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ジゼルを観てきました。
初日ペレン、2日目シェスタコワのジゼルでした。
やはりというべきか、2人の個性というべきか、心の琴線に触れるのはやっぱりシェスタコワでした。
ペレンは以前の役作りともまたちょっと違ってペレンなりに。
シェスタコワは見る度に感動をあらたにさせてくれるジゼル。
素晴らしいという言葉だけでは言い足らない。
シェスタコワがジゼルを踊る限り、相手が誰でも何度でも観たい。
それに、ルジマトフというアルベルトを躍らせるのも彼女の存在が大きいことも、もう一度思い知りました。
初日はジゼルの舞台をこの目にするだけで、ただただ嬉しくて顔がニヤニヤとほころんでしまいました。
前に観たときよりペレンの「厚化粧わがままジゼル」は薄まって、出だしはわりと自然な演技だったと思う。
狂乱のジゼルは首がもげそうでコワかったけど。 人形の首が取れかかってる感じ?あぁ~恐怖。
二幕のペレンは登場早々から体温を感じる人間的なウィリでした。
シェスタコワのジゼルには、すべてのムーブメントにジゼルの心の動きが投影されていて、観ているほうにまでアルベルトと同じ気持ちになってしまう。
この妖精のように可愛らしい存在に心奪われないではいられない。
たとえ夢見ごとのようでも幸せな瞬間を感じていたいだけ。
ルジとシェスタコワがシンクロするところはまったく同じ呼吸をしているとしか思えない。
もはや振付がふたりの会話になっていて、どっちの言葉もラブリー(!!)なんです。
二人の周りにチョウチョが飛んでました。はぁ~。
狂乱の場面にもあらたに驚かされましたです。
シェスタコワ、おそるべし。
今度はそう来ましたか・・・・・・。
芸が細かいというか、ひたすら脱帽。
これについては語りだすと長くなりそうなので後で。(たぶん)
ハンスのオマール(初日)、良かったです。
でも2日目のツァルが個人的にはすごーく気に入りました。
ツァル、いいですね~~。渋いしかっこいい。
踊りの見せ場が少なくて演技にかかってくるところが大きい役なので、すごい好きなハンス役っていなかったけど、ツァルだったらまた見たい。って前回もツァルで一回観てるんですけどね。白鳥ではツァルがロットバルトの日に当たりますように。
ミルタは初日がクテポワ。思ったより悪くなかったです。
前よりちょいとしなやかになった?
衣装はマールイ仕様になったのかな?前は袖が体操着みたいで周りから浮いてたけど、ちゃんと(?)肩出しシースルーになってました。スカート丈がミルタだけ少々短いので、なんだかナースみたいだった。
アルベルトがミルタに「お願い」ポーズするところが初日個人的にはツボでしたね~。
手を出した小娘を死なせた男として。
許されるはずもありませんね。(^。^;)
そしてー!ステパノワのミルタは存在感が抜群。圧巻。サイコー♪
半端ない威圧感にハンスがビビりまくるのもムリなし。ビビりすぎて腰ぬけてるツァルも最高。
このミルタには、誰一人、一言も楯付けません。ウィリ達だって、統率を乱したらどんなお仕置きが待っているか。
ハンスが葬られて満足げなミルタ様。こわ~い。
アルベルトの従者は2日ともペトゥホフさん。
前にも観たはずなんだけどね~。今回はペトゥホフさんの演技に癒されました。
なぜか「さん付け」したくなるペトゥホフさん。人の良さが顔に現われてます。
村娘に恋しちゃった主人を、心配のあまり一生懸命に説得しようと身振り手振りで訴える、人間味のある従者。
マラさんの従者が一番好きだと思ったけど、ペトゥホフさんもお気に入りに♪
忘れてはいけない、ペザント。
初日のミリツェワとプロームのコンビも好きですが、前回シヴァと草刈さんの舞台で観たヤパーロワとヤフニュークのペザントをもう一度観ることができて感激です。
この二人のペザントはホントーに素晴らしい!
明るい役どころになると、ヤフニュークが快活で男前でかっこいい。赤い衣装がこんなに映えるなんて~。白い王子系の衣装では目の焦点が合ってないのに、楽しさ弾けるこんな役だとイキイキとして目にも力が入って、もともとのテクニックの高さも際立ってとにかく釘付けです。
ヤパーロワの独特のきらめきと陽気なヤフニューク。 これは最強です。
ルジのアルベルト。
これを一言で表すのは不可能に等しく無謀です。
初日より明らかに2日目に精神的なつながりを感じた舞台でした。
どこをどう切り取っても深い。
心のひだを丁寧に織ってきたのに、一瞬の現実がすべてを壊してしまった。 後悔の念に苛まれるというよりも、永遠にジゼルを求めつづける姿だったかなぁ。
2日目をもう一度巻き戻して観たいよう。
レニングラード国立バレエ
-ミハイロフスキー劇場-
「ジゼル」
-全2幕-
2010年12月28日(火) 18:30開演 Bunkamura オーチャードホール
<キャスト>
ジゼル オクサーナ・シェスタコワ
アルベルト ファルフ・ルジマトフ
ミルタ オリガ・ステパノワ
森番ハンス ウラジーミル・ツァル
ぺザント・パ・ド・ドゥ サビーナ・ヤパーロワ
アンドレイ・ヤフニューク
ベルタ(ジゼルの母) アンナ・ノヴォショーロワ
バチルド(アルベルトの婚約者) オリガ・セミョーノワ
公爵 アレクセイ・マラーホフ
アルベルトの従者 ロマン・ペトゥホフ
ドゥ・ウィリ マリア・グルホワ
ユリア・カミロワ
指揮:パーヴェル・ブベルニコフ
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
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