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2006年07月30日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

そして、遂にプレ・オープンの当日を迎えました。

○田店長(★ちゃん)・△崎君・■坂さん・○峰さんは、やはり開店の90分前に出社しています。

△崎「昨日は、来店者数37名様総売上187000円でした」

■坂「プレゼントをご希望になるお客様が多かったので、自宅のパソコンでもメッセージカードを作成してみました」

カードは、お祝いや労いや御礼毎に絵柄が分かれ簡単な英文が飾られています。

○峰「お花も動物もキャラクターも、可愛い!!■坂さん、昨日はありがとうございました!!」

※“オドモ恋愛”から脱しつつある彼女は“他者と自分の距離感”を実感しつつありました。

以前の○峰さんなら、 自らの危機を、■坂さんが助けてくれた事実にさえ気付けず認識出来なかったでしょう。

相互扶助、それこそが社会なのです。


■坂「当然の事をしただけよ。今日も、頑張りましょ」

※誰かから、感謝され必要とされて嬉しくない人間はいません。
■坂さんは、これからも自然に周囲を守り続けます。

△崎「それでは、各コーナーにメッセージカードを設置します。それから、あのテーブルはお客様がいつでもご利用になれるようペン立てを備えましょう!!」

■坂「そうかと思って、コンビニでカラー・ペン買っちゃったもんね!!」

★「私も、昨日業者さん達にご相談しました。そうしたら、早々に包装紙や紙バック類を工夫して下さったんです!!」

※★ちゃんは、オトコばかりの業者を相手に“ご相談する”とのスタンスを貫いています。

もし、“似非フェミニズム”に毒された◎河さんが店長になっていたら包装紙や紙袋の不満を「オトコ社会のミス」として糾弾していたでしょう。

それで、まるで“尊い構造改革”でもしている気分を味わうのです。
でも、それは自己満足です。

女性の多くは、いつも「オトコと、コトバが通じない」と嘆いています。

と、言う事は 男性側も女性の言語が“読み取れていない”でいるのです。

オトコ達のヒアリング能力を咎めるばかりじゃなく、あなたもオトコ側に判り易く話す努力をしてみましょう。


悪い例
「これじゃ、紙袋の品質が粗悪過ぎます!!」(←突き付ける)
「何で、こんな紙袋なんですか!!」(←“具体性”に欠けている)
「おたくは、いつもろくなものを寄越しませんからね!!この前だって・・・」(←決め付け)

良い例
「もう少し、丈夫なものは出来ますか」

「これに、もしフックがかかったら凄いと思います!!きっと、誰もが喜びそうですよねー!!」

オトコは、誇り高い生きものなんで勢いでつい「出来ますよ!!」と答えちゃいます(爆)

※“似非フェミニズム”は「オンナがオトコに“やって貰う”事が許せないのよ!!それ自体が“従属”よ!!」と叫びます。

他者の「助力」を認めず「協調」を拒む孤独な道ですね。
是非、そのまんま“オンナだけの国”でも建ててみて下さい。

azarea自身、男性には必ず“お願いします”の姿勢で臨みます。
たとえ、私が“お客様”でもそうします。

すると、不思議な事が起こります。
何故か、彼等が“100%の助力・協調”をされるんですね。

“似非フェミニズム”は、azaraの様な生き方を「オトコに媚を売るぶりっこ」等と非難するでしょう。

どうぞどうぞ(笑)

この前も、もう駄目だと思った機械をやって来たオジさん職人がたった200円(+出張費4000円)で直して下さいました。

彼の技で、駄目かと思った部分が蘇りました。

お互いに、褒めて感謝してイイ気分。


△崎「へぇ。このバック、小さいけどお持ち帰りに最適ですね!!」

★「はい。鍵型の取っ掛かりで、こうして車椅子にも掛けられます」

※人間は、ちっぽけな生きものです。
でも、それぞれが“心を合わせる”から大きな存在になれるのです。

★「今日は、我が社とこの店舗の更なる発展の為にお招きした大切なお客様方が来られる日です。昨日以上に、気持ちを引き締めましょう」

全員「はい!!」

そしてまた、開店30分前には◆堂課長が出社しました。

◆堂「昨日は、良好な滑り出しだったな。今日は、私も1日いるアルバイターだ」

開店と同時に、様々な招待客達が入って来ました。

◎学園や△市リハビリセンターから、車椅子の人々も訪れました。
△市民病院や市民総合プラザの関係者も、来ています。

彼等は、食い入る様に“(株)☆泉衣料”の障害者・介助者用の衣服を見聞していました。


障害者コーナーに立っていた△崎君は、身障者の若者から声をかけられました。

Aさん「うぉうらあー、おけっとうぁー」
△崎「は、はい?」

△崎君は、焦りました。
相手が、何かを必死に訴えているのにさっぱり解らないのです。

耳には届いているのに、言葉として解読出来ないのです。

△崎君、ピ、ピーンチ!!

△崎君は、彼の目線まで身体を落としました。
そして、必死で唇の動きを追いました。

脳の中では、彼の言葉を何度も反芻しました。

△崎「(うぉうらーって、母音だけで推測すると“僕等”って言葉と似ているかなー)・・・皆さんが、でしょうか」

恐る恐る訪ねると、Aさんはにこにこしながら力いっぱい頷きました。

△崎「(おけっと・・・おけっと・・・)」

彼は、Aさんが手にしているシャツと彼のお腹に巻かれたポシェットを見つめました。

△崎「ポ、ポケットがあったらとのとご要望でしょうか!!」

再び、Aさんは頷きました。

△崎「かしこまりました!!私共には、ご予約制のリフォーム部がございます!!こちらで、詳細をご注文下さい!!」

Aさんは、お気に入りのシャツを掴みテーブルに向かいました。

△崎「やったよ、俺!!これからは、こんなわくわくした意思の疎通だってあるんだなー!!」






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最終更新日  2006年07月30日 23時03分03秒
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