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2006年07月25日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

私のお客様方の中でも、少数ではありますが“オドモ恋愛”から立ち直ったヒトビトがいます。
彼女達の成長の過程をモデルに、○峰さんを描いてみます。

帰宅した○峰さんは、あれだけ熱心に書き溜めていた“○峰メモ”を改めて読み返してみました。

○峰「ぜーんぜん、つまらない・・・」

昨夜までは、自分が書いたメモに心を躍らせ「明日は、どーやってライバル(仮想敵)を蹴落とし△崎君をゲットするかに執念を燃やしていました。

それが、彼女の唯一の生き甲斐でした。

でも、今日の出来事はそんなものを吹き飛ばしてしまったのです。

○峰「△崎君が、私のレポートを誰よりも褒めてくれた・・・△崎君が、私の正面に立ってこの両肩をあんなに強く抱いて励ましてくれた・・・」

彼女は、ベッドに仰向けになったまま止め処なく涙を流しました。

○峰「何故だろう、心臓の辺りが温かい・・・今まで、こんな気持ちになった事は一度も無かったのに・・・」

彼女は、中学生時代からいつも“周囲を意識して”恋愛をして来ました。

カッコイイオトコ、出来るオトコ、お金持ちのオトコ。

彼等を“落とし・奪い取り”周りから羨望の目で見られる事が彼女の目的だったのです。

だから、いざ付き合うと彼等には何の愛情も楽しさも持てません。

彼女が狙ったオトコ達もまた、全員プライドばかり高くオンナを道具やアクセサリーだと考えていました。

最後は、必ず罵り合って別れたのです。

彼や自分自身の“親友”や“恋人”を、わざと奪い取った経験もあります。

自分のせいで目の前で泣き崩れるヒトビトを、彼女は“惨めな負け犬”と看做して嘲笑いました。

でも、その代償に彼女の心の中は「自分以外は、全員が敵」となっていたのです。

上辺では親しく笑い合っていても、彼女は誰であれ気持ちを許せず向き合えなくなっていました。

△崎君をターゲットにしたのも、前のオトコを“見返す”為でした。

だから、彼を“自分にとって完璧なオトコ”にしようと追い回しメモを取ったのです。

○峰「これまでの自分が、すっごくすっごく馬鹿みたいに思えて来ちゃった。それなのに明日からが、わくわくする位楽しみな気がするの・・・」

彼女は、ふいに思いました。

○峰「そうだ!!インターネットで、障害者被服の現状を調べてみようっと!!△崎君だって、◎耶様(←○峰さん)がそこまでやったら驚くだろうな」

翌日も、合同ミーティングが開かれました。

★「いよいよ、プレ・オープンが7日後に迫りました」

■坂「テーマは、“障害者・高齢者用の介助衣服と介護服”で決定ですか」

△崎「俺から、提案があります。このお店のテーマを、定期的に変えてみてはどうでしょう!!」
■坂「そ、それはまた実験的ですね!!」

★「では、第1期のテーマとして“障害者・高齢者・介護者”に絞った販売展開を考えます」

■坂「あの、昨日お留守番の合間に主だった納入契約先や取引先候補を纏めてみました」

★「まぁ、ありがとうございます!!」

△崎「よっしぃ!!ファイトが、沸いて来たぞー」

この時、○峰さんがお茶を入れて皆に配りました。
これまで、自分の為の行動しかしなかった彼女には珍しい姿でした。

△崎「お、おお!!○峰さんのお茶なんか、初めて見たよ」

※相手の“小さな良い変化”を発見したら、すぐさま褒めましょう。
それをナビゲートに、相手は“小さな良い変化”を続ける事が出来るのです。

これは、「スモールステップの法則」です。

ご主人や恋人にもお姑さんや小姑さんにも、使えますよ(爆)

★・■坂「ありがとう」「いただきます」

○峰さんは、満を持した表情でバックから何やら取り出しました。

○峰「昨夜、障害者・高齢者用の衣服を取り上げたお店を調べてみました。このお店のレイアウトの参考にと思って、幾つかプリントアウトしました」

△崎「え、ええ~!!ち、ちょっと見せて!!」

△崎君は、○峰さんから写真をひったくると食い入るように眺めました。

△崎「俺は、今まで営業周りの人間でした。だから、店内をどうすべきなのかちっともイメージが掴めなかったんだ!!」

○峰「障害者・高齢者用は、オーダー・メイドの通販が中心みたいです。だから、赤ちゃん用品やペット・ショップの可愛いのもセレクトしました」

△崎「ほ、本当だ!!こっちも、めちゃめちゃ参考になるよ!!」

※これまで、○峰さんはどんなに△崎君を落とそうとクドいても彼から黙殺されました。
気付かない振りを続けてはいても、内心ではちゃんとそう感じていました。

それが、仕事に関する事務的な会話なのに現在は2人共心が通じ合っていると感じています。

彼ばかりではなく、○田店長(★ちゃん)や■坂さんも熱心に1枚1枚を見比べました。

■坂「○峰ちゃん、驚いたわ!!今まで、能ある鷹が爪を隠していたのね!!」

○峰「ノウアルタカ?」(←意味が、判っていない・・・)

△崎君は、上気した笑顔で叫びました。

△崎「この足で、▲沢さんや◎沼さんそれからデザイン部に掛け合って来ます!!」

そして、彼は○峰さんに恭しくお辞儀をしました。

△崎「ありがとうございます、◎耶様。△崎、ますます頑張って参りますよ!!」

※“似非フェミニズム”は、オトコとオンナがお互いに憎み合うように仕向けます。
せっかく一緒に歩いているのに、下らないと思いませんか?

オトコとオンナが手を結び合ってこそ、真のフェミニズムは完成するのだと思います。

○峰さんは、目の前の全ての世界が自らに対して大きく開かれたと実感しました。







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最終更新日  2006年07月25日 15時00分29秒
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