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2007年01月01日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

全く泳げない☆君は深夜の広々した河川にボートで漕ぎ出してオールを棄てました。

それだけでも、彼はもう“遭難”の危機に瀕しています。

渓流の所々には、深い部分も段差もあります。

☆「これに乗っていれば、そのうちどっかに消えてしまえるのかな」

○浪さんに会った日以来、彼は何も食べていませんでした。
お水を口にしても、戻してしまうのです。

☆君は、薬局で買った“睡眠導入剤”を何回かに分けて無理に飲み込みました。

※ご参考にazareaの06’4・12、13の「何故、オンナの浮気は許されないの」をご覧下さい。

元来、☆君は兄の☆和さんと☆婆ちゃんから大切にされた“末っ子”です。

☆子さんは、幼稚な“オドモ”のまま身勝手な恋愛を重ね母になりました。

当時、まだ還暦前だった実母である☆婆ちゃんに家事・育児・生活費も任せ切りにやりたい放題でした。

思い付いた様に、不倫・W不倫を伴った“プチ家出”も繰り返し何度目かの失恋と借金騒ぎのほとぼりを冷ます為に帰って来たのは彼が7歳位の頃でした。

彼女の関心は、常に賢く美形だった一つ上兄の☆和さんだけに注がれました。

(実際には、☆和さんも彼女からからかわれ構われるだけで決して“愛され”はしませんでした)

ただ、その分☆君にとって☆子さんは“遠い存在”でもあったのです。

☆和さんが成人を目前に急死してからは、単に高校卒業後働き続ける彼にお金を無心に来るだけの存在でした。

☆「☆和兄さんが死んだ直後から、あのヒトはお金の話しかしなかった。僕等兄弟は、“生まれて来ちゃいけない”人間だったんだ」

☆「俺が死んで、何がしか見舞金でも入れば☆婆ちゃんももうあのヒトの事で苦しまなくて済む」

全身が、冷たくなって来ました。

☆「否応無しに、俺の身体には“あのヒト”の血が流れているんだ。汚らわしい・・・もう、沢山だよ・・・」

■君は、管理事務所を何とか捜し当てて貸しボートが一艘無くなっていると確認すると通報しました。

管理人は、自分達の対応や警察を静観して欲しいと懇願しましたが待っていられなかったのです。

■「30代の男性ですが、入水自殺の可能性があるんです!!」

そう叫びながらも、心のどこかに“ボートさえ、発見すれば”との一縷の望みを掴んでいました。

■「本当に死ぬ気なら、この真っ黒い大水の中に飛び込んでいるはずだ!!まだ、チャンスがある!!それに、海と違い川は流れが一定だ。俺にも、追い付く可能性が残されている!!」

■君は、小屋にあった古錆びたカンテラを船に積み自分独り乗りました。

そして、点火して上の方に掲げては大声で叫びました。

■「☆!!☆!!」

彼は、20分くらいして目前に揺れ動く何かの影を発見しました。





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最終更新日  2007年01月01日 18時40分29秒
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