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2007年11月19日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

★雄さんは、長い間黙って熱燗のお猪口を弄んでいました。
☆君が、俯いて溜息を吐いた頃★雄さんはふいに一言だけ尋ねました。

★父「◎山君。あんたにとって、ウチの★は“何”かね」

☆「“大切な女性”です」

☆君は、★ちゃんのお父さんからの質問に即答しました。
※男性の世界では、“回りくどく・要領を得ない”返事をする位なら黙っていた方が得策です。
また、何か“強い思いを相手に伝えたい”場合は、はっきりとストレートに答えた方が有効です。

★雄さんは、また暫く黙っていました。
その後で、ぽつりと“感想”を漏らしました。

★父「そうか。まぁ。あんな娘を、そう思って頂けるのは親としてありがたい事だよ。だが、もし私なら“大切な女性”は失したくないと思うものだが。どうかね」

※★ちゃんは、ご両親に“◎山☆哉さんとの婚約が、破棄された”とは報告していません。
ただ、少し前から2人の関係が(☆君の実母、☆子さんの素行不良・麻薬中毒による逮捕が原因で)暗礁に乗り上げているとは認識しています。

☆君は、答えに詰まりました。

★雄さんは、新しく来た熱燗を☆君に注ぎました。

※男性の胸の内を引き出したい場合は、静かな時間と優しい雰囲気(気配り)が重要な働きをいたします。

★雄「◎山君。私は、君が★を嫌いになったと言うなら黙ってあの娘を引き取るつもりだった。愛の無い結婚は親として見ていて不憫だからね」

☆「はい」

☆君は、重い口を開いて胸に塞がった本心を述べました。

☆「俺は、○田★さんが他の方とご結婚され幸せになられるのを見守るつもりでいました」

★雄さんは、ふと話題を変えました。

★雄「◎山君。私は、君よりうんと若いうちに家の奴と見合いで結婚してね。愛だの恋だの考えてみた事も無かった。正直、現在もこれからもずぅっと“本当の答え”は判らないかも知れない。ただ、私は“男”として家の奴の側にいてやり食わせてやり守ってやる事を“大切”だと思っている」

※女性は、何事も“理論で納得し”“自分と同じ考え・立場の人間”を求め尊重します。

「頭で理解したい」と願うあまり、中には 男性を女性化させる事さえ欲する女性達も少なからずいます。

その結果、子供達の教育や近所付き合いの際等に“ご両親(夫婦)揃って些細な事で神経質・ヒステリックになる”事態が増加しているのです。

しかし、(優れた)男性は“自分とは異質な考え・立場の人間”を認める度量を持っています。

長い人生では、時に理不尽な苦境を理詰めではなく達観する「損して、得取れ」「長いものには、巻かれろ」の“処世術”も必要なのです。

職人気質の★雄さんは、誰に対しても「馬鹿野郎」が口癖です(爆)

でも、厳しい世界を潜り抜けて“体験した”「お互いに全く相容れない関係の隙間から、思わぬ答えが出る」真実を知っています。

★雄さんは、☆君にその“姿勢”を提示したのでした。

☆「・・・」☆君は、急に横を向きました。

彼の瞼から、涙が零れ落ちたからです。






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最終更新日  2007年11月19日 22時06分48秒
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