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ひとしきり散歩コースを歩き終え、ふたたび例のレストランへ。すでに、テーブルには、お茶用のカップが並べられています。おなかはまだまだいっぱいなのだけど、マルグレートの強いお勧めがあり、アイスクリームとコーラを注文。(私って、いつでも食べ物をよく勧められる。そんな大食漢に見えるのでしょか・・!?)でもせっかくなので、アイスクリームは生クリーム添えをお願いすると、なんとなんと、生クリームてんこ盛り。「あらら、アイスはいったいどこ・・?!」みたいな。でも、ドイツの生クリームって、日本のとは違い、たくさん食べても平気なんだって。ちなみにそれ以来、日本に帰ってきても、生クリームなしのアイスクリームは考えられず、+50円なんかで、添えてもらったりしてる。グラスの底には、おっきなイチゴが並んでて、ホントウにおいしかった。満足!!デザートとお茶をいただきながら、最後に各自が散策しながら詠んだ俳句を披露。それぞれの作品についてお互いが批評し合い、アドヴァイスや賛辞を送ります。そして、会の終わりには、記念のノートにひとりずつ、作品を記してゆきました。こうして、楽しい時間も幕を降ろします。(・・つづく。)photo:青く澄んだ空に、栗の葉っぱ。秋といえば、空と葉っぱ。かさかさと風に吹かれたり、くるくると車道を舞ったり。
Sep 30, 2007
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食事を終えた後は、みんな揃って裏山を散策。そこは素敵な散歩コースになっていて、自転車でサイクリングする人たちもたくさん。そんな中をみんなで語らいながら、ゆっくりゆっくり歩きます。なぜだかみんな、私がドイツ語をまだよく聞き取れないのを知っているのに、とても早口で私に話しかけます。どうしてなのか、よく分からないのだけれども、それでも私は、自分が受け入れられているというその事実が、十分うれしかったりするのでした。メモを片手に立ち止まっては、森の囁きに耳を傾ける人、きれいな葉っぱを拾っては、子どものように喜ぶ人。枝振りのいい枝は、ぽきりと手折られ、どこかの家に飾られるのでしょう。長い、長い散歩コース。途中、みんなで記念撮影。何を隠そうドイツ人だって写真好き。私のことを見て、「ニコンカメラ!」なんてからかうくせに、みんなだって、カメラを持ってたくさん写してる。きっと、ところかまわずどこでも無遠慮に写してる日本人の印象のせい・・?(・・つづく。)photo:ザラの誕生日、お祝いに北海まで。かなり遠い距離だけど、アウトバーンで日帰り。こんな感じ、映画で見たことあった。なんとなくどんよりと見えるけど、町の色彩は豊か。
Sep 29, 2007
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そして和やかな時間の始まり。芸術を愛する人の感性なのでしょうか、誰もが皆にこにこと穏やかで楽しそう。テーブルを囲み交わされる会話の内容は、単語がちょっと聞き取れる程度で(情けないですけど)、ほとんど解らないけれど、そんな雰囲気の中にいることが、なんだかワクワク楽しい気分。そんな気分が、レストランの重厚な雰囲気ともあいまって、私はなんだか、中世へトリップしたような不思議な感覚、まるで映画のワンシーンに紛れ込んでしまったような、夢のようなシチュエイションにうっとり。思わず感激で泣き出しそう。気分はすっかりメンバーの一員となり、楽しんだのでありました。優雅な時間。いろんなおしゃべりで盛り上がりながら、その中でもヨハンナは、ほんとうに、まるで少女のような可愛らしさで人を楽しませていました。(・・つづく。)photo:時々、オランダへゆく。オランダとは、自転車王国。驚くほど。で、運河には、こんな船のような家のような、そんなものがたくさん。橋という橋が跳ね橋のイメージになってるほど。色彩がカラフルで、ドイツよりのんびりした時間が流れてるみたい・・
Sep 28, 2007
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レストランは、歴史と伝統を感じさせる重厚な雰囲気に包まれた、私の大好きな、中世の香り漂うちょっと暗めの落ち着く雰囲気。キャンドルに灯る炎が、静けさの中にも、優しい明るさを添えてくれています。大広間の真ん中にデンと構える立派な木製のテーブルに案内されると、すでに十人ちょっと分のお皿がサーブされており、まずはお食事。みんながそれぞれの料理を注文してゆき、最後に私。なんといっても、メニューは全部ドイツ語。「どれにしよう・・」なんて迷う余地もないままに、そういえば、食べ物といえば、「フォレレ!」と、唯一学生時代の講義の中で覚えていた魚の名前(鱒)の料理を、大好きなフランス風たまねぎスープと一緒に注文。・・ドイツのレストランでは、「雰囲気」も立派な調味料になってしまいます。どのお料理も、おいしい。ただ、ちょっと多すぎるほどのサービスのよさが、私には問題でしたが。。(・・つづく。)photo:ゲッティンゲンに、Frauクルツを訪ねたとき、ひとりでバスでふらふらと・・。ゲッティンゲン大学まで。芝生の上に、学生の親子みたいな子達とか。自由だったよ。あっちでは、みんな、噴水の前なんかで昼間っからたむろして、ぼーっとしてた。哲学してるのかしらね!?
