るんたるんた 民族楽器専門店

るんたるんた 民族楽器専門店

PR

×

プロフィール

るんたrunta

るんたrunta

コメント新着

コロリ@ Re:浜下り(はまうい)由来の民話(04/06) 調べてみたら、浜下りと同じ習慣が江戸に…
背番号のないエースG @ Re:沖縄民謡  「石垣市役所新庁舎」に、上記の内容につ…
坂東太郎9422 @ Re:琉球舞踊  「管理栄養士・比嘉早苗」に、上記の内容…
イナミノニマニ @ 粟ぬ盛   はじめまして 「粟の酒」で検索して辿っ…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2006年02月25日
XML
カテゴリ: 楽器関係
宮古島の民話「ムティアガラ」

昔々、ムティアガラという貧しい男が、独りで海辺の岩屋に暮らし、近くにある荒れ地を開墾しては、沢山の粟を実らせていました。

ある日、村御主(ムラウシュ)〔村地主・村長〕の三人娘が、揃って遊び出て、偶然ムティアガラの畑にやって来ました。
上の二人の娘は、
「あの貧乏人ムティアガラが、こんな上等の粟を育てているさっ」
と言って、わざと粟畑の真中を踏み荒らして通って言いました。
それを見た末の娘は、
「アッカイー〔なんてことよ〕ムティアガラは、貧乏だけど苦労して粟をこんなによく育てているのに踏んで通るなんて」
と言って、粟を踏まないように畑の端を歩きました。


「末の妹は、ムティアガラを夫にしてるはずよ。こんなした子を家には置けないから、早く追い出してください。」
それを聞いた父親は、末娘を呼びこう言いました。
「ムティアガラのような貧乏人と一緒になっている者を家には置けない。とっとと出でゆけ。」
と言いました。

末娘は、泣きながら家を出ますが、何処にいく当ても無く、ムティアガラの家に行きました。
そしてムティアガラに、家から追い出された訳を話しました。
ムティアガラは驚いて、
「偉い御主の娘と僕のような者とは一緒になる事ができましょうか」
と言いました。
末娘は涙声で、
「私には、もう帰る家がありません。一緒に、ここに住まわせてください。」

そう言われてもムティアガラは困ってしまって、
「あなたのような身分の高い人が、僕と一緒に居られましょうか。ナベ・釜・筵(むしろ)も、なんにもないこのような家に、とても住めないでしょう」
と断るります。
しかし末娘は、
「私できます。急いで筵も鍋も探してきますから、大丈夫です。」


ある日、その妻が薪を拾いに洞穴から浜へ出てみると、何か黒く光るものが沢山落ちていました。
よく見るとそれはお金だったので、それを家に持って帰りました。
「あの浜に、こんな沢山お金が落ちてましたよ。これで筵も鍋も買いましょうね」
と喜んで言いました。
ムティアガラは、
「こんな物なら沢山持ってるよ。だからこれをこう投げて、飛んでいる鳥を落したりしてたんだ」
と、言いました。
妻は、早速そのお金で筵や鍋を買ってきました。

二人は幸せに暮らしていました。

ところが父親の御主は、面白くありません。
「あのような者といつまでも一緒にさせておくわけにはいかない。奴が我が家の婿では、私の面目が立たない。あの男を沖縄首里(ウチナーシュリ)に連れて行き苦しませながら、死んでもらおう」
と考えました。

御主は、ムティアガラに言いました。
「沖縄(ウチナー)に連れ行く、すぐ準備なさい。」
その時代は、ムティアガラのように身分が低い者は、御主に逆らう事など出来るはずありません。

ムティアガラが沖縄に連れて行かれることを心配した妻は、小さな袋をムティアガラの首に掛けて、こう言いました。
「父はアナタを沖縄に連れて行き、うんと苦しめた後、殺してしまおうと計画しているようです。木製の斧(金属刃の無いオノ)で、薪割りをさせるハズだからその時は、この袋の中の龍糞(りゅうふん)を少し斧の木刃に擦り付けてください。それからどんなに薪割りをさせられても、その龍糞を少しずつ舐めていると元気が出ますからね」
と言いました。

