るんたるんた 民族楽器専門店

るんたるんた 民族楽器専門店

PR

プロフィール

るんたrunta

るんたrunta

コメント新着

コロリ@ Re:浜下り(はまうい)由来の民話(04/06) 調べてみたら、浜下りと同じ習慣が江戸に…
背番号のないエースG @ Re:沖縄民謡  「石垣市役所新庁舎」に、上記の内容につ…
坂東太郎9422 @ Re:琉球舞踊  「管理栄養士・比嘉早苗」に、上記の内容…
イナミノニマニ @ 粟ぬ盛   はじめまして 「粟の酒」で検索して辿っ…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2004年12月29日
XML
カテゴリ: 沖縄関係
 月の真昼間と書きます。
 陰暦の11月8日の前後夜半、月が真上に来る時、真昼間の様に明るく、一年の内最大の引き潮「ヤンサ潮」と言う。
 その明るい夜、「夜半参り」と称して、意中の人に会いに行く。
 御冠船踊をするのは、男(美男子)で、首里三平と言う美男子を慕う女が「夜半参り」をしたのが初めとされる。
 女が男装をして拝み所に参り、思う男に会いたいと、命がけで神に祈る事を「夜半メー」とも言う。

   「月(ツィクィ)ぬまぴろーま節」(二揚)

1、月(ツィクィ)ぬ 
  真昼間(マプィロマ)や
  やんさ潮(スー)ぬ

  真夜中(マユナカ)や
  ハイへー みやらびぬ
  潮時(スィトゥグィ)
  ハイへー
 〔月が真夜中に頭上に来た時は、ヤンサ潮(最大干潮)だが、夜の真夜中は、乙女達が人目を忍んでくる、潮時である〕

2、月(ツィクィ)に 願(グワン)立てぃてぃ
  星(フスィ)に 夜半参り
  思(ウム)いすとぅ
  我(バ)んとぅ
  ハイへー
  行逢(イカ)しゆ 給(タボ)り

 〔月の神に祈願を立てて、夜空の星に夜半参りをして、命を賭けて思っている、恋人に自分を行き逢わせて下さるように〕

3、思(ウム)いすとぅ 我(バ)んとぅ
  行逢(イカ)さんどぅ あらば
  あたら 我(バ)が命(ヌツィ)
  ハイへー

  ハイへー
 〔命を賭けて思っている、恋人に行逢う事ができないならば、貴いこの命を、捨てたらどうする?神仏よ〕



 女の一念は怖い。
 貫き通すこの一念。
 恋する乙女の命がけの歌
 燃え上がる恋心か
 (読み人知らず)
八重山情唄~潮騒/安里 勇(あさと いさむ)
 安里勇さんは、石垣の「安里屋」と言う民謡酒場を経営しながら、現役の海人(うみんちゅ)であり「唄者」です。
 「唄は情、人も情の浮遊人」と言葉を頂きました。
 アルバムの奏者には、この酒場のスタッフや当方の笛作りの先生(小浜島在住)が出演しています。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年12月29日 01時12分01秒
コメント(0) | コメントを書く
[沖縄関係] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: