全415件 (415件中 1-50件目)
なんか久しぶりに思い立って、敬愛するルジマトフの動画を探していたら、1995年のソロルにお目にかかりました。バヤデルカ ガムザッティとソロルのGPdDはぁ~~。ルジのソロル・・・これを生で観ていた贅沢をなんだか懐かしく思う。もはや幻? ま、当時観ている間も興奮し過ぎて現実の世界とは思えなかったけれども。懐かしさのあまり、抜粋だけどやっぱり見入ってしまう。いやはや美しい。ソロルは麗しいルジが観れるのでとにかく好きな演目なんだよね。ソロルの衣装姿が本当にツボでツボで。ふわりと宙を浮くアントルラッセに何度目を奪われたことか。しなやかな背中の反りもね~外せぬ見所と言いましょうか。画質は少々荒いけど、古い時代の動画にしてはマシな方かな?最近はバレエの公演を観に行くこともめっきり(ほとんど)減ってしまい、バレエといえばレッスンに自分が通うという、バレエを見始めたころには考えられない状況になってはいるなぁ~。「見てばっかりいないで自分でやれば?」という母親の一言をきっかけに、いつか何か始めるか~と漠然と考えてたけど、本当にレッスンに通うようになるとはよほど魔が差したとしか思えない。何にしろ、ルジが素晴らしいバレエダンサーであり、一度観ただけで魅了してくれた事に感謝と尊敬の念を込めて、今年はもう少し公演を観に行く機会を作ろうかと思っていた矢先のコロナ。人の出鼻をくじいてくれるよね~。はて、なんでバレエ鑑賞が減ってしまったか。やっぱりルジがクラシック全幕を踊ってくれなくなったというのもあるけれど、最高のものを観過ぎて基準値(期待値)が上がり過ぎたせいも大きいと思う。個人的なツボだからこそ、他の人で埋められないというのが分かってしまい、特にバヤデルカ(バヤデール)はルジ以外で観たいと思わなくなってしまったのがいけない。(重症)特定のダンサーへの偏愛によりバレエの真っ当な見方を忘れたのか?いやいやバレエへのパッションは変わっておりませぬ。そんなところへ、サラファーノフ:ソロル、テリョーシキナ:ニキヤ、の超美しい映像があるのを発見。2009年バヤデルカ:サラファーノフ&テリョーシキナテリョーシキナ!あぁ、ルジさんとのドンキで涙したのを思い出す。あの時の感動と興奮は忘れられない。サラファーノフもしなやか~で王道の美しいバレエ。いいな~、こんな鮮明な映像でルジを残してほしかった。コールドもはっきりくっきりの画質なのでダンサーの筋肉や目線も堪能できる。これの前後の映像もあり、影の王国が美しい~~(目福)コロナが落ち着いてくれたら、美しいバレエの世界にまた没頭したいなぁ~てか、バレエのレッスンもコロナのせいでまだ行けてない。スタジオはオープンしたけども、蜜だもんなぁ~まだまだ心配なり。プロのバレエダンサーも困ってるでしょうね。ルジはどうしてるかな?そういえばもうすぐルジの誕生日だ!心からのお祝いと感謝を🎉
2020年06月20日
コメント(0)
愛してやまないバレエ・ダンサー、ファルフ・ルジマトフ。ルジのクラシックを見ることができなくなって早何年。この状態に慣れていくのかと、慣れていくんだろうかと思っていたのだけど、なんだか最近ちょくちょく大きな喪失感を感じていることに気づく。ルジの舞台で何度も陶酔していたあの感覚を随分と体験していない。もうあんな魂持ってかれそうなことってないんだろうか。全身が震えるような感動って味わえないんだろうか。あの舞台は何だったんだろうか。ルジで刷り込みされた記憶は今は本当に貴重。あれを超える舞台に出会えると思えず、バレエ鑑賞から遠ざかってしまう。どうしても観たいという意欲が沸き上がらない。どうしたらいいんでしょうねぇ。観たい想いが募ってくるのに今後ほぼ見られないであろうとわかっているのってツライ。そんなことをここ何日か度々感じていたのですが・・ルジを初めて知った「ジゼル」を一緒に観た友人と、急にルジの話で盛り上がり、ひとしきりルジの魅力について語ってしまった。ここ最近抱えていた想いをわかってくれる、どころか激しく同意して熱く語る友人。。もう、どんなに嬉しかったか。ルジの素晴らしさをどんなに言葉にしても、目にしてみないことには伝わらない。でも一度感銘を受ければ、どうにかして、自分が目にしたこの世のものとも思えぬ素晴らしさを表現したくなる。ところが自分の経験値を超えているので、言葉にできないもどかしさも加わって次第に熱く語ってしまう。。初めて観た「ジゼル」は本当に衝撃的で、この時ルジに出会ったのは幸運だったとしか言いようがない。幕が降りても涙が止まらず呆然としたことは今も鮮明に覚えている。バレエの本当の魅力をみせてくれたルジ。ルジは多くのファンがこうして身悶えていることは知っているだろうか。今情熱を傾けるものがクラシックでないとしても、クラシックの様式が彼の本質であり一番輝かせることは誰もが認めるところだと思うので、全幕とは言わないから、どうか、どうかクラシックバレエを踊る姿をまた魅せてほしいと願う日々です。
2017年02月24日
コメント(0)
おおぉ~、ルジ変わんない! やっばり芸術的!! 手足はますます長く美しく。 腰は鋭角にくびれ、しなやかで相変わらず麗しかった~。一寸の迷いも緩みもない。華奢に見えるー!女子より優美! 「マトヴィエンコ&ルジマトフ バレエの巨匠たち」 を観てきました。 ルジはシェヘラザード(アダージョ)と新作2つ。 新作の内容はさておき、ルジが白い布を浮遊させるとソロルを思わずにいられない。 金の奴隷は鍛え上げられた筋肉が伸びやか~。え?細い?(くびれのせい) もはや演技に見えない。ルジは金の奴隷の化身なんじゃ? マトヴィも好きで完璧だけど、つくづく心惹かれるのはルジなんだな~と再認識もしました。 ルジのバジルが恋しいな…。 とりあえずはお礼を。 暑い夏に来てくれてありがとう。美しい姿が見られて(一部妖艶)嬉しかった~。 体調万全で無事公演を踊りきれますように。
2016年08月03日
コメント(0)
秦基博 コンサートツアー2016 青の光景 に行って来ました~! ほぼ一年振りの更新でいきなり秦さん? いやー、好きなんですよ、4年位前から。 最近はすっかり 「ひまわり」 の人になっちゃってたけど、いろんな曲の様々に触れるにつけ、多彩さに惹かれずにはいられない。 同じ時代に生を受けて、生歌を聴くことができる幸せ。 生の声は力を持っていて、急にある歌詞が意味を持って響いたり、やけに心動かされたり。 ヴィブラート以前に秦さんの声に含まれる「ゆらぎ」が倍音を鳴らしてるような気がする。 ギターの弾き語りなんてもう、これに勝る最強はないわけです。ギターの音色に秦さんの声の成分が交ざりあうと、ただただ聴き惚れるしか… 曲書いて詞つけて、ギター弾いてアレンジもして、歌うたって…。どんだけ才能あるねん! 曲を書き続けるのはスゴいことです。よく若いとき(脳が)に書き貯めた曲を世に出しきったらそれ以上曲を創れなくて消えていったシンガーソングライターがいたけど、あるいはメロディーは出てくるのにそれもスゴいこと) 歌詞に苦しむとか。 個人的にはクラシックもポップスも、(昔はちょいハードロックも)好きですが、印象的なメロディーを作れるというだけで尊敬しちゃいます。 自分が生み出したものが他の人にいろんな感情を生み出したり影響を与えたりするって、特別な才能ですよね。 秦さんの他によくライブに行くアーティストや舞台の公演(バレエ好き)、コンサート(ヴァイオリン好き)でも、直前にあまり仕込んでいかないのが常です。 きっと無意識に好きな録音録画との違いをみつけてしまうから。 ひたすらその日のすべてを感じることが生のステージにわざわざ足を運ぶ意味のあることだしね。 中低音のハスキーで深みの混ざる声はなんだか説得力があって泣きそうになった。「美しい穢れ」「SALLY」は特に。生の声の持つ力ですね。 アンコールの「僕らを…」なんて、スポットライトを照らされた秦さんがまるで異空間にいるかのようだった。声の振動で内臓震えた! 「ひまわりの約束」は2番に萌える。 まさかのほぼ全編裏声の「ディープブルー」には宇宙空間に響き渡っているようで、ずっと漂っていたかった。CDではさらっと受け流してた曲がこうも力強く立体的に迫ってくるか、と驚きもあり、後で音量を上げて聴いてもやっぱり生の迫力が圧倒的でした。 とにかく素晴らしくて堪能しました。節約生活してるのにグッズも一杯買っちゃいました♪ おちゃめな秦さんも楽しめたし、とーっても満足です
2016年04月29日
コメント(0)