長い船旅の末、沖縄御主(琉球王)のところに連れてこられると、ムティアガラは着いたその日から七日七晩、一口も食事を与えられずに木オノで薪割りをさせられました。 
ムティアガラが木オノに龍糞を擦り付けると、木斧なのに堅く太い木でも、面白いように割れました。
また、七日七晩食べなくても龍糞を少し舐めるだけで、元気に過ごせて休まずに薪割りができました。
「なんと、琉球王は恐ろしい方だ。だけど、この薪割りも面白い」
と、踊る様に薪を割り続けました。
沖縄御主は、宮古から来たムティアガラが七日七晩食事なしに、踊る様に楽しんで木斧の薪割りをしていると聞いたので
「そんなして元気でやれる者など居ないハズ。一般人と違うのか。すぐに呼びなさい」
と、家来に連れてこさせました。
沖縄御主は、ムティアガラを見て
「お前は何も食べずとも、陽気に薪割りを続けている。何故にそんな事が出来るのか不思議だ。おや、お前の首に掛けてる物を見せなさい」
と言いました。
ムティアガラは、龍糞の入った袋を御主に渡して、こう言いました。
「それは、妻が持たせてくれたモノです。それを木斧に擦り付け、それを舐めて私は過ごしていました」

袋の中の物を見た沖縄御主は、
「嗚呼、こんな大事物を持つ者を、企んで殺そうと連れてこさせたな。この宝を持つ者は、タダモノではないハズ。殺す事など出来ようか。」
「お前には、義父よりも位の高い〔宮古と八重山の御主の役〕を与えて故郷に返すから、そのつもりで帰宅の準備をしなさい」
「故郷宮古に帰るお前の船として、ムティアガラだとわかる飾り付けと宝物を積んだ船を詫びを兼ねて授けよう」
と言いました。
それから彼を連れて来た義父である宮古御主には、
「この者は、タダモノではないハズだ。宮古へ帰るときは位が高い彼の船が先になり、お前の船は後になりなさい」
と言いました。

ムティアガラが沖縄に来る時は、ボロ着物を着て、荒縄を締めていました。
それが、宮古に帰る時は、義父より位の高い「御主宮古」と「八重山の御主」を統括する長になり、絹着物を着て、沢山の宝物を積んだムティアガラ所有の船で胸を張って帰ってきました。
宮古の張水港は、沖縄から帰ってくる船を待つ人でごった返していました。
ムティアガラの妻は、
「もう夫は、殺されて帰ってこない。」
と思いながらも、ぼんやりと先頭の一番大きい船を眺めていました。
「おーい、ムティアガラの船が入ったぞ」
と言うので、その旗が上がっている船に近寄って見ると船の甲板にキリッと立つ人の姿を見つけました。
それは、御主になったムティアガラ本人でした。

それ以降、ムティアガラを憎んでいた義父も彼の事を、
「あの男は一番だ!」
と自慢するようになりました。

御主になったムティアガラは、妻と一緒に一生を幸せに暮らしたということです。




漢方製剤 ホエキンS〔補中益気湯エキス錠〕 540錠 【送料無料】(医薬品) 漢方製剤 ホエキンS〔補中益気湯エキス錠〕 540錠 【送料無料】(医薬品)
【マラソン※0211】肝臓水解物ビタミンB15配合新へパリーゼプラス 300錠  【マラソン※0211】肝臓水解物ビタミンB15配合新へパリーゼプラス 300錠 
JPS-70 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)エキス錠 260錠(5個購入につき1個サービス!) JPS-70 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)エキス錠 260錠(5個購入につき1個サービス!)
漢方薬!滋養・強壮・精力!海馬補腎丸 300錠 医薬品 漢方薬!滋養・強壮・精力!海馬補腎丸 300錠 医薬品
【0225アップ祭10】救心製薬 霊鹿参(れいろくさん) 84カプセル 【0225アップ祭10】救心製薬 霊鹿参(れいろくさん) 84カプセル
人参牛黄 4カプセル(医薬品) 人参牛黄 4カプセル(医薬品)

ここに紹介した漢方は、薬品ですのでご注意ください。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年02月26日 01時12分33秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: