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2008年03月03日
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カテゴリ: ウマく行く恋愛術
(06・5・10から連載中)

☆「・・・」

☆君は、このお寿司屋のご主人●竹さんからも自分をこの場所に連れて来た婚約者★ちゃんの父親★雄さんからも目が届かない場所に追い込まれました。

●竹さんの妻、●子さんは彼の側に彼がそれまで飲んでいた温いお茶を置きました。

☆「・・・」

★雄「天然の鯛って言っても、こんなもんかねぇ」

●竹「ええ。これでも、今日一番のを俺が目利きしたんですからね」

※この場合、頂点に立っている★雄さんが●竹さんを咎めれば位置は“☆君が二番手”となります。

しかし、彼はそうしませんでした。

★雄さんと●竹さんは、何事も無かったかの様に食材の談義を始めました。

☆「・・・」

☆君は、何回か彼等の方向に顔を上げようとしました。
でも、身体が硬直したみたいに結局は俯いたままでした。

※男性は、能力が高いものを頂点とするピラミッド型社会で構成されています。

△崎君は、両親を幼くして失い養護施設で育ちました。
その過程で、男性の人間関係を構成するメカニズムを見抜き活用して来たのです。

彼は、専門学校卒業でありながら営業の仕事に身を投じると”底辺”に徹しました。
その粉骨砕身の働きぶりは上司の◆堂課長からは高く評価され、他の仲間達からも年上の先輩からも一目置かれています。

彼を囲んでいる”曼荼羅”はもはや揺るぎません。

それに比べ、”オドモ母親”からネグレクトされ辛うじて心優しい腹違いの兄と祖母利発な親友に守られて成長した☆君は兄の死後いつしか小さな世界に安住し其処から出ようとしなくなりました。

やがて、酔客達もタクシーや送迎でばらばらと帰り支度を始めました。


☆「・・・」

●竹さんは、苦笑いを浮かべながら★雄さんを振り向きました。

●竹「★雄さん。この若造が、お嬢ちゃんの婿だって?悪いけど、あんたやあの娘らしくない見損ないだね。おい、あんた。見ず知らずの俺にこうまで言われて言い返す口は付いているのかい?」

☆君は、この店に入った時から●竹夫妻に会釈しただけで全く口を利いていませんでした。

☆「・・・」

その時です。

それまで、黙って肴を抓んでいた★雄さんが意外な言葉を発しました。

★雄「●竹。突然で悪いが、結婚式まで☆哉を預かってくれや」

☆「えええ!!」





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最終更新日  2008年03月04日 14時25分17秒
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