全50件 (50件中 1-50件目)
1
第39話「廻せ 命のルーレット」あらすじ……バイロックではトランザがジェットマンを倒せないことにいらだちを覚えていた。そしてラディゲとマリアの二人にジェットマンを倒さなければ、本当の地獄を見ることになると脅す。そこでラディゲは今度こそ必ずジェットマンを倒すと言って出撃しようとするが、グレイがそれを止める。そしてコインの表と裏の勝負で決めようと告げる。裏を選ぶラディゲに対し、表を選ぶグレイ。コインは表を出して、グレイが戦いに向かうことになる。だがマリアに渡したそのコインは表の図柄しかなかった。その頃凱は香からペンダントをプレゼントされて戸惑っていた。その香が、いつになったら戦いが終わって普通の恋人同士になれるのかとつぶやく。そう遠くないうちだと答える凱だが、そこにグレイが現れる。グレイの攻撃にさらされる凱と香。竜たちが駆けつけて、彼らは変身する。だがスナイパーキャットの攻撃で凱以外の仲間たちはみんな人形にされてしまう。一人残った凱は、グレイとの戦いの末、彼の心臓部とも言える部品を奪い取る。やむなく竜の人形と共に退却するグレイ。基地に戻った凱は仲間たちを失って苛立っていた。小田切長官は、グレイの部品を調べ終えた後、この心臓部がある限りうかつなことはできないはずと言って、凱に休養するように告げる。一人になった凱のもとにグレイから連絡が入る。彼はカジノで勝負しようと言うのだ。その挑戦を受けて立つ凱。ルーレットを使ってグレイの心臓部のパーツと竜たちをかけた勝負が始まったが、グレイの計算によって、凱はことごとく負けていく。いかさまをしようとしても見ぬかれ、ついに最後の勝負のときがやってきた。凱が負けるかに見えたそのとき、不意に赤に止まったルーレットの球が凱の黒に移動する。突然のことに驚くグレイたち。だが勝負がついた今、竜たちは人間に戻ることができた。そして凱は種明かしをする。スーパーコンピュータを搭載したテトラにボーイが建物を少しばかり傾けたのだと。彼らはカジノの外に出て、グレイと戦う。勝負に勝った凱は、グレイの最後のパーツを渡す。バイオ次元獣スナイパーキャットに後を任せたグレイはマリアと共に退却する。ジェットマンたちは巨大化したスナイパーキャットをジェットガルーダで倒す。感想……今回は凱の魅力がたっぷりといった回だった。香と凱のやりとりにも少々変化が出てきたような感じがする。香が凱に傾いていくほど、凱はちょっと重たく感じているのではないかと思えるようなシーンもあったし。竜を思っていた香だったからこそ、手に入れる価値があったというのが凱の香への感情だったのではないかな。ペンダントを渡したときはちょっと困惑していた凱の顔がちょっと気になる。また凱とグレイの関係も好敵手を得たという感じ。最後に勝負に勝った凱がグレイのパーツを投げ渡すところは、対等な立場で戦いたいという男らしさのような気がする。これからこの二人の関係も楽しみになってきた。
2008.10.04
第49話「大教授ビアスの崩壊!!」あらすじ……ヅノーベースに潜入し、大教授ビアスが千点頭脳の力で少年に若返るのを目撃した勇介は、少年王となったビアスによってとらわれてしまう。そして十字架にくくりつけられた彼は、降下したヅノーベースが地上を攻撃するの見せつけられる。そこにスーパーライブロボが突入してきて、ヅノーベースの一部を破壊し、ともに落下する。スーパーライブロボから投げ出された丈たちは、ヅノーベースもともに落下したことを知る。そしてその残骸から少年王ビアスがはい出てきた。そこに勇介も現れ、彼がビアスだと告げる。ビアスが作り出したデンシヅノーは勇介たちを攻撃し、その間にビアスはその場を離れる。後を追うめぐみ。めぐみは怪我をしている少年王を殺すことができない。少年王はその優しさがめぐみの弱点だという。だがめぐみは弱いのは、少年王であるビアスのほうだと答える。そして若さはすばらしく、命もまたすばらしいと説く。その言葉に、ケンプの脳が反応する。ケンプはもう一度子供に返りたいと思念を飛ばす。それに呼応するかのように、ヅノーベースの千点頭脳たちもそれぞれの思いを主張し、ビアスへの協力ができなくなってしまう。その結果ビアスは再び老人となる。ガッシュはビアスを守りながら、デンシヅノーにライブマンたちを倒すように命じ、自分はヅノーベースに退却しようとする。そこに勇介が現れ、ガッシュとの一騎打ちになる。勇介の攻撃でガッシュは腕を落とされてしまう。そしてデンシヅノーとの戦いも彼の必殺技でけりがつく。だが再びガッシュが現れ、デンシヅノーは巨大化する。勇介たちはスーパーライブロボで、デンシヅノーを倒す。一方ヅノーベースにたどり着いたビアスは発進を命じるが、ヅノーベースの中はあちこち火花が散る。ガッシュは視力を失ったビアスに、人々がビアス様の征服を祝って花火を上げていますと答え、ビアスの耳には彼をたたえる人々の声が聞こえていた。そんな中、ヅノーベースは爆発する。勇介たちの足元にはガッシュの頭が転がってきて、その目から今までの戦いの映像が映し出される。めぐみはボルトの映像には、美しいものが何も映っていないとつぶやき、勇介たちは地球が美しいのは、人々が力を合わせて一生懸命生きているからだと答えるのだった。感想……戦いはこれで最後という感じで、必殺技を使っていた。ドラマ的にも、ラストにふさわしい感じがして、なんかじーんと心に残る。戦いが終わった彼らのその後というのはないのだけど、これも一つの形として感動した。特撮ヒーロー番組が教育テレビだと言われるその一端が見られる終わり方だった。ライブマンのテーマが最後にはっきりと現れていた。その上で、ボルトの悲劇というか、ケンプたちの悲劇が何とも悲しい。「やったぁー、バンザイ」と言う終わり方ではないのが、いいな。49話見続けてきて、ラストでちゃんとしまっていて、一年間やっただけの理由がある作品だったと思う。
2007.11.14
第48話「誕生!! 少年王ビアス!」あらすじ……勇介たちはケンプがビアスの戦闘機に追われているのを見る。助けてくれと叫ぶケンプ。その様子を見ていた鉄也と純一は今ごろそう言っても遅いと言い、見捨てようとするのだが、勇介、丈、めぐみは、たとえ悪者でも命は大切だといって助けに向かう。その言葉に二人も救出に向かう。勇介がジェットファルコンで戦闘機と戦っているあいだに丈たちはケンプを助ける。ケンプは勇介たちに感謝するのだがその直後、油断した勇介たちに向かって、攻撃を仕掛ける。勇介たちはケンプに千点頭脳になったら、ビアスに脳を奪われることを告げるのだが、ケンプはそれこそが望みだという。尊敬し敬愛するビアスの中で生きていくことができるのだから答えるのだった。そしてついにケンプは千点頭脳となり、ビアスに脳を捧げ、彼自身は恐獣ヅノーとなる。そしてガッシュに自分の脳をビアスの元に運ぶように言う。勇介は恐獣ヅノーの攻撃の隙にガッシュの後を追って、ヅノーベースに向かうシャトルに乗り込む。ヅノーベースに帰ってきたガッシュはビアスにケンプの脳を捧げ、ケンプはその脳をカプセルに収めるとさっそくその力を手に入れる。そして地上にそのエネルギーを放射する。すると地上にいた人たちはみなビアスを髪のようにあがめるようになってしまう。それは地上に遺った丈たちも同じだった。4人もまたビアスをあがめてしまうのだった。そこにコロンが操縦するライブロボがやってきて恐獣ヅノーと戦う。恐獣ヅノーをライブロボで倒したコロン。しかしヅノーベースからの光線で巨大化した恐獣ヅノーに倒されてしまい、外に放り出される。ビアスは丈たちにコロンを破壊するように命令し、コロンは丈たちに捕まってしまう。そのころヅノーベースの勇介はビアスを探している中、ガッシュたちとの戦いになる。ガッシュの攻撃の弾みで、ビアスのいる部屋の扉が開き、勇介はビアスと対面する。ビアスとの戦いの中、勇介の攻撃によって、彼の力の源である脳の入っているカプセルが破壊され、また力を失って老人になってしまう。その様子に「いったいいくつなんだ?」と驚く勇介。そんな勇介の前で、ビアスはケンプの脳からエネルギーを吸い取って少年に若返るのだった。感想……ラスト一つ手前というところで話はずいぶん盛り上がった感じがした。思わず時間を忘れてみていたし。いきなりケンプか゜なせけないかっこうで現れたのはちょっと驚いたけど、それがまあ、彼の計略であったわけで。ありきたりといえばありきたりだけど、ケンプが千点頭脳になったときは、マゼンダや嵐たちのことが頭にちらりと浮かんで、彼の決断に彼なりの信念を感じた。最後のほうではコロンがライブロボを操縦して、恐獣ヅノーを倒してしまうところは、ちょっと目からウロコという感じ。ライブマンたちも最初からライブロボで、巨大化する前の敵を倒したほうが効率がよかったのでは……と思ってしまったんだけど、それはそれでお約束だし、生身で戦わないと、楽しみが半減してしまうし(笑)さて次回はとても楽しみ。どういう形でラストを迎えるのか……
2007.11.13
第47話「千点頭脳! マゼンダ!!」あらすじ……ヅノーベースでは、マゼンダが千点頭脳を目指して、自分の夢を現実化させる装置を作り出していた。その装置に入ったマゼンダの夢から、今まで倒した頭脳獣が現れ、町を破壊する。そこにかけつけたライブマンだが幽霊となっている頭脳獣に攻撃は効かず、またその幽霊たちが合体してアクムヅノーとなって、ライプロボに乗っている彼らを苦しめる。その危機にコロンがライブボクサーに乗ってやってきて、スーパーライブロボに合体するが、激しい攻撃に彼らは、ロボからはじき出されてしまう。そんな彼の前に、マゼンダの分身が現れる。しかしそこに豪がやってきて、ビアスの秘密をマゼンダに教える。ヅノールームにあったのは人間の脳で、千点頭脳になったらマゼンダの脳も奪われてしまうと、その上、豪は今まで何人もの若者がビアスに誘われて戻ってこなかったことを調べあげていた。動揺するマゼンダ。マゼンダが目を覚ましたために、マゼンダのアクムヅノーは消える。一方、目を覚ましたマゼンダの目の前にいたビアスはとっさにナイフを隠し、彼女に豪の言うことを信じるのか? と問いかける。半信半疑なマゼンダは迷いながらも、再び戦いに赴く。豪の説得にも耳を貸さないマゼンダは、次々と、勇介たちに攻撃をかけていき、そしてついに千点頭脳を手に入れる。だがそこにその千点頭脳を手に入れようとガッシュが現れ、豪の言うことが真実だと知るマゼンダ。豪に助けられ、マゼンダはガッシュから逃げ出すが、ガッシュは徐々に追い詰めていく。そしてアカデミアの仲間たちが眠る場所に来たマゼンダは、頭脳を渡さないために、自ら頭脳までメカにしてしまう。千点頭脳を機械にされたビアスは、頭脳ベースからマゼンダを攻撃する。マゼンダは勇介たちの見ている前でその攻撃を受けてしまう。ガッシュは用がないとばかりに立ち去り、瀕死のマゼンダのもとに豪が駆け寄る。マゼンダは豪に人間に戻れた彼がうらやましいとつぶやく。自分の優秀さを見せつけるためにサイボーグとなった彼女は、もう二度と人間に戻ることはできないのだった。マゼンダは勇介たちにさようならといって、海に落ちていき、そして爆発する。マゼンダとってこれが贖罪だったのだと思う勇介たちだった。感想……前回は丈とともにアシュラのメインの回と言ってもよかったし、この回は、マゼンダと豪がメインといってもいいと思う。豪の言葉に動揺したマゼンダが、再び戦うのだけど、彼女のその戦いは自分が間違っていたことをしたとはわかっているけど、それを認めてしまうと、今までのことがなんの意味もなくなってしまうことを恐れていたという感じがした。言葉ではなんの説明も強いていないのだけど、何となくわかった。豪はキリスト教徒にでもなったらしい。前回は教会にいたし、ロザリオもかかっているしね。
2007.11.10
第46話「オトコ嵐! 最後の戦い」あらすじ……元に戻った嵐は、8+4の計算もわからなくなってしまう。ケンプとマゼンダは、嵐がブッチーたちと同じように、ビアスに利用されていたことを知り動揺する。そこにビアスがやってきて、彼が本当に認めていたのは、ケンプとマゼンダだけだと言い、千点頭脳まであと少しであると告げる。それにより再び千点頭脳を目指す二人。そのころ尾村豪は、教会で祈っていた。そこにヅノーベースから攻撃機が現れ、無差別に地上を攻撃し、教会も崩れてしまう。嵐とともにいた勇介たちは、飛び出した嵐の後を追って、町に出て行く。そこで見たのは吹き出す炎が吸い込まれる様子だった。その先には、ケンプが最高傑作だという頭脳獣バトルヅノーがいた。バトルヅノーは自ら兵器を作り出し、ライブマンたちに攻撃をかけるのだ。そり激しい攻撃にライブマンたちは吹き飛ばされてしまう。壊れた教会のところで目を覚ました丈は、嵐が少し離れたところにいるのに気づく。そこに豪が現れ彼に水を渡す。その水を受け取った丈は少し飲み、その残りを放心状態の嵐に渡す。だが再び戦闘機が攻撃してくる。怪我を押して向かおうとする丈を、豪は死にに行くようなものだと言って、止めようとする。丈は振り返ると、「おまえは頭がいいから、ものがよく見えすぎる」という。丈はいつも根性で戦ってきた。大丈夫だといい、嵐のことを託して戦いに赴く。だが恐獣となったケンプとバトルヅノーの攻撃に丈は変身する暇もなく痛めつけられる。それでも立ち向かっていく丈。それを見ていた豪は自分に力と勇気がないことを嘆く。その彼の肩に、嵐が手をかけて、彼に「8+4」の答えを尋ねる。「12だ」と答える豪に、嵐は「それが聞きたかったんだ」といって死を覚悟した様子で戦いに赴く。だがやはり素手ではかなわない。攻撃を受け倒れる嵐・そこにそれぞれ散っていた勇介たちが駆けつけ、嵐を守るようにたちとふさがる。そして丈が変身をするとバトルヅノーとの戦いを始める。その戦いを見ていた嵐は火気厳禁の倉庫からダイナマイトを取り出して体に巻き付け、そしてバトルヅノーに体当たりをして、自爆する。ケンプは最高傑作の頭脳獣を嵐によって破壊されたことに憤る。だがすぐに、ガッシュがバトルヅノーを巨大化させる。勇介たちは、ライブボクサーでバトルヅノーを倒す。戦いが終わって、崩れた教会の前に落ちていた血に染まった子供の作文を見て、勇介たちはこれからが本当の戦いであることをそれぞれ確かめる。感想……敵幹部だった嵐退場の回なんだけど、感動してしまった。丈が豪に言った言葉も重みがあったし、何より豪から足し算の答えを聞いた嵐の表情がとてもよかった。なんか憑き物が落ちたという感じで。この回は丈がメインで、しかも勇介たちはあまり出番がなかった。でも話がしっかりしていたせいか、嵐との関係に重点が置かれていたためか、丈以外のライブマンにあまり出番がなくても、脇役だという感じがなかった。出番が少ない分、彼らのひと言に重い意味が込められていたせいなのかな?
