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2004年10月30日
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カテゴリ: 沖縄関係
 「かいしゃ」とは、八重山方言で「美しい」。沖縄本島方言では、「ちゅら」。

 月にまつわる歌は、八重山には数多くあるが、「あがろーざ節」と共に、代表的な子守唄。
 歌詞は7番まであるが、順番の統一はない。ゆったりメロディーで、睡魔を誘う。読み人知らず。

1、月(ツィクィ)ぬ かいしゃ 十日三日(トゥカミーカ) 女童(ミヤラビ) かいしゃ 十七(トゥナナ)つぃ

※、ホーイ チョーガ

2、東(アー)るぃから あーりおる 大月(ウフツィクィ)ぬ 夜(ユ) 沖縄(ウクィナ)ん 八重山(ヤイマ)ん 照(ティ)らしょうり

3、あんだぎなーぬ 月(ツィク)いぬ 夜(ユ)我(バガ)ーけら 遊(アサ)びょうら

4、寺(ティラ)ぬ 大札(ウフフダ)んが 絹花(イチュパナ) 黄金花(クガニパナ) 咲(サ)かりょうり


 うり取(トゥ)るぃ 彼(カ)り取(トゥ)るぃ なつぃきばし ビラーマぬ家(ヤ)ぬ花(パナ)ぶんな

6、女童(ミヤラビ)家(ヤー)ぬ 門(ゾー)なんが 花染手布(ハナズミティサジ)ば きり落(ウトゥ)し 
 うり取(トゥ)るぃ 彼(カ)り取(トゥ)るぃ なつぃきばし 女童(ミヤラビ)家(ヤー)ゆ 見舞いす

7、釜戸(カマドゥ)ぬ 縁(フツィ)ぬ アッピァーマ 何が(ノードゥ)何が(ノードゥ)旨い(ンマサール)
 煙草(タバク)ぬ 下葉(スィタバ)どぅ んまさーる 茶飲(ヌ)みばーやんがさぬ

 「ビラーマ・ビラマ」は、平民階級の女性から士族の青年に対する尊敬語。
 「釜戸の縁に居るアッピァーマ」は、アッピァーマは姥(うば)
釜戸の縁は、蔵元(行政官庁)入り口に居る「勘定座」の下級役人。
 「煙草の下葉」は、下級役人を意味し、人頭税の水増し計算をして、着服や汚職ができる立場を、「おいしい」と表現。
 「お茶葉の先端の上質葉と煙草の葉の先端部を置き換えて」上は苦くて飲めない。(上質だが、馴染めない)


  訳意



 東から夜明かりをもたらしてくれる大月よ、沖縄も八重山も限りなく照らしてください。(沖縄も八重山も同等に扱ってください)

 あれ程美しい月夜の晩だ、若者達よ語り遊びましょう。

 お寺の大札(お守り札)よ、子供達に夢と希望を与えてください

 士族青年の家の東の庭に「ムリク花)が咲き誇っている。

 あれ取り、彼取り、花折りを口実に、恋男を見てこよう。



 釜戸の縁に居る姥よ、何が一番美味しいですか。

 煙草の下葉は大変美味しいが、茶飲みの上の葉は苦くて飲めない。


  子供に聞かす子守唄にしては、過激かと・・・。 





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最終更新日  2004年10月30日 17時52分23秒
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