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2005年10月26日
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カテゴリ: 四方山話
毎日の

食事
掃除
入浴など
全ての生活がそのまま修行であり、また、これが悟りである。

トイレ事・頭を掻く事・歩く事も又然り

曹洞宗を開いた道元(どうげん)禅師は、天台宗の比叡山延暦寺で修行をされました。(当時の日本宗教界の中心)道元は天台宗修行中に大いなる疑問を抱き、中国に命がけで渡る決心をしたのです。

道元は中国の港で年配の僧侶に逢いました。

道元はその老僧と仏法の話がしたく思い、今日はここに泊まりませんかと誘いましたが、老僧は、食事の準備が間に合わなくなると断わりました。
道元は言いました。
「食事の用意などは若い者にでもさせれば良いではないですか?あなたのような徳のありそうな老いた僧侶が、坐禅や仏法の論議よりも、食事の準備を優先させて、何かいいことがあるのですか。」
すると老僧は大笑いし、
「日本の若い人よ、あなたは修行とは何であるかが、全くわかっていない」
と言い残して帰ってしまいました。

別の伝承には、
この椎茸を買いにきた老僧に
「いかならんか、これ文字」
と問いかけ、老典座僧はその問いに
「一二三四五」(頭を満たしている文字の羅列の知識などは単なる記号に過ぎない)

痛棒を含め道元は中国留学で多くのことを体験した様子です。

道元は中国各地の道場を訪ね、修行を重ねます。

ある寺で暑い日に、杖をつき腰の曲がった年寄りの修行者が、汗だくになって本堂の脇できのこを干していました。道元が、
「こんな暑い日ですから、誰か若い者にでもさせるか、もう少し涼しい日にしたら良いのでは」
と言うと、年寄りの修行者は

(他の者にさせたのでは自分の修行にならん、今せずに何時するというのだ)との返答があったそうです。

その後、天童山の如浄(にょじょう)禅師に巡り会い、修行に励んだ道元は、とうとう悟りを得て、如浄禅師の証明を受けて帰国しました。希玄道元から道元禅師の誕生です

道元禅師は、帰国後しばらくは京都で布教しておりましたが、師匠である如浄禅師の
「公家や貴族にこびて、教えを妥協することなく、深山幽谷で本当の弟子を育てなさい」
と言う教えを守り、福井県の山奥に永平寺を開いて、教えを広めました。

仏道とは坐禅や読経ばかりではなく、
毎日の睡眠・食事・掃除・入浴など、全ての生活がそのまま修行であり、
また、これが悟りであると強調し、その観点から、
「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」
「普勧坐禅儀(ふかんざぜんぎ)」
「学道用心集(がくどうようじんしゅう)」
など多くの著述を残しました。


食べる事の大切さを考えてみませんか?
有り難い説法より食事の大切さ。


典座教訓 典座教訓
禅と食の対話 禅と食の対話
道元・日々の生きかた 道元・日々の生きかた
禅の心で家庭料理 禅の心で家庭料理 表紙が干し椎茸ですね。






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最終更新日  2005年10月26日 07時00分56秒
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