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2009年03月16日
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緊急の救済処置として、学校が食料を与えていたそうです。

すると、一部の日本人児童達から”代金を払っていないのに、食べさせて貰えるなんて不公平だ”と言い出しました。
学校は、援助を停止したそうです。

azareaは、教育の一環としてこの様な発想をした子供達に考えさせる良い機会だったのではと思います。

この場合、重要なのは”公平”の論拠でしょう。
私は、こう答えます。

「”公平”とは、代金を支払った人間だけが給食を食べられると言う意味とは違います。その真意は、人間が”生きる権利”に基づいたものなのです。”誰であれ、我が国に来た以上は最低限の教育を受けご飯が食べられる”と言う意味です」

そして、この子達にはこう質問します。

「君は、給食が食べられなくなった児童の家の生活を立て直してあげられますか?君が、学校の援助に不満があるなら止めましょう。その代わり、君が彼等を助けるのが筋になります」

それが出来ないなら、学校の判断に口出しする権利は無いのです。
子供達なりに、不審や不満を覚えたら大人として向き合い答えます。

ただ、父兄からも「それは、あなた個人の考えでしょう!!」と噛み付かれる可能性も捨て切れません。

その場合も、率直に「はい。そうです」と答えます。

「同じ大人であっても、多種多様な考え方があります。それを、皆様もご自由に選択なさって下さい」と話します。

そして、またこう質問します。

「代金を支払えなくなったら、給食を取り上げる学校に我が子を預けたいですか。あなたやあなたのお子様達は、お金が無ければ関係を断ち切る世界に生きたいですか」

azareaは、お腹を空かせた子供を前に「君は、代金を支払わないから食べる権利がありませんよ」と突き放す大人にはなりたくないのです。

弱った人間がいたら、迷わず後先考えず助けるのは生きものとしての本能だからです。
それが、私の私なりの答えでありそう生きる事にしたいのです。

お腹を空かせた子供達を前にして、”差別”の定義の方が大事でしょうか。
否定した子供達自身も、親御さんが職を失い給食費が無くなりクラスの中でどうしようも無く腹が減った時いったい何が大事かちょっと想像すれば思い当たる筈です。

先に、定義がある訳ではありません。
飢えた子供を、飢えたままにする”平等”は、無いのです。

それでは、生きた人間よりも理屈が上に立つからです。
人間から生まれた理屈が、人間を支配する力は持たないのです。

人間には、心があります。
クラス・メイトが、ご家庭から引き離され養護施設に追い遣られた時。

この児童達は、「やった!!これで、不公平が是正された。僕等の言い分が、通った!!」と心から満足感が湧き上がるでしょうか。

実は、私はこれとはまた全く真逆の事例を知っております。

ある母親が、「私は、低血圧で朝も起きられないのよねー」と女性教諭に我が子のご飯を作らせていました。
しかも、「夕食も。私の分も。お休みの日も」と増長しました。

私は、「先生は、召使ではありません!!止めて下さい」と勧めました。

ところが、です。
彼女は、「ううん。その子、私のご飯を楽しみに学校に来てくれる様になったの。以前は、不登校児だったけど」と笑いました。

azareaは、そのお考えを尊重しました。
それ以上は、何も申し上げる言葉はありませんでした。

子供は、数年間彼女のご飯を食べ続けて立ち直ったそうです。
ぽっちゃりされていてお料理が上手いこの先生は、素敵なご主人とご結婚され可愛らしい赤ちゃんを授かっています。

azareaの例もある様に、これは学校がどんなご家庭にでも闇雲に給食を与え続ければ解決する程単純な問題ではありません。

ただ、私は「お腹が空いた子供に、とりあえず食料を差し出した」この学校を信頼します。

”構造改革””格差社会””似非フェミニズム”
これ等が複雑に絡み合い、ご家庭の経済的な行き詰まり・離婚・他者に依存する父母やまたは孤立する父母が増えております。

きちんと個別に向き合い、ケース・バイ・ケースで時に優しくまた厳しく”成熟した社会”を育てる事になるのでしょう。






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最終更新日  2009年03月16日 20時31分20秒
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