


1-05【残光】


-1-06【脱出】-


2-00【老卿】


2-01【籠姫】


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3-02【決断】


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3-07【魂牢】中


3-08【魂牢】下


3-09【神娘】


3-10【聖座】


3-11【終焉】完


【†ミューク篇†】推敲中


Ж―†【月ノ章】†―Ж


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1-05【脱出】


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2-00【呪地】


2-01【灯台】上


2-02【灯台】中


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2-06【幻影】


2-07【血渇】


2-08【転換】


3-00【金策】


3-01【月兎】


3-02【思惑】


3-03【水都】


3-04【天敵】


3-05【語部】


3-06【捕竜】


3-07【取引】


3-08【取引】


3-09【取引】


3-10【凶刃】


3-11【凶刃】


3-12【凶刃】


4-00【迷途】


4-01【因縁】


4-02【再会】


4-03【技師】


4-04【出立】


4-05【奇縁】


4-06【真因】


4-07【霊廟】


4-08【奈落】


4-09【奈落】


4-10【祟神】


4-11【祟神】


【†ラグナ篇†】


Ж―†【血ノ章】†―Ж


0-00【夜娘】


0-01【血契】


4-00【囚姫】


4-01【変節】


4-02【目的】


4-03【煙街】


4-04【接触】


4-05【屍妹】


4-06【呪獄】


4-07【姫妹】


4-08【姫妹】


なぜなに吸血鬼


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