2007.11.07
第45話「アシュラ逆転一発勝負」あらすじ……ヅノーベースでは、ビアスによる成績の発表が行われていた。ケンプとマゼンダが900点を取りながらも、アシュラは600点で以前より点数が下がったという。そしてついにビアスはアシュラを切り捨てた。そんなビアスに納得のいかないアシュラは、ついに最後の手段だといって、ハッカーヅノーとともに地上に降りる。そしてそこであちこちのコンピュータから知識を吸い上げていく。勇介たちはコンピューターセンターに調査に赴く。一人遅れた丈がコードに足を引っかけ転んでしまう。道の真ん中を横切るコードに不審を抱いた丈は、その先を辿る。行き着いた先はトラックでそっと中をのぞくと、アシュラとハッカーヅノーがいた。丈の気配に気づいたアシュラはハッカーヅノーに指示を出して、変身した丈を徹底的にたたきのめす。かけつけた勇介たちもアシュラの的確な攻撃に手も足も出ない。さんざんに打ちのめされて、基地に戻った勇介たちは町中がコンピューターの異常で、混乱している様を見る。目流組や純一たちが、コンピュータ並みに頭のよくなったアシュラに対して、どうやって戦っていいのかと落ち込んでいると、丈がコンピューターには負けないという。戦っているのは人間なのだからと。そして勇介たちは新幹線のコントロールセンターのコンピュータがハッカーされていることを知ると、至急その場に向かう。そこにはやはりアシュラがいた。アシュラの前で、がむしゃらに戦いを挑むイエローライオンの丈。だが彼はさんざんにやられてしまう。動けなくなった彼のもとに来た勇介は、アシュラに対抗する方法に気がつく。そして彼は、敵の攻撃をものともせずに、アシュラに近づく。勇介は「人間には勇気がある。そしておまえはコンピュータに頼りすぎて弱くなった」と告げ、アシュラを殴りつける。アシュラはサイバー分身のシュラーたちを失いつつも、退却する。そしてハッカーヅノーに自分の成績を教えるように言う。ハッカーヅノーはヅノーベースにアクセスしてアシュラの成績を教える。変わらずの成績にアシュラはもう一度確かめろと告げる。そのとき、ハッカーヅノーは謎のコンピューターに接続してしまった。それはビアスのヅノールームのもので、アシュラは千点頭脳に関するビアスの秘密の一部を知ることになる。だがその直後、ヅノーベースからアシュラに向かってビームが放たれ、アシュラの乗っていたトラックは粉みじんになってしまう。その残骸からハッカーヅノーが現れ、駆けつけてきた勇介たちと戦闘になる。勇介たちの必死の攻撃で、ハッカーヅノーを倒す。そして戦いが終わった彼らの前に、かつてアシュラであった毒島嵐が姿を現した。初めはアシュラとしての姿を失ったことに気がつかなかった嵐だが、勇介たちの呼びかけに自分が元に戻ってしまったことを知る。そして彼はビアスに対してこのままではすまさないと叫ぶのであった。感想……アシュラの回といっても過言ではなかった。アシュラの必死さというか、あがきというか……。なんか勇介たちより身につまされる感じがする。必死に生きているんだなぁという感じもするしね。アシュラとの対比には、丈の存在も大きいかな。彼が人間であることを象徴しているのがはっきりわかる。19年ほど前の作品だけど、コンピュータウィルスとかハッカーとかの用語が出てきて、なんというか……。たぶんこの当時、コンピューターはまだそれほど一般には普及していなかった頃なんだろうけど、少しずつ普及しはじめた時期なのかな。今ではなじみとなった言葉もあの当時は珍しかったのかも。と、少しセンチな気分になってしまった。
2007.10.09
第44話「ブッチー涙の大暴走!!」あらすじ……ギルドスがロボットであることに衝撃を受けたブッチーは、自分の体も調べる。その結果自分もまたビアスに作られたロボットであることを知る。ビアスはブッチーの記憶もまた自分が作り出したものであることを知らせるのだった。そして彼らを宇宙一の天才として作り出したのは、ケンプたちの成績を上げるためだった。ビアスに反抗しようとするブッチーだが、その命はすべて彼に握られており、ブッチーはビアスの期待にこたえるために、ボーソーヅノーとともに、地上に降り立つ暴れ回る。ライブマンがやってきて戦うが、めぐみはブッチーが泣いていることに気がつく。ブッチーはボーソーヅノーに命じて攻撃をするのだが、その爆発にめぐみとともに巻き込まれ飛ばされてしまう。しかもその衝撃で体の中からコードが飛び出してしまう。自分がロボットであることを思い知らされたブッチー。その彼のもとに音楽が聞こえてきて、ブッチーは心惹かれてその音楽に耳を傾ける。そしてはじめて地球にやってきたときのことを思い出す。そんな彼の様子をヅノーベースから見ていたビアスは、彼の成績を大幅に減点してしまう。そんなことも知らないブッチーの前に、アシュラが現れ、その事実を知らせる。ブッチーはショックを受けて、点を取り戻すべく、再び暴れ回る。だがそこにめぐみが音楽を奏でながら現れる。暴れるのをやめたブッチーにめぐみは、「暴れたりするよりも本当は歌ったり踊ったりしたいのでしょう?」と声をかける。めぐみの優しさに涙するブッチー。二人が歌い踊ろうとしたそのとき、アシュラが邪魔にはいる。めぐみは勇介たちがアシュラを防いでいるあいだに、ブッチーをつれて逃げ出す。だがシュラーたちの攻撃を受け、ブッチーがめぐみをかばい怪我をする。そしてその様子を見ていたビアスは、ついにブッチーを零点にし、爆破スイッチを押す。ブッチーはめぐみに別れを言い、そして爆発してしまう。その最期にめぐみは怒りを現れにして、変身し、戦う。そして自らの必殺武器でボーソーヅノーを倒す。巨大化したボーソーヅノーもボクサーロボによって倒された。戦いが終わって、めぐみはブッチーとともに海岸で歌い踊る姿を思い浮かべる。だが実際はブッチーはいない。悲しむめぐみ勇介たちは、いつまでも歌い踊れるような世界を作るのが彼への弔いになると告げるのだった。感想……ブッチーの最初に登場した回で使われた挿入歌が、いい感じで話を盛り上げていた。一度聞くと、なんか耳から離れない曲で、戦隊の中でもお気に入りの曲のひとつなんだけど。今回は、ブッチーが死んでしまっためぐみの怒りがすごく感じられた。ドルフィンアローでとどめを刺してしまうし。もっとも5人の必殺武器のバイモーションバスターもちゃんと使ってはいたのだけど。印象はドルフィンアローのほうがずっと強かった。これだけでも話し的には十分という感じ。次々と敵幹部が消えていくと、クライマックスが近いという感じが出て、盛り上がっていくような気がする。これも敵の存在がしっかりしているからだと思う。敵側にもちゃんとドラマが用意されているしね。
2007.10.05
第43話「怪!? ギルドス最期の姿」あらすじ……未完成のギガブレインウェーブを使いすぎたビアスは老人の姿になっていた。彼はようやく立ち上がると、再びギガブレインウェーブを浴びて、いつもの姿に戻ることができる。そして12個目のカプセルの前に立ち、急いで新しい頭脳を手に入れようと決意する。そして司令室に戻ったビアスは、彼らを叱咤する。だがギルドスはビアスに反抗し、自分の力でギルードヅノー作り出す。ビアスはそんな彼に、優秀ならばライブマンを倒せるはずだとけしかける。ギルドスはまずグリーンサイを標的にする。そのころグリーンサイの純一は、足を怪我した翔という少年が歩けるように励ましていた。彼も少年と同じ年の頃に同じような怪我をしてリハビリをして歩けるようになったのだと告げる。そしてその姉は士幼年の耳元で、彼がライブマンであることを教える。少年はそのことを知って、歩く練習を始める。だがそこにギルドスとギルードヅノーが攻撃をしかける。苦戦するも純一はギルードヅノーを倒して、少年たちのもところに戻ってくる。しかし再びよみがえったギルードヅノーから攻撃を受ける。戦うものの、危ないところを勇介と鉄也の応援に助けられる。だが少年たちはよみがえったギルードヅノーの存在に純一が嘘をついたと思い、離れていく。ギルドスは少年を捕まえると、純一に一人でギルードヅノーと戦いに来いと告げる。鉄也たちは一人で行くことは無謀だというのだが、純一は、ただ少年を助けるためではなく、少年が歩けるようになるために行くのだと言い、一人で適地に向かう。勇介たちはその戦いをそっと見守る。戦いの場では、純一がいくらギルードヅノーを倒してもギルドスの力によって復活してしまうのだった。それでもあきらめずに戦う順板の姿を見て、それまで歩けなかった少年が、純一に駆けつける。歩けるようになった少年。そこに勇介たちが姿を現し、バイモーションバスターでギルードヅノーを倒す。ギルドスは再びよみがえらそうとするのだが、今回はよみがえらすことができない。その上、ギルドス自身がロボットであることがわかってしまう。その最中にガッシュが現れ、ギルードヅノーを巨大化させる。勇介たちはスーパーライブロボで巨大化したギルードヅノーを破壊する。戦いが終わって、ギルドスは爆発し、その様子を勇介たちは見届ける。そしてギルドス自身も自分がロボットであることを知らなかったと知った勇介たちは、ビアスの考えに思いを馳せる。ビアスはケンプたちを競わせるために、ギルドスを作ったのではないかと勇介たちは考えるのだった。感想……最初に子供が登場してきたところは、ありきたりのパターンかなと思ったのだけど、(確かにおきまりの展開にはなった……)でも、ギルードヅノーが復活するたびに、純一が向かっていく様子とか、純一がただ戦って井のではないことをしっかりと理解し、その戦いを見守る勇介たちの様子。またギルドスがビアスに作られたロボットであることに対してのケンプたちや勇介たちの反応が、ありきたりのものではない回にしていた感じがする。
2007.10.04
第42話「ビアス宇宙からの挑戦」あらすじ……突然苦しみだしたビアスは、ガッシュに抱えられながら、ヅノールームに入る。そこには11個の頭脳の入ったカプセルが置かれ、その中央に座ったビアスは、そこからエネルギーを得る。回復を見せた彼は12個目の空いているカプセルの前に立ち、ここに最後のひとつの頭脳が入れば、ギガブレインウェーブが完成するとほくそ笑む。しかしその前にライブマンを倒す決意をしたビアスは、ボンバーヅノーを呼び出し、ライブマンの一人を洗脳して吉であるグラントータスに進入するように命じる。標的になったのは鉄也で、彼は一人パトロール中にボンバーヅノーと出会い、彼から耳の奧に洗脳用の装置を入れられてしまう。不完全ながらギガブレインウェーブを使って、ビアスは鉄也を洗脳してしまう。彼にライブマンたちをおびき出させ、ブッチーたちと戦わせたのち、怪我をした純一をグラントータスに連れて帰ることに。純一の手当をしている中、彼は一人離れて、グラントータス内にボンバーヅノーを招き入れる。その中で警報装置が作動してしまい、勇介たちが来てしまう。なんとか勇介たちをごまかした鉄也は、ボンバーヅノーと共に、機関室に向かい爆弾をセットする。そのころ医務室では純一が目を覚まし、鉄也の行方を尋ねる。勇介たちは、鉄也の様子がおかしいことを感じ取り、彼を捜す。鉄也を発見した勇介は、彼が爆弾をしかけていることを知る。コロンが未確認の電波が入ってきていることを報告し、勇介たちは鉄也が操られていることを知る。鉄也はビアスの強力な指示により、勇介たちに銃を向け攻撃をする。勇介たちをかばうコロン。勇介たちは洗脳されてもその奧までは彼であることを信じて、鉄也に呼びかける。兄とのことを思い出させようとする勇介たち。葛藤する鉄也。ビアスはギガブレインウェーブを強くするのだが、その結果苦しむ鉄也にの耳から洗脳装置が外れ、彼の洗脳を解かれる。だがその反動で、ギガブレインウェーブがビアスのまわりで行き場を失う。正気を取り戻した鉄也だが今度はボンバーツノーが、自爆してグラントータスを破壊しようとする。勇介たちはグラントータスを浮上させ、ボンバーヅノーを放り出し、難を逃れる。爆発したボンバーヅノーはガッシュによって巨大化する。それを倒す勇介たち。戦いが終わって、鉄也は洗脳されたとはいえ、コロンを傷つけてしまったことに責任を痛感している。そこに勇介たちがやってきて、彼を慰めると同時に、ビアスは何をしようとしているのか? と考えるのだった。感想……久しぶりに見たライブマン。戦いも終盤戦に入ってきて、ますます面白くなってきた感じがする。今回の話は、味方の一人が洗脳されて敵に回ってしまうという定番といえば定番なんだけど、ビアスの存在が、いい味付けになっていて、新鮮な感じがする。地球を支配することが、ビアスの望みのようで、なんか久々にそう言う敵を見たという感じ。ゲキレンジャーもボウケンジャーも、そう言うヒーローに対しての敵としてはっきりとした目的を持った敵ではないしね。巨大ロボ戦は、相変わらずおざなりと言ってもいいのだけど、でもゲキレンジャーよりも面白いのはなぜでしょう?
2007.10.02
第27話「修行その27 ベランベラン! 燃えよ実況」今回は面白かった。たぶんゲキレンジャーを見てきた中で一番面白かったんじゃないかな。時間がたつのを忘れてみていたし。ゴウと狼男の対決が見所でもあったのだけど、バエの事情というのもしっかりわかったし。メレが死んだときに一緒に死んでいたとは……。バエの存在は大きかったかな。ゴウと狼男の結末はもちろんだったけど、話を引っ張っていったのはバエがどうなるのかって言うこと。このまま死んじゃうのか、それとも何か手があるのか……。結末が見えないから余計目が離せなかった。バエの存在はいなくてもいいと思っていたのだけど、でもいざいなくなると寂しいなぁと見ていて思った。どちらでも有りの話だから、どうなるんだろうとの思いが最後まであった。物語はこういう感じが必要なんだと思う。最後はメレがやってきて、彼を連れていってしまったけど、なんだかバエの境遇を見て、ちょっとかわいく思える存在になったみたい。さて今回の主な話は狼男(悪)とゴウ(正義)がゴウの中で戦って、ゴウがどちらに行くかというのがテーマだったよう。ゴウの葛藤は、彼の中で二人が戦っていると言うことで表現されていたけど、これを見ていてガオレンジャーを思い出した。ガオレンジャーも追加戦士であるガオシルバーは最初は敵側の狼鬼という存在で、彼にも今回のように狼鬼になるかガオシルバーになるかの選択があったのだけど、ガオレンジャーの場合は役者さんの表現で表されていた。意味的にはほとんど同じで、二種類の表現方法。なかなかいいと思う。今回の脚本家はいつも特撮ヒーローを担当している人と違うよう。ちょっと新鮮さを感じたのはそのせいもあるのかな?
2007.09.02
第41話「透明人間 豪の告白!!」あらすじ……丈はパトロール中に車椅子の豪と出会う。だが彼は、ドクターオブラーから人間に戻った衝撃で、記憶を失ったままだった。丈に警戒心を抱いた豪は急いで去っていく。だがそこにケンプとトウメイヅノーが現れ、車椅子の豪に光線を浴びせる。光線を浴びせたあとでケンプがその実験台が豪であることに気づく。そこにやってきた丈の姿を見て、豪は記憶を取り戻す。だが彼が浴びた光線は彼を透明人間にしてしまう。ヅノーベースで実験の報告をしたケンプにビアスは「なぜ尾村豪を殺さなかったのか」と激怒する。その怒りの激しさに当惑するケンプたち。ビアスは総力を挙げて豪を抹殺するように命令を出す。一方丈たちは、豪の姿を探す。透明人間になってしまった豪は廃屋に隠れていた。ケンプは豪の居所を掴み、透明人間の彼を傷つけ、豪が恐怖する顔が見たいといって、恐獣ケンプに変身し、その力で豪を元に戻す。逃げ出す豪。そこに勇介たちが駆けつける。仲間たちがケンプたちと戦っているあいだに丈は豪を連れて逃げる。豪は丈に自分はそんな資格ははないと言う。無事なんとか逃げ切り洞窟にたどり着いた丈と豪たち。彼らは焚き火を囲む。丈が豪にアカデミア時代も犬を助けた豪とともにこうしていたと思い出話をする。そんな言葉に豪はいたたまれない様子だった。そこに鉄也が声をかける。豪を見ていて勇気が湧くと。間違えた道から再び立ち直ることができるのだと。勇介は豪に、ケンプたちが命まで狙うのは、ただ彼が裏切りレモのだからではなく、豪の記憶が戻ったからではないかという。豪は勇介たちに、ビアスの秘密を語る。それは彼がヅノーベースに入ったばかりのころの話で、道に迷った彼は偶然、ヅノールームで多くの人の脳からエネルギーを奪い取っているビアスの姿を見てしまったのだ。マゼンダとケンプはひそかにその話を聞いていた。そしてケンプたちとの戦いが再び始まる。丈は豪をつれて安全なところまで逃げて、彼にここを動かないように告げて戦いの場に戻っていく。豪は写真を取り出す。一方、勇介たちはライブマンに変身して戦うが、トウメイヅノーの光線を浴びないようにするのが精いっぱいだった。しかし丈の参戦によって形勢は逆転する。反撃にに出ようとしたケンプたちだが、トウメイヅノーがやたらにあたりの危機をトウメイにしてしまったために、戦いを挑もうとした瞬間、トウメイの効果がなくなった木々に体をぶつけてしまう。ライブマンたちはトウメイヅノーにとどめを刺す。巨大化したトウメイヅノーに対しても勝利する。戦いが終わって、豪の元にかけつけた滋養たちだったが、そこに残されていたのは、丈が豪に貸したマフラーと、丈のことを親友だと書いた裏に書いてあった二人の写真だけだった。それを見て勇介は丈に豪もそう思っているからこれを残していったんだと告げる。めぐみは写真を見て豪の話を思い出し、ビアスも人間だったのではないかと考える。ヅノーベースではビアスが突然苦しみだし、そして倒れた。感想……ライブマンは敵方の描写がうまいなぁと感じてしまう。勇介とケンプ、丈と豪、そしてめぐみとマゼンダ。それぞれに友人であり、いいにしろ悪いにしろ、ライバルであるという感じがするし、だから余計、その関係に感動してしまうのかも。戦隊もののおもしろさのひとつに敵方との葛藤というのがあると思う。ライブマンはいい感じでそれが出ている。今回は丈と豪の友情の話でもあって、最初のころに少しだけ出ていた犬を助けるシーンがこういう感じでかえってくるとは思わなかった。また丈と豪が親友だったとは……。だから余計に切なくなってしまう。
2007.09.01
第39話「守れ! 宇宙の一粒の命」あらすじ……ブッチーとギルドスは、宇宙から飛来してきた隕石を採取してヅノーベースに持ち帰った。そしてビアスたちの前で、隕石はインセキヅノーとなる。ケンプたちは星の破片から生まれ頭脳獣なんてといってバカにするが、その力はあっという間にジンマーたちを消し去るほど強力なものだった。そのころパトロールをしていた丈は、宇宙人を見つけてしまう。逃げ出す宇宙人を追いかける丈。そんな丈の前に、ブッチーたちとインセキヅノーが現れる。変身する暇もなく丈は戦うことに。仲間が駆けつけるが、インセキヅノーの圧倒的な力の前に、勇介たちの変身が解けてしまう。かろうじて変身が解けずにいた丈が向かっていくがインセキヅノーに捕まってしまい、高熱によって苦しむ。それを見ていた宇宙人は宇宙船に乗り込み、インセキヅノーに体当たりをしようとする。だが強力な攻撃を受けて、宇宙船は粉々になり、みんな吹き飛ばされてしまう。川辺で気がついた丈は仲間を捜すが、見つけたのは宇宙人だった。丈はジンマーたちの目を逃れて、宇宙人とともに洞窟に隠れる。そこで彼の住む惑星ドーハ星が寿命が尽きて崩壊してしまったこと。そしてドーハ星が存在した証しとして、隕石に平和の花の種を埋めて発射したことを告げる。インセキヅノーはその隕石が元になっていたのだ。グラントータスでは、宇宙人エムがベッドに横たわっており、勇介たちはインセキヅノーに対する作戦を考案していた。あまりにも硬い体に攻撃するすべはないかと思われたのだが、高熱を発する体に対して凍結弾を使い、攻撃をかけることに。そしてインセキヅノーとの戦いで凍結弾を使って、それぞれに攻撃をかけるが傷ひとつつけることができないうちに凍結弾の効果はなくなってしまう。だがそこにエムが現れて、すべてのエネルギーをインセキヅノーに浴びせ、強力な体の一部に穴を開けることに成功する。だがその代償にエムのエネルギーはなくなり、エムは消滅する。丈たちはエムの開けた穴にバイモーションバスターをぶち込み、インセキヅノーは破壊される。しかしガッシュによってインセキヅノーは巨大化し、鉄也たちのライブボクサーによって倒される。その残骸からドーハの平和の花の種が見つかり、丈たちはそれを埋める。後日訪れたとき、その種はしっかりと芽吹いていたのだった。感想……エムの姿に、どこか見たことがあるような懐かしさを感じた。ストーリーはやっぱりちょっと勘当してしまう感じの話だった。でも同時に突っ込みどころがいっぱいだったかな。花の種がだしたSOSでエムがやってきたおかけで、ライブマンは勝てたということに今気づいた。またメインは丈なのに、なぜロボットがライブボクサーだったのだろう? ライブロボでもよかったような……
2007.08.27
第38話「動く破壊兵器マゼンダ」あらすじ……勇介は雨の中、暗がりから攻撃をかけてくるものから逃げていた。しばらく逃げてそれがマゼンダであることを知る。しかもパワーアップしたマゼンダの攻撃は今までの比ではなく、勇介はマゼンダの前から怯えるように逃げ出す。それを見てマゼンダは勇介が恐怖症になったと大教授ビアスに報告する。マゼンダは全身の90パーセントまでもを改造していたのだ。一方グラントータスでは、勇介の異変に仲間たちが気づく。呼びかけにも応答しない彼を捜しに行こうとする丈たち。だがそこに勇介から連絡が入り、決してくるなという。勇介はまだマゼンダから逃げていたのだが、マゼンダは頭脳獣ウルフヅノーを使い、勇介の居場所を探し出す。必死に息を詰めてウルフヅノーが去っていくのをまつ勇介。しかしそこに鉄也と純一が勇介を探しに来る。勇介は彼らを倉庫の奧に閉じこめると、怯えながら逃げていく。閉ざされた扉の向こうからその言葉を聞いた鉄也たちは勇介が本当に臆病になったと思う。勇介は採石場跡で、マゼンダたちから相変わらず逃げ回る。扉を蹴破った鉄也と純一は、勇介を探しに来た丈とめぐみに、勇介が臆病になってしまったと告げる。にわかには信じられない丈とめぐみ。二人は純一のポケットから、勇介のメモを見つける。その数字は勇介が一人でひそかに研究していたものの番号だったのだ。勇介は鉄也と純一を閉じこめる際に、それを純一のポケットに潜ませたのだ。そのころ勇介は追い詰められていた。しかしとどめを刺そうとしたマゼンダだが、弾丸が切れてしまい、とどめを刺すことができない。勇介は攻撃力のなくなったマゼンダに対して反撃に出る。彼は強力なマゼンダにあえて臆病な振りをして自分に注意を引きつけて弾丸が切れるのを待っていたのだ。だがマゼンダはウルフヅノーに持たせていた予備弾倉を使って、勇介を攻撃する。あわやと思われたそのとき仲間たちが現れ、勇介を守るように立ちはだかる。マゼンダの弾丸を体に受ける。しかし攻撃が終わってもまだ彼らは怪我ひとつしていなかった。それは勇介が開発した防弾チョッキのおかげだった。マゼンダはウルフヅノーとジンマーに攻撃させる。ライブマンに変身した勇介たちは、激しい戦いの末ウルフヅノーを倒す。戦いが終わって純一は彼らはどこまで行くのだろうとつと部役。それに対して勇介は行くつくところまでだ。とこたえる。そんな彼らに向かってマゼンダがミサイルを放つ。爆風を受け倒れるライブマンたち。それはこれからの戦いの激しさを予感させるものだった。感想……冒頭から勇介が逃げ回っていて、初めはちょっと変な感じがした。今回はドラマらしいドラマはあまりなかった。むしろアクションがメインという感じ。でも最初のほうは勇介が逃げてばかりだから、それもあまりたいしたことはないのだけど。ただマゼンダがどのように変わっていったのかを確かめるにはいい演出だったのではないかな。むしろメインはマゼンダだったのかも。ウルフヅノーは余りアップがなかったので、どんな顔をしていたのかよく思い出せない。雰囲気はゲキレンジャーのウルフ男によく似ていたのだけどね。ガオレンジャーでも狼は出てきたけど、二本足の狼ってどれも似たり寄ったりになるのかな? また最後の演出はちょっと意外だった。ラストでミサイルをぶちかますんだもの。でも戦いが終わってこちらもほっとしたところでの一発は、次の戦いの過酷さの表れなのかもと思える。
2007.08.25
