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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

■君は、暗闇の中で捉えた焦点に全力で近付きました。

■「☆!!」

■君は、モーター・ボートを一旦減速させてゆっくり対岸の近くに寄せました。
そこで、限られた時間内に何とか☆君を運ぼうとしました。

ところが、正体を失っている成人男性の体重の重さは想像を超えていたのです。

■「とにかく、こいつをモーター・ボートに移さないと・・・いつ河川の形状が変るか判らん!!」

彼は、渾身の力を振り絞って☆君を担ぎ上げ彼だけを船上に放り投げました。
続いて、■君が舟に足をかけた時です。

■「あっ!!」

☆君が乗っていたボートが、廃棄物に引っ掛かって転覆したのです。
さらに、暫く前の台風で倒れていたらしい枯れ木の束が■君の頭部を容赦無く直撃しました。

身体を引き裂かれた■君は、水面へ叩き落されました。

■「☆!!」
☆「・・・」
意識を失っているはずの☆君の耳に、■君の呼び声が届いた様な気がしました。

気が付くと、☆君は高校時代の廊下を歩いていました。

☆「ったく!!幾ら学祭の準備だからって入学早々、どれかクラブに入れだなんて面倒臭いよなー」

その時、扉の前にふらりと凭れ掛かっていた少年がふいに鋭い声を発しました。

■「お前、◎山☆哉だろ。俺は、同じクラスの□村■広だ」

☆「いきなり、呼び捨てにされる筋合いは無いけど何か用?」

■「お前さぁ、カッコ良くなりたいか?」

無視しようとする☆君の側を、他校の上級生らしい女子達が数人通りかかりました。

女の子「あ、あれが◎原中から入った■君よ!!」
女の子「ほ、本当!!きゃー、間近で見られるなんてラッキーじゃない!!」
女の子「◇代ちゃん達に、自慢しよっと」

そして、■君に手を振って「私達、◎華女子高の2年5組なのー。よろしくね!!」と言いながら通り過ぎました。

☆「・・・」(←呆然としている)

■「お前、こんな風にモテたいんならヒトと同じ事やってちゃ駄目なんだよー」

☆「そ、そうなのかなー」(←ちょっと、“弟子”になろうかと思いかけている・・・)

■「今日は、先生にも秘密の例のビデオを特別に見せてやる。オンナを落とすには、まずアレだからなー」

☆「ええ!!そんな事しちゃって・・・」(←あーんな映像や、こーんな映像を空想中)

■「とにかく、見たいならこれにサインしろ。俺が、部長だから」

☆「ちぇ!!偉そうな奴!!大体、一年生でいきなり部長だなんて生意気だよ」

■「はぁい!!お一人様、ごあんなーい!!」

そう両肩を掴まれて、無理矢理部室に連れ込まれたのでした。

☆「痛いよ!!■!!」

・・・あれ・・・

☆「■!!■!!」

振り返った暗闇は懐かしい学校の風景では無く、その中にはもう誰もいませんでした。

☆「■・・・」

彼は、寂寥感に包まれました。






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最終更新日  2007年01月03日 12時42分03秒
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