喉がいつもイガイガして、仕事中はつい飴を舐めてしまうことが多かったので、「糖分取り過ぎちゃう?」と気になってたんです。買った時は特別喉のためにというわけでもなく、とにかく良いものということで買ったと思うんだけど、何となく買うと習慣化しないもので、あることを忘れてました。殺菌力が高くて喉の痛みにいいと聞いて、試してみたらテキメンに効いてびっくり。たったひと匙舐めただけで、一日快適で引っ掛かりもない。舐めるのを忘れるとまた喉の奥の不快感が戻ってくる。う~ん、これはいいかも。喉の奥が真っ赤でヒリヒリした感じが落ち着いて、舌も血色のよいきれいな色になった気がします。マヌカの木はティートゥリーだったんですね~。アロマオイルでは殺菌効果の高いことで知られているので納得です。独特の味と言いますが、黒糖の入ったはちみつみたいで、それでもちょっとクセはあるのかな?すでに慣れてしまって美味しく感じます。今年は手の一部がすごくかさついて何をつけても改善しなかったのですが、マヌカハニーを塗ってみたら結構すぐ赤みが引いて傷が二回りくらいちっちゃくなりました。皮膚の乾燥や荒れって長引くと表面が固くなってしまうことがありますが、それも和らいだ感じ。マヌカツリーの効用はこちらを参考に。http://m3q.jp/t/903ピロリ菌を死滅させたり腸内環境を改善する効果もあるそう。安くはないけど、これほど即効性があるなら薬用として持ってて安心です。
2015年05月04日
コメント(0)
![]()
バッハのヴァイオリン コンツェルト 第2番 第一楽章先生、これ難しすぎませんか~?と初めのレッスンの時に断わろうかと思いつつ、とりあえず1ページ分ヨタヨタと弾いてみたけど、内心「こりゃダメだ・・・」てな状態。ところが先生がさくさくポイントを楽譜に書き込んで、言われるがまま部分練習をしてつなげてみたら、あら不思議。弾きやすい!そうなると俄然楽しくなってきて、これこれ、これ弾きたい!となりました。たった30分のレッスンでこの変わりよう。おかげで1ページまるっと流れをつかんでレッスン終了。あとは自主練で強化するところも目星をつけられました。ホント、1回のレッスンが毎回貴重です。この「言われるがまま部分練習」を自主練習でも取り入れて、先生の言う「賢い練習」をしないといけない。とつくづく思う。譜面全体がほぼほぼ16符音符で埋め尽くされて原曲はとっても速い。1ページに11行で4ページちょいあるのですが、そこにイロイロ書き込みしていくと、スラーが3連なのか4連なのか一瞬よく見えなかったりして、3連?4連?ってやってる時間が無駄だから、フレーズごとにまとめて運弓を覚えちゃうよう練習練習。4月中に譜読みを終わらせるように、って先生の指示なんだけど、う~ん、まだまだ先は長い。前回の曲も自分ではかなり難しかったと思ったけど、今回はまたダントツに難しくて。確かに、先生には 今の実力より少し難しいもののほうが、結果的にレベルを上げることになると思うとは、えぇ、言いました。言いましたけど~。それにしても、いきなりレベル上げすぎでは~?でも曲のまとまりっていうか、構成っていうか、そういうものがだんだんわかってくる過程が楽しい。キモになる音が鳴るとそれこそキモちいい~。お手本にシェリングのCDを聴いてます。幾つか聴き比べて気に入ったのがシェリングでした。一番耳に心地よく、音楽的に好みです。他の人は音にクセがあったり、速すぎて音楽性どころじゃないし。Bach, Johann Sebastian バッハ / バッハ: ヴァイオリン協奏曲集 ヘンリク・シェリング 【CD】いい音源が見つかると繰り返し聴いても飽きないし、イメージが湧いて欲が出てくるので、ホント、いいお手本は有難いです。
2015年04月13日
コメント(0)
ヴァイオリンを習い始めて早5年ちょい?何気にがんばってます。というか、最近更にはまってます。バレエのレッスンとともに、今やなくてはならぬもの。通い始めたころは、開放弦の♪ラの音ひとつ、まともに弾けなくてね~。初心者だから当然なんだけど、音は出るんだけど音の質っていうかなんて言うか。ヴァイオリンってこんな音じゃな~い。っていう・・。一体何のためにやってるのかな、って思ったりもして、駅から10分の道を悩みながら毎週歩いてたっけな。それまで散々聴いていた美しい響きがあるからこそ、どうしても再現したかったんだよね。人様に聞かせられる音じゃなかったので家ではとても音を出せなくて(弱音機をつけても聞き苦しい音では近所迷惑なんで)、週末にわざわざレッスン室を借りたり。そのうち平日夜に通えなくなって(仕事が忙しくて)2か月くらいずっと当日キャンセルするのが続いてしまって、きっと先生も教室のスタッフの方も、辞めちゃうのかな?って思ったでしょう。週末にレッスンを変えてからも平日は全く練習ができず(仕事の帰りが遅くて)、毎週毎週何を習得してんねん?とよく先生が言わなかったと思う。今思うと、たまたま習うことになったこの先生がよかったのね。ヴァイオリンの体の使い方をきちんと教えることのできる先生で、そういう資格も持っていらっしゃいます。バレエをやっているせいか、筋肉のどこをどう使うとか、どこと連動してるとか、使う部分と脱力とか、背中やら丹田やら、細かいところを追及するのは大好きだし、キーワードがかなり一致する。特にわきの下の筋肉を使うのはバレエのお蔭で役立ってますね。そんなわけで週末はヴァイオリンのレッスンして、そのあと自主練習して、一度楽器を置きに家に帰って、バレエのレッスンを受けに行く、という忙しすぎることに。でももう両方やめられない!この間楽器が負傷したので修理に出したときに、そろそろ楽器を新調したいけど安い買い物じゃないしな~と思ってたところへ楽器が返ってきました。メンテナンスが良かったのか、急に響きが良くなって「鳴り出した」んですね。これはMYバイオリンが「もっと鳴らすから使ってよ~」てことなのか?決して高い楽器じゃないけど、前にメンテしてくれた工房の方が、「この楽器よく鳴りますね。この作品ではアタリですね」って言ってたのを思い出しました。気を良くして、ますます夢中に。今年は初めてアンサンブルにも挑戦。いや~楽しい!他の楽器と合わせると楽しさが増しますね。ふと魔が差したように始めたヴァイオリンだったけど、続けててよかった~。アンサンブル頑張るぞ~
2015年02月21日
コメント(0)
白鳥はチケ取りしてなかったけど、結局両方観てしまいました。。最初はマトヴィエンコが観たいと思って10日を追加したのだけど、なにせ相手がボルチェンコ。わかっちゃいたけど可憐さに欠ける。背中たくましいし。王子のサポートがなくても生きていけそうな気がする。新春バレエのルジとソボレワで観た湖畔のアダージョに見入った同じ場面で、不覚にも寝てしまった・・・💧 うつらうつらだけど。ボルチェンコのオデットに感情移入できなかったからだろうか。白鳥のこの場面で寝るなんて自分的にはあり得ないんだけど・・・。新春バレエで観たソボレワのオデットよかったなぁ~。ソボレワさんとっても好みです。お顔は端正できれいな顔立ち。笑顔がとっても魅力的。華奢で手足が長くて動きに余韻があって優雅です。そのソボレワさんが2日ともパドトロワだったから1幕はずっと見ちゃいました。パドトロワにはヤフニュークがいたもんだから完成度が高い高い。ヤフニュークやっぱりかっこいいです。2日とも王子そっちのけでつい目がいっちゃいました。衣装も似合っていて見映えがしました。踊りも変わらずうまい。またヤフニュークで主役が観たいなー。そういえばルジが負傷した時の友人代行で王子のソロを踊ってたんですよね。すらっとしてハンサムだし品格もあるからジゼルとかバヤデルカでも行けるんじゃないかな。ロットバルトは10日のツァルと11日のヴェンシコフ。どっちも好きなんだけど、ロットバルトはツァル、ヴェンシコフは顔の見えるハンガリーの組み合わせが個人的にマル。10日はこのパターンで11日は逆でした。ツァルのロットバルトが何気にすごーくハマる。でもでも11日のヴェンシコフも良かったよ~(どっちなんだ)。サラファーノフ王子が気合負けしそうな大きく威嚇するパンチのあるヴェンシコフ。サラファーノフが華奢だから余計に。どうしてこの優しそうな王子がヴェンシコフの片羽をもげたのか不思議なくらい。(まぁ、そういうことになってるので)コシェレワの大きい白鳥よかった~。コシェレワらしい、しっとりした雰囲気のある踊り大好き。新春バレエのライモンダでシヴァコフいたよな~。亡霊じゃないよな~と思っていたら、白鳥のスペインでキャストされているじゃないですか~。待ってたよ!!出番が短すぎるよ!かつてペレンの白鳥のパートナーはシヴァコフじゃなきゃと思っていた、王子のシヴァコフはもう観れないんですかね。