第37話「16才ケンプ恐獣変身!」あらすじ……ヅノーベースでは、これまでの成績が八秒されていた。その発表の中で、ケンプは350点の最下位だったのだ。そのことにショックを受けるケンプ。間違っているのではないかという彼に対し、ビアスは己の取るに足らない才能をさも天才であるかのように錯覚した結果だという。その言葉に、ケンプは恐獣計画を実行することに。グラントータスからかい中を見ていためぐみたちは魚たちの様子がおかしいのに気づき、探索にでる。そこでめぐみは大きな貝を見つける。近づくとそこにはケンプがいた。そしてその姿が急に赤子になると徐々に成長していく。だがそこにサメヅノーが現れ、ケンプの実験のざまはさせないとめぐみを追い払おうとして戦いになる。だが弾みでめぐみはケンプを包む殻に触れて、二人とも飛ばされてしまう。海岸に流れ着いためぐみ。見るとそこにはケンプがいた。だが彼はアカデミアに入学する直前の月形剣史だった。めぐみはなんとか彼を普通の青年にしようとする。しかし彼にとって花は美しいと眺めものではなく、その形質などを覚えるものだった。二人が一緒にいるところに、アシュラが現れ、実験に戻るように言う。だがケンプとしての記憶を失っている彼はなんのことかわからなかった。そんな二人にアシュラは攻撃をかけてくる。勇介たちの守られためぐみは剣史を連れて逃げる。だがそこにもサメヅノーが現れる。サメ津のの攻撃にめぐみと剣史は崖下に落ちてしまう。崖下でかろうじて無事だった剣史はめぐみに、「自分が死ねば人類の損失だった。僕が好きだから君は命をかけて助けてくれたんだね」と言い、「勉強の邪魔にならない程度なら付き合ってもいい」と告げる。その言葉にめぐみは、彼の頬をたたき、悲しげに言う。「なぜ素直にありがとうと言えないの」かと。めぐみが自分をいさめてくれたことに驚いた剣史は、彼女の手に流れる血を黙ってぬぐう。それに対してありがとうとこたえるめぐみ。剣二がかすかに笑ったそのとき、めぐみの腕時計が3時50分を指した。その数字を見た剣史は、350点のことを思い出し、自分が何者であるのかを思い出す。そして再び海に潜り恐獣の実験にはいるのだった。そして彼はついに恐獣ケンプとなって、めぐみたちの前に現れる。その圧倒的な強さの前に手を出せない。そこにサメヅノーが参戦。ライブマンはサメヅノーを倒す。それを見ていたケンプは舌打ちをして引き上げる。その後ライブマンは巨大化したサメヅノーをスーパーライブロボで倒す。戦いが終わって、「本物の16才の剣士に会いたかった」という勇介たち。だが16才の青春は戻っては来ないのだ。感想……ケンプになる前の剣史は結構うぬぼれていたやつだったということが今回判明。だけどアカデミア島での勇介たちとのからみのことも考えてみると、根は悪いやつではなかったんだろうなと思う。ほんのちょっとのことで、剣史はボルトに入りケンプとなってこうしているのが、なんかとても残念に思えてくる。ナレーションも深い意味の言葉だったし。少しずつではあるけど、重い雰囲気になってきた感じかな。今回、勇介の髪型が変わっていた。
2007.08.03
第36話「激突! 友情のタックル」あらすじ……純一は勇介たちと共に自分が通っていた学校を訪れる。そこではクラブの仲間たちがラグビーの練習をしていた。そんな様子を懐かしげに見つめる純一の前に、突然ミノルが耕耘機に乗ってやってくる。彼は仲間たちが練習している中、グランドをめちゃめちゃにしてしまう。純一はかつてのチームメイトの様子に仲間たちから事情を聞くと、足の骨を折ってから荒れ出したのだと聞かされる。それは純一とのプレーが原因でのけがだった。純一は人気のないグランドで、ミノルが自分がめちゃめちゃにしたグランドを直しているのを見かける。彼のけがは完全に治っていたのだ。だがミノルはあの怪我いらいラグビーが怖くてプレーができないのだという。そこに頭脳獣・ヨロイヅノーが現れる。ヨロイヅノーは純一に攻撃をかける。ミノルは陰で、純一がライブマンに変身する姿を目撃する。ヨロイヅノーとの戦いは激しくまた、青い鎧を着せられたかつての彼のクラブメイトが、ヨロイヅノーの操り人形となって純一を襲う。純一は仲間に、攻撃をかけることができない。勇介たちも駆けつけるが、彼らも向かってくるのが時湯うんちの友人たちと知って攻撃できず、ヨロイヅノーの攻撃に、彼らは敗北する。グラントータスではヨロイヅノーに対する対策をコロンと共に考えている勇介たち。時ユン位置は先ほどの戦いで足を負傷していた。ヨロイヅノーを分析していたコロンは、純一たちの友人たちを操っている触手のようなところに、巨大なエネルギーを凝縮させたものをぶつければ、その防御力を上回り、倒すことができると告げる。そのため、コロンはグラントータスのエネルギーの3分の1を使って爆弾を作っていた。しかし爆弾はひとつしかなく、失敗は許されない。そこで純一は、勇介たちと訓練をするが、足の負傷でうまくできない。そこにミノルがやってくる。彼はそんな足で、できるわけがないという。だが純一はミノルの怖くないのかという問いに、怖いと答えるが、それでも怖さを克服するために戦うとこたえる。そこにヨロイヅノーが現れる。純一はミノルと共にコロンが完成させた爆弾を向かってくる敵をかわしながら、ヨロイヅノーにぶつける。爆弾によって倒れるヨロイヅノー。巨大化したヨロイヅノーはライブボクサーによって倒され、戦いは終わる。グランドではミノルが練習に復帰していた。感想……短い時間ながら、よくできていたし、感動してしまった。ミノルの怖さが、なんかどこにでもあるものだったのが、よかったのだと思う。そして選手としてああいう状況でけがをしたら音やっぱりちょっと腰が引けてしまうものね。純一もボルトとの戦いへの怖さを素直に語るところがいいし、それを克服しようとしているところが、ミノルを動かしたという作り方外いる説教くさくないし、自分が必死に生きている姿が知らず知らずに他人を感化させているという感じ。こういうふうにしてやろうという作為がない感じがする。
2007.08.02
第35話「勇介とケンプの約束!!」あらすじ……グラントータスで丈たちは一生懸命仕事をしているが、勇介は何か悩んでいるかのように一人心ここにあらずの様子だった。気がかりな丈たちは、勇介が外に出たのを追う。勇介は海岸でケンプこと月形剣史のことを思い出していた。4年前、二人はアカデミア島で夢を語りあっていたのだ。そして4年後どこにいようと再びアカデミア島で会う約束をしていたのだ。そのことを聞いた鉄也と純一は、ケンプのことを信じるのかと勇介にきつく問う。翌朝、丈たちは朝早く勇介が出かけたことを知る。鉄也と純一はやっていられないとグラントータスを飛び出し、丈とめぐみはライブマンがばらばらになってしまうと困惑する。アカデミア島にきた勇介は麻里と卓二の墓に花をささげる。そこにケンプが現れる。勇介はケンプに「おまえの夢はねじ曲がった」と告げる。ケンプはそんな彼に、ギルヅノーを差し向ける。ギルヅノーの攻撃に負傷する勇介。一方物陰で勇介とケンプのやりとりを見ていた鉄也と純一は、勇介の思いを知り、誤解していたことに気づき、ギルヅノーの前に飛び出し、勇介の危機を救う。そこでほかの仲間も登場し、激しい戦いとなる。勇介はケンプと戦う。だがギルヅノーの攻撃に二人とも海に落ちてしまうのだった。ヅノーベースでは戻ってきたギルヅノーにビアスが、勇介を必ず殺すように命じる。そのときにケンプも犠牲にしてもかまわないと告げる。手段を選ばないビアスに、マゼンダとアシュラはおそれを感じる。海岸に打ち上げられた勇介は目を覚まし、隣でケンプが気を失っているのを見つける。勇介はその隙に彼を殺そうとするが、結局できず、首を絞めようとしていた手を放す。次の瞬間目覚めるケンプ。彼はなぜ殺さなかったのかと問う。勇介は「正々堂々と戦って倒す」とこたえるのだった。二人は再び戦い始める。そこに現れたギルヅノー。ギルヅノーはケンプであろうと容赦なく攻撃してくる。そのことに驚くケンプ。そこにマゼンダが現れて、ギルヅノーはビアス様の手によって史油断を選ばなくなったのだと告げられる。激しい戦いの中、勇介の居所を掴んだ丈たちが駆けつけ、勇介はケンプとのみ戦うことになる。美獣に変身したケンプとの戦いでレッドふぁるメコンに変身した勇介は互角に戦い音そしてついにとどめを刺そうとする。だが次の瞬間、ヅノーベースから発せられた光に包まれ、ケンプが消える。勇介は仲間たちと合流し、ギルヅノーを倒す。戦いが終わってヅノーベースではビアスがケンプに死を賭して屈辱を晴らす用に言われ、ケンプは新に強く勇介を倒すことを決意する。一方勇介もまた、4年前の剣史との約束を果たし、今度はケンプを倒すことを誓う。感想……今回は勇介がとて田もシリアスな感じだったのと、ケンプが印象的だった。だんだんと勇介に初めのころの感じが消えてきて、リーダーらしくなったといえばそうなんだけど、だんだんと深刻な顔つきが多きなってきて、ちょっと重苦しい感じかな。話がラストに向かっているからそれはある意味仕方のないことなんだけど。また今回のメインは勇介だけど、本当の主人公はケンプのような感じがする。勇介とケンプの昔のシーンがとても印象的で、どこをどう間違えて今のようなケンプになってしまったのだろうと考えさせられた。そのせいか必死に戦っているのだけど、ケンプが切なく見えてきた。プライドが高くて、来た道を引き返すことができない感じで。
2007.07.31
第34話「未来と今とを駆ける恋」あらすじ……2003年の東京。ミクは箱を開けて中から片方しかない赤い子どもの靴とひまわりのブローチを眺める。それは彼女にとって大切な思い出であった。3歳の時、東京タワーの下で靴をなくした彼女にリーゼント頭の青年が、慰めてくれてひまわりのブローチをくれたのだ。母親によると、彼女はしばらくのあいだ彼のお嫁さんになりたいといっていたという。今でもそれは変わっていないとこたえるミク。そのころ、現在の時間にいるアシュラは、ビアスの未完成のタイムマシーンを持ち出し、トンネルで発動させてタイムトンネルを造り出し、未来に行って最終兵器を手に入れようと画策していた。しかし途中で誤作動させてしまい、アシュラは未来にでたものの、そこはたった15年しかたっていない2003年の世界だった。アシュラと出会ったミクはトンネルの先に15年前の世界があると知って、リーゼントの青年に会うために、トンネルに飛び込んでいく。そのころ丈は東京タワーの見えるところでまだ新しい子供用の赤い靴を見つける。そこに安代から突然未来からやってきたミクが現れる。ミクはバイクを止めると、自分の赤い靴を見つける。その靴を手にした彼女だが、アシュラも現れ、ミクは丈にかばわれながらその場を逃れる。一方、ヅノーベースではビアスが、アシュラが未完成品のタイムマシンを持つ出したうえに壊してしまったことで、怒りを爆発させていた。彼はガルヅノーとケンプたちにミクの抹殺を命じる。アシュラたちに狙われるミクを守る丈。窮地に陥ったところに勇介たちが駆けつけ、丈はミクをつれて逃げる。マゼンダは、ビアスの怒りに何かを感じ、15年後の世界では彼が世界を治めているのか気になり始める。ミクの前に現れたマゼンダは、彼女に未来のことを聞こうとする。しかしそれを阻むようにケンプがやってきて疑問を持つことはなく言われたとおりにすればいいのだとマゼンダに告げ、ミクを抹殺しようとする。丈はそこで彼女が未来からきた人間であること、そしてそのタイムトンネルはあと少しで閉じてしまうことを知る。丈を好きになっていたミクは、戻りたくないと言うが、勇介が「君はここにいてはいけない人間なんだ」と告げる。そして丈も戻るように言い、彼女をトンネルまで連れていく。だがトンネルの手前で現れたアシュラによって突入を邪魔されてしまう。不安定になるタイムトンネル。戦いの中でミクが手にしていた子ども時の赤い靴は燃えてしまい、この出会いで丈からもらったひまわりのブローチは彼女の胸から飛んでしまう。だが、丈はミクにバイクに乗って突っこむように言う。ミクは言われたとおり、バイクでトンネルに。最後に「さよなら」という言葉を残して。丈たちはライブマンに変身して、ガルヅノーと戦い倒す。2003年に帰ってきたミクは、子どものころ出会ったリーゼントの青年が丈であることに気づく。子どものころに丈からもらったひまわりのブローチの花びらは、過去に行ったミクが丈のためにお守りと渡してしまったために欠けていたのだった。感想……よくあるパターンの話ではあるんだけど、やっぱり作り方がうまいのか、切なくなってしまった。この回は丈一人のためのものといってもいいと思う。勇介がちょっと印象的なことを言うだけで、他の人は付け足しという感じ。丈とミクの話で、ひまわりのブローチがいい小道具になっていた。たぶんあれは小さなひまわりだと思ったのだけど。時間的なこともきちんと処理されていて、子どものミクの靴が片方なかったのは、アシュラとの戦いで燃えてしまったからだったんだと理解したし。このエピソードヶあまりに気持ちよかったので、冒頭の丈が自分の誕生日でとても喜んでいたうえに、休みをもらうシーンのことはすっかり抜けていた。休み……あったんだね。また、今回の件でマゼンダがちょっとケンプたちとは違うほうに行きそうな感じがする。ビアスに対する疑問というのが見えてきたような……。ケンプとマゼンダが道を違えていくということになるのかな? なんだか先が楽しみになってきた。5人になってから、一人がメインになると、他の人がかすむようになってきた気がするのだけど、それは人数が多くて、台詞をまわすことができないからなんだろうか? 勇介、丈、めぐみの三人だったときは、誰かがメインになってもそれぞれちゃんと見せ場があったような感じなんだが……。
2007.07.30
第33話「がんばれ鉄ちゃんロボ」あらすじ……鉄也はバイクでパトロール中に一人の少年と出会う。彼は引っ越していく友達を追いかけるために、鉄也にバイクに乗せてほしいと頼むのだった。事情を聞いた鉄也は、彼をバイクに乗せて追いかけるのだが、彼は途中でもういいとあきらめる。少年の住んでいるところでは次々と友達が引っ越して、少年一人になってしまったのだという。そして少年は、ロボットがほしいという。ロボとの友達なら、いつまでも一緒にいてくれると。一瞬、コロンのことを思い浮かべた鉄也は、少年にロボットを作ると約束する。グラントータスに戻った鉄也は勇介たちに相談するが、コロンを作るのにも星博士でさえ二年もの歳月がかかったのだと聞かされる。しかも勇介は自分たちは今、ボルトと戦っているからそんな暇はないのだと鉄也に言う。鉄也は自分に一人でロボットを作ると宣言してしまう。そして少年の前に鉄也が作ったロボットが現れる。だがそれは着ぐるみで、中には鉄也が入っていた。鉄也は少年に見つからないように、ロボットとして、少年の前に現れ、少年と遊ぶ。少年はそのロボットを鉄ちゃんロボと名前をつける。そんな光景を見ていたマゼンダは、鉄也が驚くが、投資をしてみると中に鉄也がいることを知り、新たな作戦を考えつく。ヅノーベースに帰ったマゼンダは、鉄ちゃんロボそっくりの頭脳獣ロボヅノーを作り上げる。そのころ少年は友達の証しとして、鉄ちゃんロボにメダルを渡す。とても喜んだ鉄也は初年とキャッチボールをするが、それたボールを捜しに森の中何は言ったとき、突然自分とそっくりのロボットから攻撃を受け、怪我を負い、気を失ってしまう。ヅノーベースに戻ったマゼンダは、ビアスに鉄也を倒したことを報告し、ほかの四人も倒す方法を見つけたという。それを聞いて喜ぶビアス。一方勇介たちは、鉄也を探しに来た。そこで鉄也が作ったロボットを見て、感心する。するとそのロボットは鉄也の居所を案内するように、彼らを倉庫に導くと扉を閉めてしまう。そこではじめて異変に気づく勇介たち。そこには爆薬がしかけられていたのだ。爆発と共に、倉庫から光が飛び出し、その光はライブマンとなって姿を現す。マゼンダが作ったロボットと戦うライブマン。それを見ていた少年は、まだロボットにしがみつき、やめさせようとするが、ロボットは少年を突き放す。そのころ気を失っていた鉄也が意識を取り戻し、異変に気づく。ライブマンと自分の偽物との戦いの場に現れる。鉄也は自分が本物だと言い、頭脳獣と戦う。その戦いで、はじかれた鉄也は着ぐるみの頭部が外れて少年に、鉄ちゃんロボの正体がわかってしまう。少年に謝る鉄也。彼は少年から許しを得ると、立ち上がりライブマンに変身して戦う。そしてロボヅノーを倒すのだった。戦いが終わり、勇介たちが少年にいつか必ずロボットを作ってやるというのだが、少年は、鉄也が中に入っている鉄ちゃんロボででいいとこたえる。感想……鉄也がメインでほかの人たちの活躍はあまりなかったけど、内容的にはいい話だった。ロケ地がかなり田舎のようで、今時あんなところはない感じの場所だった。なぜあそこに鉄也がいたのかは不明だけど。少年を喜ばせようとした約束をなんとしてでも守ろうとして、木組みの中に入った鉄也がなかなかいい男に見えてきたし、頭脳獣と変身しない状態で戦ってもかなわないだろうに、とわかってはいるんだけど、なんとか少年の期待を裏切らないようにしようとしたのがよくわかったし、そう言うところが面白かったかな。なんか真剣な感じがして気がついたら時間がたっていたと感じるほど、のめり込んでみていた回だった。話のパターンとしてはあまり好きな話ではない部類にはいるはずなんだけど、今回は別のよう。面白かった。
2007.07.25
第32話「ケンプ、血とバラの謎」あらすじ……丈たちは、ライブロボの超獣剣のパワーアップに成功した。このことをパトロールにでている勇介に知らせたいというめぐみ。そのころ勇介は、町中を車でパトロールしていた。そこで子どもたちをつれて歩く女性に出会う。その顔を見たとき、勇介は彼女の名前を思い出し呼ぶ。振り向くマイ。マイはアカデミア島が爆発して、勇介が生き残っていることで月形剣史も無事だと期待する。そんな彼女に勇介は真実を告げられなかった。彼女が月形に対してあこがれを持ったのは、病床の母のために月形が「散らないバラ」を作ってくれたからだった。一方ケンプは、美獣を強化するために自分と同じ血液が必要だという。だがその血液は非常に珍しく、彼はゴアヅノーを作り、ゴアヅノーに子どもたちの血を集めさせて、自分と同じ血液型に変えるつもりだった。ゴアヅノーはマイが勤める保育園の子どもたちを襲う。そこに現れた勇介たち。ゴアヅノーの攻撃がそれて、マイの血を吸い取る。そのとたん、ゴアヅノーは狂い、マイに跪いた。そのことに驚くケンプ。ケンプはゴアヅノーに攻撃し正気に戻すと、退却する。勇介はマイに月形の真実を教えるが、マイは信じたくないと言って走り去ってしまう。一方ケンプはゴアヅノーが採取した血液を調べ、それが自分と同じものだと知る。そして彼女のもとに行くと、彼女を眠らせる。だがそこに勇介が現れる。勇介は、ケンプにアカデミア島時代の話をする。アカデミアの学生だったとき、勇介とケンプは同じ研究をし、そのときの実験の事故により、月形は輸血しなければ死ぬところだったのだ。しかも特殊な血液のためになかなか提供者が現れず、ようやく現れたのがマイだったのだ。そしてマイの血によって彼は一命を取り留めたのだ。そのことを知らされる月形。しかもなぜ彼女がそこまでしたのか、彼は勇介から聞かされる。彼女は「散らないバラ」を作ってくれた月形にあこがれを抱いたのだと。そしてその言葉を聞いてケンプも彼女が誰だったのか思い出す。勇介はそれでも天才であることへの執着するケンプをいさめようとして二人で激しく殴り合う。退却するケンプを見て、マイをかばう勇介は「絶対にゆるさん」とつぶやく。傷だらけの顔でヅノーベースに戻ったケンプは、アシュラたちに動揺していることを見抜かれてしまう。しかもそれはビアスにもわかっているという。マイが横になっているグラントータスにケンプからの連絡が入り、マイを引き渡さなければ子どもたちの血を死ぬまで吸い取ると告げる。ひそかにその言葉を聞いたマイは、一人でケンプに会いに行き、子どもたちの命と引き替えに自分の血をすべて渡すという。マイは紙に剣史をバラを作ってくれたときの剣史に戻してほしいと祈る。それを聞いた献辞は彼女が手にしていたバラを取り上げ投げ捨てる。ショックを受けるマイ。だがそこに勇介たちライブマンが現れる。レッドファルコンと美獣に変身したケンプ。二人の激しい戦い。そしてケンプはマイの血を使わずにパワーアップすると宣言し、退却する。そしてライブマンはゴアヅノーとの戦いに勝利する。感想……ケンプの隠れた一面が見えた回だった。たぶんこのことが最終回の伏線にもなっているような気がする。またさりげなくではあったけど、ケンプと勇介のあいだにある友情も感じ取れた。最初のシーンでライブロボ強化の回かと思ったけど、うまい感じで話が転がっていって、ドラマ的に重要な回という印象。ただ、初の二人追加の戦隊の成果、新に加入した彼らがちょっとお飾りかな。最初から話の中に組み込んでいたわけではないから仕方がないのかも、とは思うのだけど。脚本的になれていないという感じがした。
2007.07.24
第31話「ママ! 寄生生物の叫び」あらすじ……純一は丈とめぐみと共にパトロールをしているが、バイクの乱暴な運転に、畳から「俺たちは暴走族ではないんだぞ」と注意されてしまう。しかし純一はそんな言葉に「先輩風を吹かせて」と言って言うことを聞かない。だがそこにブッチーとベガヅノーが現れ、純一に光を浴びせる。すると純一のおなかが急に大きくなる。ブッチーは純一の体に、ベガヅノーの赤ん坊を寄生させたのだ。驚き怯える純一。グラントータスで検査をすると、確かに子どもがいることがわかり、純一はパニックになる。それをなだめようとした丈だが、ついに平手打ちを喰わせる。純一は丈の足にすがりつく。彼の苦しみを理解した丈だが、手の打ちようがない。一方ヅノーベースでは、それまでの成績が評価されており、最低点だったブッチーが今回の作戦で点数を上げる。勇介たちは、純一の体からその寄生体を取り出すために専門家のもとに彼を運んでいた。だがそれを阻止するためにブッチーとベガヅノーが現れる。勇介がブッチーたちを引き留めるが。ベガヅノーの攻撃で純一を乗せた救急車は動かなくなってしまう。めぐみたちが変身してジンマーたちと戦っている中、純一も車の外に出て、逃げ出す。だが一般のの人たちに大きなおなかを見られ、嘲笑されてしまう。階段を転げ落ちた純一は、おなかの中から「殺さないで」という声を聞く。そしてそれは純一を探しに来ためぐみたちにも聞こえたのだ。そのおなかの子は「生きてみたい」と純一に訴える。その言葉に純一は、自分のおなかの子も生きているのだと実感する。そして純一はその子を産もうと決意する。そして突然おなかに痛みが走り、ベガベビーが純一の体から出てきた。その異様な姿に純一は、ベガベビーを拒否してしまう。ベガベビーは自分の姿を見て、自分が純一と違うことに気づく。そこにベガヅノーが現れ、ベガヅノーを誘拐してしまう。純一は初めは拒否したものの、ベガベビーが自分のことをママと呼ぶことに、自分がベガ部尾へー野間まであるという自覚が芽生え、ベビーを助けに行く。ベガベビーのもとにはブッチーたちがおり、彼らを待っていた。ベガベビーは、純一の姿を見ると、抑えていたベガヅノーの手を振り切って純一のもとに駆け寄ろうとする。だが手と手が触れあう寸前、ベガヅノーの攻撃で、ベガベビーは瀕死の重傷を負ってしまう。純一はベガベビーを背負ってと逃げるのだが、ベガベビーは純一の腕の中で息絶える。純一はベガヅノーにその怒りをぶつけ、5人の力でベガヅノーを倒す。感想……私としてはあまり好きなれない話だったけど、でも展開としてもテーマとしてもかなりよくできていたと思う。純一の戸惑いと恐怖がなんかリアルにわかったし、いったんは受け入れたけど、生まれてきたその姿を見て、ベガベビーを拒否する姿は、ちょっとリアル。おなかの大きい純一に対する一般人の反応もちょっと怖いところがあったし。そう言えば、勇介が磁石人間になったときの一般人の態度も今回と似たようなものだった。ライブマンの一般人って、善人ではないね。悪意があるとは言わないけど、残酷なところもあるというのをちゃんと見せている。最後のロボット戦で驚いたのは、ライブマンのメインロボであるライブロボが出てこずに、ライブボクサーだけで、けりをつけてしまったこと。これは純一がメインだからなのかな?