Sep 25, 2007
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今日も楽しい1日でした。たくさんの人々と出会いました。愛すべき72歳のヨハンナほか、俳句を愛する人々たくさんと。美しいザール河を幾度も脇に眺めながら、途中、数人の同行者を拾いながら、今日の目的地、ハレの町へ。ハレだなんて、なんて縁起のいい名前!なんて思いながら。緑深い山麓に車を停めると、約束のレストランはすぐそこ。入り口の立派な木製の扉を押し開き中へ入ると、すでにヨハンナたちが待っていて、久しぶりに会う仲間たちを出迎えます。「マルグレート!」お互いを抱きしめあいながら、再会の喜びを確認しあう人々。なんだか感動的。そんな中、私も紹介してもらい、気持ちだけちょっと仲間入り。(・・つづく。)
Sep 24, 2007
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散歩を終え、バルトラウトの自宅に戻りました。さっそく改装されたばかりの、真新しい自慢の部屋を、次々と紹介してくれました。明るくて、光がいっぱい差し込むバスルーム。広い空間にバスタブがちょこんと座している感じ。白と黒を基調に、植物の緑が光と風を受けて爽やかさを演出。システムキッチンは真っ赤。でもまったく強烈じゃない。東ドイツの淡い空気の色が、すべての色彩をやさしく調和させている。この、色のマジックは、世界中のいろんな場所で、あるんだろうな。ちなみに西ドイツでの色彩の印象は、透明で澄んだ空気の中に、色そのものが、鮮やかな輝きをそのままに、放たれているような感じです。そしてこの3日間、私がお世話になるお部屋。真っ白な壁に、大きく品のある窓。透けるようなカーテンは幾何学模様。窓辺には観葉植物。アンティークの椅子が一脚、無造作に置いてある。ベッドが一台と、書き物机。シンプルこの上ないような、こんなお部屋も、素敵です。(・・つづく。)photo:マイナウ島は、ボーデン湖に浮かぶ小さな島。たくさんの花々が見所だけど、この夏は、暑くて暑くて、スプリンクラーもカチャカチャと働き続けているのだけれど、お花も疲れてるみたいでした。教会では、結婚式もあってました。終わったら、みんな、プライベートビーチで泳ぎを楽しんでた。ロマンチックな花の島。
Sep 23, 2007
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おもてなしといえば、ドイツに暮らす人々はみな、自分へのおもてなしのように、毎日の生活、そして生活の一部であるインテリアや庭造りなど、生活空間全般のコーディネイトにとことんのこだわりを持って関わります。それらは、彼らにとって、自分自身を表現する手段であり、機会であり、なにより、呼吸のように自然で大切なことなのです。だから当然、そうやって生命を吹き込まれたものは、通りがかりの私たちの目に鮮やかに飛び込んできます。まるで、「さあどうぞ、私たちを見ていって」と話しかけるように。そしてみんな、自分たちの選んだインテリアや家具の配置、そしてこれからの計画を、まるで子どものようにワクワクした表情で、それは楽しそうに語るのです。もてなす側ももてなされる側も、お互いのことを知りたいし知らせたい。住空間は、そういう意味で、ドイツに暮らす人々にとって、とても大切な事柄なのです。(・・つづく。)photo:ルッテン滞在中、知り合った当時高校生のミカちゃん。お母さんがドイツの方で、交換留学生だったから、ミカのほうがだんぜんドイツ語上手になってって、ちょっと汗。だったけど、そんな彼女とハーメルンへ行きました。いつもジャージだったミカ。今では素敵な大人に、なってるんだろうな・・。
Sep 22, 2007
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そんなこんなでやってきた、ここはシェーネベックという、旧東ドイツ領の小さな町。久しぶりに訪れるということで、道々に番地を確認しながら、見覚えのあるらしきアパートにたどり着きました。西と東が統一されて後、旧東ドイツ領の古い建物は、徐々に新しく改築されているそうです。出迎えてくれたのは、マルグレートの俳句仲間で、地元の高校で校長を務めているというバルトラウト。笑顔のとっても眩しい女性。私のことも一緒に歓迎してくれました。ひとまずは、部屋へ荷物を運び入れ、日が沈む前の、夕焼けに彩られた美しいシェーネベックの風景の中を、バルトラウトと3人で散歩しました。東ドイツらしい、とても幻想的な風景の中、畑をバンビが駆け抜けてゆきます。美しい薄雲の向こうに、ぼんやりと透ける太陽、霞む風景。その風景の中を、どこまでも、おしゃべりしながらどこまでも、ただただ歩き続けました。野菜畑や、道端に咲く草花の可愛らしい姿に目を向けながら、ご近所のお庭それぞれの、素敵な個性が話題の種になり、おしゃべりは弾みます。ちょっとした”お散歩のおもてなし”というところでしょうか。(・・つづく。)photo:お昼をとったレストラン。なんとかいっても、田舎の独特の空気は、のんびり。古い造りのフォルクスバンク、石畳の広場、・・。このパラソルの下、モッツァレラチーズとトマトのサラダ、パンとスープを食べたのでした。
