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2006年12月15日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

ゲームや食事が終り団欒も過ぎて、☆君は帰り支度となりました。

彼は、思います。

☆「★ちゃんとあのメール交際が始まるまで、俺は1人で寮に住み1人で仕事に向かっていた。■とだって、うんと疎遠になっていたし。1日中、誰とも口を利かない日だってざらだった。ヒトは何故、こうして誰かと住んだり招いたりするんだろう」

その表情を見上げていた○美さんも、ふと立ち上がりました。

○美「■!!あのね、駐車場の車にシートを被せに行くわ。雨が、降りそうだから」

■「ああ。じゃ、☆を送ってやってくれ」

マンションを出ると、○美さんは物静かな調子で☆君に語り始めました。

※まだあまり親しくない段階でも、ご自分の心情を示したくなる時があります。
もし、その相手が男性だった場合「早口であけすけに語る」のは逆効果になります。

○美「私が■からのプロポーズを何度も断った話、知ってる?」

☆「いいえ」

※これは、■君の親友である☆君に“自分自身の恋愛エピソードが語られていない”事実を現わしています。

○美さんは、そこから2人の友情の“質と度合い”を逆算して配慮しました。

悪い例
☆君に「じゃあ、■は普段私の事を何て言っているの」と探りを入れたり帰宅してから■君に「あなたにとって、私ってどんな存在なの」等と不安を訴える。

そんな行動を取ったところで、 あなたの全体像が急に鮮明になる事はありません。

○美「実は、私も母子家庭で育ったの。だから、家族が多い人気者の■が眩しかったのね」

☆「はい」

※この場合の「はい」は、“○美さんを(いきなり・闇雲に)理解した”意味ではありません。
彼女のお話を聞いている、軽い同意です。

“似非フェミニズム”に毒された女性の多くは、オトコとの会話にいつも“優位に立たなければ”と過剰な“焦り”を生じさせます。

その無駄なエネルギーのせいで、この様な微妙な聞き分けが出来なくなっています。

○美「仕事も出来てカッコ良くて、彼にアタックする女の子なんかいっぱいいたし」

☆「のろけますねー。ま、その通りだけど」

※オトコ同士の会話は、プライドを懸けた闘いです。

だから、お互いに弱点を見せまいと「いや、そうは思わないね」と否定しあうパターンが多くなります。

でも、その相手が女性だった場合まず“同意していますよ”との姿勢を示しましょう。

○美「私は、女手一つで妹と私を育ててくれた母を一生養うには結婚なんて無理だと考えていたの」

☆「少し、判ります」

○美「男性に興味を持たない私に、何でって恨めしくさえ思ったわ」

☆「はい」

○美「もしかして、平凡な私を当て馬にして違う女性の気持ちを引きたいんじゃないかとか」

☆「そこまで、疑っちゃいましたか。あいつは、そんな事しなくてもモテる男です」

○美「そうそう。そんなのは、自分自身の“恐怖心”から逃げる為の口実だったの」

☆「はい」

○美「本当は・・・私は・・・家族を持つのが恐かったのよ」

この瞬間、☆君の全身を稲妻が駆け巡りました。

これまで、自分の中でばらばらに点在していた数々の疑問が一つの大きなうねりとなって繋がったのです。

☆「○美さん」

駐車場の前で、☆君は○美さんと正面から向き合いました。

○美「え?」

☆「あなたは、誰よりも■に相応しい女性です。俺は、たった今そう確信しました」

○美「え?」

怪訝そうに立ち止まった彼女を残して、☆君は晴れ晴れした表情になりバイクにまたがりました。

☆「あなたは、■にとって素晴らしい女性です!!やっぱり、赤い糸の女性は必ずいるんです!!」

○美「・・・」

彼女は、唐突な言葉を投げ付けて去って行く☆君の後陰をいつまでもぼんやり見送っていました。

キッチンが粗方片付いた頃、○美さんが帰宅しました。

■「☆、帰ったか」

○美「ええ。ねぇ、私が母子家庭の娘だって話したの。そしたら、☆君が急に“○美さんは、■に相応しい女性だ”なんて言い出したのよ。私には、さっぱり意味が判らなくって」

■「あっははは」
■君は、さも面白そうに笑い始めました。

そして、○美さんの正面に向き直りました。
※男性があなたの真向かいに立つ時は、あなたから重要なサインを受けるかまたは発しています。

■「お前が、俺に相応しいって?」

○美「それと、赤い糸の女性は必ずいるんですって」

■「そうだよ。そんな事、当たり前じゃないか」

■君は、いつまでも大切に○美さんを抱き締めていました。





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最終更新日  2006年12月15日 21時19分42秒
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