2007.07.21
第30話「今ここに5人の戦士が」あらすじ……ライブロボとライブボクサーは辛くもギガボルトの手から逃げることができた。一方ケンプが操縦するギガボルトは、ギガフィールドに捕まってしまい、身動きすることができない。ヅノーベースからそれを見ていたビアスは、ギガフィールドを解除する。地面にたたきつけられたギガボルトからケンプがはじき出される。そこにアシュラが現れ、乗り込むことになり、ケンプに地団駄を踏ませる。ギガボルトに乗り込んだアシュラはさっそく町を破壊しに行く。グラントータスでは、ひどく傷ついたコロンを手当てしようとしている。そこにギガボルトの攻撃を知って、鉄也はコロンを使ってもう一度ライブボクサーを動かそうと、コロンに頼むが、それを勇介たちは「そんなことをしたらコロンは死んでしまう。コロンはただのロボットではない。俺たちの仲間だ」と言って、鉄也をとがめる。だが鉄也は納得せず、純一と共にライブロボに乗って、ギガボルトに戦いを挑む。だがすぐに倒されてしまう。アシュラはいつもと違う様子に首をひねる。しかしすぐにライブマンに変身した勇介たちがやってきて操縦を変わる。するといつものライプマンの動きとなり、アシュラは喜ぶ。ギガボルトとライブロボの戦い。超獣剣が折れてもなお組み合う二体のロボット。そこから電磁波が流れたそのとき、どこからか信号が送られ、ギガボルトの動きが止まってしまう。勇介たちは画面に表示された番号を見て、それがアカデミア島のコンピュータであることに気づく。一方ビアスはアシュラにその信号の発信源を突き止めるように厳命する。アカデミア島にやってきた勇介たちは、スペースアカデミアの発射の時に使ったスーパーコンピュータがよみがえったのを知る。そこには多くの人たちの青春と夢が詰まっているという勇介。そこにアシュラが現れ、スーパーコンピュータを破壊しようとする。勇介たちは鉄也たちにスーパーコンピュータの人工知能を預け外に逃がす。外に逃れた彼らだが、そこにマゼンダが攻撃をしてくる。あわや人工知能が破壊されるかと思ったそのとき、ライブマンがたちが駆けつけ人工知能は守られた。グラントータスに帰った勇介たちは人工知能から、ライプロボと来ぶ゜ぽくさーヶ合体できることを知る。そこに侵入者を知らせる警報が鳴る。入り口に駆けつけ、銃を構える勇介。ハッチが開いたとき、鉄也はその侵入者が、ライブボクサーを完成するときに手伝ってくれたアカデミアの関係者のリーダー・ドロテ博士であることに気づく。ドロテ博士はバイソンライナーの新しい回路を持ってきたのだ。勇介は鉄也と純一を新しい仲間と認めて、彼に変身装置を渡す。5人となったライブマンは、ケンプたちの前に姿を現す。人数が増えたライブマンに驚くケンプ。そして彼らは、ライブロボとライブボクサーを合体させ、スーパーライブロボとなって、アシュラの乗るギガボルトを倒すのだった。感想……少々突っこみたいところはあるのだけど……特にドロテ博士のシーンは。でも頭の中で勝手に、長谷川裕一著の「すごい科学で守ります」という本の設定のことが浮かんで、勝手にドロテ博士の登場を補完していた。あの本ではドロテ博士は連絡が取れなくなったアカデミア島と勝手に使われているライブロボのことを調べに来たことになっている。本編ではまったくそんなことひとつも出てこないのだけど、「すごい科学で守ります」の設定が妙につじつまが合っているので、思わず本設定のように感じてしまう。今回は、正味19分とちょっとしかないのに、全然退屈しなかったし、最後まで見ているほうを引っ張っていったな。しかも死んでいった仲間への思いもさりげなく挿入されていたし、アシュラがちょっとコミカルで、戦いのシーンなんだけどクスリとしたり、しかも大げさな笑いではないからストーリーの邪魔にはならないし。昔の脚本家はそう言う処理がうまかったみたい。今は……?
2007.07.18
第29話「復讐のライブボクサー」あらすじ……ケンプの操縦するギガボルトに向かっていく鉄也。彼を引き留めようとする勇介たち。そこで鉄也が亡くなった親友、矢野卓二の弟であることを知る。そんな彼らに向かって、ギガボルトが攻撃をかけようとしたそのとき、地中から新たなメカが現れる。それは鉄也の仲間のサイファイヤーであることを知らされる。サイファイヤーの攻撃でギガボルトは勇介たちへの攻撃のチャンスを逸してしまう。勇介たちはかろうじて攻撃の手から逃げることができた。そしてサイファイヤーに搭乗していた青年に向かって、鉄也が「今まで何をしていたのか」と怒りを露わにする。青年は今までうまくサイファイヤーを操れなかったんだと言い謝る。だがすでにバイソンライナーは敵の攻撃を受けて、回路を破壊されて動かなくなっていたのだ。これでは復讐できないという鉄也。そんな彼らのやりとりを見ていた勇介たちは、サイファイヤーに乗っていたのが、相川麻里の弟、純一であることを知る。そしてバイソンライナーとサイファイヤーは、卓二と麻里の遺品の中に設計図があり、それを科学アカデミアの関係者たちともに作り上げたのだ。丈は、あの当時まだ自分がランドライオンの大まかな設計しかできていなかったのにとつぶやく。めぐみは彼らが夜遅くまで研究室にこもっていたことを思い出していた。勇介は卓二の設計をもとにして作り上げたライブクーガーの回路なら使えるかも知れないと、コロンにライブクーガーを持ってこさせる。回路を取り出し、使えそうだとわかったそのとき、突然現れたケンプにその回路を破壊されてしまう。ケンプは二人に自分が敵であることを告げると、変身し、彼らに攻撃をかける。吹き飛ばされる勇介たち。勇介たちとはぐれる鉄也と純一。敵を前にして手も足もでないことに苛立つ鉄也。だがそこに二人をかばいぼろぼろになったコロンがやってきて、自分をその回路のかわりに使ってほしいと申し出る。その申し出を受けた鉄也はコロンに回路をつなぐ。バイソンライナーに流れるパワーに苦しむコロンだが、みんなが命がけで戦っていることで自分もがんばると、心配する鉄也たちに告げる。バイソンライナーはコロンのおかけで起動し、サイファイヤーと合体しライブボクサーとなって、ケンプの乗るギガボルトに向かっていく。ギガボルトをライプロボを閉じこめているギガフィールドに追い込み、ライブマンを解放する。勇介たちはライブマンに乗り込み、力尽きたライブボクサーに肩を貸す。一方、ギガボルトはギガフィールドにとらわれてしまった。だが戦いはまだ終わってはいなかった。感想……今回は爆発爆発のオンパレードだった。雰囲気的に役者の吹き替えはしていなかったようだったけど、それにしてもすごい。あの当時勇介役の嶋大輔もめぐみ役の森恵もアイドルだったのだけど、それが爆風を直に浴びているなんて。その迫力は今の戦隊ものにはない。この当時の人ができていたのに、今なぜ、こういうシーンがとれないんだろう? 安全に充分注意すれば、必ずとれるのではないかと思うのだけど。それとも場所の関係もあるのかな? 今時あんな荒れ地のような空き地は残っていないのだろうか。仮面ライダーの映画版「The First」のバイクシーンは自衛隊の駐屯地を借りたようなことがパンフに書いてあったけどね。最近の戦隊が撮影の初めに海外に行くのもそんな理由なんだろうか?なんかさがせばロケ地はいろいろとあるような気がするんだが……
2007.07.17
第28話「巨大ギガボルトの挑戦」あらすじ……荒野を走っている勇介たちは言いしれようのない不安に襲われていた。そんなとき、大地がせり上がり、土砂に押しつぶされそうになる。その向こうに、巨大なロボットを見る勇介たち。彼らはついにボルトのギガ計画が発動したことを知る。ボルトが作り出した巨大ロボット・ギガボルトにはケンプが乗っていた。勇介たちはライブマンに変身し、ライブロボに乗り込むが、ケンプが開発したギガゾメタルをピアスが改良したスーパーギガゾメタルの強さに歯が立たず、ライブロボから放り出されてしまう。その様子をヅノーベースで見ていたマゼンダたち。そこにビアスが帰ってくる。なぜケンプが操縦しているのかと問う彼らにビアスはこたえる。ケンプが誰よりも早く宿題を解き、成果を上げているものがその権利を有すると。ビアスは独り言のように「私は優秀なものが好きなのだ」とつぶやく。変身を解いてしまった勇介たちに、アシュラが「ケンプばかりにいい思いはさせない」と、勇介たちに襲いかかる。絶対是つめの勇介たちの前に突然大型トレーラーが現れ、かけらの窮地を救う。運転席に向かった勇介たちは、一人の青年と出会う。彼は自分のことを「バイソンの鉄」と名乗る。そしてライブマンたちの戦いが情けないから自分がボルトを倒すのだと敵に突っこんでいく。だが敵の戦闘機に攻撃を受け、けがをする。勇介たちは彼にボルトとの戦いは並大抵のことじゃないと告げかかわらないよう言う。そして勇介たちはケンプが処刑しようとするライブロボを助けに行く。めぐみは彼女の手当を拒否した彼に、ハンカチを渡し、勇介たちと共にライブロボを救うために向かう。青年は手から落ちたハンカチを見て、彼らの後を追う。そこに攻撃を受け、勇介たちは彼をかばい引き返す。洞窟で、なぜライブロボを救おうとするのかという彼の問いにめぐみが答える。自分たちには二人の親友がいて、彼らとの誓いを守るためにライブロボを見捨てることはできないのだという。それを聞いた彼は、勇介たちの制止も振り切って、ケンプの操縦するギガボルトに向かっていく。感想……音楽の使い方が今までの戦隊ものとはちょっと違う感じがした。宗教的な音楽を使ってみたり、クラシック調の曲がBGMとして流れたり、音楽ひとつで、威厳というか重さを感じる。ところどころではあるけど、それが意外いい効果となって作品がしまっている感じ。話の内容としては、新しい仲間の登場編の前編。だけど、勇介たちの戦う意味を再確認するかいでもあった。勇介たちが作品の中で再確認するのではなく、彼らの思いを青年に語りながら、それは見ている側に向けて細工人している感じがする。話的にもちょうど半ばで、改めてそれを確かめるのも悪くない。これからの戦いはもっともっと激しくなっていくのが予想されるし。
2007.07.16
第27話「娘よ! ギガ計画を射て」あらすじ……ヅノーベースでは、ケンプたちがピアスを必死に捜していた。アシュラがガッシュにピアスの行方を問うても彼は知らないと言わんばかりに首を振る。ここまで捜しても、見つからないと言うことは、自らギガ計画を実行するために出かけたのではないかという結論するケンプたち。そこに宇宙人であるギルドスとブッチーに、ピアスから指示書が送られる。取り残されるケンプたち。一方地上では、異常な地震が頻発していた。勇介たちはコロンに震源地を探らせるが震源が次々と移動して特定できない。しかもその地震ははだんだんと彼らの元に近づきつつあった。勇介たちは出撃する。すると戦場に頭脳獣が現れる。人々を混乱に陥れている地震を起こしていたのは、ジシンヅノーだったのだ。勇介たちはライブマンに変身してジシンヅノーと戦う。だが途中でギルドスとブッチーがジシンヅノーの応援にやってくる。彼ら三人を前に、苦戦する勇介たち。そこに突如、ジープに乗った男が現れ、ジシンヅノーを追う。それはめぐみの父親だった。めぐみは父のジープに飛び乗る。何しにきたのかと問うめぐみに父親はボルトを倒しにきたとこたえる。だが二人は逆に幼稚園バスを襲ったジシンヅノーたちに捕まってしまう。後ろ手に縛られ、バスの後ろのほうに座らされるめぐみとその父親。父親の懐から出てきた男性の写真を見つけためぐみは父親が見合いをさせようとしていたことを知る。めぐみは父親に、自分たちは戦士となるために家族とは縁を切ったのだと告げる。そして彼女は持っていたライターで、縄を焼き切ると、ブッチーたちを社外に追い出してしまう。幼稚園バスの運転手に全速力で逃げるようにいったそのとき、めぐみの父親はバスに乗っている保母が、人間ではないことに気づき、めぐみにそのことを伝える。だがそのバスの中で人間だったのは、めぐみと父親だけだった。子どもたちまでもジンマーだったのだ。外に出ためぐみと父親。そこに勇介たちも駆けつける。めぐみの父親は彼らの戦いを見つめる。そして自分の技がめぐみ受け継がれていることを確かめるのだった。めぐみはドルフィンアローで、ジシンヅノーを倒し、とどめを刺す。そしてライブロボに合体して巨大化したジシンヅノーを倒す。戦いが終わって、めぐみの父親は、めぐみが自然と結婚しているのだとつぶやく。一方、ピアスは勇介たちが、ジシンヅノーと戦っているあいだに、ギガボルトの完成をさせていた。感想……メインはめぐみで、今回は父親とのドラマが面白かった。戦いの最中ではあるんだけど、本人たちはまじめにやっているのだけど、敵を追いかけている最中の掛け合いは、傍目から見ると、そのギャップゆえに面白い。真剣なシーンの中にもゆとりがあるという感じ。最近の作品にはあまり見られない。またその当時らしく、特撮の技術があからさまにわかるというのも、かえって新鮮だった。特に地震が起きて地割れが起こるシーンとか。ダイナマンにでていた夢野博士がめぐみの父親だったのだけど、なんか今回は、ダイナマンで怪人が巨大化するときに必ず地割れが起きていくシーンを思い出した。地震での地割れのシーンがあれによく似ていた。特に処理の仕方が……。技術の発展はゆっくりとしていたんだろうな、とつい思ってしまった。
2007.07.14
第26話「会津の巨大カブトムシ!」あらすじ……鶴ヶ城の幽霊騒ぎを解決した勇介たちは、協力してくれた少年コウジの案内で、会津観光をしていた。その彼が磐梯山を望んだとき、そこから異様な光が放たれるのを目にする。コウジの案内で、何があるのか調べに行こうとする勇介たち。だが途中で、彼らは少女の悲鳴を聞いた。東京から遊びに来ていたその少女ユカリは、昆虫好きな少女なのだが、その彼女の前に、強大なカブトムシが現れ、驚いた彼女は悲鳴をあげたのだ。だが勇介たちが駆けつけると、そこに巨大なカブトムシの姿はない。だがコウジと知り合いの少女は、虫を怖がってしまい、ホテルに戻ってしまう。勇介たちはコウジに案内されてそのホテルに向かう。ホテルではユカリが水を飲んで落ち着こうとしていた。だがそこに突然巨大カブトムシが現れる。悲鳴を上げるユカリ。飛び込んできた勇介たちはカブトムシを抑えるが、力にあらがえずにカブトムシと共に外に投げ出されてしまう。すっかり虫に恐怖を覚えてしまったユカリは東京に帰ろうとする。だがその途中で、巨大化した蝶に襲われる。後を追ってきた勇介たちの目の前で蝶は死んでしまう。めぐみはその亡骸を手にすると、「虫たちはあなたを襲おうとしたのではない」と告げる。そして虫たちはあなたのことが好きなのだと。そして再び磐梯山が光るのを見る勇介たち。山では、マゼンダが地中のマグマの力を吸収して、ヒカリヅノーを使ってギガ計画に必要なギガスーパーエネルギーを作り出していたのだ。そこにケンプがやってきて、ライブマンたちがうろついていることを知らせる。警戒を厳重にするマゼンダたち。そしてついに勇介たちがマゼンダのアジトを発見する。ヒカリヅノーとの戦いで、ダメージを受ける勇介たち。変身が解かれた彼らにとどめを刺そうとするヒカリヅノー。だがその寸前、巨大化したカブトムシがヒカリヅノーと勇介たちのあいだに割っては入り、ヒカリヅノーの攻撃を一心に受けて爆発してしまう。それを見ていたコウジは、カブトムシは光に集まる傾向があるという。だがユカリは、巨大化したカブトムシは自分たちを助けようとしてくれたのだとこたえる。そんな彼らの前に、ライブマンたちが再び姿を現す。そして敵の攻撃を受けて死んだカブトムシ、また彼らの実験のせいで不本意に巨大化させられた虫たちの怒りを代弁するかのように、ヒカリヅノーを倒す。戦いが終わって、東京に帰る勇介たちを見送りに来るコウジたち。勇介たちはコウジたちに別れを告げて、列車に乗り込む。感想……こんなロケは、今の戦隊ではまず考えられない。ロケに行ったとしてもそれを絡めて話を作るなんてことはしないしね。だが古い作品とはいえ、かえって新鮮に感じられた。戦闘シーンではいきなりライブロボが登場していた。と言うことは、この回はドラマ重視の界だったんだと思う。事実そうだったし。マシンバッファローを呼ばずにいきなりライブロボを呼びつけるときは、ドラマパートが充実している。今回も、勇介たちがというより、コウジとユカリのシーンがかなり重要だった。彼らの物語でもあったと思う。
2007.07.13
第25話「鶴ヶ城の8大頭脳獣」あらすじ……勇介たちは鶴ヶ城に幽霊が出るとの情報を得て、会津にやってくる。そこで弱虫だとしていじめられている少年に出会う。少年は幽霊が怖くて、城の地下にある刀の鍔を取りに行くことができないために仲間にいじめられていたのだ。勇介たちがそのいじめをとめるが、少年は涙をこらえて城の方に走り去ってしまう。後を追おうとする勇介たちの身体を何者かが押さえる。彼らが振り向くとその存在は消えていた。しかし次の瞬間、爆発と共に彼らが倒した頭脳獣たちが現れる。ヅノーベースでは戦いの様子を見ていたケンプたちが、死んだはずの頭脳獣がよみがえったことに驚きを隠せず、ピアスに尋ねる。ピアスは今が死者たちのよみがえるお盆であること、そしてそれは頭脳獣が幽霊となってよみがえるときでもあると告げる。その蘇りをレーヅノーが行っていたのだ。幽霊となった頭脳中を相手に苦戦する勇介たち。だが城の地下をこわごわと歩いていた少年がふとしたことから隠し扉を見つけ中にはいってしまったことにより、レーヅノーの力がとぎれ、勇介たちと戦っていた頭脳中が消滅する。だが、レーヅノーの秘密を見てしまった少年はレーヅノーに追われる。逃げ出した少年は勇介たちに助けを求める。勇介たちはライブマンに変身して戦うが、レーヅノーの力に苦戦を強いられる。かろうじてレーヅノーの攻撃を退け、退却させることに成功する。勇介たちは、少年の元に向かい、彼にレーヅノーのアジトを案内して欲しいと頼むが少年は、恐ろしがってそれを断る。そんな彼に丈は「男はいつか勇気を出さなければならないときが来るんだ」と告げる。だが次の瞬間、レーヅノーにさらわれる少年。勇介たちは彼を助けるために檜原湖に来てレーヅノーとアシュラの乗る船をボートで追いかける。だが、次々とレーヅノーがよみがえらせた頭脳獣にめぐみと勇介が湖に落とされてしまう。ボートを操縦している丈も、頭脳獣の攻撃を受ける。船の上からそれを見ていた少年は、みんなが自分のために戦ってくれているのを見て、勇気を振り絞って、湖に飛び込む。とっさに丈が彼を救う。そして城のアジトに向かう。一方、湖からはい上がった勇介とめぐみの前に、レーヅノーがよみがえらせた頭脳獣たちが現れる。急いで城に向かう丈たちは、隠し扉を抜けて、レーヅノーが頭脳獣たちをよみがえらせている場所にやってくる。だがその装置を丈は頭脳獣たちに阻まれて破壊することができない。そこで彼はライブラスターを少年に渡し、少年に破壊するように言う。少年はライブラスターの引き金を引き、装置を破壊する。すると頭脳獣は消える。だが、レーヅノーは装置の力を借りて巨大化する。ライブマンに変身した勇介たちは丈の合流と共に、ライブロボに乗り込み、レーヅノーを倒す。戦いが終わって少年は、城の地下から刀の鍔を手に入れることに成功する。そして彼らにとっては思い出深い夏休みとなったのだった。感想……今まで戦った頭脳獣が再び出てきた。また今回は会津と言うことで、よく2時間サスペンスなどでの手法が使われていた。余り戦いに関係ないけど、有名な風景を映し出すと言う手法。根岸泉著「特撮映画の舞台裏」という本の中で、タイアップのおもしろいエピソードを思い出してしまった。タイアップしたホテルの名前を無理やり映像の中に入れたり台詞に出したりするという苦労話なんだけど。今回はサスペンスドラマほどではなかったけど、そう言うのが見えた。それはとても仕方のないことなんだけどね。そうでなければ、ロケなんてやっていられないんだろうね。そんなのが感じられた話でもあったかな。
