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2007年01月14日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

☆子さんの“不良主婦仲間”である●紀さんは、不倫中の◎屋さんを彼のマンションの前でイライラしながら待っていました。

◎屋さんはお洒落な独身のイケメン美容師で、客あしらいも上手く美容院の中で人気NO1です。

●紀さんは、バブル期にのんびり屋の男性と結婚して子供には恵まれませんでしたが幸せに暮らしていました。

しかし、彼女もTVバラエティをきっかけに“似非フェミニズム”に汚染されたのです。

「オトコは得だ=オンナは損だ」「専業主婦は、夫の奴隷」「妻は、夫の専売売春婦」

日常に溢れ返るこれ等のスローガンに、不安に駆られた彼女はいつしかこう考えました。

●紀「私は、夫より偏差値の高い大学を出たはずなのに!!そこら辺のパートで時給700円ぽっちで働いたところで、あの夫から“馬鹿にされる”だけだわ!!」

そして、ご主人の反対を押し切って面接を突破しゴルフ場専属のキャディになりました。

しかし、それでも正規の賃金やチップ位では夫やオトコ社会から“下等に見られる”との強迫観念から抜け切れませんでした。

ゴルフ客の中には、●紀さんを“クドく”一部の不良客がいました。

不良客「君の様な美人が、夫だけの“持ちもの”だなんて勿体無いよなぁー」

彼女は、やがて彼等と寝て指名を取ったり“秘密のお小遣い”を貰う様になりました。

彼等は、“飽きたら夫に返却出来る安上がりな”SEXを目当てに●紀さんに群がりました。

●紀さんは、免税品レベルのペンダントや焼肉チェーン店でのデートでも「夫より、上に立った」優越感に浸りました。

彼等は、数回目のSEXまでは●紀さんをちやほやしますがそのうち面倒臭がります。

●紀「私の事、奇麗だって言ったじゃない!!妻の事、デブだって言ったじゃない!!」

不良客「あー、あの交差点で降りろよ。人目が、あるからなー」(←聞いていない・・・)

それでも、彼女は“嘘の無い、夫婦になろう”そう誓い合って結婚したはずの誠実な夫を蔑む様になりました。

そしてまた、一方では怯えてもいるのです。

◎屋「あれ。来たんだ」

●紀「あら、来ちゃあ悪かったのかしら」

※オンナは、オトコとは違いゴシップや噂を検証しません。“丸ごと、鵜呑み”にします。

駐車場は、空っぽでしたが●紀さんは☆子さんの言葉を信じ込み最初から彼の“浮気”を問い詰め攻め立てるつもりで来ています。

だから、すでに徹頭徹尾が“けんか腰”です。

◎屋「え、別にぃ」

●紀「何よ!!その言い方は!!」

◎屋「は、はぁ!!“ようこそ、お出でなさいませ”とでも言わなきゃイケナイってかよ!!」

●紀さんと◎屋さんの醜い罵り合いが、静かな中庭に響いていました。




★雄さん(★父)は、最近妻である★子さん(★母)に“隠し事”を続けています。

彼は、口を半開きにして齧りかけのお煎餅を持ったまんまTVの歌番組に見入っている★子さんの背中に詫びていました。

妻には「文化センターに行く」と言いながら、ほぼ毎日娘の★ちゃんを☆君・■君達が入院している※県※町の病院に下ろすと暇を潰す為に院内の図書室でぼんやりしています。

“高倉健・菅原文太”に憧れた世代の★雄さんは、元来“お喋りなオトコ”が嫌いでした(爆)

