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2007年01月23日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

その日、■君は○美さんの車で送迎して貰い1ヶ月ぶりに出社しました。

会社側から■君に会いに来る提案もありましたが、それを断っての行動でした。

彼は、自宅のソファやベッドで“車内から車椅子へ移る”練習を重ねました。 
膝が擦れてしまったので、布地を捲いて当座の痛みを堪えています。

○美さんも、尿瓶を使える様になりました。

エントランスでは、受付嬢や顔見知りの社員達が“見てはいけないもの”を見てしまったかの様に目線を外します。

■「俺だって、友達が急にこうなったらああなるよ。あれは、驚いてるだけさ。そのうちに、見慣れるさ」

彼は、車椅子を押す○美さんにそう告げて微笑しました。

○美「ええ」

部内に入ると、◆恵さんを始めかつて■君をクドいていた女性達が一斉に下を向きました。

賑やかだった、室内が重苦しい沈黙に包まれました。

■君と○美さんが、部長室に入って扉を閉めると口々に話す声が聞こえます。

女子社員達「み、見たぁ。あれが、■君の姿だなんて信じられなーい」

◇史「□村さん、もう終ったなー。最後の出社かぁ」

◆恵「本当。あー目の当たりにしたら、私○美さんが可哀相になっちゃった。自分より親友を選んだ挙句に、お世話までしなきゃならない義理は無いじゃない」

※◆恵さんは、恋人の◇史さんの言葉に乗じて彼に同意を示そうとそう叫びました。

ところが、彼は彼女と目が合うと透かす様な暗い表情になりました。
そして、そのまますぅっとその場から消えてしまったのです。

◆恵さんは、◇史さんを探しましたがそれから2人はぎくしゃくし始めやがて別れました。

男性は、生体的には弱い生きものなのです。

女性の心があまりにも冷淡だと、一気に恋心が冷める事があります。

事例「俺、あれからインフルエンザが悪化してさ」と彼から電話があった際には言葉だけでも慰めるか出来ればお見舞いに出かけましょう。

「はぁ!!私に、感染さないでよ!!」ガチャ!!これでは、妻にはなれません。

板一つ隔てた部屋の中で、○美さんは■君を覗き込みにっこりしました。

○美「ねぇ。私達って、変わりもの夫婦になれそうね」

部長が来る前に、2人は甘いKissを交わしました。

部長「やぁ!!もう、すっかり似合いの夫婦だなー!!結婚式が、楽しみだよ」

やや遅れ気味に現れた部長は、■君に意外な決定を申し渡しました。

部長「□村■広を、(株)エレベート通商部第十三代営業室長に任ずる」

■・○美「ええ!!」

“オドモ”恋愛の☆子さんは、その日の夜“◎膳”(←高級料亭)に現れた△崎君を見て仰天の表情を浮かべました。

☆子「あんた!!何よぉ」

彼の背後には、“守護霊”の様に◆堂課長が立っていたのです。

◆堂「この度は、私共の話をお聞き頂けるそうですね!!(株)☆泉衣料営業第二課としては、恐悦至極でございます」

☆子「へぇぇ!!随分、びっくりさせてくれるわねー」

△崎「・・・」

実は、この時△崎君は☆子さんの何十倍も驚いていたのです。

△崎「お、俺が初日に事務員さん達にお贈りしたはずのスカーフが!!そんな、馬鹿な!!」

☆子さんは、あの後△崎君が●幼稚園へのご挨拶に置いて行ったスカーフを女の子達から残らず取り上げました。

そして、“自己流のお洒落”として全部をねじねじに捩って胸元に巻き付けていたのです。

※“オドモ”の特徴の付録としてこの様な“異様なファッション”が現れる事があります。

azareaのお客様の中にも、他人のものやセンスを故意に盗ったりまた周囲(異性)に対する「目立ちたい」欲求が異常な形で表現された事が多々ありました。

事例1 ある60代女性はW不倫中の男性に自分自身の“SEXYさ”を強調したいからと“バドワイザー”ミニ・ワンピを1年中着通しました。

彼女は、その姿で真冬の官庁街に朝9:00に立って手を振りながら「○さーん!!」と叫び続けました。

事例2 他の女性が褒められると、「私を真似ただけ」と嫉妬していきなり解雇。

△崎「課長!!あのオンナは、やっぱりまともじゃありませんよ!!」

