『†Princesse du sang†』 月ノ章 1-05【脱出】
月ノ章 1-05【脱出】
―ミュークSIDE―
「(否、誠に王侯貴族らしい厚顔無恥な気質を兼ね備えているのか)」
ミュークが下手な感慨に浸っていると、警戒を喚起する銅鑼の音が耳朶を打つ。 警鐘が掻き鳴らされる度に、教会船の空気が徐々に張り詰めていった。
「レムの方も準備が整ったようじゃな」
ミュークが独り言つ。 レムリアには帆に火を放ち小火騒ぎを起こせと命じていた。 船員の注意を惹きつけることが目的だが、度を越せば逆効果である。 早々に脱出を計らねば手遅れになるだろう。
「では、こちらも逃走経路を確保せねばならぬな」
ミュークは名残惜しそうに目の保養を打ち切ると、足早に窓際へと移動する。 遥か遠方、深い霧越しに見上げる漆黒の中、巨大な黄昏色の焔が視界に灯る。
「古の炎……テトラモルフ大灯台か」
屍族の目を以ってしても、夜闇と霧に閉ざされた外形を視認することは適わない。 だが、その存在は遥か天空に輝く灯明が証明していた。
有史以前、黒歴史と呼ばれた時代に、この巨大な塔は築かれたとされている。 しかし、大灯台に関する知識は、その監視者であった大屍族グリムデンの血統と共に絶たれていた。 一部の秘蔵書が、教皇庁アレシャイムの大図書館に保管されていると噂されるが、真意の程は定かでない。
「主が滅びても尚、その輝きは失われぬか」
ミュークが廃れた哀感を零す。
大灯台が頂く灯台光の正体は“古の炎”と称される巨大な蛍輝石である。 蛍輝石は脈動する瞬間、強烈な単一色の光を放つ。 それは純粋で波長が長い分、視程の短い霧中でもよく透る。 船の墓場とされるこの海域を突破するには欠かせない道標であろう。
「ん?」
その時、ミュークの視界の端に夜よりも暗い影が映りこむ。 ゆっくりと両翼をうねらせながら船央楼の上空を旋回する巨大な飛影。
「グリムデンの竜鳥!?」
ミュークが暫し呆然と立ち尽くす。
“グリムデンの竜鳥”とは大屍族ベルムード三世がこの地に放った夜の眷属である。 貪欲そうな狂眼に長く鋭い嘴、蝙蝠の翼と巨躯を誇る夜行性猛禽類で、醜く曲がった鉤爪には猛毒を備えていた。 常に群れで行動する習性を持ち、大型の肉食獣、時には人間をも捕食する危険な古来種である。
「なるほど騒ぎの原因はこれじゃったか……と、すれば尚更急がねばなるまい」
ミュークは窓辺を彩る紗布を数枚、力任せに引き抜く。 そして、布端を手際よく結び付けて縄状の束に仕上げる。
「これでよいじゃろう」
ミュークは満足そうに頷くと、両手に布束を抱えたまま露台へと続く硝子扉を開け放つ。
「レムがこの騒ぎに巻き込まれておらねばよいが……」
聡い少年であるから人族に捕まるようなドジは踏まない筈だ。 だが、一方で不幸を呼び寄せる妙な資質がある為に、突如現れた怪鳥の胃袋に収まっている可能性も捨てきれない。
なにより、ミュークには一抹の懸念があった。 竜鳥の生育域は大灯台周辺に限られており、海上の船舶を襲うことは稀である。 主であるベルムード三世と同等の負の魂―――つまりミュークと双子の存在に惹かれて、この教会船を襲来したのかもしれない。
ミュークは船室でプルミエールを見張らせていたルムファムを呼び寄せると、
「ルム、甲板に降りてレムを探してくるのじゃ」
ルムファムはこくりと頷くと、露台から幅広の欄干にふわりと飛び乗る。 次の瞬間、その姿は闇に溶けて忽然と消えていた。 ミュークは上甲板を注視するが、夜の闇をも見通せる屍族の暗視能力も、陰鬱な霧に閉ざされた空間では大して役には立たなかった。 知覚できるのは、人の動きに合わせて踊る角灯の淡い光と、耳障りで鬱塞な喧騒だけだ。
「ルムの前世は軽業師じゃろうか……」
ミュークが捻りのない物思いに耽っていると、
