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2006年04月06日
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カテゴリ: 沖縄関係
沖縄の民話「星ぬ子願い(星の子の願い)」
昔々の大昔、
東西南北を十二支で表すと北極星は〔子(ね)の方角〕になります。
方向を指し示す目印になる北極星は、父親的な存在。
その対極(南)に〔午(うま)の方角〕を示すの星が、母親となって子供を産むことになりました。

やがて南の母親星は産気づき、天大明神にお産場所を相談しました。
天大明神は、しばらく下界を眺めていると、珊瑚が広がる南の海に美しい竹富島を見つけました。
「子供を産むなら、水が温かく潮の流れも穏やかな竹富島の南がよいな」
と、教えてくれました。


そこで、珊瑚が光る海にたくさんの子供の星を産み落としました。

ところが、
海には、七つの海を管理する〔七龍宮神(ななりゅうぐうしん)〕がいました。
七龍宮神は、怒っていました。
「ええい、私の断りもなく、この海に子供を産み、しかも美しい海を汚すとは」
と、大変怒ってしまいました。

そこで七龍宮神は、仕えの大蛇を呼び、こう言いました。
「私の海を勝手に使い、子供を産むのは許せない。直ぐ行って、あの星の子供を食べてしまいなさい」と、命令しました。

大蛇は、竹富島にやって来て、大口を開けては、子供星を全て食べ殺してしまいました。
こうして食べ殺された子供星の亡骸(なきがら)は、小さな星形をした砂になり、しばらく波に漂っていました。
次第に竹富島南の東美崎の浜に打ち寄せられました。


竹富島の東美崎には、優しい女神が住んでいる御嶽(うたき)があります。
この女神が海岸を散歩していると、
たくさんの子供星の亡骸である星砂を見つけました。
「かわいそうな事です」
と、そう思いながら砂浜から丁寧に拾い集めました。

「そうすれば島祭りの時、この子供星は天国にいる母親星の午の方星のところに帰れるでしょう」
こう考えた女神は、集めた星砂を自分の御嶽の香炉に入れました。

祭の時期がきました。
香炉に入れた星砂は、司達(つかさたち)が焚く線香の煙と一緒に、天に昇って行きました。
それ以来、竹富島東美崎御嶽の年に1回の祭り時には、必ず香炉の星砂を入れ替えるようになりました。そのおかげで、星の子の魂は、砂から抜けて次々に天に昇り、南方母親星の周りで光るようになったということです。

夜桜見物に少し離れて、星を見ませんか?
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「星砂の島,私の島」オリジナル・サウンドトラック 「星砂の島,私の島」オリジナル・サウンドトラック
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最終更新日  2006年04月06日 07時39分36秒
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