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azareaの世代は、ぎりぎり亡き祖母から“戦争の話”話を聞いた世代です。

無学な人でしたが、鉛筆を舐めては絵を描いて兄や私に突然降り注いで家も人も焼き尽くす“焼夷弾”の恐ろしさを説明してくれました。

亡き祖母の義妹は、戦時中に「配給米を盗んだ」と親しかった近所の方々に疑われ発狂しました。

家中の食べものを外に出し、「盗んでいない」と言い続けました。
義姉である亡き祖母や夫がどう庇い証言しても、一粒のお米を奪い合う過酷な飢えに曝された殺気には勝てなかったそうです。

結局、そのお米はずっと経ってから義妹とは全く無関係な場所から発見されました。
でも、彼女の夫がどんなに濡れ衣が晴れたと諭しても彼女はもう生涯正気を取り戻す事はありませんでした。

言論の世界では、「日本も、今すぐ改憲して“徴兵制度”を復活させアメリカに協力し参戦すべきだ」とする意見が溢れています。

先の選挙で、「日本も、“先進国の証し”として原爆を持とう」と謳った党さえありました。

でも、azareaは「ゾウのはな子」「はだしのゲン」を視聴して思いました。

明治・大正・昭和のヒトビトと違い、生まれながらに便利な電化製品や豊富な衣食に囲まれそれでもぶーぶー文句を垂れている私達が、“戦時中”の暮らしに1日たりとも耐えられるとは考えられません

「ゾウのはな子」は、戦中の花子と戦後のはな子の二頭に渡る戦争の影響が丁寧に描かれていたと思います。

反町隆史さんやその他の“飼育員”さん達が戦争の所為で乏しい食料を分け与えながら育てて来た動物達を殺さなければならない場面は、正視に堪えられない程でした。

その後のゾウ飼育を物語る北村一輝さんも、ひたむきな姿勢を静かな迫力で演じていました。

「はだしのゲン」は、戦争が家族に与える影響をさらに細やかに描いています。

人間は、本来肌の色がどうだろうが血がどうだろうが国境がどうだろうが生きられます。
でも、“戦争”が起こればその目の前にはただただ飢えと焼け爛れたケロイドと痛みと死しか無くなるのです。

亡き祖母は、アジア諸国の人々が日本に来るのを反対した女性でした。

「ほんでも、無理から日本に連れて来てまった。そんだったら、死なせたらいかんがや」そう言っていました。

最近、書籍広告を幾つか見ました。

アジア諸国の側に立ち(両国の和解に尽力をする)日本人を、“反日”と呼ぶそうです。

これ等の思想の頒布には“一億総少女愛人化計画”と同様、“漫画”が大きな役割を果たしている模様です。

ある特異な考えを浸透させるには、真っ先に子供達にプロバガンダを行うのが最も有効だからでしょう。

手塚治虫さんや水木しげるさんや中沢啓治さんが命懸けで戦争の悲惨さを伝えようとしても、一方で世界中を不仲に陥れ平和を軽んじて戦争を賛美していたのでは子供達の心はどうなるでしょう。

本来、反戦とは「戦争を後悔し、二度としないと誓う」意味です。

どちらが正しかった・間違っていた、ではありません。
「戦争と言う行為が、間違っていた」だけなのです。

そして、その”過ち”を認め背負い謝り続ける事は屈辱どころか誇り高い事だと感じます。
何故なら、その“姿勢”が恒久的な愛と平和を生み続けるのだから。

何時の時代でも、戦争を嗾ける人々は自分達は決して流れ弾に当たらない安全な机の上で豊富にデータを駆使し捨て駒となる“兵隊蟻”を増やしにかかります。

自分達の戦争が正しいと証明させるには、死体の数が多い方が好都合なだけです。
その数字一つ一つに、人生があり心があり恋愛があり家族があるとは考えようともしません。

azareaは、誰のデータが正しかろうがそんなもんの為に憎み合い殺し合うのが嫌なのです。
azareaは、このまま犠牲者をさらに増やすのが“国際貢献”とは思えません。

ところが、巧妙に論理が摩り替えられて行きました。
「従軍慰安婦や南京大虐殺のデータは、間違っている→戦争責任を、日本が問われる必要は無い→アジア諸国と、戦争してでも“真実”を糺す→これ等に反対する人間達は、“反日”だ」

これは、私が受けた“イジメ”と全く同じ手法です。
ターゲットに“反対しないもの”に“レッテル”を貼り付けて“イメージを低下させる”事でターゲットに“賛成するもの”を消し去ってしまうのです。

そうやって、ターゲットだけを孤立させようとしています。

azareaは、謝りたくないヒトに謝れとは思いません。
ただ、アジア諸国にご立腹のあなたの代わりにどうか私に謝らせて下さい。

私は、世界中のどの国にも同じ考え方のヒトビトがいると信じています。
国籍にも人種にも過去に囚われず、ただ戦争を後悔するヒトビトがいると思います。

だから、一つだけお願いがあります。
azareaの様な生き方を“反日”と名付けてあたかも我が国を滅ぼす非国民として排除するのは悲しいです。

その様な動機を強化し続ければ、やがてはあなたご自身からも自由な言論が消え去ります。
そして、本来は単なる“考え方”の一つに過ぎなかったはずの思想に生活も人生も雁字搦めに縛られてしまう道なのです。





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最終更新日  2007年08月11日 20時13分20秒
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