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2006年10月30日
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カテゴリ: 四方山話
数日前の昔話を変換してみました。

昔々、
ある家に長男が生まれたんや。
主人は大喜びで、満産(まんはん)祝いを披く事にしたんや。
その祝席には欠かせへん三線弾きを頼みに、遠い町まで行くことになったんや。
その道中、
三線を抱えた女性に出会おったんや。
主人が事情を話すと、
「それならわいが行きまひょ。わいは歌も踊りも上手や。」

さてさて、
準備に余念なく数日が過ぎ、満産祝いの日になったんや。
一門家の親戚や近所の人が、にぎやかに集まってきたんや。
約束しとった三線奏者の女性も来て、見事に三線を弾き唄い、どエライ楽しい祝いの席になったんや。
そのうちに、女性三線唄者は、観衆にのせられ、囃したてられ踊りを披露することになったんや。
丁度その時、
用事があり遅れてきた人が、家の外から踊っとる女性を見て驚きたんや。
踊っとる女性は、胴から上は普通やけどアンタ、足が見えまへんやった。
その事を、
こっそり主人に話したんや。
主人は機転を利かせて、

でもまだ安心は出来まへん。
ほんで主人が女の後をつけていくと三線弾きの女は、どんどん山の中に入って行き、山の奥の洞くつに入っていきたんや。
外で主人が聞き耳をたてとると、こないな会話が聞こえてきたんや。
その女は、
「今日はシッパイしたけれど、この次は人間のボウズを連れてきて食べさせようね。」

すると、仲間の一人がこう言おったんや。
「人間は賢いから、多分俺達を見つけるとクモがいるぞ。と、ホウキで叩き殺すはず。」
これを聞いた主人は、
一目散に家に帰り、
家人や近所の仲間を呼び、ようけの箒を作ったんや。
ほんで、わざともういっぺんお祝いをするから、
と言い、三線弾きの女を呼び出したんや。
その女が家にやってくると、みんな揃ってホウキで叩きたんや。
すると女は、
元のクモの姿に戻り、殺されてしもたんや。
それ以来、
家に入って来たクモを退治するには、ホウキを使うようになりよったちうことや。

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最終更新日  2006年10月30日 20時09分02秒
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