「プルは赤いのが良かったです」
背後から不機嫌そうな声と共に黒法衣を纏ったプルミエールがやってくる。 目元の化粧は落とされ、今は頭の左右で結われた長い金髪も解いていた。
アダマストルの王族であるプルミエールには上位聖職者用の紅い法衣が給されていた。 だが、夜闇に乗じて行動できるようにと、アリエッタに配給された黒地の下位法衣に着替えさせたのだ。
本来、聖職位階とは身分や血統に左右されない、神聖で冒すべからざるものである。 しかし、大部分の高位聖職者は世俗権力と結びつき腐敗しきっていた。 プルミエールに対する厚遇もそういった背景が少なからずあるのだろう。
「この船を無事に降りたいのならば、我慢するのじゃ」
ミュークは少女の望みを引き合いに説き伏せようと試みる。
「ぶぅ~。 コソコソするのはもっとキライです」
プルミエールは不服そうに頬を膨らませる。 どうやら現状把握能力に欠陥があるようであった。
「今しばらくの辛抱じゃよ。 それで人族の娘よ、其方はこれを使い下に降りのじゃ。 今、欄干に括りつける故、そこで大人しく待っておれ」
ミュークは布束を掲げると、命綱を用意する為に露台欄干へと歩み寄る。
「うにゅ。 わかりました―――とうっ!!」
可愛らしい気合声。 振り向いたミュークが止める間も無くプルミエールは宙に身を躍らせていた。
特等船室は船央楼の最上階、上甲板から数えれば三階の高さに位置する。 そのような高みから、生身の人間が飛び降りて無事で済むわけがない。
「だぁ~、待つのじゃ!」
狼狽したミュークが急ぎその後を追う。 上甲板に降り立つと、すぐ目の前にプルミエールがいた。
「うぐ……ぐぅぅ」
プルミエールは痺れた両脚をガクガクと痙攣させながら苦しげに呻いている。 着地には成功したようで、表立った怪我はしていないようだ。 ミュークはプルミエールの人間離れした身体能力に唖然としながらも、ほっと胸を撫で下ろした。
「いったい、なにを考えておるのじゃ、一歩間違えれば死んで―――」
そこまで言って、ふっとミュークの顔から表情が消える。
―――血の匂いを嗅いだからである。
「ちっ、此方も気づかれたようじゃ」
鼓膜を揺さぶる重々しい羽ばたきに、ミュークが頭上を振り仰いだ。 一匹の竜鳥が血風を巻き起こしながら急降下してくる。
「大人しくしておれよ」
ミュークはプルミエールの首根っこを掴まえて真横へと跳躍した。 その後を追うように、巨大な影が低空から迫る。
「な、なんですか。 アノでっかい鳥!?」
プルミエールが楽しげな声で訊ねてくる。
「黙っておれ、舌を噛むぞよ」
反転したミュークが船縁を蹴り、強襲する鉤爪の下を間一髪で潜り抜る。 プルミエールを抱えたままで攻勢に転じるわけにもいかず、再び体勢を立て直して身構える。 だが、終局は呆気なかった。 目標を喪失した竜鳥が、勢いを削ぎ切れずに船縁へと激突したことで、一方的にも思えた戦いは決着をみた。
「それでルム、お主は何をやっておるのじゃ?」
甲板に横たわる巨体に唖然としながらも、ミュークはもっと別の疑問を口にする。 竜鳥の背に見慣れた人影を認めていたのだ。
「喰われた」
ルムファムの返答は端的でわかり易い。
「誰か~。 助けて……ください」
巨大な嘴の間から、此方も聞き慣れた声。 ミュークは竜鳥の口内から漂う悪臭に顔を顰めながらも、中からレムリアを引っ張り出す。
「その様子では、ワチキの言付けは遂行しておらぬのじゃろう?」
「うっ、うぅ……ぅ……、申し訳ありません」
レムリアは澄んだ碧眼に涙をいっぱいに湛えていた。
「泣き虫」
と、ルムファムが融通無碍に切り捨てる。
「まったくですね」
その横でウンウンと頷くプルミエール。 こちらも初対面のレムリア相手に遠慮会釈がない。
屍族と人族、種族は違えど二人の少女の間に奇妙な連帯感が生まれていた。
