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2005年04月03日
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「芭蕉布」

 芭蕉布は、古くから沖縄固有と言っても過言ではない程、織り出し技術も発達した織物である。

 歴史上、関白秀次が太閤秀吉の命により、高野山で自害の折、白帷子(かたびら)の上に、沖縄芭蕉布を羽織っていた。「1595年7月15日」

 八重山でも、古くから苧麻布と同様に織られ、広く利用されていた。
 特に芭蕉から繊維を取るのは、苧麻より簡単で、冬は重ね着し、夏は一重で過ごす。

 更に上質の芭蕉布は、王府百官や王女、神女(司)の白朝衣(シルチョウキン)黒朝衣(クルチョウキン)として使用。
 白朝衣は、今尚神女が着用し、黒朝衣は庶民の礼服とし、昭和初期まで、花嫁衣裳として使われた。(黒の花嫁衣裳)

 後に、染色の技術の発達により、紅型・藍型の生地として、正装や普段着になっていたが、木綿・絹を素材とする織物の発達により、芭蕉布は夏専用とし、次第に姿を消しつつある。

 芭蕉には、「花芭蕉・実芭蕉(バナナ)・糸芭蕉」の三種。

 実芭蕉は、葉の付け根から先にかけて、しなりが有る。(横に広がる様)
 糸芭蕉は、葉が天を向き、ほぼ垂直に伸びる。
丁度、白菜の様に茎葉が重なって伸びている為、それを剥ぎ取り、灰汁で煮て外皮を、貝殻や竹へらで擦り、繊維を取る。(煮芭蕉)
 煮芭蕉は、言わば2級品。(粗布)

 葉を剥き終わると、芯の柔らかい部分の繊維を(生芭蕉)
 生芭蕉は、艶があり、柔らかく上質の繊維(上布)

 芭蕉布の管理(洗濯法)
まず、洗液作りから・・・
 芋を煮て、皮ごと潰し、米のとぎ汁を加え、冬瓜の果肉をを入れ4~5日放置発酵させ作る方法と、シークヮーサーの絞り汁を水に入れる方法がある。

 洗液に、水洗いした芭蕉布を入れ、2~3時間浸す。
 水洗いして、陰干し。

 半乾きになったら、手のひらや指で丁寧に伸ばしてたたむ。
 その上に居て、体温で乾かす。

 この様に洗濯すると、艶があり柔らかい美(チュ)ら布になる。





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最終更新日  2005年04月03日 07時38分06秒
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