△崎君は、●幼稚園の女性達に自信を持って勧めた新製品を無残な皺だらけにされ怒りに震えていました。

△崎「あの女の子達は、皆スカーフをきらきらした嬉しそうな眼差しで見つめていたのに!!」

◆堂「うむ、判った」

☆子さんは、呆然と自分を睨み付ける2人のオトコ達を目前にしてこう考えていました。

☆子「あれが、“☆泉の信長と蘭丸”なのね!!うふふ。きっと、若造の蘭丸なんかに私を盗られまいとして渋い信長が略奪に来たんだわー!!」

そして、やって来た女将にやおら怒鳴り散らしました。

☆子「けっ!!ここは、何て狭苦しい部屋なの!!」

女将「は、はぁ!!奥様が、“若い男を閉じ込めてやりたいから、一番狭い部屋にして”と所望なさって先約だったあのカップルのお客様を追い出されたんでしょう!!」

☆子「そう。じゃ、キャンセルで良かったわねー!!」

◆堂「ま、まぁまぁ。別に、私共は長居をいたしませんから」

△崎「ええ。此処で、十分です」(←拳を握り締めて、感情を抑えている・・・)

☆子「あらぁ。あんた達って、案外と欲求不満だったのねー!!」

◆堂・△崎「・・・」(←それぞれ、このオンナとは会話が成立しない事に気付き始めた)

△崎「○野夫人。そのスカーフは、私が受付の女の子達にお渡しした品々ですよ」

☆子さんは、△崎君の“目線”に気付きました。

☆子「あー、これね。あんたの安月給じゃ仕方が無いけど本当に☆子の心を動かしたいなら、今度から30万円位は使いなさい!!こんな、販促品を私になんて失礼よ!!」

そう言いながら、彼女は火鉢の上にスカーフを投げ捨てました。

△崎「あ!!」

スカーフは、△崎君の足元で無残な灰塗れになりました。

△崎「・・・くそ・・・何をしやがる・・・」

女将は勿論、騒ぎを覗き込んだ料亭の人々が痛ましい表情で若い営業マンを見上げています。

☆子「◆堂さん、お互いに若いコを使うって難しいわねー。こーゆー世間知らずが多くって」

彼女は、怒りに耐えている△崎君を無視して今度は◆堂課長に擦り寄りました。

☆子「うふ!!これで、今晩△崎◎樹の脳内は私の事ばっかり思い出して眠れないわー。でも、こっちの◆堂には、もっと大人の魅力を見せ付けてあげないと」

※ある“オドモ”女性(セレブ妻)は、azareaに「私ね、好意を抱いた男性にはわざと大恥をかかせてやるのよ!!だって、私の事が忘れられなくなるでしょう」と真顔で言っていました。

私は、「人間は、嫌な事は忘れるように作られています。あなたは、そんなにも自分を馬鹿にした異性達を覚えていられるんですか」と問いかけました。

◆堂「○野夫人。残念ですが、私共の心血を注いだ商品を大切にされない方はお客様とは申し上げられません。短いご縁でしたが、これで失礼させて頂きます」

☆子「そう。今度は、電話番号とメアドを教えて!!付き合ってあげるからー」と笑いました。

ところが、その直後☆子さんが両手で頭を抱えて獣の様な唸り声を上げたのです。
☆子「ぁぁあぁぁぁあー・・・あぁぁぁあー」

女将・◆堂・△崎「!?」

☆子さんは、急いでポーチからあの“薬”を出すと目の前にあったビールでラッパ飲みにしています。

女将「だ、大丈夫ですか!!何処か、ご気分がお悪いんですか!!」

☆子「ううん!!☆子、最高!!あはははー」

呆気に取られた◆堂課長は、固く強張っている△崎君の肩を背負う様にしてお店を出ました。

女将は、☆子さんが出て行くと仲居達に塩を捲かせました。

女将「●幼稚園の予約だけは、今後絶対に入れないでね!!」

全員「はい!!」

◆堂「あの女は、もう長くない。あれは、間違い無く“死相”だった」

△崎「ええ。俺も、同じ予感がしました」

※毎日、大勢の人間に接していると一定の法則性を発見したりその先が見える事があります。

△崎「これでは、俺は引き下がれません」

◆堂「そうか。まぁ、お前が気が済むまでやれよ」

3日後、2人宛てに☆子さんから“バレンタインディ・チョコレート”が贈り付けられました。

それぞれの、自宅に。








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最終更新日  2007年01月23日 22時59分19秒
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