どこまでOKなのか?(既視感x3)&推敲 2016/05/11
もうすぐ核心 2013/07/10
夜々閑話・其の弐拾陸 2013/06/10
PR
Free Space
人物紹介
【人族世界】
アダマストル公国
聖アルジャベータ騎士団
メナディエル聖教
その他
【屍族世界】
ウィズイッド家
用語辞典
一般用語
夜ノ章【短編集】
0-00【炎神】
![]() |
|---|
| 13/05/05(日) |
| >>光ノ章 3-11【終焉】 |
| 13/05/04(土) |
| >>光ノ章 3-10【聖座】 |
| 11/08/22(月) |
| >>光ノ章 3-10【蠢動】 |
| 11/08/11(木) |
| >>光ノ章 3-09【神娘】 |
| 11/08/11(木) |
| >>光ノ章 3-08【魂牢】下 |
| 11/07/27(水) |
| >>光ノ章 3-07【魂牢】中 |
| 11/07/20(水) |
| >>光ノ章 3-06【魂牢】上 |
| 11/06/28(火) |
| >>光ノ章 3-05【真実】 |
| 11/06/21(火) |
| >>光ノ章 3-04【船旅】下 |
| 11/06/09(木) |
| >>光ノ章 3-03【船旅】上 |
| 11/05/31(火) |
| >>光ノ章 3-02【決断】 |
| 11/05/21(土) |
| >>光ノ章 3-01【鷹眼】 |
| 10/08/18(水) |
| >>光ノ章 3-00【過去】 |
| 10/06/02(水) |
| >>光ノ章 2-08【神韻】 |
| 10/05/26(水) |
| >>光ノ章 2-07【首人】b |
| 10/05/19(水) |
| >>光ノ章 2-07【首人】a |
| 10/05/12(水) |
| >>光ノ章 2-06【霊廟】b |
| 10/05/02(日) |
| >>光ノ章 2-06【牢獄】a |
| 10/04/24(土) |
| >>光ノ章 2-05【追跡】 |
| 10/04/15(木) |
| >>光ノ章 2-04【涜聖】 |
| 10/04/07(水) |
| >>光ノ章 2-03【涜聖】b |
| 10/03/31(水) |
| >>光ノ章 2-03【涜聖】a |
| 10/03/26(金) |
| >>光ノ章 2-02【我意】 |
| 10/03/01(月) |
| >>光ノ章 2-01【籠姫】 |
| 09/06/11(木) |
| >>光ノ章 2-00【老卿】 |
| 09/06/03(水) |
| >>光ノ章 1-06【脱出】 |
| 09/04/17(金) |
| >>光ノ章 1-05【残光】 |
| 09/04/05(日) |
| >>光ノ章 1-04【蠱毒】 |
| 09/03/24(火) |
| >>光ノ章 1-03【呪夜】b |
| 09/03/17(火) |
| >>光ノ章 1-03【呪夜】a |
| 09/03/11(水) |
| >>光ノ章 1-02【古怪】 |
| 09/03/02(月) |
| >>光ノ章 1-01【神都】 |
| 09/02/19(木) |
| >>光ノ章 推敲完了 |
| 08/10/06(月) |
| >>光ノ章 0-01【世界】 |
| 08/07/16(水) |
| >>光ノ章 0-09【聖船】下b |
| 08/07/15(木) |
| >>光ノ章 0-09【聖船】下a |
| 08/07/09(水) |
| >>光ノ章 0-08【聖船】中 |
| 08/07/04(金) |
| >>光ノ章 0-07【聖船】上 |
| 08/06/30(月) |
| >>光ノ章 0-06【妹姫】下 |
| 08/06/26(木) |