ペレンちゃんがまだ能面だったころ、愛の感じられるのはシヴァコフだけだと思ってたんだよね。草刈タミー、ラストの白鳥で演じた王子には感動したっけな。スペインのシヴァなんて観ちゃうとドンキのエスパーダが恋しくなってしまう~。すらりと身体も絞れていてかっこよかったよ、シヴァ!かわいい巻き毛も健在♪クズネツォフの道化もかわいかった。笑顔に癒されるー。なんつーか、道化にぴったりのキャラクター。(体型も)お馴染みのモロゾフやマスロボエフ、ペトゥホフさん(なぜかいつも「さん」づけしてしまうペトゥホフ♪)、オマール、クリギン、マラーホフさん・・・コリパエフに似た顔なんかを見るにつけ、3年振りに帰って来てくれた彼らをもっと見たくなって11日を追加してしまいました。何よりペレンをまだ見ていなかったし、ボルチェンコで白鳥を見た気がしなかったから。結果、大満足でした。ペレンのオデット・オディールが観られてよかった!前日と打って変わって白鳥の世界に没頭。やっぱり主役は大事だ~。丁寧な動きにこめられた細やかな感情表現も素晴らしい。音楽が言葉になり踊りが音楽になる、そんな瞬間を目にするのは最高です。こんなことならジゼルも見に行けばよかった。 ミハイロフスキー劇場バレエ旧レニングラード国立バレエ「白鳥の湖」―全4幕―2015年1月10日(土)15:00開演 東京国際フォーラム ホールA2015年1月11日(日)14:00開演 東京国際フォーラム ホールA<キャスト>オデット/オディール エカテリーナ・ボルチェンコ(10日), イリーナ・ペレン(11日)ジークフリート デニス・マトヴィエンコ(10日), レオニード・サラファーノフ(11日)悪魔ロットバルト ウラジーミル・ツァル(10日), ミハイル・ヴェンシコフ(11日)道化 アレクセイ・クズネツォフ王妃 ズヴェズダナ・マルチナ家庭教師 ロマン・ペトゥホフパ・ド・トロワ アナスタシア・ソボレワ, アンナ・ナウメンコ, アンドレイ・ヤフニューク小さい白鳥 アンナ・クリギナ, ヴェロニカ・イグナツェワ, ユリア・チーカ, エカテリーナ・ホメンコ大きい白鳥 ワレーリア・ザパスニコワ, スヴェトラーナ・ベドネンコ, イリーナ・コシェレワ スペイン クリスティーナ・マフヴィラーゼ, マリアム・ウグレケリーゼ, アレクサンドル・オマール, ミハイル・シヴァコフハンガリー(チャルダッシュ) エカテリーナ・グサロワ, ミハイル・ヴェンシコフ(10日), オリガ・セミニョーワ, ウラジーミル・ツァル(11日)ポーランド(マズルカ) アーラ・マトヴェーエワ, オリガ・セミョーノワ(10日), エカテリーナ・グサロワ(11日), アレクセイ・マラーホフ, セルゲイ・ストルコフイタリア(ナポリ) ニーナ・オスマノワ, ニキータ・クリギン(10日), ヴェロニカ・イグナツェワ, コンスタンチン・キリンチュク(11日)花嫁候補 アナスタシア・ロマノワ, ユリア・バラグロワ, アンナ・ナウメンコ, オリガ・アストレイコ, ヴィクトリア・ザリポワ, エレーナ・トゥルシナ指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ管弦楽:ミハイロフスキー劇場管弦楽団第1 幕-第2 幕約70 分 休憩20 分 第3 幕約40 分 休憩20 分 第4 幕約20 分
2015年01月11日
コメント(0)
28日にキエフ・バレエ 「バレエ・リュスの祭典」を観てきました。レ・シルフィードで白いバレエを堪能して大満足。美しいものは癒されるわ~。第二部のシェヘラザード、もちろんルジ目当てでしたが、今回国の事情で出演かなわずで残念。というわけど落ち着いて全体を観れました^^フィリピエワは赤のハーレムパンツ姿。ルジで観たときと役作りは同じ。ますます練れた円熟のゾベイダって感じで、金の奴隷もフェロモン負けしてたかな。金の奴隷は代役のイヴァン・プトロフ。ルジでデフォルトされてるせいで、あっさりめに見えてしまうのは仕方のないことです。シェヘラザードをルジ以外で観ることになってしまったので、余計にルジのオーラが凄いんだってよーくわかりました。ゾベイダに心酔してる息も詰まる緊迫感が、ルジだったら伝わってくるんだよなぁ~。囚われの身が解放されたときのクラクラするような存在感。一気にゾベイダも色めき立つ瞬間とか、ひれ伏す美しさとか。ひとつひとつ思い出し冷静に分析しつつ観るシェヘラザード。。 次は3日の新春バレエでやっとやっとルジが観られます♪それも白タイツ♪ 白鳥第二幕の湖畔だけだからあっという間だけど楽しみ~。光藍社さんのサイトにキャストが発表されてました。ミリツェワ、コシェレワ、ヴェンシコフ(わーい)、ツァル、マラさん、オマール、ノヴォショーロワさんも♪ ヤフニュークもすんごい楽しみです。当日変わることもあるけど、やっぱりキャスト表に名前が出るとテンションあがるなぁ。
2014年12月31日
コメント(0)
マールイが1月に来てくれますね♪待ってたよ~。冬はマールイが定番だと思ってたから、マールイのいない冬は寂しかったです。ジゼル、海賊、白鳥ってことで、ルジが海賊に出演!(アリじゃなくてコンラッドだけど)サラファーノフ(ジゼル&海賊&白鳥)にマトヴィエンコ(白鳥)も来てくれるので、これも見逃せない。軽くサラファーノフ祭り?久々に、どれ観る?どうする?という贅沢な悩みが浮上。できれば全部観たいけどね。あ~、眠りの全幕を観たいな~。新春バレエでもやってくれないのか。ライモンダは誰だろう。(新春~のキャストは8月上旬までお預け) ソリスト以外はだれが来てくれるのかな。3年にうちに劇場の事情も変わったと思うけど、お馴染みのダンサーにも来てほしいな。ルジは特に最近、ほんの10秒くらいのワンシーンが度々脳裏にチラついて、そろそろ禁断症状が・・・てな感じだったので、来日してくれることが決まってとにかく嬉しい。随分我慢づよく気長に待てるようになったものです。 1月が楽しみです>^_^<
2014年07月06日
コメント(2)

ルジマトフの背中があまりにも芸術品なので、パンフレットを携帯でパチリ。 これを見たらただただ納得。見るからに上質そうな筋肉。惚れ惚れします。この姿にはすべての要素が詰まってる気がする。金の奴隷の衣装だとR指定になりそうなので載せませんけども。あとは推して知るべし。。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *カーテンコールは、夢から覚める前の余韻のまま、舞台から浮き出る存在感が凄すぎて、雅(みやび)な絵巻物を目にしているよう。。 久々に観たせいか、ホントにスゴイ。隣のフィイピエワと二人して主役オーラが華やかすぎて眩しかった~。花束を受け取るときの、はにかむような笑顔がとってもチャーミング!大好きなアーティストが変わらず厳しい美しさを保ち続けているって、ファンとしてとっても嬉しい。続けることってすごい。踊れる身体だと一目でわかることも素晴らしい。まだまだ感を持たせてくれるダンサーであり続けてほしいな。 冬はまたキエフだし、ルジは次いつ来てくれるのかしら・・・。また舞台から沢山のギフトを受け取れる日を、心待ちにしています。(*'▽')
2013年07月27日
コメント(2)
7/14, 7/15と「バレエの神髄」を観てきました。ルジってば相変わらず美しかった~~。鍛えられた身体はそれはもうとても美しく、見るからに質のいい柔らかそうな筋肉。パンフレットの表紙の背中に120%それが見て取れてました。はぁ~、人は鍛錬によってこんなに美しく在れるものなんだ。これほどのボディを持つなら、自在な動きもさぞ滑らかであろうと納得するに十分の説得力。すごいよ、ルジさん。金の奴隷姿で出てきたとき、なんの違和感もなかったよ。言い方がおかしいかもしれないけど、少なくとも前回見た時から時が経っているわけだし、なんらかの身体的・能力的な差を感じてもおかしくないと思うのに、まったくこれっぽっちも感じなかったんだよね。もたつき感とか余分な重さとか。。むしろ前よりもっと細身にも感じるほど。軽やかな華奢な若者の体かと思うと、よく仕込まれたしなやかな豹の機敏さ。目つきは鋭くて切なくて燃えるようで。奴隷だというのに誇り高いオーラをまとって、恭しく仕える姿は惚れ惚れしてしまう。 ルジを観ていると細胞が勝手に活性化するらしく、眠ってた毛穴が開いて全開な感じ?なんだかエネルギーをもらってチャージされたようになるんだけど、そういうとこもルジマトフ健在、でした。それにしても、これを観てしまうとほかの奴隷は受け入れがたい。ゾベイダだってこれほど火遊びに夢中にならないでしょう。ルジの奴隷だからこそ、、。 いやしかし、あの肉体を持ってすれば古典もまだ行けるんじゃないかと、ファンに期待させる背中ですよ。あのパンフレットは。冬もまたキエフだけど、ゲストでちょっと出てくれないものでしょうか。。。 そうそう、大好きなエフセーエワちゃんが来てくれてました~♪すっかり貫禄がついて、「ちゃん」付けが似合わないくらいだったけど。。うっかり、ステパネンコ姐さんかと思ったもの。いや、堂々のキトリとロシアの踊りでした。2人ともまた来て欲しい。