2007.07.05
第24話「遊んで百点が取れる!?」あらすじ……子どもたちが遊んでいる砂浜でトレーニングをしている勇介。疲れた彼が寝転がったそばには一人で彫刻している少年がいた。その少年のそばには、サソリ貸せ近づこうとしているのを見て、勇介はあわてて少年に動かないように言う。有すれの言葉に少年はサソリを掴んで、勇介に投げ渡す。あわてる勇介は手にしたサソリが作り物であることに気づき、少年の彫刻の腕をほめる。少年は大きな彫刻を彫ってみたいのだと勇介に語り、少年は塾に向かう。塾では落ちこぼれている少年。再び砂浜に来た少年の前に勇介が「これでトーテムポールを彫ろう」と丸太を持ってくる。少しずつ彫っていけばいいと告げる勇介。勉強と同じだという彼は、少年と同じ頃、サッカーに夢中になってオーバーヘッドシュートを決めたくていつも練習していたという。だが今でもうまくできなくて練習しているのだといってやってみせるが、失敗する。一方マゼンダは子どもたちが、勉強せずに頭かよくなりたいと言っているのを聞き、彼らを学校に連れていき、ブタヅノーによって、望みをかなえさせる。ヅノーベースでは、マゼンダの計画がアカされている。マゼンダは人間を豚のような家畜にすることを計画しているのだ。塾では、ブタヅノーによって力を得た子どもたちが難しい問題を解いていき、少年を落ちこぼれ呼ばわりする。勇介と会った少年は、友達たちが遊んでいても勉強ができるようになったことを告げ、努力することは意味がないのではないかと思いはしめる。そんな彼をいさめる勇介。勇介は丈たちと共に、少年がいっていた学校に向かう。そこにはマゼンダがいて、ブタヅノーと共に彼らを出迎える。戦いになるが、ブタヅノーたちはすぐに退却する。その夜、ブタヅノーの力によって勉強ができるようになった子どもたちが突然、耳と鼻がぶたのようになってしまう事態が発生。町は救急車が出動することに。少年に会いに来た勇介は砂浜で掘り賭のトーテムポールを見つける。しかし少年はそこにはいなかった。はっとした勇介は、急いでマゼンダのいる学校に向かう。学校ではマゼンダが少年にブタヅノーの力を与えようとしていた。そこに勇介はやってきて、マゼンダの目を盗んで少年を助け出す。しかし少年は勉強せずに頭がよくなりたいという。勇介は少年を思わずたたいてしまい、そして少年にそれでは決して自分のためにはならないのだと諭す。マゼンダの手を逃れるために屋上に来た勇介と少年は、そこで豚に変えられた友人たちに会う。彼らはマゼンダに元に戻してもらおうとしてきたのだったが……。ブタヅノーと対決することになった勇介は丈たちの力を借りず、あえて自分の力だけで、戦う。そして少年の前で、今までできなかったオーバーベッドシュートを決める。勇介の思いを理解して少年は、その場から逃げる。三人だけになった勇介たちは変身してブタヅノーを倒す。戦いが終わって、勇介たちと少年は、その友達と共にトーテムポールを立てる。感想……東映のプロデューサーだったか、ヒーローへ番組は教育番組だといっていたらしいけど、まさにその通りという感じの回。ここまでストレートに表現できるのは、これがヒーロー番組だからこそ。ここで語られているのは努力することの大切さで、しかもそれはすぐに報われるものでもないということもしっかりと語っているのが印象的だった。そう言いながらも、勇介のオーバーヘッドシュートのエピソードが、すぐには報われなくてもいつか必ず努力していれば報われるときが来ると語っている。丈もめぐみも今回は出番は少なかったけど、その分少年と勇介のかかわりが濃密に描かれていた。少年もただのいい子ではなくて、勉強せずに頭がよくなりたいという誘惑に負けてしまうのも、少年らしくてよかったし。
2007.07.04
第23話「コンマ1秒に賭けた命」あらすじ……パトロール中の勇介は、日傘を差した白いドレスの女性を見かけ声をかける。だが日傘から顔をのぞかせたその女性は、コロンだった。声をかけられたことでコロンは喜んで一緒にバイクに乗ろうとするが、勇介はつれない。おいてかれたコロンは、せっかく一緒にパトロールをしようと思ったのにとがっかりする。そのころヅノーベースでは、ピアスが弟子たち5人に、宿題を与えていた。中でもケンプはいち早く宿題を完成させ、新合金ギガゾメタルを作り出したのだ。そしてケンプはケンヅノーをつれて勇介の元に現れる。変身してケンヅノーと戦う勇介だが、ギガゾメタルで作られたケンの威力に彼のファルコンソードはへし折られてしまう。しかも勇介はケンヅノーの攻撃に徹底的にやられてしまい、初めて敵に背を見せて逃げる。かろうじてケンヅノーから逃れたものの、勇介は完膚無きまでといってもいい敗北に悔しさを隠しきれない。そのためかけつけたコロンにあたってしまう。彼のために、ケンヅノーの動きを解析したコロンは、勇介が勝てなかったのは、敵が0.1秒だけ勇介の動きよりも勝っていたからだと告げる。だが苛立つ勇介は「数字なんかどうでもいい。俺たちは人間なんだ。鋼鉄のコロンにはわからない」といって彼女を傷つけてしまう。勇介の言葉の傷ついたコロンは走り出して彼のもとを離れる。そんな彼女のもとにめぐみがやってきてコロンを慰める。だがそこにケンプが現れ、めぐみをさらっていき、勇介にめぐみを助けたくば一人で来いとコロンに伝言を託す。約束の場所に一人でやってきた勇介。再びケンヅノーとの戦いになるが、苦戦となる。それを遠くから見つめるコロンは居ても立ってもいられず、海に飛び込み、勇介の元に向かう。そのあとを丈も追う。ケンヅノーと戦っている勇介の背中をケンプが斬りつけようとしたそのとき、水中からコロンが現れ、身代わりになってケンプに切られる。勇介はケンプをけりつけると、傷ついたコロンの元に駆け寄り、彼女が身を挺して命を賭けて敵に向かうことを教えてくれたことを悟る。勇介は敵の懐に飛び込み、ケンヅノーを倒し、そして仲間たちと共にケンヅノーにとどめを刺す。戦いが終わったあと勇介はコロンをバイクの後ろに乗せてパトロールに向かう。感想……一番印象に残ったのは、コロン。どう見ても彼女は勇介に好意を持っているというのがはっきりとわかるのだけど、前回まではここまではっきりとしたものも伏線らしきものもまったく感じなかったのに、いきなり恋愛感情を抱いている様子には少々戸惑ったかな。でも戦闘中に、いくら適切なアドバイスだったとはいえ、数字で指図されるのはさすがの有す蹴れも苛立ったのがよくわかった。途中で怒鳴ってもいたし。また勇介が初めて敵に背中を見せて逃げ出したと言うことで、落ち込むのが人間的だった。そうして一つ一つ成長していくんだろうね。
2007.07.03
第22話「宇宙カラオケ名人登場」あらすじ……海で泳ぎを楽しんでいためぐみが海岸で休んでいると、どこからかすてきな曲が流れてくる。それに誘われ、彼女はその曲のする方に向かう。そこには少女がコンクールのために、練習していたところだった。彼女の音楽に賞賛の拍手するめぐみだが、少女は迷惑そうに応じる。彼女はジュニアポップスコンクールに出場するために必死だったのだ。一方、チブチ星人ブッチとギターラヅノーはライブ会場で、観客から拍手と歓声で迎えられていた。しかし彼らが突然子守歌を歌い出すと、人々は深い眠りに入ってしまい、目を覚まさない。ブッチとギターラヅノーは町に繰り出し、月々と人々を眠らせてしまう。そのためにあちこちで事故が起こってしまう。そこにライブマンたちがかけつけたが、ギターラヅノーのギターの音で眠らされてしまいそうになる。そこで彼らはとっさに音声を切るのだが、今度は背後から攻撃をかけてくるジンマーたちに気づかず、彼らはまともに攻撃を受けてしまう。そして変身が解けた彼らにギターラヅノーの子守歌が襲いかかる。眠り込んでしまう勇介と丈。めぐみはかろうじてその場から逃れるが、途中で彼女に眠ってしまう。勇介たちがギターラヅノーの攻撃にさらされようとしたそのとき子むんが駆けつけ、彼らを連れて退却する。ヅノーベースでは、大教授ピアスの前にブッチとギターラヅノーが現れる。ピアスは二人の計画に興味を示す。グラントータスでもコロンがいくつもの目覚まし時計を用意して彼らを起こそうとするが、いっこうにおこる気配はない。泥腕眠り込んだ流組だが、あの少女が弾いていた曲が風に乗って聞こえてくると、目を覚ます。そして彼女の曲とピアノが、ギターラヅノーの音を邪魔して稲子とを知る。練習している少女の前に、ブッチとギターラヅノーが現れ、彼女の音楽を邪魔するために攻撃をかける。そこに現れためぐみ。彼女は少女をかばいながらその場から逃げ出す。洞窟に逃れためぐみは少女に、みんなを助けるためにあの曲を弾いて欲しいと頼む。だが少女は、明日がコンクールの日で、コンクールには年齢制限があって、この機会を逃すわけにはいかないのだと告げ、めぐみの申し出を断る。そこにブッチとギターラヅノーが現れ、めぐみは彼女を守るために、彼女が作った曲を弾くが音は途中で止まってしまい、ギターラヅノーの攻撃を受ける。逃げる途中で少女は、めぐみの悲鳴を聞く。その視線の先にはうち捨てられたおもちゃのピアノがあった。めぐみを小浮議しているギターラヅノーだが、突然、聞こえてきた音に彼のギターは乱され攻撃ができなくなる。はっとするめぐみ。その曲はあの少女が弾いていたものだった。そしてその音は、勇介たちをも目覚めさせる。めぐみの元にやってきた勇介たちはライブマンに変身し、ギターラヅノーを倒す。戦いが終わって、勇介・丈・めぐみとその少女は一緒に海で遊ぶ。感想……初めはこの話の要となる女の子が、生意気でやっぱり戦隊に出てくる子どもは好きになれないと思ったのだけど、最後はそれなりにかわいらしかったかな。最初のシーンが余りにもぎすぎすしていたのがいただけなかったのだと思う。今回はメインはめぐみとはいえ、勇介たちの出番はほとんどなし。話の進行上、勇介も上も眠りっぱなしだった。そこにいるんだけど、いつの間にか消えていると言うよりは話もつじつまが合っていたし、そう言う流れなら、彼ら二人がいなくても仕方がないと思えた。ドラマのパートがいつもより長かったのか、今回はライブロボを直接呼び出していた。いつもなら、マシンバッファローを呼んでから合体という手続きを踏むのだけど。ライブマンの場合は時々、合体の過程が省略されてしまう。ちなみにこの話の中で少女が弾いていた曲は、挿入歌のひとつで「スパーク! 海へ」で、めぐみ役の人が歌っている。なかなかいい曲だと思う。ちょっと懐かしくって。
2007.06.30
第22話「豪よ聞け! 母の声を……」あらすじ……オブラーはライブマンと戦うために挑戦状を送った。だがそこにケンプ・マゼンダ・アシュラが現れ、オブラーを捕らえてしまう。彼らはオブラーから頭脳獣オブラーヅノーを作り出し、ライブマンとの戦いの赴かせる。ライブマンたちは、オブラーヅノーが尾村豪だと思い、なかなか戦うことができない。それを影で見つめるケンプたち。だがそこに本人であるオブラーが現れ、自分がライブマンを倒すと宣言する。二人のオブラーにライブマンはどれが本物のオブラーなのかわからなくなってしまう。だがケンプたちは、本物のオブラーを前に姿を現し、彼がボルトに入ったいきさつを暴露する。ケンプとマゼンダはアカデミアで勉強中に突然現れたボルトの暗号を解いたことで、ボルトの試験に合格し、ボルトの一員になったのだが、豪は違っていたのだ。彼のもとにボルトからの招待状は届かず、ピアスへ願うことによってボルトにはいることができたという。そのことでケンプたちは豪を真の天才ではないと言ったのだった。豪はその言葉を振り払うかのように、ライブマンたちと戦う。ライブマンは本物のオブラーとオブラーヅノーを相手に戦う。戦いの激しさに変身が解けるライブマンたち。勇介は尾村豪と対峙し、共に吹き飛ばされてしまう。気を失っているオブラーを見て、勇介は彼の母親の元に向かう。母親は、オブラーとなった豪を認めることができない。そんな彼女に勇介は、オブラーを生み出したのは、あなただと告げる。遊びたい彼を勉強に縛り付けたのだと。彼もいい子で、母親の期待に精いっぱいこたえようとしていたのだと。アカデミアでも一番勉強していたのは彼で、またそれはボルトでも同じだったのだろうと。だが豪の体も心もすりきれる寸前なのだと告げる。母親は勇介に連れられてオブラーの元に向かう。彼女は彼に、今までのことを謝り、豪の存在そのものを受け入れる。だがそこにオブラーヅノーが現れ、母親を攻撃する。足を負傷していた勇介はすぐに動けない。だが母親の危機にオブラーが身を挺して彼女をかばう。そして母親の腕の中で「人間に戻りたい」とつぶやき、彼は人間に戻る。勇介はオブラーヅノーと対峙する。そこに仲間たちも駆けつけて、オブラーヅノーを倒す。戦いが終わって、勇介たちは母親に導かれて歩く豪を見る。そのうつろな表情は彼の心が完全にすり切れてしまったことを意味していた。だが蝶を見てほほえむ彼を見て、勇介たちはいつか必ず、彼が回復することを信じた。感想……尾村豪の三部作が終了と言うところ。敵の一人が退場して、次回からはまた新しい展開になりそう。でも前々回の話がここにつながっていたとは思わなかった。よく考えられた作り方をしている。尾村豪はただ天才というのではなく、本来はやさしい人なんだと思える作り方でもあったかな。母親をかばったというシーンでそう感じたのではなくて、全体的な雰囲気かな。昔の作品の方が子ども番組でありながら、子どもを侮っていない感じがする。ちゃんと一年間を通してのすじもはっきりしているし、ここの話にしても、子どもだからといって手加減していないというか……。ゲキレンジャーを見ているせいか特にそう思う。
2007.06.22
第20話「落第オブラーの逆襲!」あらすじ……ライブマンとの戦いに負けたオブラーは必死の思いでヅノーベースに戻ったものの、大教授ピアスに見捨てられてしまう。一方、パトロールをしている勇介たちの前に一体のジンマーが攻撃をかけてくる。丈は変身するまでもなく、そのジンマーを倒してしまうが、突然現れたサイセイヅノーによって、いくつもの破片がジンマーに再生してしまう。ライブマンに変身した彼らはレッドファルコンをサイセイヅノーに向かわせる。だがいくら攻撃をかけても再生してしまい、戦いの効果がない。ライブマンたちは必殺技のバイモーションバスターを使用することにしたのだが、そこにギルド星人のギルドスが現れ、彼の十字剣から放たれたエネルギーのバリアによって、サイセイヅノーは守られる。必殺技が聞かずに呆然とする勇介たち。ヅノーベースではギルドスがピアスの前にやってきて、挨拶を交わす。ピアスは宇宙でも有名だといい、ギルドスは彼の弟子になりに来たのだ。ライブマンとの戦いで、弟子となることを許される。だがオブラーはピアスに完全に無視され、しかも人間に戻ってしまい、アシュラたちから出て行くように言われてしまう。尾村はギルドスの腰にある剣を奪い取ると、ヅノーベースから逃走する。追われる尾村。なんとか追っ手を振り払った彼は、自分の家に戻る。突然現れた息子に驚き、喜びを隠せない母。豪は自分の家の地下室にある実験室にこもり、そして誰が来ても自分はいないと言ってくれと告げる。勇介たちは豪を捜して靴をみつけると、彼が近くにいることを感じ取る。そこで彼の家を訪ねる。時折聞こえてくる悲鳴。心配そうな母。そこにやってきた勇介たち。豪の母は、豪に言われたとおり豪はいないと告げる。勇介が地下に行こうとするのをとめる豪の母。彼女は豪のことを信じているという。彼は生まれたときから天才だったと。だがそのとき扉が開き、オブラーになりかかった豪が姿を現す。母親はその姿に愕然とする。丈たちは、豪になんと残酷なことをするんだと豪を責めるが、豪は完全なオブラーになってライブマンを倒し、ボルトに復帰するのだと告げる。オブラーとライブマンたちとの戦い。オブラーはギルドスからサイセイヅノーを借り受けるとライブマンに挑む。苦戦するライブマンたちだが、オブラーが持つ十字剣を破壊することによってサイセイヅノーの能力を失わせることに成功する。そしてバイモーションバスターでサイセイヅノーを倒す。戦いが終わって、次の戦いがオブラーとの戦いになることを理解するライブマンたち。感想……オブラーがメインといってもいい回だった。とはいえ、なんかとても情けなる展開だったな。話がというよりオブラーが。負けた回数ではケンプたちも余り変わらないんだろうに。それにしても彼の母親の盲信ぶりは……いくら誇張とはいえ、大げさだったかな。だけどオブラーの存在が、どれほどのものだったのかは、ガッシュが巨大化させるときに殴りつけた様子でわかった。ピアスに見捨てられたら用はないという感じで。あのシーンが一番印象に残っている。
2007.06.21
第19話「ガリ勉坊や オブラー」あらすじ……ピアスはケンプたちが提出した計画の甘さにいらだちを隠せず、彼らを叱責し、その上で脳を活性化させるために光線を放ち彼らを苦しめる。その中でオブラーは自らを利用して、頭脳獣を作り出すことを提案し、認められる。一方、夜にバイクを走らせていた勇介は、塾帰りの少年とぶつかりそうになる。少年を気遣う勇介。彼は少年が沈んだ顔をしているのに気づき、塾は楽しいかと問う。しかし少年にとって塾は余り楽しいところではなく、その答えははかばかしくない。勇介はそんな少年に、明日野球をしようと誘う。少年たちと勇介たちはともに野球した楽しんでいた。しかしそこに現れたガリ勉ヅノーに、少年たちは無理やりボルトのバイブルの本を持たされ、勉強させられてしまう。勇介たちがそれを取ろうとするが、逆に電撃を浴びてしまう。町中では、次々とぼるとバイブルを手にした人たちがそれを読み上げていた。一方、ガリ勉ヅノーは遊園地にやってきて、人々が楽しそうに遊んでいるのを見て、彼らを少年たちと同じような目に遭わせようとするが、そこにライブマンが現れ、戦いとなる。戦いのさなか、ライブマンに飛ばされたガリ勉ヅノーは、ジェットコースターの上にいた。初めは困惑するガリ勉ヅノーだったが、そこに楽しさを感じ、彼は戦いを忘れて、子どもに返って遊び始める。それを見ているオブラーは腹立ちを隠せない。オブラーはがれベンヅノーを元に戻そうとするが、ついにパワーが切れて本来の自分である尾村豪に戻ってしまう。勇介たちはそんな豪にガリ勉ヅノーは尾村豪の子どものころの望んだ姿だと告げる。尾村豪は子どものころから、母親に勉強を強いられ、遊びたくても遊べなかったのだ。だがそのとき、アシュラが現れ、ガリ勉ヅノーを自分たちで戦えるようにすると宣言する。そこに空中から謎の人物が現れて、アシュラたちを吹き飛ばすと、尾村豪とガリ勉ヅノーに光線を浴びせて尾村豪をオブラーにし、ガリ勉ヅノーは戦う頭脳獣となった。そして謎の人物は消えてしまう。勇介たちはライブマンとなり、ガリ勉ヅノーと戦い、勝利する。多々買い終わった彼らは、Dr.オブラーが去っていくその後ろ姿を見送る。感想……この話からは、尾村豪を巡る話が続くようなんだけど、次々と新しい設定や存在が現れて、飽きが来ない作り方になっている。最初はケンプたち三人のいきさつ。そして次はアシュラ登場。そして今回は尾村豪の転機と新しい存在。申し訳ないが、ゲキレンジャーよりもおもしろいと思う。ゲキレンジャーって、もう16話ぐらいなるというのに、話がいっこうに進んでいない。ずっと足踏み状態。この足踏み状態というのは、ボウケンジャーでも感じたことなんだけど、話の性質上仕方ないのかも知れないとは思うけど。それでもボウケンジャーはこの頃、高丘映士が出てきて、話の色合いを変えたりしていたんだけどね。