彼は、中学・高校と剣道で鳴らしました。
ところが、部長に選ばれたのは腕の立つ彼では無く爽やかで人気のあった同輩だったのです。

それでも、彼は体育館の片隅で黙々と研鑽に励みました。

彼の両親は「お前の様な、不器用もんは手に職を付けろ」と勧め、職人になりました。

厨房では、口では無く手が飛びます。

それさえ、★雄さんは“性分に合っている”と努力を重ねました。

★雄さんが、21歳になった時18歳だった★子さんとの“縁談”が持ち上がりました。

★雄「じゃ、結婚します!!」

先輩「はぁ!!その返事は、会ってから・・・いや、せめて相手の写真位は見ろよ」

★雄「結構です。俺は、容姿や条件なんか関係無いです。向こうさんがOKなら、進めて下さい」

そう言い張って、結婚と同時にホテルの寮を出ました。

結婚してみると、彼にとって“オンナとの暮らし”は驚きの連続でした。

★雄「あっちに庭を掃き懸けた痕跡があると思ったら、こっちで料理が煮えてて本人は近所のヒトと玄関先で喋ってるし」

※男性は、“一つの作業”を積み上げる方式が多いのです。

★雄さんは、妻の行動が“何もかもが中途半端”に思えて毎日毎日厳しく注意して回りました。
それが、“妻への教育=夫の責任”だと信じたからです。

★雄「初めの頃は、きぃきぃ囀っていたかと思ったらそのうちベッドで倒れてた」

帰宅した彼は、薄暗い台所を見て“家庭が、成り立つのか”との強烈な不安感に襲われました。
それで、寝込んだ★子さんに向かってまずこう叫んだのです。

★雄「お前が寝てるんじゃ、俺の飯はどうなるんだ!!」

それでも黙りこくって布団を被っている★子さんは、彼の目には“緊急を要する事態”として捉えられました。

★雄「とにかく、何か食わせないと!!」

焦った彼は、料理長と取引があった八百屋に下駄履きで走りました。

そして、店主を叩き起こしてメロンを買い時間が経っても崩れない様にシロップに着けました。

妻には、食べろと言う意味で「冷蔵庫」とだけ伝えたのです。

★雄「食ってあって、あん時は本当にほーっとしたなー」

★ちゃんが生まれてからも、彼は変りませんでした。

時々、★子さんは「娘の事で、相談があるの」と持ちかけて来ました。
ところが、★雄さんは「子育ては、お前に任せたはずだろ!!」と突っぱね続けたのです。

※オトコ同士は、一旦相手に何かを預けたらいちいち干渉し合いません。

「妻=信頼した伴侶=家事・子育てを任せる」

時折、「“リーダーの長”としてチェックする=お前、ちゃんと○○してるか」の繰り返しです。

たまの休日は、★ちゃんとは合わない平日なので専らごろごろしていました。

そんな★ちゃんが、無事に成人した当日は彼にとって「妻が、子育てと言う大仕事をやり遂げた」晴れがましい“特別な日”でもあったのです。

彼は、前の晩から用意したご馳走を★子さんの為に作りながら「娘を産んでくれて育ててくれて、ありがとう」と初めて言葉にしました。

※男性にとって、妻を愛しているのは当たり明治のビスケットなのです。

元々愛しているから、結婚して同居して生活費を全額預けるのですから(爆)
それを他人行儀な“御礼”や“形”にするのは、生涯で数回で良いと考えています。

オトコにとって、友情や愛情の度合いを毎日毎日何回も尋ねたり宣言するのは 相手に対してのしつっこい“確認”をする行為であり、相手を信じていない証拠となるからです。

★母「ふぁーぁ・・・はっくしょん!!」(←眠いらしい)

★父「馬鹿野郎!!風呂上りに、夜更かしするな!!」

★母「はぁい。あなた、次は八代亜紀さんが歌うのよ。あなた、ファンでしょ」

★父「馬鹿野郎!!俺は、お前の顔を見てりゃ十分だ!!」

★母「ふぁいふぁーい」(←あくびしながら、スィッチを切る)

彼は、自分なりの“理想の夫婦”をそうやって維持して来たのでした。

その夜、●紀さんに☆子さんから“確認”の電話が入りました。

☆子「◎屋さん、どうだった?」(←オトコもオンナも、人類100%がお互い浮気し合い嘘を付き合うと信じきっているので余裕たっぷり)

●紀「あー。あの話ね。私、◎屋さんをちっとも疑っていないもの。とーっても、順調よ。今も、秘密のラブ日記を書いてたとこ」

☆子「へぇぇ。彼の浮気を、疑わないの。偉いわー」

●紀「今日も、彼と逢ったのよ。私、夫がいるでしょ。彼を、苦しめて泣かしちゃったー。反省」

☆子「ふぅん!!」ガチャ!!

☆子さんは、突然通話を終えました。

※“オドモ”は、挨拶をしません。

☆子さんは、不安定な精神を立て直そうと今度は○浪さんに電話をしました。

彼女が“薬物依存症”と察知した○浪さんは、他のオトコ達は撤退させましたが自分まで逃げると彼女が何をしでかすか判らないので留まっていました。

☆子「●豹(←○浪さんの架空名)どっかに、可愛いコいないのぉ」

○浪「あー。☆子ちゃん。実は、●虎はアメリカに“音楽修行”に行っちゃったんだ」(←嘘)

☆子「私、奇麗?私に、逢いたい?」

○浪「困るなー。☆子の声はSEXYだから、あの夜を思い出しちゃうよ」

☆子「☆子の魅力で、早くインポが治るとイイねー。治ったら、SEXしてもイイよ」

○浪「実は、俺もドイツの会議に出なきゃならなくなって。この電話も、もう使えなくなるから」

☆子「う、嘘ー!!」(←本当に、嘘)

彼は、彼女が動揺している間に「キャッチだ」と言いながら電話を切りました。

○浪「ばいばーい。エロ婆ぁ」

彼は、高い橋の上からその携帯電話を棄てました。





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最終更新日  2007年01月14日 23時05分33秒
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