2013年07月21日
コメント(2)
久々のバレエ! 久々のルジ!5日、6日と両方観てきました。ルジ改訂による「海賊」、日本で初披露、そしてルジのコンラッド。一新された衣装。初めてづくしで新鮮でした~。ルジは、もうアリは踊らないという。ボスに忠誠を尽くすポーズをルジほど恭しく出来る人はいないと思うので、もう観られないのは残念だけど、ルジのコンラッドは勇ましくてとても素敵だった。コンラッドにはこれまで共感したことがなかったけど、ルジなら納得!だって、ボスが一番かっこよくて一番強いじゃないですか。メドーラが一目惚れするんだから、魅力的じゃないとね。 顎ヒゲがいかにもワイルドなボスって感じ。こんな姿も似合うわ~。ひねりが加わると細くくびれる腰。相変わらずクビレ具合がすごい。引き上げられた上体と伸びていく手足の美しいこと・・・。強さを主張するような腹筋、最高です。ビルバントのツァルも相当かっこよかった。さすがロットバルトのツァルは踊りがダイナミック。悪魔的な化粧もしてないので、にやっと笑う表情がよく見えていい!ふくろうの羽もないし、暗いところで人を威嚇しないし、ジゼルの森番より断然衣装がかっこいいし、海賊姿が似合うなぁ~。ランケデムのオマールとモロゾフ、髭面になると遠目には同じ顔に見えるけど二人とも男前です。奴隷市場のランケデム大好き。オマールが踊る踊る。洞窟のシーン楽しすぎ。後ろ手に縛られたままヒョコヒョコ横入りして座っちゃう白々しい顔!眠り薬の説明を実演するとぼけた顔。ここってこんなにコミカルだったっけ?逆にランケデムの小賢しさが出てたと思う。コミカルと言えば、パシャ役のマラト。キャスト表に名前なかったら誰だかわかんないって。頭に玉ねぎ乗っけてる人達、お腹を揺する仕草が自然すぎる。いやお茶目すぎる。アリ役のサラファーノフ、さすがマリインスキーな美しい踊りです。ルジとさほど身長差がないのに子供体型なので並ぶと可愛く見える。素直な甥っ子みたいでルジとの2ショットもこれはこれで貴重かな、と。2幕の金の衣装がメドーラ(も金色)とぴったりで、あらあらお似合いなお若い二人、とつい思ってしまいました。。そのせいか、パドトロワのところで、メドーラを男二人が取り合いしてると思った人がいたらしい。そうか、そう見えるのか。。そうすると、反抗するビルバントから避けるようにメドーラを誘導するアリは、ボスの目を盗んでメドーラに近づいてると見えてしまうのかも。サラくんの物腰がやわらかくて優雅なので、とてもすばしこく動いてるのにさりげないんですよね。流石は元マリインスキー。エレガントです。ギュリナーラのヤパーロワとミリツェワ。ヤパーロワ相変わらずかわいいです。奴隷市場で笑顔なのは少々違和感。ミリツェワはそのへん上手い。値踏みされてイヤがる仕草が上品です。でも売られたら売られたでお金に困らない生活を満喫してる世渡り上手なところもたっぷり演じてました。相手がマラトだしね。メドーラは2日ともペレン。6日は急遽ボルチェンコが出演しなくなったので2日とも。シェスタコワが産休なのでこういう時の代役が立てられないんですね。ボルチェンコは劇場の都合で降板ということらしいけど、8日の白鳥(マチネ)は出るのかな?出ないと困るよね。今年はコシェレワも来てないからさびしいなぁ。ペレンはとにかく身体のラインが綺麗。舞台袖にはけていく後ろ姿が最後まできれいなのも好き。袖に入ったとたん力を抜くダンサーもいるよね。一部、袖に入る直前に抜けてる人もいるけど・・。7日の白鳥もペレンだったけど、どっこもブレてなかった。8日のソワレもペレンだけど、この人なら難なくこなしてしまいそうだからすごい。ということでペレンは盤石の踊り。華やかでキラキラでお花畑~♪でした。新しくなった衣装がなかなかgood。色とりどりながら華美すぎず、まとまりもあって全体的に明るく美しくなりました。花園はおとぎ話のようでうっとり~~。ルジのキャラクターダンスが観たかったので、凝った衣装で踊るコンラッドはなかなかツボでした。ツァルとサラファーノフを従えてのボスぶりといい、3ショットのダンスといい、見どころ満載。楽しかった~^^ レニングラード国立バレエ-ミハイロフスキー劇場-「海 賊」-全2幕4場-プロローグとエピローグ付2012年1月5日(木)18:30開演 東京文化会館<キャスト>メドーラ:イリーナ・ペレンコンラッド(海賊の首領):ファルフ・ルジマトフアリ(海賊):レオニード・サラファーノフギュリナーラ:サビーナ・ヤパーロワランケデム(奴隷商人):アレクサンドル・オマールビルバント(海賊):ウラジーミル・ツァルセイード・パシャ(トルコの総督):マラト・シェミウノフフォルバン:オリガ・セミョーノワ、クリスティーナ・マフヴィラーゼ ニーナ・オスマノワ、ニコライ・アルジャエフ ロマン・ペトゥホフアルジェリアの踊り:アレクセイ・クズネツォフオダリスク:タチアナ・ミリツェワ、アンナ・クリギナ ワレーリア・ザパスニコワ指揮:アナトーリー・リバルコ管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団第1幕約60分 休憩20分 第2幕約30分レニングラード国立バレエ-ミハイロフスキー劇場-「海 賊」-全2幕4場-プロローグとエピローグ付2012年1月6日(金)18:30開演 東京文化会館<キャスト>メドーラ:イリーナ・ペレンコンラッド(海賊の首領):ファルフ・ルジマトフアリ(海賊):レオニード・サラファーノフギュリナーラ:タチアナ・ミリツェワランケデム(奴隷商人):デニス・モロゾフビルバント(海賊):ウラジーミル・ツァルセイード・パシャ(トルコの総督):マラト・シェミウノフフォルバン:オリガ・セミョーノワ、クリスティーナ・マフヴィラーゼ ニーナ・オスマノワ、ニコライ・アルジャエフ ロマン・ペトゥホフアルジェリアの踊り:アレクセイ・クズネツォフオダリスク:アンナ・クリギナ、ワレーリア・ザパスニコワ エカテリーナ・クラシューク指揮:アナトーリー・リバルコ管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団第1幕約60分 休憩20分 第2幕約30分
2012年01月07日
コメント(0)

サントリーホールにて、シマノフスキのヴァイオリン協奏曲を拝聴。独奏は諏訪内さん、ということでどんな曲だか知りもせず、例によって予習もせず行き当りばったりなぶっつけ本番。曲の好き嫌いは聞いてみればわかると思ってるので。結果は・・・よくわかんなかった・・・・・・・・ 聴いてて感情が生まれることもなく、このメロディーいいな、という部分も特になく、この曲はどういうことなのかがよくわからないまま終了(゜д゜)うーむ。諏訪内さんなのにテンソン低すぎな自分。どうもテクニック的には難しいらしい。難しい練習曲のようで、曲の世界観がどこにあるのか聴いてて迷子になってしまった。シマノフスキは、本日の指揮者ウルバンスキの出身地であるポーランドの作曲家ということもあって、この演目だったのだと思う。 次のショスタコの方が(ショスタコは得意ではない)よっぽど色んな想いが湧いてきて、音楽の面白さを楽しめました。どうしても消えない哀しみが底辺に漂っていて、静かだけど締め付けられるような重苦しさ、逃れられない苦しみと慰め、裏返しのような一時の軽妙さ、木管・金管ともに印象的な音・・キリキリとした緊迫感、爆発するような熱情・・シマノフスキのおかげか、ショスタコが面白いと思えたのでした。これはある意味発見かも?演奏は東京交響楽団。本拠地であるミューザ川崎が震災の被害を受けて、利用再開の見込みが立たないとは聞いてましたが、パンフにある天井建材や鉄骨が崩落したホールの写真を見てびっくり。ミューザ川崎、素敵な会場なので好きだったのに無残な姿に少なからずショックです。復旧までに2年はかかるそうです。楽団員の皆さんも大変でしょうがまたあの美しい会場で演奏ができるまで頑張って欲しい。 8月に名古屋で諏訪内さんのチャイコンがあるんですよね。東京ではやらないのかな~。11月のメンコン、うっかりしているうちにチケット完売。どうか手に入れられますように。東京交響楽団第590回定期演奏会@サントリーホール<曲目>ルトスワフスキ: 小組曲シマノフスキ: ヴァイオリン協奏曲第2番 op.61ショスタコーヴィチ: 交響曲第10番 ホ短調 op.93<アンコール>J.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番よりアンダンテ 指揮: クシシュトフ・ウルバンスキ出演: 諏訪内晶子(Vn)ところでブログ画面を変えてみました。タイトルの写真は2月に行ったパリの凱旋門です。頭とお尻が切れとるけど。ほんとはこんな写真です。
2011年06月11日
コメント(0)
![]()
ルノーさんのヴァイオリン・リサイタルに紀尾井ホールへ行ってきました。たった1日のリサイタルのために来日してくれたルノーさんにまずは感謝。行ってよかった~。ルノーさんの良さを堪能できました。 正統派でキメが揃っていて、洗練された音が空気中に吸い付くよう。ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ5番「春」の第二楽章なんて、不意に涙ぐんでしまった。ちょっとささくれてた心を撫でられたみたいで。するすると沁みる音色・・ふくらみのある艶感・・弱いところに触れるような優しさ・・粋なセンス・・音のニュアンス・・フランスのエスプリ・・不思議なくらい慰められ惹かれる音でした。 ラヴェルのツィガーヌをこんなにエレガントに弾いてくれると、ガシガシ弾く人が力任せに思えてしまうではないですか。剥き出しの感情が下品に思えるのと一緒かな。エレガントと言ってもやさしいだけではなく、フォルテもピアノも自由自在。音の厚みと巧みな揺らぎ、重音の美しさに吸い込まれそう。豊かな音は洗練されて軽やかで、この上なくセンスのよい上質な絹のよう。アンコールにマスネの「タイスの瞑想曲」!!これにどれほど浸ったか、ルノーさんに伝えられたらいいのに。ナイーブで繊細。なんて深みのある演奏。秀逸です。[CD] ルノー・カプソン(vn)/ザ・ベスト・オブ・ルノー・カピュソン(来日記念盤/HQCD)↑ 6月8日に発売したばかりのベスト盤演奏に没頭する姿もマル。胸に手を当てて感謝のポーズもマル。つまづきそうになりながら登場する姿もマル。拍手に嬉しそうな顔も優しそうでマル。演奏後にサイン会してくれたのもマル。(CDにサインもらっちゃった~♪)サインが「なんじゃこりゃ」の超省略形なのも、らしくてマル。 魂を音に託し、無心に奏でる音色の多彩なこと。 本人、どれほど自覚してるのか・・これみよがしなところは一切なく、音を紡ぐことに没頭してる姿がとっても幸せそう。テツラフさんとも諏訪内さんともまた違う魅力満載。サイン会でヴァイオリンケースにサインしてもらってる学生さんがいました。いいな~。是非是非また来日して欲しい。絶対聴きに行きます。■フランスから来た弦の貴紳が奏でるときめきのヴァイオリン (ていうタイトルなんだよね・・)ルノー ・ カプソン ヴァイオリン・リサイタル2011年6月10日(金)19時開演(18時30分開場)@紀尾井ホール出演:ルノー・カプソン (ヴァイオリン)ダヴィッド・カドゥシュ (ピアノ)曲目:ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 op.12-2フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 op.13ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 op.24「春」ラヴェル:ツィガーヌアンコール: マスネ:タイスの瞑想曲フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番第3楽章
2011年06月10日
コメント(0)
来月の公演もどうなるかな、と静観していたら、リヨン管がキャンセルしましたね・・。ソリストとして演奏するはずだったルノー・カプソン(Vn)は、残るリサイタル1公演のためだけに来日してくれるって、お手紙と動画まで寄せてくれてます。なんていい人だ~。6/10の公演は紀尾井ホールさんによると、 ■フランスから来た弦の貴紳が奏でるときめきのヴァイオリン・・・だそうです。そんなキャッチがついてたとは。 こちらはルノーさんが弾いてるブルッフのVn.コンツェルトの映像です。書き込みされてるように、その場にいたかった!!実に短い映像で、イイところで切れちゃうのが残念。ついでにこちらは2008年ヴェルビエ音楽祭でルノーさんが弾いたバッハVn.コンツェルトの映像です。はぁぁぁ~、人間業とは思えません。早送りかと思った。キミの左手はどーなっとんねん?膝の屈曲性もいつも以上に楽しめました。なんかで読んだけど、音のやわらかさには膝の柔軟さが重要らしい。そうか、そうだよな。棒立ちだと音が壁にぶつかりそうだもんな。テツラフさんの激しさもルノーさんの自由な感じも、音の広がりに欠かせない動きだったのね。ときどき見失うくらい激しいけど・・・。あれでよく音をはずさないもんだ。別のヴェルビエ音楽祭の映像(こちら)でルノーさんがヴァイオリン兼指揮、ってのがあるんだけど、リズムを合わせようとルノーさんを見た隣の2ndヴァイオリンが見たものは、椅子から飛び跳ねんばかりのルノーさん・・・。実に自由だ。いやまぁ、一番いい音出してますけどね。チェロの聴かせどころは、目瞑ったルノーさんの指揮、、、手の動きビミョー。これ、チェロの方は合わせやすいのかな。この映像は顎のあたりがかなり「たぷ」ついているな。ヴァイオリンを支えるには便利かもしれんが、その隙間は別のもので埋めてください。6月のリサイタル、楽しみにしてま~す。(=^ー^=)
2011年05月21日
コメント(0)
![]()
テツラフさんのバッハ無伴奏ソナタ・パルティータ全曲を聴ける日が来るなんて~予定ではベートーヴェンだったんですけどね、共演するはずだったピアニストが来日を取りやめちゃったので、怪我の巧妙といいますか。次々に来日を取りやめるアーティスト、相次ぐ公演のキャンセル。テツラフさんは来てくれるのだろうか~。なんて心配をよそに、あっさりソロ・リサイタルに切り替えて颯爽と(?)来日!!ありがとう、ロンクィヒ(キャンセルしたピアニスト)。いきなり曲目総とっかえでも動じないテツラフさん、さすがです。テツラフさんにハマったのは何を隠そう(隠してないが)、バッハの無伴奏ソナタ&パルティータのCDなんですから!↓↓これ↓↓Bach, Johann Sebastian バッハ / 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲 テツラフ(2005) 輸入盤 【CD】降ってわいた幸運ってこのこと? いやもう、素晴らしいなんてもんじゃございませんでした。音が立ってるし。音のつぶつぶが。厳しい音に胸の奥を突かれたりこころの中の小さな傷がこぼれてしまったりざわめきが切なくもありまろやかさに そっと癒されたり・・・バッハの淀みない調べは、こんなかすかな想いたちを丁寧に紡いだものなのかなすべてのものが包みこまれていく安心感心地よさと同時に心奪われる、濃密な時間でした。 音符なんて、ただの記号なんだな~。音は生きていて、感情的で、心に触れるもの。テツラフさんの音色はどんな小さな音も豊かな音も心があって、深いところに響いてくる。バッハに浮かれてすっかり見落としてたけど、最後はバルトークの無伴奏ソナタだったんですよ・・・最高でした・・・・・・・ もう、この曲をテツラフさんで聴けるなんて。ヴァイオリンの演奏というものを生でじっくり聴いてみたいと駆り立てた曲こそ、これの第四楽章。諏訪内さんがイタリアの古代劇場で演奏したときの、そこら中が音に包まれる反響音の凄さに釘付けになってしまい、バルトークの音のカッコ良さに、今でもあの古代劇場での演奏を生で聴けたらどんなに良いかと夢想してしまう。(その時の日記)テツラフさんのバルトーク。。これが聴けて幸せ・・嬉しさの余り恍惚となって、でも凝視して、すっかり虜になって夢中で聴いて夢中で見てました。すごすぎるよ、テツラフさん。ヴァイオリンの音色は無限大です。多彩とかそんな言葉だけじゃ言い表せない。あまりの凄さに何といってよいやら。今日は最後だからアンコールやってくれるだろうか・・と期待してたらバッハ無伴奏ソナタ2番の第3楽章アンダンテ(たぶん)。