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2006年09月12日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

■君を質問攻めにしたい☆君の肩を、大男がぐいと掴みました。

大男「能書きは、うざい。皆、時間が無ぇんだ。とっとと、走れ」

☆「え、えええ~~」

☆君は、何故か嬉しそうな■君に腕を引っ張られ何がなにやら判らんちんなまんま闇雲に公園内を駆け出しました。

☆「こ、これは拉致だよ!!」

■「うふふ。お前には、まず基礎的な”筋力”が必要なんだ。心にも、身体にもな」

男5人、何周も何周も回り続けました。

走りながら、大男は“弱った”メンバー達を意地悪く怒鳴り散らし小突きます。

■君は、背中を押されて転びました。

☆「あっ!!」

☆君が気を取られると彼も足払いを食らいました。

大男「ったく、のろのろしやがって!!」

☆君の意識が朦朧とした頃、突如として大男の大声が響き渡りました。

大男「ほいじゃ、今日は解散!!」

他の男達も、無言でさっさと帰って行きます。

■君は、公園の中央にある噴水に両足を突っ込んで仰向けに倒れたままへたり込みました。

■「へぁ~~へぁ~~」

☆「だ、大丈夫かよ!!ええかっこしぃのお前が、そんなになるなんてぇ!!」

■「明日も、お得意さんを13件回るんだぁ。こんな足じゃ、もう使いものにならんかも」

☆「も、もう止めようよ!!俺に一言の相談も無く、こんな事を始めるなんて理不尽だよ!!」

☆君が近寄ると■君の眼から、一筋の涙が零れ落ちました。

☆「!!」

■君は、☆君の一つ上だった亡き兄と何処か面影が似ていました。

常識派で優等生で頑張り屋でスポーツも上手く茶目っ気があって女にもモテる、つまり☆君から見て到底敵わないオトコなのです。

その彼が、ぼろぼろになっています。

■「俺は、お前を“地獄”に落とそうとしている。もし失敗すれば、お前の人格が崩壊するかも知れない“地獄”だ」

☆「・・・」

■「だが、お前独りではやらん。俺も、一緒に落ちる。だから、許してくれ」

長い沈黙が、夕闇になるまで続きました。

☆「判った。俺は、お前を信じる」

※この物語にはazareaや不特定多数のヒトビトの実体験を礎に描かれております。

私自身、17年にも渡るイジメとその恐怖心から来る引きこもりを脱するきっかけになったのはまず何よりも“仲間(友人)”を信じる事でした。

それから、理屈じゃなく身体を丈夫にするのも大事なのです。
(azareaの場合は、兄から簡易“ルームランナー”を譲り受けてひたすら走りました)

人間は、いつまでも同じ場所にはいないのです。
必ず、成長します。

☆君が滲んだ宵の明星を見上げた頃、★ちゃんは自室で考え事をしていました。

お父さんから横暴に電話を切られた直後の☆君の表情が、彼女の脳裏にも焼き付いていたのです。

★「顔面が蒼白で全く表情を失った様な、あの顔は・・・」

それは、ただ怒られたから怖かったなんてレベルでは無い気がしました。

★「◎山さんとお付き合いを始めた以上、私なりにお引き受けしないと前に進めない山場がありそうだわ」

★ちゃんは、人生経験豊かなヒトビトを思い起こしました。

○部長・◆堂課長・■坂さん。

※azareaも、年長の方々からどれだけ恩恵をお受けしたか計り知れません。

自分よりも10歳20歳上のヒトビトを“人生の先輩・友人”として得る恵みは大きいのです。






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最終更新日  2006年09月12日 10時04分17秒
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