Sep 17, 2007
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まず、ハノーファーまで普通道を走り、それからアウトバーンに合流。車窓の眺めは、美しい自然風景がいっぱい。今年の秋は暖かく晴れた日が続き、紅葉、落葉が遅いとのこと。それでも、ところどころに黄色や赤に彩られた、きれいな木々が見られます。驚いたのは、マルグレートの運転。どこまでもまっすぐな道がひたすら続くアウトバーンで、スピードも出したくなるのも分かるのだけど、なにもそこまで・・、というのが、追い越し方。二車線で、対向車がすごいスピードで目の前に迫ってきているというのに、敢えて反対車線へ出ちゃう。すごいスピードで、前方を走ってる車を、さらにすごいスピードで、徐々に徐々にと追い越しながら、でも確実に、目の前には迫り来る対向車!「・・もうダメかも!!・・ぶつかる!!」・・というところで、ぎりぎりの衝突回避。緊張で声も出ない。それに、アウトバーンでの割り込み。これまたすごいスピードで、車たった一台分のスペースに割り込むのです。どうしてそこまでしなきゃならない・・?これは運転手の性格か?はたまた、お国柄なのか?誰か、教えてほしいです・・。(つづく・・。)photo:ひとり旅でのゲンゲンバッハ。とても田舎なので、さみしかった。名前に興味を持ったのだけど。泊まったホテルSONNE(ゾネ・・太陽の意)。古い建物で、広い階段で、節約で夜は電気が点いてなくて、壁のスイッチを押さなきゃいけなくて。でも、部屋の窓から夜眺めた星空はきれいで。ちょっとコワかったフロントのお姉さん、チェックアウトで初めて笑ってくれて。
Sep 16, 2007
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今日は、ドイツ東部にある、シェーネベックという町に住む、マルグレートのお友達に会いに行くとのこと。最近ハマっている、お得意の折り紙で、鶴やら朝顔やらを折り、プレゼントの準備中。道中のお弁当(チーズやハムをはさんだパンなど)の用意をパパッパーとあわただしく終えたところ・・。「え~!?泊まるのー?」驚き。なんだかいろいろ用意しろ、準備しろ、歯磨き?なんて思っていたら、帰ってくるのは月曜日の予定だって。今日は金曜日。3泊4日のちょっとした小旅行。(・・つづく。)
Sep 16, 2007
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マルグレートのママ(Oma*)に会いに行きました。とても美しいご婦人で、瞳がきれいに澄んでいて、とても優しく、うれしそうな笑顔で私を見つめたまま、私に握手を求めました。Oma、とても満足で、私のことをひどく好きなんだって、あとでマルグレートが私に教えてくれました。あ~、うれしいよォ、これだけで、ここ(ドイツ)へ来てよかった・・。Omaには、折り紙で鶴と紫陽花を作ってプレゼント。最近、折り紙にハマっている私。日本ならではの文化と思うと、ちょっと得意に感じてしまいます。この頃の生活のコツは、遠慮のえの字の点くらい。(で、ちょうどいいんじゃないかな?ってこと。)自分に自信をなくすことも時々、いえ、しばしばですが、マルグレートは家族の一員として迎えてくれたのだから、信じて、遠慮しないこと。遠慮って、この国では無意味に近い。ともすれば失礼にさえなりかねないこと。優しい気持ち、思いやりの気持ちさえ忘れなければ、「こうしたい」「これが好き」と主張することは、とても喜ばしいことなのです。優しさって、素敵です。心はウキウキ弾んでいます。*Oma・・Omaは時々いろんなことを忘れちゃったりするのだけれど、いつも会うたび、「日本から来たの!」と感動されたことが印象的。若い頃は旅が好きで、世界中いろんなところへ出かけたそう。刺繍がとても上手で、数え切れないほどの、素敵な刺繍の入ったテーブルクロスやハンカチに感動しました。今は施設で暮らしています。(・・つづく。)photo:面白いでしょ!?
Sep 10, 2007
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