はぁ~~~、天国に行けそう。なんですかね、冒頭の音から涙が溢れてきて止まらない。こんなに美しい時間はもう永遠にないかもと思えるほど、切なくて胸に迫る・・・・あとはただ幸福感に浸るばかりもう、なんも言えない。 テツラフさん、来てくれてありがとう。極上の時間だったなぁ~~クリスティアン・テツラフ ソロ・リサイタル @トッパンホール5月12日(木)19:00開演 J.S.バッハ:無伴奏ソナタ第2番 イ短調 BWV1003 J.S.バッハ:無伴奏パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 J.S.バッハ:無伴奏ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005 J.S.バッハ:無伴奏パルティータ第3番 ホ長調 BWV10065月15日(日)15:00開演 J.S.バッハ:無伴奏ソナタ第1番 ト短調 BWV1001 J.S.バッハ:無伴奏パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002 バルトーク:無伴奏ソナタ Sz117土曜のメンデルスゾーン、ヴァイオリンとピアノのための協奏曲も聴いてきました♪ピアニストが来日しなかったので、急遽児玉桃さんとの共演になってこちらは曲目変更なし。この協奏曲もなかなかに良いですね~。ピアノの音に寄り添うテツラフさんの音が、やさしい~。児玉さんのファンらしき人が、「ヴァイオリンの人も良かったね」と言うのを耳にして「だってテツラフですから!」 と言いそうになり自粛。まぁ~、テツラフさんのメンコンを昨年聴き逃してしまったので、本音をいえばピアノはいいからVn協奏曲をやってほしかったケド。あれは一生の不覚。何が何でも聴くべきだった。またやっていただけないでしょうか・・。テツラフさん、ホントすごいです。5月14日(土)東京交響楽団第589回定期演奏会@サントリーホール曲目シェーンベルク: 室内交響曲第2番 op.38メンデルスゾーン: ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ニ短調ベートーヴェン: 交響曲第3番 変ホ長調 op.55 「英雄」指揮 ユベール・スダーン出演 クリスティアン・テツラフ(Vn)、児玉桃(Pf)
2011年05月15日
コメント(0)
待って待って待ち焦がれた、ルジのバジル。こんなに幸せにしてくれるとわ~^^初日はまだ負傷した脚に慎重さが見えて痛々しくもあり、それでもバジル姿のルジのあまりの美しさにクラクラきました。ちょっと、美しすぎるだろう!いや~、眩しい眩しい。テーピングでガチガチに固めた脚は、それでも細いと感じるくらい。3幕のソロは白鳥同様「友人代行」でしたが、初日はいざ知らず、2日目は3幕のソロももしかしたらイケるかも!?と期待してしまうほど。不思議と残念な気持ちよりも、カラダを大事にしてほしいという気持ちが先に立ちました。だって年齢的にも、致命的な故障をして欲しくないから。そう思えるのも、それを補って余りあるバジルだったからに他なりません。テリョーシキナがどんどん調子をあげて、ルジならず誰も彼もつられるようにものすごいパワーで舞台を創り上げてくれたのが何よりも大きい。本当に本当に楽しくて素晴らしい舞台でした。マールイのダンサー達からも熱気がビシビシ伝わってくるし、ルジはもう嬉しさが込み上げてしょうがないのか笑みはこぼれまくるしで、観ているだけで幸せ~。大好きなテリョーシキナは、ルジがいち早く才能に目を留めたダンサー。ある意味古風な顔立ち、強い軸、圧倒的なテクニック。ルジと並ぶと雰囲気といいお互いのバランスといい、切れのある踊りのタイプといい、本当にしっくりくる。二人ともかっこ良すぎました。どうもワタクシ、テレホワさんとルジのドン・キ(DVD)が刷り込みされているせいか、ホイホイと難しいことを軽~くやってのける、強くて華奢な姉(あね)さんキトリが理想なのですね。だからテリョーシキナは最高のキトリ像なわけです。そして実際に観ると、想像を遥か超える素晴らしさ!オブラスツォーワには申し訳ないけれど、テリョーシキナが代役で来てくれて、本当に嬉しかった。ものすごい盛り上がりでした。ルジの美しさは、とくに2日目は半端なくて、こういう衣装って色気のある人が着ると悩殺ものです。背中から腰のラインだけで1時間は軽く語れそうです。年齢的なことや直前の負傷なんかで、とにかく無事であるようにと心配していたせいか、まさかここまで心を鷲掴みにされるバジルを目にできるとは・・・・・。感無量。眩しすぎる上に、チャーミングでユーモアのあるバジル。嗚呼、キトリが羨ましい~。一生心に留めておきたい。きっともうルジのバジルでなければ満たされないんだろうな。お陰で少ないながらも今までに観たバジル達の影が薄~くなってしまいました・・・。幕ごとに感動して、興奮気味でした。友人は三幕が終わると同時にテリョーシキナを大絶賛。テリョーシキナ、来てくれてありがとう!今まで以上に好きになりました。マールイのダンサー全員に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとう!ツボがいっぱいあって目が離せなくて忙しいんだよね~。ルジってばやっぱり凄い。ありがとうを何万回も言いたい!!ずっとこういうバジルが観たかった。長い間切望して思い描いてきたバジルを超えて、こんなにパワーのあるものだと感じることができて、涙が出るほど嬉しい。目に焼き付いて離れません。しばし浸ります。
2011年01月08日
コメント(0)
しくしく(;__;)ルジは足に何かあったらしく、全く走らず全くジャンプしませんでした。相手はシェスタコワでした。身体のラインといい所作といい、それはそれは美しい王子でした。暖色系の色合いの舞台とダンサーの中、背中から白い逆光でも浴びているようにくっきりと浮かび上がるルジ。舞台からはけるときにやけにゆっくり歩いてたので、まず違和感を覚えました。一幕目の何も踊らない場面でさえも。こんなことは今までなかったと思うのでおかしいなーと。年末のジゼルではジャンプもしていたし、足に問題があるようには見えなかったから、リハーサルで痛めたのではないかと思う。一瞬、左膝再発?を疑ったけど左軸のピルエットに支障がないみたいなので、筋を痛めたとかひねったとかかなぁ。。まぁ一幕は大して踊らないのでぱっと見わかりにくかったかもしれません。一幕ニ場の森のカーテンがかかるところでかなりおさえぎみなので、単に不調なだけではないのは明らかだったかと。ニ幕でまるで王子姿のヤフニュークが友人のように出てきたときは、あぁ…と腑に落ちた気がして予感的中…。このシチュエーションでヤフニュークをムダに出すわけはなく、王子のソロを踊ったときは戸惑いとショックを隠しきれませんでした。ヤフニュークのソロが観られたのはすごーく嬉しい。反面、フクザツな心境。辛いのか悲しいのか分かりませんでした。キツかったのは、休憩中にルジのことをボロクソに言っていた親子の会話を聞きながらトイレに並ばなければならなかったこと。辛辣過ぎて、とてもここには書けません。今ここで前の公演と前の前の公演とそのまた前の公演のことを言ってみたところで、親子には何の関心もないだろうし。トイレの中でしばらくボーゼンとして、とりあえずルジが今できる最善策なのだろうから受け止めて見守るしかないなと。だってそれしかできないしね…。ムリと判断するなら三幕まるまるヤフニュークかもしれないし。まぁそれはなかったのですが。この後公演スケジュールが続いてるのが気がかりです。この際白鳥は代役にして、ドンキだけにしぼってもいいから。なんて、、、とりあえず舞台を観られた自分は勝手なことを思ってしまいます。ドンキの方が負担が大きいのに。それにしても…、言葉は残酷です。ファンでなければ何を言ってもいいわけじゃないよ。(i__i)バレエを愛する人(と信じたい)がダンサーに対するリスペクトを忘れたのかしらん。まだこれから観る人もいるのだから、書くべきじゃないのかもしれないけど…。残りの公演がうまくいきますように、ただひたすら願っています。。
2011年01月02日
コメント(0)
