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2004年11月23日
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カテゴリ: 沖縄関係
 「芭蕉布」

1、海の青さに 空の青 南の風に 緑葉の 芭蕉は情に 
  手を招く 常夏の国 我(ワ)した島 沖縄(ウチナー)

2、首里の古城の 石だたみ 昔を偲ぶ かたほとり 実れる芭蕉
  熟れていた 緑葉の下 我(ワ)した島 沖縄(ウチナー)

3、今は昔の 首里天(スイテン)じゃなし 唐(トウ)ヲゥー
  つむぎ 機(ハタ)を織り 上納捧げた 芭蕉布 浅地紺地(アサジ・クンジ)の 我(ワ)した島 沖縄(ウチナー)

 芭蕉布は、古くから沖縄固有と言っても過言ではない程、織り出し技術も発達した織物である。

 歴史上、関白秀次が太閤秀吉の命により、高野山で自害の折、白帷子(かたびら)の上に、沖縄芭蕉布を羽織っていた。「1595年7月15日」


 特に芭蕉から繊維を取るのは、苧麻より簡単で、冬は重ね着し、夏は一重で過ごす。

 更に上質の芭蕉布は、王府百官や王女、神女(司)の白朝衣(シルチョウキン)黒朝衣(クルチョウキン)として使用。
 白朝衣は、今尚神女が着用し、黒朝衣は庶民の礼服とし、昭和初期まで、花嫁衣裳として使われた。(黒の花嫁衣裳)

 後に、染色の技術の発達により、紅型・藍型の生地として、正装や普段着になっていたが、木綿・絹を素材とする織物の発達により、芭蕉布は夏専用とし、次第に姿を消しつつある。

 芭蕉には、「花芭蕉・実芭蕉(バナナ)・糸芭蕉」の三種。
内、糸芭蕉の茎の繊維が織りに適している。
 実芭蕉は、葉の付け根から先にかけて、しなりが有る。(横に広がる様)
 糸芭蕉は、葉が天を向き、ほぼ垂直に伸びる。
丁度、白菜の様に茎葉が重なって伸びている為、それを剥ぎ取り、灰汁で煮て外皮を、貝殻や竹へらで擦り、繊維を取る。(煮芭蕉)
 煮芭蕉は、言わば2級品。(粗布)

 葉を剥き終わると、芯の柔らかい部分の繊維を(生芭蕉)


 芭蕉布の管理(洗濯法)
まず、洗液作りから・・・
 芋を煮て、皮ごと潰し、米のとぎ汁を加え、冬瓜の果肉をを入れ4~5日放置して作る方法と、シークヮーサーの絞り汁を水に入れる方法がある。

 洗液に、水洗いした芭蕉布を入れ、2~3時間浸す。
 水洗いして、陰干し。

 半乾きになったら、手のひらや指で丁寧に伸ばしてたたむ。
 その上に居て、体温で乾かす。

 この様に洗濯すると、艶があり柔らかい美(チュ)ら布になる。
重要無形文化財 喜如嘉芭蕉布 細帯 平良敏子作 島バナナ
 島バナナは、時期が違うので参考まで・・・





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最終更新日  2004年11月23日 08時37分40秒
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