2007.06.20
第18話「罠! 丈の愛した頭脳獣」あらすじ……ヅノーベースではピアスがマゼンダを呼びつけていた。その手には、彼女の研究室にあったという彼女自身の優しさと愛する心の遺伝子の入った便があった。ピアスは、まだ人間の心を残しているのかと叱責する。マゼンダはそれを残しておいたのは、新たな頭脳獣を作りライブマンを倒すためだとこたえる。それを聞いて、満足げにほほえむピアス。一方町では、丈が子どもたちとともにスケートボードで遊んでいた。華麗な丈の技を真似しようとした子どもの一人がけがをしてしまう。駆けつけようとした滋養よりも早く、マゼンダこと仙田ルイそっくりの人間が現れて、少年を優しく慰めて手当てをし、去っていく。彼女らしからぬ優しさに茫然とする丈は急いで後を追い、グラントータスにいる勇介たちにも報告する。彼女が次々と人々に優しく接しいるのを見た丈は、彼女が仙田ルイそっくりの別人だと思うようになる。そして急な坂を赤ちゃんを乗せたベビーカーが転がっていくのを一緒に阻止した丈は、彼女と一緒に歩き出す。かの時をは例という名前であることをい知った丈は、彼女にペンダントをプレゼントする。喜ぶレイ。しかし丈が席を外したそのとき、マゼンダが現れ、彼女に浮かれていないで丈をアジトに連れてくるように指示する。レイはやむなく丈をアジトに導いてしまう。そして落とし穴の罠にかかる丈。マゼンダはレイを本来の姿であるツインヅノーに変えてしまい、そして丈の体に特殊な液体を入れて、人間爆弾にしてライブマンの秘密基地を爆破させようとするのだ。危機一髪のところでレッドファルコンとブルードルフィンに助けられる。そして彼らはツインヅノーをバイモーションバスターで倒そうとするが、イエローライオンが異を唱え、とどめを刺すことはできなかった。そのころ、レイは丈を倒さなければならないという命令と優しい心との狭間にあり、自ら命を絶とうとしていた。そこにかけつけた丈。逃げるように言う彼にレイは、自分はマゼンダの優しさと愛する心からできた頭脳獣であることを告白する。だから逃げられないのだと。そこに現れたジンマーとマゼンダ。勇介たちも駆けつけ、丈にレイを連れて逃げるように促す。逃げ出す丈とレイだが、その行く手にマゼンダが立ちふさがり、丈の抵抗もむなしく、丈をかばうようにマゼンダからの光線を浴びたレイは丈からプレゼントされたペンダントが落ちて、頭脳獣と化してしまう。背を向けていたマゼンダの頬に涙が流れる。それを遠くから見ていたのはアシュラだった。丈たちはライブマンに変身し、ツインヅノーと戦い、勝利する。ヅノーベースでは地球を見下ろしていたマゼンダのもとにアシュラが現れ、丈がレイに贈ったプレゼントを渡し、去っていく。感想……ライブマンは悲しい結末が多いような気がする。前回もそうだったし……とはいえ、今回の話でちょっと印象に残ったのは、アシュラの存在。最初の方のシーンと中程とラストの方と、敵方のメインではないのでそう出番はなかったんだけど、登場シーンを続けてみると、ある意味一つのストーリーになっている。話とは関係がないのに、ちらりとアシュラの表情を捕らえたりしていた。マゼンダに対して思いがあるんだろうなというのが何となくわかったし、とはいえ、最後のところに来るまでは、それがどんなものかはわからなかったけど。でもアシュラの存在もなかなかいいかも。
2007.06.19
第17話「泣く人形! 襲う人形!」あらすじ……自転車でパトロール中のめぐみは、グラウンドにやってきて、毎日走り込んでいる女性に温かい目を向ける。その彼女が転んだとき、あわてて駆け寄る。だが彼女はめぐみの手を振り切り立ち上がると、ベンチにおいてあるピエロの人形に向かって、これこれ以上記録を伸ばせないと苦しげに告げる。そのピエロの人形は重い心臓病で入院している妹からのプレゼントで、妹は姉である令子に陸上競技大会に優勝して欲しいと願っていたのだ。その期待にこたえられない彼女の思いを感じ取ったかのように、ピエロの人形トトは涙を流す。それを見ていたケンプは、ようやく人の心を持った人形に巡り会ったことを知る。だが無理やり奪えば、人形から心が消えることを懸念する。一方、勇介たちと合流しためぐみは人形が流した涙のことを二人に話すが、二人ともあまり信じてはいないようだった。夜になって、令子の夢にケンプが現れ、妹のために記録を伸ばしたいのなら、人形と引き替えに早く走れる靴を渡そうと告げる。その言葉に令子は応じて、いつも練習するグランドのベンチに靴がおいてあるのを見つけて、その代わりにピエロの人形に誤りながら人形を残していく。令子との別れに涙を流すトト。心ある人形を手に入れたケンプは、その人形を核にして頭脳獣ピエロヅノーを作り出す。ピエロヅノーは人形たちを意のままに人間に襲いかかる。めぐみたちはライブマンに変身して戦うが、ピエロ人形がトトが素になっていると知っためぐみは、攻撃ができなくなってしまう。そんな騒動の中、めぐみは令子の走りがとても早くなったことを知る。そしてその靴にはボルトのマークが。令子に話を聞くめぐみは、彼女がトトと引き替えにその靴を手に入れたことを知る。何か言おうとするめぐみを令子は拒否する。グラントータスでは、令子の靴が解析されて、あのまま走り続けると、オーバーヒートで靴が爆発することがわかる。めぐみは令子を説得しようとグランドに向かうが、その途中、あらわれたピエロヅノーに邪魔をされてしまう。めぐみはピエロヅノーのトトに、このままでは令子さんが危ないことを教える。するとしばらくして涙を流したピエロヅノーは、めぐみにとどめを刺すのをやめて令子のもとに向かう。突然現れた頭脳中に驚き恐怖を感じた令子は逃げ出すが、ピエロヅノーは爆弾を使って、令子の逃走を阻止する。そして靴を渡すように告げる。令子が靴を脱ぐと、それは爆発してしまう。一方ケンプは、ピエロヅノーからトトの部分を取り去って、ただの凶暴な存在にしてしまった。めぐみたちはライブマンに変身し、ピエロヅノーと戦い、勝利する。戦いが終わったあと、ぼろぼろになったトトを、令子に渡すめぐみ。令子はトトを抱きしめ、二人で陸上競技大会に、精いっぱいがんばることを誓う。感想……めぐみが主人公。ロボット戦は、本当にワンパターンでなくてもいいようなものなんだけど、ただロボット戦の前のライブマンとの戦いのときが、話がちょっとかな締めの話だったので、戦っているときもなんかちょっと悲しかった。戦いに勝ったやったーという感じじゃなかった。今回の話を見て、ダイナマンとの違いに気づいた。ダイナマンは話を進めるために結構ナレーションを使って、描写をすっ飛ばして進むことが多いのだけど、ライブマンは余りそういう感じがない。たまたま今回、先に進むためにナレーションを利用したので、そう言えば、ダイナマンとはナレーションの頻度が違うなぁと感じたのだけど。昔の戦隊は結構、ナレーションを使って描写の省略をやっていたけど、最近のは、余りそういうのはない感じがする。そう言うやり方も時とともに変わったんだろうね。
2007.06.18
第16話「キョンシーの手紙」あらすじ……丈は勇介とパトロール中に、水着姿の女性を見つけて、いきなり勇介の運転する車を止めて、声をかける。だが、勇介にとめられ、仕方なくパトロールに戻ることに。そんな中、彼らのまわりが突然暗くなり、人々が逃げ出してくる。彼らの後ろには、少年に率いられたキョンシーたちが迫っていたのだ。しかもそのキョンシーたちは科学アカデミアの制服を着ていた。勇介たちは、キョンシーとの戦うことになってしまう。勇介はその最中に、キョンシーのお札に使われているのが、科学アカデミアに入学したときに書いたラブレターであることを知ってしまう。彼はキョンシーが消えたあと、ラブレターとキョンシーが科学アカデミアの制服を着ていたことを考えて、謎を解く鍵はアカデミア島にあることに気づき、単身アカデミア島に向かう。何かを隠している様子の勇介に、丈たちは首をかしげている。アカデミア島にやってきた勇介は科学アカデミアの廃墟に立つ。そこで舞い上がる紙をつかむ勇介。それは設計図やテストなどであった。やはりここにキョンシーの謎があることを確信し、彼は仲間たちが眠る墓地に向かう。そこにはDr.オブラーとプラズマヅノーが墓がいて、プラズマヅノーがそこに眠る死者の魂を吸い取っているところだった。そしてプラズマヅノーがはき出したキョンシーたちは、舞い上がる紙をお札にして動き出す。その中には、まだ残っていた勇介のラブレターも入っていたのだった。勇介はなんとかそれを取りもどすが、結局オブラーの手に渡ってしまう。中身を読んだオブラーは、それが仙田ルイことDr.マゼンダ当てのものだと知ってしまう。勇介は入学したてで、仙田ルイのことがよくわかっていなかった段階で書いたラブレターを恥じていたのだ。しかしかけつけた丈たちに誰にでも青春の間違いはあるといわれて、元気を取りもどし、プラズマヅノーと戦う。死んだ仲間たちの魂まで利用する彼らに、勇介たちの怒りは爆発し、プラズマヅノーは敗れ去る。勇介たちは、仲間たちの墓の前で祈りを捧げると、ボルトに与した月形・仙田・尾村がどこで青春の間違いをしたのか必ず突きとめると誓うのだった。感想……初めは丈がメインかと思ったのだけど、勇介がメインだった。勇介のラブレター争奪戦というのがなかなかおもしろい設定で、ものがものだけに、丈たちには隠しての行動というのはちょっと変わっていたかな。科学アカデミアの今と昔も出ていたし、マゼンダにそんなこともあったといわせてしまうし。最後のシーンがたぶんこの話のテーマで、少々重いのだけど、勇介と絡むと笑ってしまう作品だった。
2007.06.17
第15話「必殺! 死神ガッシュ」あらすじ……ロボット研究所では、メタフォース鉱石を内蔵したバトルロボの実験が行われていた。研究員が実験が成功したことに大喜びしている中、ガッシュが無限のエネルギーを発生させるメタフォース鉱石を狙って、バトルロボを奪いに来た。ガッシュの攻撃を受けたバトルロボは、逃げ出す。敷地を出たとたん、バトルロボは丈の車に轢かれてしまう。丈はバトルロボを連れてグラントータスに戻り、バトルロボを修理する。そしてバトルロボに花子と名前をつけるのだった。花子はすっかり丈になついてしまう。一方ヅノーベースでは、メタフォース鉱石を手に入れるために、ケンプたちが名乗りを上げるが、失敗続きの彼らにいらだちを隠せないピアスは、再びガッシュにファイヤーヅノーをつけて出撃させる。そのころ丈たちは花子を連れて、遊園地に行く。花子と楽しげに過ごす丈を少々あきれながら見守る勇介とめぐみ。だがそこにガッシュが現れる。花子を狙うガッシュ。丈たちは花子をかばいながら、戦いそして逃げる。だがいくら隠れても、ガッシュに見つかってしまう。そして逃げている中、花子とはぐれてしまう丈たちと。丈は花子が自分と一緒にいたら丈たちが危険になると判断して離れていったことを察知し、花子を捜す。そして彼は鉱石場のようなところで花子を見つけ、なんとか花子をかばいながらガッシュと戦う。だが丈はガッシュとの戦いで身動きできなくなる。とどめを刺そうとするガッシュ。だが、そのとき花子が身を挺して丈をかばう。そして花子は丈に「さよなら」を告げると、ガッシュを巻き込み自爆してしまう。その悲しみと怒りに丈は立ち上がり、ファイヤーヅノーと戦い、そして仲間たちとともに倒す。戦いが終わったあと、丈たちは花子の墓に花を捧げる。感想……今回は丈とガッシュの対決が見所だった。というより、なんだかアーノルド・シュワルツネッカーの「ターミネーター」を見ているようだった。ガッシュはまさにターミネーターにのようだったし、花子を連れて必死に逃げるところなんかも似ていた。「ターミネーター」が封切られたのはこの頃だったかな?また、ライブマンはよく人が亡くなる気がする。一話の麻里と卓二。そしてアカデミアの仲間たちに、ついこの間は、コロンに一目惚れしたタナカだったし、今回は花子。こういうのも戦隊シリーズの中では、めずらしいのではないだろうか。
2007.06.16
第14話「ナベ男勇介の叫び」あらすじ……バイクを走らせていた勇介の行く手を、なぞの三人が現れ、彼の走行を邪魔する。なんとか振り払った勇介だが、バイク共々崖下に転落してしまう。勇介はかろうじて助かるが、その彼の前に謎の三人を従えたDr.アシュラが現れる。Dr.アシュラは、先だってライブマンたちに負けたことをバネに、新しいシステムを開発して、アシュラ三人衆シュラーを作り出したのだ。勇介を襲ったのがそのシュラーたちであり、彼らはアシュラの分身でもあった。しかも勇介は、アシュラとともに現れたエレキヅノーの攻撃により、電気人間されてしまう。そのせいで、変身もできずも丈たちに通信もできない。生身の体では頭脳獣にかなわない。だが運良く、とどめを刺そうとしたエレキヅノーの攻撃によって、勇介は彼らのもとからはじき飛ばされたのだった。勇介は必死で、彼らから離れるが、アシュラは余裕を持って彼を追う。川原でキャンプをしている人たちを見つけた勇介は、彼らに助けを求めるが、しかし電気人間となってしまった勇介に触れた彼らは、感電してしまい、恐怖の目で勇介を見ると一斉に逃げ出してしまう。通信もできない勇介は、アマチュア無線をしている家を見つけて、彼らに連絡を取ってもらおうとするが、その彼らを感電させたあげく、金属製品を体に引き寄せてしまう。しかも化け物扱いされ、逃げる羽目になる勇介。そのころグラントータスでは、ニュースをを見ていたコロンたちが、勇介がその忠臣で追いかけられていることを知る。コロンは彼の体が異常なデジ波が出ていることを突きとめる。次々と体に金属を貼り付けている勇介は、「何でこんな目にあうんだ」と口に出していた。そこに現れたアシュラと、エレキヅノー。とどめを刺そうとしたそのとき、バスが通りかかり、勇介は車体にくっついてしまうのだった。その上、車内にいた人たちを感電させてしまう。なんとか停車したバスから降りてきた乗客たちに石を投げつけられる勇介。そこにかけつけた丈とめぐみ。めぐみたちは必死で石を投げないように頼むが、彼らは聞く耳を持たない。そんな彼らを見て勇介は自分が戦ってきたのはこんな人たちを守るためだったのかと叫ぶ。その言葉を聞いためぐみは尼僧に変装して、勇介を諭す。そして彼女は、危険を顧みず、自分も感電しながら、勇介をバスから引き離す。そのとき、磁力が弱まって、勇介に張り付いていた金属が落ちるのを見ためぐみは、自分が触れたことにより、電気が放出されたことを知り、上に勇介に触れるようにいう。嫌がりつつも、勇介のために彼に抱きつき感電する丈。そのおかげで勇介の体から電気がすべて放出され、彼らはライブマンに変身することができたのだった。そして勇介たちはエレキヅノーを倒す。感想……勇介がなんのために戦うのかわからなくなってしまうこの話のテーマは、メガレンジャーでも最後の方でかなり重要なテーマになっていたのと同じものだった。ライブマンの方が古いのだけど。古いけど、でも同時にいつでも重要な意味を持っているテーマだと思う。ライブマンでは、比較的前半でできたし、めぐみの言葉で勇介が悟るシーンはとても納得がいった。メガレンジャーでは結構何話か引っ張っていたし、すぐに悟るようなことはなかったけど。でも仲間たちと久保田博士たちの思いで、彼らは戦っていったっけ。メガレンジャーの方が人々の迫害は深刻だったけどね。そしてちょっと変わっているなぁと思ったのは、最後のシーン。戦いが終わって勇介たちが、じゃれ合っている様子を遠くから見ている敵幹部(この場合はアシュラだけど)が、彼らを倒す決意をするシーン。多くの場合はそこで終わるんだけど、今回はその悪しき気配に気づいて、勇介たちが振り返るシーンで終わっているのが、印象的だった。
2007.06.15
第13話「燃えよ鋼鉄コロン」あらすじ……Dr.マゼンダは、地下に埋められているゴミを使って頭脳獣ドクガスヅノーに毒ガスを作らせ、それを街に撒く作戦を立てていた。その作業をカモフラージュするために、テニスクラブを作り、ジンマーたちに人間のふりをさせて、なんの変哲もない光景を作り出していた。そしてジンマーたちは、ドクガスヅノーが作り出した濃縮された毒ガスの素を町中にばらまくのだった。だがその作業中に、一人のジンマーが誤って毒ガスを浴びてしまい、回路に狂いが生じ、人間の姿でその場を逃げ出す。逃げ出したジンマーは田中といい、追われていた彼は、通りかかっためぐみに助けを求める。めぐみは相手がマゼンダと知り、戦いとなるが、彼女たちに苦戦し、勇介たちを呼ぶ。だがグラントータスに勇介たちの姿はない。彼らはまだ眠っていたのだ。コロンに彼らを起こすよういうが、そのコロンもおらず、めぐみは窮地に立たされる。だがそこにバイクに乗ったコロンが加勢に来る。コロンたちとドクガスヅノーの戦い。コロンにに一目惚れしてしまった田中は、コロンの危機に、身を挺してかばい、自分がロボットであることがわかってしまう。一方勇介たちは、ようやく目覚めて、司令室にパジャマ姿でやってくると、その画面を見て驚く。そこにはコロンとめぐみが戦っている様子が映っていたのだ。コロンたちが窮地に陥っているそのとき、ようやくライブマンに変身した勇介たちがやってきて、なんとかドクガスヅノーを退ける。めぐみたちは田中に、なぜジンマーたちに追いかけられていたのか、尋ねるが、彼は思い出せないという。勇介たちが、けがをしたところを詳しく調べると、田中の回路にはドクガスの一部が付着していた。それがジンマーとしての彼を狂わせていたのだ。コロンたちは田中を連れて彼の足跡を辿る。そしてついにテニスクラブにたどり着くと、田中はここが始まりであることを思い出す。だがなんの変哲もないテニスクラブに、首をかしげる勇介たち。だが、めぐみがテニスホールをコート内の人たちに投げつけると、彼らは正体を現す。そこに現れたマゼンダとドクガスヅノーに攻撃を受ける田中。その様子を見た勇介たちはライブマンに変身し、ドクガスヅノーと戦う。だがドクガスヅノーの攻撃に、苦戦を強いられる。窮地に陥った彼らを助けるためにドクガスヅノーの前にコロンが立ちはだかったそのとき、田中がドクガスヅノーを抑え、致命的な損傷を負う。コロンの腕の中で、思いを通わせた田中は、突然走り出し、ジンマーとしての最後を迎える。それを見て、勇介たちはドクガスヅノーを倒すのだった。感想……メインはめぐみであり、コロンなんだけど、むしろ勇介と丈のシーンが印象に残っている。めぐみたちが必死に戦っているというのに、のんびりと歯磨きをしていたり、その前のシーンでは、二段ベッドから落っこちる丈と寝ぼける勇介。ストーリー上はまったく関係のないシーンなんだけど、いい味出していた。こういうシーンがあるから、余り重くならずにすむのかも知れない。話自体はちっょと悲しいものだったし。でもバランスがいい。こういうほっとしたシーンがあるから、そのあとの重いシーンも、勇介がしゃんとして戦うシーンも生きてくるんだろうな。
2007.06.14
第12話「超天才アシュラ!」あらすじ……ガッシュによって武装頭脳集団ボルトに連れ去られた毒島嵐は、大教授ピアスの教育を受けさせられていた。しかし、彼は次第に自分の中に夢持っていた能力に目覚め、どんなに難しい問題も解くことができるようになっていた。そして生体改造をして、彼はDr.アシュラとなった。一方町では、学者たちが次々と連れ去られる事件が起きていた。勇介たちは彼らの行方を捜すことに。学者たちはボルトのアジトに連れていかれ、テストヅノーによって、アシュラとの命がけのテストを受けさせられていたのだった。超天才となったアシュラの前に学者たちは敗北し、処刑されていく。そこに勇介たちが駆けつけ、生き残っている人たちを助け出す。勇介たちは嵐がDr.アシュラに変わった様子を見て驚き、またアシュラも彼らに対し自分の力を見せつけるために、戦いを挑む。圧倒的なアシュラの強さの前に、ライブマンたちは敗北してしまう。一方、ヅノーベースではアシュラの活躍に、大教授ビアスは満足し、ケンプたちをひそかにけしかける。アシュラはテストヅノーとジンマーを引き連れて、街の中で次々と強盗を働く。勇介たちはグラントータスからその様子を見ている。丈は好き勝手なことをしているといって悔しがる。勇介は戦いに出ようとする丈をなだめるように、アシュラのこの行動を分析する。アシュラの中にはまだ嵐が残っているという。彼の暗黒街のボスになるという夢が、この行動を起こしているとさとる勇介たち。勇介はそこに勝機を見いだし、再びアシュラの前に立つ。勇介たちは科学アカデミアにコンプレックスを持つアシュラを挑発するように、アカデミアの制服を着た勇介。そんな彼を見たアシュラは天才としての冷静さを失い、結局勇介たちの策にはまってしまう。アシュラを倒した勇介たちだが、今度はテストヅノーとの戦いが待っていた。テストヅノーはライブマンたちの戦いのやり方を分析していたのだが、彼らがそれを逆手にとり、イエローライオンがジェットスケボーに乗って向かうとテストヅノーはお手上げになってしまい、敗北する。戦いが終わったあとねアシュラが再び姿を見せる。ヅノーベースににいたケンプたちはその生命力の強さに驚く。感想……話らしい話はなかったように思うのだけど、うまくまとまっていたしねおもしろかった。話自体は団順だったのにね。前回の伏線の回収とかあったのだけど、アクションは変身前のも結構あったし、とても20分弱の話とは思えないぐらい充実していた。20分弱だから、余計な部分をそぎ落として、かえってすっきりとスピーディな展開になって、それが話をおもしろくしているのかも。前々回丈が使っていたジェットスケボーが今回、出てきてちょっと驚いたかな。ジェットスケボーはその話だけのものだと勝手に思っていたからなんだけど。イエローライオンの正式な武器になりそう。
2007.06.13
第11話「頭脳獣を噛んだ男」あらすじ……ディスコクラブで踊りに興じている人たち。その彼らの間に突然、Dr.オブラーが作り出した頭脳獣ヒヒヅノーが現れ、人々を次々と噛んでいく。すると彼らはみな猿人になってしまった。猿人たちは次々と人々を襲い仲間を増やしていく。ディスコにいた男の一人が、ギャングのボスである毒島嵐のもとに報告に行くがその目の前で、その男も猿人になってしまう。ライブマンはヒヒヅノーのもとに駆けつけるが、猿人たちに戦いの邪魔をされてしまったあげく、ヒヒヅノーの攻撃を受ける。だがそこに嵐がやってきて、ヒヒヅノーと戦う。彼は頭脳獣を前に圧倒的な強さを見せつけ、ヒヒヅノーを自分のアジトに連れていってしまう。勇介たちは彼のアジトでまだヒヒヅノーに攻撃をかけ、かみつく嵐を見る。その気配に嵐は顔を上げる。勇介たちはヒヒヅノーを自分たちに引き渡すように告げる。武装集団ボルトの恐ろしさをわからせようとするのだが、自分の学力にひどいコンプレックスを持っている嵐は、勇介たちが科学アカデミーの出身者であることを知ると、彼のバッジを壊して、ヒヒヅノーたちを連れて、出て行ってしまう。そして嵐たちは次々と銀行を襲う。勇介は、それをとめようとして、ヒヒヅノーと戦いになる。そこにヒヒヅノーの生みの親であるDr.オブラーが現れ、ヒヒヅノーの主導権を取りもどす。主導権を奪われた嵐は、オブラーに向かっていく。それをヅノーベスで見ていたピアスは、ガッシュに命令を下す。地上ではガッシュがオブラーに向かっていく嵐を気絶させる。そして勇介のもとにイエローライオンとブルードルフィンがそろい、勇介もレッドファルコンに変身し、ヒヒヅノーと戦う。激しい戦いの末、勝利するライブマンたちだった。しかし変身を解いた勇介たちの前に、嵐が悔しさをぶつけて気を投げつける。そこにガッシュが現れ、勇介たちの見ている前で、嵐を連れ去ってしまうのだった。感想……前後編の前編なんだけど、話はちゃんと起承転結があって最後もちゃんとしていても欲求不満が少ない。むしろ話自体にそれなりのすっきり感があった上で、嵐がどうなるのか、気になる。ちょうどゲキレンジャーも前後編の前編をやっていたのだけど、うーん、ゲキレンジャーの方は1時間分の話を前後編にわけたという感じがする。ライブマンの今回の話は、話自体は一話完結なんだけど、嵐という存在で前後編として成り立たせているという感じかな。最近はこういう構成の前後編は余り見かけない感じがする。それにしても嵐役をやった岡本美登さんは、いい声している。スーツアクターでもある人のようだし(最近はそちらの方はやっていないらしいけど)、特撮関係の役者さんは、声優としてもやっていく人が多いんだよね。この人もいい声しているから、声優としてもやっていける人ではないかな。とにかく次回がとても楽しみ。
2007.06.12
第10話「スケボー迷路破り」あらすじ……丈は、ひょんなことから同じスケボーをする少年と知り合う。そして彼女の姉に心惹かれた彼は、閑古鳥の鳴く彼女のピザ屋をはやらせてみせると宣言する。そしてスケボーに乗ってピザの配達をする丈。そのおかげか、店ははやり始める。一方、ヅノーベースではケンプがピアスの理論を現実化させて、メイロヅノーを作り出す。メイロヅノーが通ったあとは、迷路となってしまうのだ。そして町中を迷路にして人間を混乱させようという作戦だった。そのころ丈は、ピザを配達している途中でメイロヅノーが作り出した迷路にはまってしまい、目的地に行き着くことができない。そんな中、頭脳獣の姿を見た丈はライブマンに変身し、メイロヅノーとの戦いになる。しかし彼の攻撃は、すべて自分に跳ね返ってしまい、丈はメイロヅノーに逃げられてしまう。そして街はメイロヅノーのせいで大混乱となり、事故も多発していた。レッドファルコンやブルードルフィンも出動して、メイロヅノーを追うが、捕まえることができない。彼らはあるビルに入っていく。するといくつものドアの向こうに、メイロヅノーとDr.ケンプが彼らを待っていた。勇介たちはそこでメイロヅノーの力を知らされるのだ。丈は窓から飛び降りことで、その限りない扉の迷路から脱出することができた。そして丈は傷つきながらも、ピザの店に戻り、事情を説明するのだが、少年は納得しない。そこに勇介たちがやってきて、丈にジェット推進をつけたスケボーを渡す。それをみていた少年はそんなものはスケボーなんかじゃないと言って外に飛び出す。そのとたん迷路にはまってしまい、車とぶつかりそうになる。その彼を滋養は身を挺して救う。だが代償として彼は足にけがをしてしまい、うまくスケボーを操ることができない。そんな中、メイロヅノーを発見した丈だが、うまく走れない彼のかわりに、少年が丈のスケボーを使って追いかける。そしてメイロヅノーに追いつき、一撃を食らわせる。走るのをとめたメイロヅノーは少年に攻撃をかけようとするが、かけつけたライブマンたちに阻止される。そして彼は丈がイエローライオンに変身するところをみる。丈は少年に逃げるように言うと、仲間たちと力を合わせて、メイロヅノーを倒す。戦いが終わって、彼が配達を手伝ったピザ屋は繁盛し、丈のかわりに、少年がそれまで嫌がっていたスケボーでの配達を行っていた。丈は「姉さんのことが好きなんだろう」という少年に「自分たちは恋をしている暇はないんだ」と悲しげにこたえると、別れをつげて、なかまたちとともに去っていく。感想……メインは丈で、恋愛話と迷路で迷うというなんかちょっと定番的な話ではあったのだけど、しかしながら変わっていたのは、少年の存在。少年が、(といっても、高校生ぐらいにはなっている感じ)丈の下心をしっかりとわかっているところや、ちょっと反抗的なところ。そしてなにより、けがをした丈のかわりに、頭脳獣を追いかけて、一撃を食らわせるシーンは今までになかった作り方だったと思う。一般人でも勇気さえあれば、反撃できる。と言うところが一番印象に残った。そしてラストにかかる一連のシーンもよかった。丈の表情が寂しそうだったし、そのあとの丈がこけたり勇介の一言で最後のちょっと悲しいシーンがほっとしたシーンになった感じ。なかなかこういうバランスのとれたシーンはないな。あざとくないこういう感じはいいと思う。
2007.06.09
第9話「バラよ熱く香れ!」あらすじ……めぐみ・勇介・丈は、めぐみの友人の結婚式に招かれていた。幸せそうな二人を見つめるめぐみたち。だが、そこに女性が現れ、新郎の顔に何かを吹きかけた。その瞬間、新郎は新婦そっちのけで、その女性に愛を告白し、後を追いかける。残された新婦は何が起こったのかわからず、茫然としている。ヅノーベースでは、マゼンダが作り出したラブトワレの実験が成功したことを大教授ピアスに報告する。ピアスはラブトワレを大量に作り出し、男たちをマゼンダのいうがまにするという作戦を承認する。だがそのためには大量の石油が必要とされ、再びマゼンダは地上に降り立つ。一方、めぐみはどうしたらいいのかと悩む新婦とともにいた。そして勇介と丈の無神経な言葉におこって、二人を殴りつける。だがそこに、新郎に香水を拭きかけた女の車が通りかかったのを見て、めぐみは新婦とともに車に乗り込み後を追う。めぐみたちが見たのは、ガソリンスタンドの店員に香水を拭きかけ、いうとおりにさせてしまうところだった。そして給油口からパイプが伸びた先に、頭脳獣がいるのを見る。勇介たちは、マゼンダの邪魔をするが、マゼンダはめぐみの友人の新郎に彼らを攻撃するように命令をする。彼は勇介たちに攻撃をする。それを見ためぐみの友人の必死に制止する。しかし彼は彼女がわからず邪魔者として殺そうとする。だが彼がプレゼントしたバラの花の香りをかいだとたん、彼は苦しみ出す。一方、マゼンダとタンクヅノーは、あちこちから石油を奪い取る。勇介たちの秘密基地グランタートルでは、コロンがマゼンダの香水の解読と、バラの花の香りを調べていた。勇介たちは石油を奪い取るタンクヅノーとマゼンダに戦いを挑むが、勇介と丈はマゼンダの香水を浴びてしまい、マゼンダにいわれるまま、めぐみを攻撃する。そこにコロンが現れ、ラブトワレの解毒剤を発射し、勇介たちは元に戻り、自分たちを操ったマゼンダに攻撃をかける。そしてタンクヅノーを倒す。戦いが終わって初期に戻った新郎は再び結婚式を挙げたのだった。めぐみと勇介たちもそんな二人を見守っていた。感想……ライブマンと下の最後の方の戦いは、マニュアルどおりという感じなんだけど、時間の関係もあるのか、これをしたらこれ、そしてとどめ。という手順が決まって以下のような感じで進んでいたんだけど、その割れに把握ションをたっぷり見たような気になるのは、勇介たちの生身のアクションが多かったからかな。振り替えてやっているんだとは思うけど。話自体は単純なんだけど、話で頭を使わない分、(謎が多いと、一体どうなっているんだと考えなくてはいけない。それはそれでおもしろいのだけど)アクションとかで見せてくれているからおもしろく感じるし、なんだか時間的には、ダイナマンと同じ時間なのに、もう終わりという感じがする。ダイナマンも結構もう前半終わったの? という感じだった。ちなみに今回の脚本は、井上敏樹。調べたら、フラッシュマンから参加しているみたい。でもこのときはまたまだ駆け出しのよう存在だったのかな?(ちょっと想像)
2007.06.08
第8話「愛と怒りの決闘!」あらすじ……めぐみはボルトを早く倒すために、勇介と丈に迷路を使って特訓をする。だがなかなかうまくいかない。そうしているうちに、勇介と丈は逃げ出してしまい、めぐみは怒り心頭。一方、Dr.ケンプはまわりにあふれている怒り、憎しみの感情を、頭脳核とガードノイドガッシュの力によって、実体化させ、イカリヅノーを誕生させる。イカリヅノーは人々の怒りを吸収し、人々を無気力にさせるばかりではなく、怒りの吸収が限界を超えると大爆発するのだ。そしてイカリヅノーは、勇介たちを探すめぐみの前に現れる。めぐみはブルードルフィンに変身して戦うが、イカリヅノーによって戦いの原動力である怒りとボルトへの憎しみを吸収されて戦えない。そこに勇介たちも駆けつけるが、二人ともイカリヅノーに怒りを吸収されてしまう。Dr.ケンプはそんな彼らを愚かな人間としてあざ笑うが、勇介の言葉に怒りを燃やしてしまう。その怒りをイカリヅノーが吸収してしまい、あわてたDr.ケンプはイカリヅノーに自分は怒っていないとなだめる。それを見て勇介はイカリヅノーの原動力を知るが、怒りを燃やさずに戦う方法を探さなければならなかった。めぐみはそのことを考えていためぐみは公園で、子どもを連れた母親が、犬に襲われながらも子どもを必死で守る様子に、愛を守るために戦うことに気がつく。丈もまた、老人が不良たちに襲われお金を奪われているところに助けに入った青年の勇気に、自分の戦う力を見いだす。そして勇介は、卓二と麻里の墓の前で、二人の声を聞く。そして彼は夢を守るために戦うのだと知る。それぞれに戦うための原動力を見つけた三人は、イカリヅノーを見つけて、戦いを挑む。イカリヅノーは彼らに怒りの感情がないことに戸惑う。逆にDr.ケンプは彼らの言葉に怒りを覚え、その感情をイカリヅノーに吸収され、戦えなくなってしまう。ライブマンに変身した三人は、怒りの感情を使わずに、イカリヅノーを倒す。イカリヅノーを倒されたDr.ケンプは大教授ピアスの前でひれ伏していた。ピアスはケンプにまだ人間の感情に左右されるといって、超天才にはほど遠いと彼を嘲る。一方、めぐみは愛情を持って勇介途上を特訓すると告げて、縄跳び5000回を命じる。感想……勇介のキャラがおもしろい。ドジだし、特訓は怠けようとするし、お茶らけているし、でもやるときはしっかりやる。しかも熱い男手もある。ボウケンジャーのレッド明石暁とも、ゲキレンジャーのレッドジャンともタイプがまるで違う。熱血だけど落ちこぼれていたメガレンジャーのレッドとも、アバレンジャーのレッドとも違う。なんかちょっと独特な感じがする。いい具合にそれぞれの要素が混じり合って勇介ができたという感じかな。結構ほっとできるキャラだし、安心してみてられる。
2007.06.07
第7話「恐竜VSライブロボ」あらすじ……ヅノーベースでは、タイムヅノーの失敗を、Dr.ケンプたちに指摘されていたDr.オブラーだが、彼は生きた恐竜を巨大化する実験計画を大教授ピアスに提出し、承認を得る。一方、ゴンを守るために逃げ出した少年は洞窟でゴンと共に眠るが、目が覚めたとき、ゴンはいなくなっていた。少年がゴンを探すと、ゴンは野性に目覚め、養豚場の豚を襲い、阻止しようとした人に大けがを合わせてしまったのだ。かけつけた勇介たちによって、ゴンは檻に入れられる。しかし肉食恐竜のゴンをいつまでもこのままにしておくことはできない。少年はゴンを自分の手で殺すと涙ながらにいうと、祖父の猟銃をゴンに向ける。しかしゴンを撃つことはできなかった。そのとき、彼らの耳に別の恐竜の声が聞こえた。勇介たちはその声を辿り、ゴンのそばを離れる。しかしそれはDr.ケンプたちによる罠だった。彼らがDr.ケンプたちと戦っている間にゴンは恐竜の声を聞き、檻を壊して鳴き声の元に向かってしまう。鳴き声のする洞窟にたどり着くがねそこにはジンマーが恐竜の声の入ったテープを流していたのだ。少年もまたそれが罠であると知り、ゴンと逃げようとするが、ゴンはそれが理解できない。そこにDr.オブラーが現れ、ゴンを巨大化させてしまう。巨大化したゴンは、オブラーに操られ、町中に向かっていく。ライブマンたちは、ボルトの戦闘機を倒し、ゴンの後を追う。ゴンは仲のよかった少年の声などまったくわからず、町中で暴れ始める。かけつけたライブマンたちはにライブロボに合体するが、ゴンを殺すことはできず、人気のないところに連れていこうとする。しかしゴンの強さになかなかうまくいかない。そのときDr.オブラーが手にしている装置に気づいた彼らはそれがゴンを操っていることに気づき、オブラーに向かって攻撃をかけ、その装置を破壊する。そのとたんゴンはおとなしくなり、元の姿に戻る。しかし少年の腕の中でゴンは動かなくなってしまう。生きたまま巨大化したことによって寿命が燃え尽きてしまったのだ。勇介たちは改めて、ボルトと戦うことを誓うのだった。感想……ちょっと感動的だった。タイムヅノーが死んでしまった時点で、ゴンの結末は死ぬことしかないだろうなというのはわかっていたけど、通してみると、わかりきっていてもちょっとばかりホロリとしてしまった。ただ古い作品でもあるのだけど、ゴンの造形とゴジラの造形を比べてしまった。どことなく似ているんだけど、ゴジラの方がかっこよかったな。何となくなんだけど、グランセイザーをみていて、東宝と東映の得意分野がはっきりと分かれているような気がする。時期が違うからグランセイザーとライブマンを同列に並べるのは問題があるのかもしれないけど、グランセイザーは人型ロボットの造形が今ひとつかっこよくなかったけど、人型じゃないダイセイザーなんかはかっこよかった。反対にライブマンの方はライブロボはかっこいいんだけど、人型ではないゴンのような造形は今ひとつ。やっぱりそう言うところに得意不得意があるのかな。
2007.06.06