ジゼルを観てきました。初日ペレン、2日目シェスタコワのジゼルでした。やはりというべきか、2人の個性というべきか、心の琴線に触れるのはやっぱりシェスタコワでした。ペレンは以前の役作りともまたちょっと違ってペレンなりに。シェスタコワは見る度に感動をあらたにさせてくれるジゼル。素晴らしいという言葉だけでは言い足らない。シェスタコワがジゼルを踊る限り、相手が誰でも何度でも観たい。それに、ルジマトフというアルベルトを躍らせるのも彼女の存在が大きいことも、もう一度思い知りました。 初日はジゼルの舞台をこの目にするだけで、ただただ嬉しくて顔がニヤニヤとほころんでしまいました。前に観たときよりペレンの「厚化粧わがままジゼル」は薄まって、出だしはわりと自然な演技だったと思う。狂乱のジゼルは首がもげそうでコワかったけど。人形の首が取れかかってる感じ?あぁ~恐怖。二幕のペレンは登場早々から体温を感じる人間的なウィリでした。 シェスタコワのジゼルには、すべてのムーブメントにジゼルの心の動きが投影されていて、観ているほうにまでアルベルトと同じ気持ちになってしまう。この妖精のように可愛らしい存在に心奪われないではいられない。たとえ夢見ごとのようでも幸せな瞬間を感じていたいだけ。 ルジとシェスタコワがシンクロするところはまったく同じ呼吸をしているとしか思えない。もはや振付がふたりの会話になっていて、どっちの言葉もラブリー(!!)なんです。二人の周りにチョウチョが飛んでました。はぁ~。 狂乱の場面にもあらたに驚かされましたです。シェスタコワ、おそるべし。今度はそう来ましたか・・・・・・。芸が細かいというか、ひたすら脱帽。これについては語りだすと長くなりそうなので後で。(たぶん) ハンスのオマール(初日)、良かったです。でも2日目のツァルが個人的にはすごーく気に入りました。ツァル、いいですね~~。渋いしかっこいい。踊りの見せ場が少なくて演技にかかってくるところが大きい役なので、すごい好きなハンス役っていなかったけど、ツァルだったらまた見たい。って前回もツァルで一回観てるんですけどね。白鳥ではツァルがロットバルトの日に当たりますように。 ミルタは初日がクテポワ。思ったより悪くなかったです。前よりちょいとしなやかになった?衣装はマールイ仕様になったのかな?前は袖が体操着みたいで周りから浮いてたけど、ちゃんと(?)肩出しシースルーになってました。スカート丈がミルタだけ少々短いので、なんだかナースみたいだった。アルベルトがミルタに「お願い」ポーズするところが初日個人的にはツボでしたね~。なんでって、夫が妻にお願いする構図じゃないですか。(実生活がね)手を出した小娘を死なせた男として。許されるはずもありませんね。(^。^;)そしてー!ステパノワのミルタは存在感が抜群。圧巻。サイコー♪半端ない威圧感にハンスがビビりまくるのもムリなし。ビビりすぎて腰ぬけてるツァルも最高。このミルタには、誰一人、一言も楯付けません。ウィリ達だって、統率を乱したらどんなお仕置きが待っているか。ハンスが葬られて満足げなミルタ様。こわ~い。 アルベルトの従者は2日ともペトゥホフさん。前にも観たはずなんだけどね~。今回はペトゥホフさんの演技に癒されました。なぜか「さん付け」したくなるペトゥホフさん。人の良さが顔に現われてます。村娘に恋しちゃった主人を、心配のあまり一生懸命に説得しようと身振り手振りで訴える、人間味のある従者。マラさんの従者が一番好きだと思ったけど、ペトゥホフさんもお気に入りに♪ 忘れてはいけない、ペザント。初日のミリツェワとプロームのコンビも好きですが、前回シヴァと草刈さんの舞台で観たヤパーロワとヤフニュークのペザントをもう一度観ることができて感激です。この二人のペザントはホントーに素晴らしい!明るい役どころになると、ヤフニュークが快活で男前でかっこいい。赤い衣装がこんなに映えるなんて~。白い王子系の衣装では目の焦点が合ってないのに、楽しさ弾けるこんな役だとイキイキとして目にも力が入って、もともとのテクニックの高さも際立ってとにかく釘付けです。ヤパーロワの独特のきらめきと陽気なヤフニューク。 これは最強です。 ルジのアルベルト。これを一言で表すのは不可能に等しく無謀です。初日より明らかに2日目に精神的なつながりを感じた舞台でした。どこをどう切り取っても深い。心のひだを丁寧に織ってきたのに、一瞬の現実がすべてを壊してしまった。後悔の念に苛まれるというよりも、永遠にジゼルを求めつづける姿だったかなぁ。 2日目をもう一度巻き戻して観たいよう。レニングラード国立バレエ -ミハイロフスキー劇場- 「ジゼル」 -全2幕-2010年12月27日(月) 18:30開演 Bunkamura オーチャードホール <キャスト> ジゼル イリーナ・ペレン アルベルト ファルフ・ルジマトフ ミルタ ヴィクトリア・クテポワ 森番ハンス アレクサンドル・オマール ぺザント・パ・ド・ドゥ タチアナ・ミリツェワ アントン・プローム ベルタ(ジゼルの母) アンナ・ノヴォショーロワ バチルド(アルベルトの婚約者) オリガ・セミョーノワ 公爵 アレクセイ・マラーホフ アルベルトの従者 ロマン・ペトゥホフ ドゥ・ウィリ マリア・グルホワ ユリア・カミロワ指揮:パーヴェル・ブベルニコフ 管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団 レニングラード国立バレエ -ミハイロフスキー劇場- 「ジゼル」 -全2幕-2010年12月28日(火) 18:30開演 Bunkamura オーチャードホール <キャスト> ジゼル オクサーナ・シェスタコワ アルベルト ファルフ・ルジマトフ ミルタ オリガ・ステパノワ 森番ハンス ウラジーミル・ツァル ぺザント・パ・ド・ドゥ サビーナ・ヤパーロワ アンドレイ・ヤフニューク ベルタ(ジゼルの母) アンナ・ノヴォショーロワ バチルド(アルベルトの婚約者) オリガ・セミョーノワ 公爵 アレクセイ・マラーホフ アルベルトの従者 ロマン・ペトゥホフ ドゥ・ウィリ マリア・グルホワ ユリア・カミロワ指揮:パーヴェル・ブベルニコフ 管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
2010年12月30日
コメント(2)
来週はお待ちかねのジゼルです。すでにキャスト表も出てますね♪2ヶ月振りのルジに会える~^^なんといってもジゼルですから。思い入れは人一倍。ちょっぴり心配なのは、ペレンとの初日。ペレンが演ずるジゼルが果たしてルジの世界観を共有できるのだろうか。なにしろ以前に観たペレンのジゼルは自己愛たっぷりの大仰なジゼルちゃんだったから、1幕には少々唖然としたのを忘れてないので。あのままの役作りなのか、それとも違うジゼル像なのか。それにどうルジが反応するかも注目して見たいところです。初日のミルタはクテポワか~。なんでかな~。今からでも遅くない。コシェレワにして欲しい。初日で楽しみなのは、ペザントのミリツェワとプローム。大好きなミリツェワ、待ってたよ~。 ハンスは初日オマール。2日目はツァル。これも楽しみです。 2日目はシェスタコワとルジマトフのペアに、ミルタはステパノワという、磐石の組み合わせ。ペザントはヤパーロワとヤフニューク♪ 再びこの二人の素晴らしいコンビネーションを見せてほしい。2日目が本番で、初日はその前哨戦。というところですね。自分的には。シェスタコワのジゼル。ルジとのこれ以上ない舞台ふたたび・・・。シェスタコワのジゼルを思い出すたび、圧倒された演技が脳裏に甦り、はやくその場に身を置きたくてソワソワします。ルジのアルベルトがどう変化するか、それを思うだけでしばらく脳内お花畑状態。 見る前から身震いします。 年明けのドン・キでどれだけ正気を保っていられるか、自信ないなぁ~。ドン・キは泣くとこないけど、胸いっぱいになってしまいそうでヤバイ。ハンカチ余分に用意しとこっと。
2010年12月23日
コメント(0)
