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2006年07月24日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

出発する☆君のエンジン音を耳にしながら、■君は呟いていました。

■「済まん、☆。今回の作戦がもし裏目に出れば、お前と★ちゃんが別れてしまうきっかけになりかねない。だが、それ位のインパクトを与えないとお前はあの若い男に負ける」

※△崎君は、ハンサム・明朗闊達・人気ものであり若さと毎日★ちゃんに接する状況を手にしています。

■「あいつに比べりゃ、お前は冴えなくって凡庸で目立たない奴だ。(←率直な比較)その上、“出会い系サイト”で始まった手探りのメール遠距離恋愛だ。そんな不利な状況を、逆転する作戦はこれしか無かったんだ」

※実は■君は、☆君の不利な点を結集して最大限に発揮させる秘策を打ったのです。
※今回を初めて読まれた読者の方々は、必ず第1回から目を通して下さい。

この作戦は、これまでの☆君&★ちゃんの“過程”があればこそ成り立つものだからです。

そんな事も知らない☆君は、★ちゃんの家に向かって走りました。
彼女の居住区は都会寄りなので、近付くに従って渋滞もあり道も狭く複雑になりました。

☆「も、もう23:00じゃないかぁ!!★ちゃん、絶対に寝ているよぉ!!怒られる、嫌われるぅ」

でも、これまで■君のアドバイスが外れた事は一度もありません。彼は、親友を信じました。

★ちゃんは、夕食も入浴も終りました。

最近は、お肌のお手入れやストレッチもそこそこに自宅で残業をこなしています。

突然、障害者被服の資料に埋もれていた★ちゃんの携帯が鳴りました。

★「☆君?」

少し前に電話で笑い転げたばかりなので、★ちゃんは彼が軽くお寝みの挨拶でもしたいのだろうと考えました。

☆「あ!!ご、ごめんなさい!!実は、○市にいます」

★「え、ええ~!!い、今ですか?何で、また?」

☆「あの・・・その・・・ちらっとでもお顔が見たくなって・・・」

※★ちゃんの様な女性達は、幼い頃から“門限”を守っています。
つまり、常識を弁えたご家庭で育っているのです。

★「こ、困ったわ。ウチは、23:00に母が鍵を閉めてしまうの。今から、外出なんて」

大好きな女性が、自分のせいで心底困惑しています。

ほ、☆君!!ピーンチ!!




2人の間に、沈黙が横たわります。

☆君は、パニックになりながらこう叫びました。

☆「と、突然来た俺が悪かったです!!ここから、★ちゃんのお宅の方向を見たら帰ります!!」

★「・・・」

※女性は、本来いつもお喋りです。

そんな女の子達が沈黙する時は、余程集中しながら脳が高速回転で作動している事を示します。

こんな時に、結論を突き付けては全てが台無しになってしまうでしょう。
また、あなたも一緒になって黙りこくるとそれ自体が女性を不安にさせるのでNGです。

☆「これからも、お仕事頑張って下さい!!いや、頑張り過ぎないでお寝みなさい!!な、何言っちゃっているんだろう。俺。とにかく、また来ます」

※いっそ、こんな風に“相手に(漠然とした)希望を持たせたり、励ます方向”を必死で訴えた方が功を奏します。

★「10分だけ、待っていてね」

突然、電話が切れました。

※第1回から描いて来た様に、★ちゃんは慎重な女性です。

だからこそ、これからの彼女の選択が大きな意味を持つのです。

最近は、資本主義が携帯電話や高価な洋服・装飾品を売り付けようと企んで我が国の子供達に場末の酒場オンナ&ホストの様な駆け引きを教えたりして“コトナ化”しています。

多発する青少年犯罪や家出騒ぎの裏側には、「我が子が、何をしようと何でも容認する」トモダチ親達がセットになっています。

親は、親。
友達は、友達です。

親が、子供のトモダチになる必要はありません。

★ちゃんは、居間で寛いでいるご両親にこう言いました。

★「これから、少し外の空気を吸いに出たいの」

ご両親「え!!外出するの?」

★「ほんの少しだけ、星を見てくるね」

そして、呆気に取られているご両親を置いて外に出ました。

※★ちゃんにとって、ご両親に“嘘を吐く”のは初めてでした。

でも、この場合正直に話すと☆君の印象は悪化します。
彼女は、成人女性としての“オトナの判断”をして今回だけご両親を誤魔化しました。

丘の上にバイクを停めた☆君の前に、上着を羽織った★ちゃんが走って来ました。

★「ふぅ。私、親に嘘を吐いちゃったわ」

☆「馬鹿な事をして、すみません」

★「今回、1回だけなら神様も許して下さると思って。でも、もうこんな事はさせないでね」

※この言葉は、☆君に“リーダー”(恋人&将来の夫)としての自覚を促しています。

☆「は、はい」

会話は、たったこれだけで終りました。

★ちゃんは軽く手を振って自宅に帰り、☆君はバイクにまたがりました。

しかし、2人は同時に同じ想いを味わっていました。

☆「顔が見られて、嬉しかった」

★「くすっ!!でも、私ってきっと☆君の顔が見たかったんだな・・・」

※2人が“小さな秘密”を共有するのは、恋愛のアクセントになります。
ただし、日頃が誠実であればこそです。

いつも嘘を吐いている男女には、恋の醍醐味は味わえません。





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最終更新日  2006年07月24日 22時38分27秒
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