第6話「襲来! 生きた恐竜」あらすじ……ヅノーベースではDr.ケンプ、Dr.マゼンダ。そしてDr.オブラーが頭脳獣の元となる頭脳核の研究をしていた。優秀な頭脳核を作ることにより、大教授ピアスに認めてもらうためだった。なかでも、Dr.オブラーは他の二人よりも早く、頭脳核を完成させていた。ピアスに認められ、ガードノイドガッシュにより、タイムヅノーとなった。それにより、オブラーは生きた恐竜を過去から連れてきて、街を襲わせようというのだ。そしてついに実験が行われ、タイムヅノーは見事に過去にたどり着いた。一方、勇介たちは恐竜が出るという噂のある山を調査していた。生きている恐竜がいるとは信じない丈に対し、勇介はそこにロマンを感じ一人悦にいる。めぐみは二人にあきれながらも、恐竜の足跡を発見する。そのまわりを調査していると、恐竜に追いかけられている少年を発見する。少年を守り、恐竜を撃退しようとする勇介たちだったが、少年は恐竜をかばう。少年が住む家で、彼の祖父から少年と恐竜のことを知る勇介たち。少年の両親が恐竜学者でその調査の最中に遭難したこと。そしてまた、ゴンと名付けられているその恐竜が突然現れたことなどを聞かされる勇介。ちょうどそのとき、恐竜が現れたときと同じ音が聞こえ、彼らが外に出てみると、そこにいたのはタイムヅノーだった。タイムヅノーはゴンを見ると、それを引き渡すように告げる。そこにDr.オブラーも現れ、ゴンがタイムヅノーによって連れて来られたのだという。少年とゴンは勇介たちが戦っている間に逃げ出してしまう。勇介たちはタイムヅノーの時間を操る技に、翻弄され苦戦を強いられる。ブルードルフィンが弓の攻撃で、タイムヅノーの時計の針を動かなくしてようやくその攻撃から逃れることができたのだった。ゴンと少年を見つけた勇介は、少年にゴンはこの世界では生きていけないと教え、そして彼を本来の場所に戻そうという。どうやるのかという丈たちの言葉に、勇介はタイムヅノーにやらせるとこたえる。だが少年はゴンを過去に戻すことを拒否する。そこに再び現れたタイムヅノーとDr.オブラー。ライブマンに変身した勇介たちはコロンが運転するライブクーガーのから、発車した網でタイムヅノーを捕まえると、ゴンを根本の世界に戻すことに同意させるが、自由にしたとたん、タイムヅノーは時間を自分が捕まる前の時間に戻してしまう。それ以上のことをするつもりはないと知るライブマンたち。すでにタイムヅノーの腕には少年がとらわれていた。だがゴンによって少年は解放され、ライブマンたちはタイムヅノーと戦いそしてタイムヅノーを倒す。しかしその結果、ゴンを元の世界に戻すすべは失われてしまい、そしてゴンと少年も姿を消してしまった。少年はゴンを連れて逃げていたのだ。しかしそれをDr.オブラーが見つめていた。感想……今回は前後編の前編だけど、これ一つだけでも充分楽しめる作りにはなっていた。前後編というと、前編は伏線のばらまきで、すっきり感に乏しいのだけど、この話の場合は、タイムヅノーとの決着がしっかりつくし、その上で、ゴンを過去に戻す手段がなくなってしまったことで、次の話への伏線にもなっているのがいい作り方になっていると思う。話の流れもかなりスピーディで、うまい具合に省略がされている感じ。でも勇介たちのやりとりはおもしろかったし、それぞれの性格が出ているのもよかった。これは三人だからできることなのかな、とも思ってしまう。五人だと、もう少し時間が必要になるだろうしね。勇介と丈とめぐみ――キャラクターの妙というか、三人が何気なくしている会話でも、おもしろいというか。ゲキレンジャーと比べてみても何かが違う感じがする。もう少し考察できるかな。
2007.06.05
第5話「暴走エンジン怪獣」あらすじ……勇介たちはパトロールの途中で、卓二の弟の武志と出会う。武志は兄・卓二が設計した車を、勇介に作ってもらいといいに来たのだ。めぐみは彼を武志から離れたところで「私たちにはそんな時間はない」というのだが、勇介はそのことを重々承知しながらも、卓二との友情を思い、パトロールそっちのけで、卓二の残した設計図で車を作り始める。一方、Dr.ケンプは、ガードノイド・ガッシュの力を借りて車のエンジンに命を吹き込み、エンジンヅノーを誕生させた。エンジンヅノーは自分に合う車を探して、勇介たちが作っている車の中に入りこむ。勇介たちが車を動かそうとしたとき、車が勝手に動き出し、勇介は制御できなくなってしまう。そしてついには放り出されて、エンジンヅノーを乗せた車は独りでに走り去ってしまう。めぐみと丈は、車が暴走したのは勇介が作り損なったせいだと責めるが、武志は、「勇介さんはドジだけど、最後には頼りになると兄が言っていた」とかばう。その言葉に勇介はめぐみたちに信頼が足りないと詰め寄る。そのころヅノーベースでは、エンジンヅノーを乗せた車の暴走する姿を見て、車社会となっている人間社会を混乱なさせることができるだろうと告げる。勇介たちはにライブマンとなって、暴走車を追う。そしてエンジンに異常があることに気づいた勇介は、エンジンを撃ち抜くと、そこからエンジンヅノーが現れる。だが戦う魔もなく、エンジンヅノーは消える。勇介たちは卓二の設計図を元に、エンジンヅノーに対抗できる車を作り出す。一方エンジンヅノーは別の車に乗り移り、町中を暴走する。そしてDr.ケンプと共にアジトに戻ろうとしたそのとき、ライブクーガーに乗ったライブマンが現れる。そしてエンジンヅノーの戦いに、ライブマンは勝利する。武志は兄の形見ともいえるライブクーガーを勇介たちに使ってもらうのが一番いいといって、彼らと別れる。感想……勇介のモノローグは、声が聞き取りづらいせいか、今ひとつだったのだけど、でも彼が卓二たちの思いを優先させた理由もめぐみのいいたいことも十分理解している上でのことだというのがわかる台詞だった。最初のシーンを見たときはパトロール中に勇介途上がおなかをすかせているところだったので、もしかしたらライブマンはこういうシーンが多くなるのかな、と思ったりもしたんだけど。でもその直後、卓二の弟の武志が現れて話が進むので、ちょっとした息抜きにはいい感じだった。それに勇介・丈・めぐみの関係が見えたし。勇介がメインではあるんだけど、めぐみたちもちゃんと存在感があったのが今回の一番印象に残ったところかな。戦隊側が3人というのはゲキレンジャーもそうなんだけど、なんかライブマンのようなまとまりに欠けている感じがする。ドラマ的要素が少ないからなんだろうな。今回のライブマンの戦いは、本当に付け足しだったけど、エンジンヅノーとはまともにやりあわなかったし。あっという間に片付けてしまったしね。戦闘員であるジンマーとの戦いも、ほとんどなかった。でも結構おもしろかったのは、彼らがちゃんとドラマを見せてくれたからかな。勇介たち三人のチームワークがとてもいい。まだ5話なんだけど、彼らの会話を見ているだけでおもしろい。
2007.06.04
第4話「暴け! ダミーマンの罠」あらすじ……ヅノーベースではマゼンダが、大教授ピアスにダミーマンを披露していた。マゼンダが作ったダミーマンは、身も心も人間そっくりになるように作られていたのだ。マゼンダはそのダミーマンを、デンソーヅノーの力によってガス会社の元に転送する。ダミーマンは人間そっくりに化け、警備員にも疑われずに中に入りこみ、パイプラインに何かを投入する。そのころ街のレストランでは、パトロール中の勇介たちが食事をしていたのだが、ビーフシチューを頼んだ勇介と丈にはまだ料理が届かず、違うものを頼んだめぐみだけが食べ終えてデザートに取りかかろうとしていた。だがそのとき、厨房からけたたましい笑い声がわき起こり、不審に思った勇介と丈が中にはいる。そのとたん彼も急に笑い出してしまう。めぐみはあわてて彼らを席に戻すと、水をかけて正気に戻す。この異常事態にめぐみはガス会社に向かう。そこで科学アカデミアでルームメイトだった仙田ルイ(マゼンダ)が好んだ香水をにおわせた男とすれ違う。めぐみは彼からにおいのことを聞くが、それはオーデコロンだといわれ、はぐらかされてしまう。首をかしげるめぐみ。そこにようやく勇介と丈が到着する。めぐみはその男の後をつける。彼には怪しい様子はなく、むしろ大きな荷物を背負って階段を上ろうとしている老婆に手を貸す優しさを見せる。そのことで、めぐみは自分の疑いは間違っているかもと思うのだが、彼女が目を離したとたん、その男は老婆を引きずるように階段を上っていく。めぐみは彼の前に立ちはだかり、本当の親切は「手を引くことではなく、大きな荷物を持っていくことだと思う」と告げて、彼の親切が人間に見せかけようとするまがい物だということを明らかにする。男はめぐみを攻撃し反撃しためぐみとの戦いで、正体を現してしまう。逃げるダミーマンを追うめぐみ。そこにマゼンダがやってくる。めぐみはライブマンに変身しマゼンダと戦う。そのさなか勇介たちがやってくる。だがマゼンダはデンソーヅノーの能力によって、めぐみは勇介たちの目の前でどこかに伝送されてしまう。マゼンダの秘密アジトに連れてこられためぐみは、勇介たちが自分を探していることを知る。だがデンソーヅノーの力によって多くの爆弾が、彼らの元に送り込まれてしまう。爆発に巻き込まれ、彼らが芯だと思ったマゼンダは今度はめぐみを処刑しようとする。だがそこに壊れたダミーマンを装って勇介と丈が現れる。彼らはめぐみを救出すると、デンソーヅノーと戦い、そして勝利する。戦いが終わって、グラントータスの中では、めぐみとコロンが、勇介と丈のためにビーフシチューを作り、一緒に食べる。感想……話的には、単純。マゼンダが作ったダミーマンをを使って人間に混乱をもたらす話で、そのシーンも軽く流されている感じなんだけど、シーンがいくつも積み重なっているせいか、短さが気にならなかったというか。その話の中で流れている時間をたっぷり楽しんだというか。勇介と丈がビーフシチューにこだわり、それに対してのめぐみの意見もシーンも三人の関係をさりげなく見せていて、それでいて、まったく流れに関係ないシーンではなかったし、うまく考えられていたと思う。敵側としては、マゼンダ、頭脳獣、そしてダミーマンの存在の三段仕掛け。こういうのはめずらしいのではないかな。たいていは、幹部そして実戦の怪人ぐらいが話を推し進めていくんだけど。この話の場合はストーリーを作ったのはダミーマンだったし、マゼンダだった。もちろんたくさん戦ったのはデンソーヅノーだけど。なかなかバランスがいい作品ではないのかな。
2007.06.02
第3話「オブラー悪魔変身」あらすじ……ボルトの基地ヅノーベースでは、尾村豪が大教授ピアスに自分の計画を説明していた。ピアスはボルトのためというその計画が結局は自分のためのものであることを看破しながらも、計画を実行に移すことを了承する。街では頭脳獣ウイルスヅノーが人々を襲っていた。そこに駆けつけるライブマンたち。かろうじてウイルスヅノーと豪を退却させる。そこで彼らは、豪たちが残していったものを拾い上げ、コロンに分析させる。それは人々の体を改造するウイルスが入っていたのだった。ウイルスに冒された人々は病院に収容されている。コロンは二時間以内にウイルスの活性化をおさえる薬を与えれば、人間に戻ることができるという分析結果を勇介たちに伝える。勇介はコロンに薬の製造を頼む。一方勇介はなぜ豪が人体改造をしようとしているのか、その理由を理解する。それはアカデミアにいたとき、豪は体を鍛えている勇介にそんなことをするのはくだらないといっていたのだ。彼はウイルスによって体を進化させる研究をしていたのだった。そして今、その研究を完成させようとして人体実験を行っているのだ。彼の究極の目的は、人間であることを捨て去ることだと気づく勇介たち。彼らは豪を捜しに行く。外に出た彼らのもとに豪の悲鳴が聞こえた。彼はウイルスヅノーの手によりウイルスの注入を受けていたのだ。そこに飛び込む勇介たち。だがそこにボルトの戦闘兵ジンマーたちが現れる。そして彼らが戦っている隙に豪は逃げ出す。後を追うのは丈だった。「助けてくれ」と懇願する豪に、丈は彼に手を貸す。それを見ていた勇介は、豪は卓二たちの敵であることを告げるが、それでも丈は豪を助けるという。それは彼らがアカデミアに入学してすぐのこと。豪が溺れている子犬を助けるために泳げないのにもかかわらず海に飛び込んだ優しい心があるからだと。彼にそのころに戻って欲しいとの願いがあったのだ。しかし勇介とめぐみはそんな丈に苦労させられるなといいながら、現れた敵と向かい合い、丈は豪を連れてその場から逃げ出す。途中で、豪に水を飲ませようとし、その場を離れた丈。だがそのとき、豪の体には変化が起き、丈があわてて戻ると、丈は獣人となっていたのだ。裏切られた思いの丈。豪は自分の唯一の汚点である子犬を救助したときの記憶を共有している丈をこの場で消し去ろうとしたのだ。騙されたことを知った丈は、かけつけた勇介たちに自分が獣人になる前のときに豪を倒すべきだったと謝罪する。そこに再びウイルスヅノーが現れ、ライブマンとの戦いになる。彼らの窮地にコロンが秘密基地であるグラントータスを浮上させ、巨大母艦であるマシンバッファッローを発進させ、援護し、そしてライブマンたちはそれぞれのマシンに乗り込み、合体して、巨大化したウイルスヅノーを倒す。感想……ボルト対ライブマンという面は当然あるんだけど、それよりも印象に残るのは、勇介たちと月形たちの人間関係とそれによるストーリーかな。1話2話は物語の初めだったから、余りそこまでは深く描かれていなかったけど、それでも勇介たちとの対立はしっかりと見えていた。今回の話は、尾村豪と大原丈の物語といってもよかった。子犬を助けたという共通の思い出から、二人の関係がちょっと見えたし、なにより丈の思いがストレートに伝わってきた。丈は口は悪いけど、豪のことを友人として見ていたんだな。と。ダイナマンもかなりおもしろかったけど、これはこれで人間のドラマ面がかなり濃く出ているし、これからのあらすじなんか見ると、そうそれが49話分を貫く話の核のような感じがする。
2007.06.01
第2話「命に誓う三つの力」あらすじ……ボルトの襲撃により、廃墟となったアカデミア島。その惨状に涙するめぐみを勇介たちが慰める。そんな中、彼らはけがをしている星博士を見つける。星博士は、彼らに希望岬の沖合にある秘密基地に向かうように告げる。だがそこにDr.ケンプとなった月形がガードノイドガッシュを使い、頭脳獣バラバラズノーを作り出す。その攻撃に、勇介は丈たちに博士を連れていくように指示する。博士を戦いから離れた場所に連れていき、手当をする丈とめぐみ。そこに勇介が崩れるようにやってくる。そして目を覚ました博士は「なぜ秘密基地に行かないのか」と彼らを叱る。博士は、二年前、自分の教え子である月形たちが同じ教え子であった矢野たちを殺したことに大きな衝撃を受けたことを告げ、また勇介たちのために秘密基地を用意したことを話す。生存者は彼らしかいないと思われたのだが、その場に、臨月を迎えた妊婦がいることに気づく勇介たち。だがそこにボルトが攻撃をしてくる。博士は彼女のことは自分に任せて、勇介たちにいくように告げる。その指示に従う勇介たち。勇介たちはDr.ケンプとバラバラズノーを前にして変身し、ライブマンとなる。そして三人の力で、バラバラズノーを倒すが、ガードノイドガッシュの力により、巨大化してしまう。三人の力ではとても戦いにすらならなかった。だが彼らは、そこが希望岬であることに気づくと、博士の言っていた秘密基地に向かう。秘密基地では博士が作ったロボットのコロンが彼らを待っていた。そして彼らに彼らが作ったメカが合体できるようになっていることを教える。再び出撃する勇介たち。そのころ妊婦を安全なところに移動していた博士は彼女をかばって命を落とす。勇介たちはメカを合体させてライブロボにすると、巨大化したバラバラズノーを倒す。戦いが終わり、波賀の元に向かう勇介たち。彼らの耳に、赤ん坊の泣き声が聞こえる。みると、先ほどの妊婦が、赤ん坊を抱えていた。そして彼女の口から、博士が亡くなったことを知らされる。勇介たちは博士が身をもって、自分たちの行く道を示してくれたと感じ、地球を守ると誓うのだった。感想……第1話もハードだったけど、第2話も結構ハードだった。でも気がついたらアイキャッチというのも、それだけ夢中になっていたと言うことなんだけどね。ガードノイドガッシュから作り出される頭脳獣というアイディアはなかなかおもしろかったし、巨大化にもかかわっているというのも、納得できる作り方かな。巨大化させる理由は今ひとつわからないけど(笑)これは商業的思惑がからんでいるんだろうけどね。巨大化しないとロボット戦ができないし。最初にライブマンを知ったのが、長谷川裕一著の「すごい科学で守ります」だったので、星博士が生きているものとばかり思っていたけど、ああいうかたちで死んでしまうとは……はっきり死んだとは出ていなかったのだけど、たぶん死んだでしょうね。第一話で勇介たちの友人二人が殺され、今回は星博士……人死にが多い。戦隊の司令官役は、コロンと言うことになるのかな。コロンもなかなかいい造形だと思う。アクションは変身前のアクションもあって、結構楽しみかな。当時嶋大輔はアイドルだったようだけど(当時の私はまったく芸能情報に興味がなかった)、本人もアクションをしていた模様。もちろん難しいシーンとか激しい動きなんかはしていなかっただろうけど、アップでのシーンは間違いなく本人だしね。今のゲキレンジャーの不満の一つもそこかな。イケメンのお兄ちゃんだけど、まったくと言っていいほど、戦わない。所属事務所がかなり大手のようだから、ストップでもかかっているのではないかと勘ぐりたくなってしまうほどなんだけどね。
2007.05.31
第1話「友よ君達はなぜ?!」あらすじ……最先端科学技術を学ぶための学校である科学アカデミア。そこでは科学技術を学ぶ傍ら、巨大宇宙衛星スペースアカデミア号の建造計画に携わっていた。その中で彼らは衛星の設計をするのであるが、月形剣史、仙田ルイ、尾村豪は、自分たちの能力に見合っていない作業だと言って、席を立ってしまう。一方、天宮勇介、大原丈、岬めぐみ、そして矢野卓二、相川麻里たちは宇宙活動用の強化スーツを開発していた。卓二と麻里が被験者となり、実験にこぎ着ける。しかし装置の暴走により、失敗したかと思われたが、彼らは無事に強化スーツを身にまとっていた。成功に喜ぶ五人。だがそこに突如宇宙船が現れ、月形、仙田、尾村が乗り込もうとするのを目撃する。勇介が問いただそうとしたそのとき、月形が銃を発射する。卓二と麻里は勇介たちをかばい、命を落としてしまう。そして月形たちは去っていき、亡骸を抱える彼らを、星博士が沈痛な面持ちで見つめていた。それから2年後、勇介たちは科学アカデミアの卒業を迎えていた。卒業式では、完成したスペースアカデミア号への搭乗員の発表が行われたが、その中に、勇介たちの名前はなかった。卒業式を終えた彼らは、卓二と麻里の墓の前で報告していた。そこに現れた星博士に、彼らはスペースアカデミア号に乗せてほしいと、二人の写真を渡す。二人の写真を載せたスペースアカデミア号が、飛び立とうとしたそのとき、どこからともなく現れた飛行メカに攻撃されて、スペースアカデミア号は墜落してしまう。そしてアカデミア島が破壊されていく。そんな中、勇介たちの前に、ボルトの一員となった月形たちが現れる。彼らは変身し、勇介たちに攻撃をかけるが、勇介たちも「彼らに二年間の時間があったのと同じように俺たちにも同じ時間があったのだ」と言ってライブマンに変身する。しかし彼らの圧倒的な力の前に、丈がランドライオンを使っても苦戦するのであった。感想……タイトル前の、「友よ、君達はなぜ悪魔に魂を売ったのか」と言う台詞には、ちょっと苦笑いだけど、でも出だしから結構引きつけられた。月形たちが席を立つシーンは、明らかにそのシーンの意図するところはわかるんだけど、でも欠かせないシーンだった。わざとらしいんだけど、でも必要だというのがわかると言えばいいかな。勇介たちの5人の友情も、強化スーツのためのカプセルにはいるのが競争になってしまうところで、ちゃんと読み取れたし、そのシーンがあるから、卓二と麻里の死が彼らにとってとてつもなく大きなものなのがわかる。逆に月形たちとの友情が余りかけていなかったから、タイトル前の台詞がちょっと首をかしげてしまったのだけど。同級生という程度なのかな。勇介たちがスペースアカデミア号に選ばれなかったのは、卓二たちの死によって、ボルトのための対策を練っていたからなのではないかと思う。スペースアカデミア号に乗るという夢よりも、こちらを優先したというか……。そんなことは一言も書かれてはいないのだけど、ちょっと想像してしまった。それにしても変身したはいいけど、早々にピンチという感じ。ちょっと弱い感じがするし、でもこういうのもおもしろいかもね。
2007.05.29
全50件 (50件中 1-50件目)
1