Sally's TOMORROW
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などと書くと、え、Sallyってスモーカーだったの?と、あらぬ誤解を生むので、始めに宣言しておくが、いまだかつて一服もしたことはない。これは、モノの例えである。世の中の喫煙者たちは禁煙を始める際、手持ちのタバコをどうするのであろうか?私の記憶の中で、1日1箱以上のタバコを吸っていたであろうスモーカーが禁煙に成功したのは、2例ある。1例目は、わが父、XXXさん。XXXさんは箱ピースを1日1~2箱吸っていたが、ある日突然「辞める」と言ったが最後、その後一度もタバコを口にすることが無くなった。自分を追い詰めるように、全てを断ち切ったのが彼だ。そのXXXさん、始めこそ「禁煙パ○ポ」なるブツを口にしていたことがあったが、それも数回で、その後はひたすらキャンディを食べていた。ゆえか、極端に太りその後は喫煙当時の見る影も無く、見事なオデブと化した・・・が、その強靭な精神力には頭の下がる思いである。わが父ながら、アッパレと褒め称えたいオトコ、XXXさん!2例目は、わが元オット、○○○くん。○○○くんは、結婚後数を減らしていたものの、最盛期にはラッキーストライクを1日1箱少し吸っていたと思われる。彼はインフルエンザで1週間寝込んだのを機に、一箱だけタバコを持ち歩き、いつでも「吸おうと思えば吸える」という安心感と共に、自分に無理矢理な負荷をかけずに禁煙成功。今でかれこれ1年2ヶ月の禁煙を決行中である。幾度もタバコを吸ってしまう夢を見て、うなされた様だが、その山も乗り越え現在に至っている。リコンはしたものの、よく頑張った!えらいぞ○○○くん!!さて、なぜこんな話をしたかというと・・・これを恋愛に例えたいのである。最近、またしても私に堪える言葉がある。過去を振り向くな!前向きに生きろ!である。そのままの言葉ではないが、別れたオトコの事はサクッと忘れて、将来のことだけを考えて生きるべきだ!などというアドバイスをよく頂く。ある意味、わが父XXXさんの禁煙のように、自分を追い詰めるがごとく、過去のオトコを思い出す自分を戒め、思い出の品は一気に処分して全てを忘れるよう努力する、それが潔いのかもしれない。だが、この強迫観念に立ち向かう精神力を保つためには、如何ほどのストレスを伴うのであろうか?考えるだけで胃が痛い・・・。そんなわけで、お察しの通り、軟弱sallyこと私は、元オットの禁煙方式をとる事で良しとしている。思い出の品は処分しない。何かを見る度、過去のオトコを思い出しても、自分を嫌悪しない。その時々の、相手の気持ちをもう一度慮ってみたりする。これは何も、元オットのことばかりでなく、それ以前の彼氏たちの思い出も含むのだが、案外居心地がいいものである。最近、しみじみ思うこと、それは、「思い出して、ホンワカできる思い出がある」って、幸せなことだ、ということ。結構、真理だと思うのだが・・・。※蛇足だが、先日のブログで“「思い出に囲まれて生きる、そんな人生もいいな」と、何かの歌詞にあったようなことを考えている。”と書いたが、何の歌詞だったのか、つい最近思い出した。愛しのマッキーこと、槙原敬之の「もう恋なんてしない」の中の“こんなにいっぱいの君の抜け殻集めて 無駄なものに囲まれて暮らすのも幸せと知った”という歌詞だった。ヒットした当時、私は20代前半で、この歌詞はただの強がりだと思っていたが、今、その歌詞の違った意味を見出している。歳を経るとはこういうこと、そして、そんな素敵な歌詞を書いたマッキーに乾杯!
2006.04.25
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