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2005年03月15日
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テーマ: 沖縄民謡(152)
カテゴリ: 沖縄関係
八重山古典民謡  15~17 「とぅばらーま節」(二揚)

唄の囃子言葉「ツィンダーサヤゥ ツィンダサー」は、(可哀相だね、可哀相)
「マクトゥ二 ツィンダサー」は(本当に可哀相だね)と囃しています。

15、歌(ウタ)に とぅゆまり
   我(バ)が 生(マ)り 島(ズィマ)に
   ツィンダーサヤゥ ツィンダサー
   黄金(クガニ)ぬ 花(パナ)ゆ
   咲(サ)かし 給(タボ)り
   マクトゥ二 ツィンダサー

     (又は、とぅばらーま ヤゥ)

〔歌に評判高い我が故郷に、明るい話題をもたらして下さい〕

16、山(ヤマ)ゆ 見(ミ)りば
   八重山(ヤイマ)ゆ 思(ウム)い出(ダ)し
   ツィンダーサヤゥ ツィンダサー
   海(ウミ)ゆ 見(ミ)りば
   生(マ)り 島(ズィマ) 思(ウム)い出(ダ)し
   マクトゥ二 ツィンダサー
   んぞーしぬ かぬしゃーま ヤゥ
     (又は、とぅばらーま ヤゥ)

〔山を見ると八重山の事を思い出します、海を見ると故郷の事を思い出します〕

17、隔(ヒダ)めうる 故(ユイ)
   我生(バガマ)り 島(ズィマ)ゆ
   ツィンダーサヤゥ ツィンダサー
   思(ウム)うな 居(ウ)らるぬ

   マクトゥ二 ツィンダサー
   んぞーしぬ かぬしゃーま ヤゥ
     (又は、とぅばらーま ヤゥ)

〔隔てているからこそ、自分の生まれ故郷を、朝な夕なに、思う心は増すのでしょう〕



八重山民謡の経緯と時代背景 「トゥバラーマ節」(二揚)

 真栄里村の仲筋家に「嘉那志(カナシャーマ・カナシ)」と言う評判の小町娘が生まれた。

 当時は階級制度が厳しくて、「石垣主邑の士族の青年達」は横暴であり、農村の娘と自由に恋愛する権利を与えられていた。
 その権力を振り回して、仲筋家の絶世美人(カナシ)を、我が意中の「恋女」にしようと競い始め、暗い狭い悪路を毎夜通い、仲筋家の福木(ふくぎ)の下の石垣から覆面姿でノゾキ見をする。(今でいうストーカ-行為)

 だが、ノゾキ見をするのは、一人ならず五・六人も居るので(カナシ)は怖く毎夜、両親と同じ部屋で両親に挟まれる状態で寝ていた。

 その士族の青年「殿原・殿方(とぅばらーま)」達は、何とか(カナシ)と語り合いたい、人目会いたい、との思いで、風雨の日も、毎夜幾日・幾月通い続けるが、一度も会えずにいた。

 その帰り道で、無念な想いを即興で謡い出したのが始まりとされています。
「1814年」頃の作。

「昔とぅばらーま」は登野城村の故・金城長保氏の祖先が、黒島首里大家子職の時、公用中 宮古島沖で遭難し、宮古蔵元に助けられ、宮古の島娘との恋愛し、「1800年頃」別れの時に即興詩として唄われたと伝えられる。



 「とぅばらーま」は、毎年大会があるほどに、進化し増殖する唄です。

「とぅばらーま節」はこのぐらいにしましょうね。


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最終更新日  2005年03月15日 06時38分29秒
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