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2006年05月20日
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カテゴリ: 沖縄関係
沖縄の民話「ウズラ親子と麦刈り」

島で一番大きな麦畑にウズラの親子が巣を作り住んでいました。
母ウズラは、毎日餌を探しに外出、子ウズラが独り留守番しています。
ある日、
麦畑主が畑を見回りに来ました。
主人は麦の穂を握りながら、こう言いました。
「そろそろ刈り時だな。人を頼まないといけない」
と、言いながら帰っていきました。
留守番をしていた子ウズラは聞いていました。

「お母さん、大変だよ。この畑の主人が人を頼んで麦刈りに来ると言っていたよ。早く引っ越ししないと大変だよ」
と、言いました。
母ウズラは、
「そう、そう言っていたのね。じゃあ、まだ移らなくても大丈夫さー」
と、答えました。
母ウズラはこう言いますが、子ウズラは心配でなりません。
でも、次の日もまた次の日も麦刈りはありませんでした。
数日経ち、また畑の主人が見回りに来ました。
前回と同じく、麦の穂を握りながら、
「あがやー、これはイカン。麦が実りすぎてしまった。人が集まるまで待っていられん。ワシ一人でも刈らなきゃならん」
と言いながら帰っていった。

「お母さん、今日主人が来ていたよ」
と話しました。
「なんと言ってたの?」
と、母ウズラが聞くと、
「あのね、人を待ってはいられない。一人でも刈らないとならん、って言ってたよ」

母ウズラは慌てて荷作りを始めながらこう言います。
「そうね、支度しなさい。早く移らないと危ないねー」
と言い、あっという間に麦畑から出て行きました。
畑の主人は、翌日、早朝から一人で麦を刈りはじめました。






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最終更新日  2006年05月20日 08時40分57秒
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