| >>光ノ章 0-05【妹姫】中 |
| 08/05/30(金) |
| >>0-02【妹姫】挿絵03 |
| 08/05/28(水) |
| >>光ノ章 0-04【霊鈴】下 |
| 08/05/25(日) |
| >>光ノ章 0-03【霊鈴】上 |
| 08/05/22(木) |
| >>0-00【籠姫】挿絵02 |
| 08/05/21(水) |
| >>光ノ章 0-02【妹姫】上 |
| 08/05/18(日) |
| >>光ノ章 0-01【籠姫】下 |
| 08/05/14(水) |
| >>光ノ章 0-00【聖女】上 |
| ※以下略 |
| >> †Curse of blood†時更新 |
![]() |
|---|
| 16/01/13(水) |
| >>月ノ章 4-11【祟神】 |
| 16/01/09(火) |
| >>月ノ章 4-10【祟神】 |
| 15/12/22(火) |
| >>月ノ章 4-09【奈落】 |
| 13/08/05(月) |
| >>月ノ章 4-08【奈落】 |
| 13/07/22(月) |
| >>月ノ章 4-07【霊廟】 |
| 13/07/15(月) |
| >>月ノ章 4-06【真因】 |
| 13/07/01(月) |
| >>月ノ章 4-05【奇縁】 |
| 13/06/23(日) |
| >>月ノ章 4-04【出立】 |
| 13/06/17(月) |
| >>月ノ章 4-03【技師】 |
| 13/06/10(月) |
| >>月ノ章 4-02【再会】 |
| 13/06/04(火) |
| >>月ノ章 4-01【因縁】 |
| 13/05/15(水) |
| >>月ノ章 4-00【迷途】 |
| 11/04/01(金) |
| >>月ノ章 3-12【凶刃】下 |
| 11/03/09(水) |
| >>月ノ章 3-11【凶刃】中 |
| 11/03/03(木) |
| >>月ノ章 3-10【凶刃】上 |
| 11/02/27(日) |
| >>月ノ章 3-09【取引】下 |
| 11/02/20(日) |
| >>月ノ章 3-08【取引】中 |
| 11/02/14(月) |
| >>月ノ章 3-07【取引】上 |
| 11/02/07(月) |
| >>月ノ章 3-06【捕竜】 |
| 11/01/23(日) |
| >>月ノ章 3-05【語部】 |
| 11/01/18(火) |
| >>月ノ章 3-04【天敵】 |
| 11/01/12(水) |
| >>月ノ章 3-03【水都】 |
| 10/01/07(金) |
| >>月ノ章 3-02【思惑】 |
| 10/12/22(水) |
| >>月ノ章 3-01【月兎】 |
| 10/12/18(土) |
| >>月ノ章 3-00【金策】 |
| 10/02/23(火) |
| >>月ノ章 2-08【転換】 |
| 10/02/16(火) |
| >>月ノ章 2-07【血渇】 |
| 10/02/07(日) |
| >>月ノ章 2-06【幻影】 |
| 10/01/27(水) |
| >>月ノ章 2-05【女難】 |
| 10/01/21(木) |
| >>月ノ章 2-04【国境】 |
| 09/11/16(日) |
| >>月ノ章 2-03【灯台】c+ |
| 09/11/10(火) |
| >>月ノ章 2-03【灯台】下c |
| 09/11/09(月) |
| >>月ノ章 2-03【灯台】下b |
| 09/11/03(月) |
| >>月ノ章 2-03【灯台】下a |
| 09/10/22(木) |
| >>月ノ章 2-02【灯台】中ab |
| 09/10/01(木) |
| >>月ノ章 2-01【灯台】上 |
| 09/09/27(日) |
| >>月ノ章 2-00【呪地】 |
| 09/09/15(火) |
| >>月ノ章 1-06【余談】 |
| 09/08/31(月) |
| >>月ノ章 1-05【脱出】ab |
| 09/08/24(月) |
| >>月ノ章 1-04【取引】 |
| 09/08/07(金) |
| >>月ノ章 1-03【聖船】b |
| 09/08/04(火) |
| >>月ノ章 1-03【聖船】a |
| 09/08/02(日) |
| >>月ノ章 1-02【聖船】a |
| 09/07/14(火) |
| >>月ノ章 1-01【慧眼】 |
| 09/07/09(木) |
| >>月ノ章 1-00【日常】 |
| 09/06/21(日) |
| >>月ノ章 0-03【双子】 |
| 09/05/12(火) |
| >>月ノ章 0-02【双子】ab |
| 09/05/01(金) |
| >>月ノ章 0-01【双子】ab |
| 09/04/26(日) |
| >>月ノ章 0-00【屍族】b |
| 09/04/26(日) |
| >>月ノ章 0-00【屍族】a |
| 08/10/01(水) |
| >>月ノ章 1-00【兎姫】 |
| 08/09/26 (金) |
| >>月ノ章 0-09【潜入】 |
| 08/09/20(土) |
| >>月ノ章 0-08【死海】 |
| 08/09/12(金) |
| >>月ノ章 0-07【灯台】 |
| 08/09/07(日) |
| >>月ノ章 0-06【凶兆】 |
| 08/08/27(水) |
| >>月ノ章 0-05【翼竜】 |
| 08/08/10 (日) |
| >>月ノ章 0-04【双子】下b |
| 08/08/07 (木) |
| >>月ノ章 0-04【双子】下a |
| 08/08/04 (月) |
| >>月ノ章 0-03【双子】上 |
| 08/06/13(金) |
| >>月ノ章 0-00【屍族】 |
| 08/06/07(土) |
| >>月ノ章 0-02【闇商】下 |
| 08/06/05(木) |
| >>月ノ章 0-01【闇商】上 |
| ※以下略 |
| >> †Curse of blood†時更新 |
![]() |
|---|
| 16/03/08(火) |
| >>血ノ章 4-08【姫妹】 |
| 16/02/21(日) |
| >>血ノ章 4-07【姫妹】 |
| 16/02/06(土) |
| >>血ノ章 4-06【屍妹】 |
| 15/10/25(日) |
| >>血ノ章 4-05【屍妹】 |
| 13/04/30(火) |
| >>血ノ章 4-04【接触】 |
| 13/04/16(火) |
| >>血ノ章 4-03【煙街】 |
| 13/04/06(土) |
| >>血ノ章 4-02【目的】 |
| 13/03/29(金) |
| >>血ノ章 4-01【恋敵】 |
| 11/04/11(月) |
| >>血ノ章 0-01【血契】 |
| 11/04/03(日) |
| >>血ノ章 4-00【囚姫】 |
| 11/04/02(土) |
| >>血ノ章 0-00【夜娘】 |
| ※以下略 |
| >> †Curse of blood†時更新 |
| 血ノ章【ラグナウェル編】 |
|---|
| 0-00【夜娘】 |
| 0-01【血契】 |
| 4-00【囚姫】 |
| 4-01【変節】 |
| 4-02【目的】 |
| 4-03【煙街】 |
| 4-04【接触】 |
| 4-05【屍妹】 |
| 4-06【呪獄】 |
| 4-07【姫妹】 |
| 4-08【姫妹】 |
Calendar
Freepage List
Keyword Search