8日にマールイのロミジュリを観てきました。今年は眠りがない代わりにロミジュリっつーことで、マールイで1回観ておくか。と選んだのがペレン&コリパエフの日。ホントーはヤパーロワでも観たかった。その前にロイヤルのマクミラン版の映像を繰り返し見ては感動してたので(←観に行けなかった)、ついつい違いに目が行くのは仕方ないとして・・。マクミラン版はプロコフィエフの音楽を実に雄弁にした振り付けなんだなぁ~。と逆に感じ入ってしまいました。映像のジュリエットが都さんだったのも大きいかと。それはさておき。ペレンのジュリエットは、踊りは間違いないとして、良くも悪くも、わかりやすいリアクション。たくましく力強いジュリエットだったな。うん。精神的な幼さが短期間に成長していく内面の変化はあまり見られず。そもそも子供っぽい一面がなかった。(この辺、ペレンのジゼルの役作りに共通するんだよな)ロミオに心奪われてもいなかったような・・。都さんのジュリエットが刷り込まれてしまうと、細やかな感情表現が繊細に表現された振り付けがどーしてもチラついてしまって。公演時間が2時間と省略形で、イロイロ唐突感は否めず。ロミオとジュリエットが恋に落ちたのはどこだったろう?お互いしか目に入らなくなった瞬間は?あ、これは演技の問題か。神父様がくれた薬を嬉しそうに飲み干すので、「人間、そんなもん?」とつい疑問が。いくら神父様を信用しているとはいえ、一応、得体のしれない薬なわけで。あれは、「これでロミオに会える!」という思いの表れなのかなぁ?これは都さんを見た影響が大きいとは思う。仮死状態から目覚めたジュリエットが仰向けに横たわるロミオを見つけて、死んでるって思わなかったのも演出?「まぁっ、ロミオ!(喜)」タタタタ・・・と駆け寄り抱き起こしてから、「あら?」・・って、遅くないかい? コリパエフのロミオは、演技の面で、まー可もなく不可もなく。ペレンと反対で感情の起伏があまりわかんない。(基本、ぽやーとしてるし)ジュリエットが死んでも「嘆き」「悲しみ」、「絶望のあまり」「毒を飲む」じゃ~ないよね。あぁっ、ジュリエット!・・・・・・・「僕も」(毒服用)ごめん、そう見えた。ロミオという人物の魅力がもっと出せる日が来るといいね。ジュリエットがひと目で惚れる魅力、がね。一番印象深かったのは、ティボルトのオマール。ハジケるオマール大好き~。とてもヤワなコリパエフ・ロミオに刺されるような隙はなかったけど、そういう役だから仕方ない。眠りのカラボスといい、悪役で魅力的なオマール君。今回はカラボスが観られないんだよねぇ。残念。この日は蓄積疲労で瞼が重くて重くて、所どころイイところで目を瞑ってしまい、見逃したところも多々。。。。じゃー、文句言うなよって。しかーし、キャピュレット家の頭の被り物には目が覚めた。キャピュレット夫人に至っては、頭に巻き貝!?(アンモナイト?)あの家には嫁ぎたくないなぁ~。はは。 そうそう、一幕前奏の出だしは物哀しいギターの調べ。・・・ロドリーゴ? (←いや、なんとなく。スペイン的だったもので)ところで、会場にドン・キのキャスト変更が掲示されていて、一瞬ドキッとしました。(焦るな、ルジだったらドン・キだけが変更になるはずないんだし)オブラスツォーワが膝の故障で代役がテリョーシキナ!オブラスツォーワは残念ですが、テリョーシキナだなんて嬉しすぎる。オブラスツォーワだと、ルジが親戚の叔父さん状態だよなぁ~と思ってたので、テリョーシキナ姐さんなら迫力十分。(東西横綱、二本勝負!)2005年のルジガラ以来のドンキ共演?テンション上がるなぁ~^^ シヴァコフはやっぱりドン・キのエスパーダでしか会えないのだろーか。くるみは予定してないし。物足りないよ~。ルジ・ファンの自分が言うのもなんですが、白鳥は1回くらいシヴァコフを王子にキャストしてあげてっ。松本のドンキはシヴァだと思ったのに。ぶつぶつ。どーしてシヴァを出し惜しみするのだろう?(ルジが出演するからだと言われれば返す言葉もありませぬが)あ。あとは白鳥のパ・ド・トロワか。これは好きなんですよ~。王子を演じる格があるだけに、王子の友人にふさわしい振舞いがイイ感じで。ここにコリパエフもキャストされてるのか。いや、いいんですけどね。シヴァの日に当たりますよーに。(-人-)レニングラード国立バレエ -ミハイロフスキー劇場- 「ロミオとジュリエット」 -全3幕-2010年 12月 8日(水)18:30開演 東京文化会館 <キャスト> ジュリエット イリーナ・ペレン ロミオ ニコライ・コリパエフ パリス リシャート・ユルバリソフ ティボルト アレクサンドル・オマール マキューシオ ニコライ・アルジャエフ 生 ユリア・バラグロワ 死 エレーナ・イヴォルギナ キャピュレット ウラジミール・ツァル キャピュレット夫人 アンナ・ノヴォショーロワ モンタギュー イリヤ・アルヒプツォフ ヴェローナの領主 アレクセイ・マラーホフ ロレンス神父 キリル・ミャスニコフ ジュリエットの友人 ダリア・エリマコワ マリア・グルホワ ユリア・カミロワ ヴィクトリア・ザリポワ ロミオの友人 アンドレイ・マスロボエフ マクシム・ポドショーノフ ニキータ・クリギン パーヴェル・ヴィノグラードフ 隊長 アレクセイ・クズネツォフ デニス・トルマチョフ タランテラ オリガ・セミョーノワ 指揮:パーヴェル・ブベルニコフ 管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
2010年12月12日
コメント(0)
世間はすっかり師走。なにやら年末モードになっておりますが、秋はどこにあったのだろう?今年も忙殺されているうちに、気がつくとクリスマスだの年賀はがきだのと慌ただしい・・。忙しい中、11月には諏訪内さんのシベリウスを聴きに行きました。ゲルギー指揮だってことすっかり忘れてまして。ん?このカッパ頭のオッサン・・・。(ここで思い出す)ゲルギー、思ったより紳士でした~。諏訪内さんの演奏、もう一度聴きたい。コンサートでも3回位通いつめたいと思ってしまう。2008年NHK音楽祭の映像を何度見た(聴いた)ことか。そして~来年11月に再びパーヴォ・ヤルヴィ(指揮)と共演♪ (オケはパリ管)しかもメンコンだ2005年に共演したベトコンが最高だったから期待大です。(オケはドイツ・カンマーフィル)メンコンと言えば、2008年の演奏(フィルハーモニア管)も忘れられない。来年6月には大阪フィルとの共演もあり。シマノフスキのコンツェルトってどんなんだっけ?願わくば、今年聴き逃したブルッフがどーしても聴きたい。お願い、諏訪内さんの公演をもっと増やして~(切なる願い) そうそう、来年は5月にテツラフさんが、6月にはルノーさん(カプソン)が来るんだよね~♪テツラフさんは、ベートーヴェン・ヴァイオリンソナタ全曲集!これを行かなくてどーする!?<春>もさることながら、<クロイツェル>をテツラフさんで聴けるなんて、そう何度もあるチャンスじゃない。いや~楽しみ!!ルノーさんはラロのスペイン交響曲。ルノーさんは何を弾いてもいいから、とにかく見たい。いや聴きたい。あー、待ちきれない。
2010年12月11日
コメント(0)
最終日。結局追加して2回観ました。やっぱり一回目より感じ方が変わるものです。 観終わった直後、軽い興奮状態でした。 満足感と次の舞台への期待感でいっぱいになりました。冬の公演が待ちきれない。(もちろんルジのね) 2回目ということで全体の雰囲気もわかったので、集中してルジをメインに観てました。 白のルジが立ち上がると、そこだけギリシャ神話の世界でした。まるで今、生まれ出でたアダム。初めて目にしたものに惹かれるヒヨコの刷り込みのように、疑いも無く女神を愛するアダム。禁断の果実をもいだら天変地異で雷に打たれちゃった・・・。という設定のほうがよっぽど説得力があるんですけど。 アダム状態のルジをこれだけ堪能させてくれてそれだけでこの公演の価値がある、とファン目線では思ってしまう。 鍛え抜かれた雄弁な芸術品。肩のライン、腰のくびれ、首すじ、顎の形、つま先、指の先、手の甲足の甲までも。引き上がった背中、肩甲骨、もちろんお尻も。筋肉の動きに、果ては浮き上がる血管も。ここには言葉なんていらないんだよねぇ。 川井さんが弓でルジの身体をナメるといたぶってるか値踏みしてるみたい。ただの「女」でなくて女王サマなのか?おとなしく値踏みされてるルジ。 「女」のまわりを求愛ダンスのように踊る姿は動く彫刻モデル状態。距離がちかづき、力強く抱きしめ更に求める。ルジは常に本気なので、遠慮がない。ルジのテンションに慣れてないと心臓バクバクものでは。(川井さん大丈夫だったかな。) 突如の雷鳴?に「男」は打たれたように倒れる。この倒れっぷりが上手すぎる。死体姿は美しすぎる。 赤のルジ。目が離せないー。燃えるような姿に刀が似合う。ものすごい気迫で背中から炎がでてるような錯覚を覚える。顔つきはもちろん、全身からピリピリと鬼気迫る緊迫感。さっきとは目が違う。 「女」を目で威圧し追い詰める。これ真正面から対したらビビルな、きっと。このマジモードになまぬるい気持でいたら腰引けちゃうかも。 「女」の太ももにガシッとしがみつく必死の「男」。これも本気でがっつりいってます。 階段から悶えながら転げ落ちそうなところがウマイな~。苦しげな長い手足がますます長い。 これだけ強そうなのに、太鼓の兄ちゃんたちが絶命(?)したのを見て急に揺らいだように弱っていく「男」。結局、あのヴァイオリンが「女」の産んだ子供だったんじゃないか?などと勘ぐる自分。(だって、パンフによると、種の保存のために「女」はコールドスリープに自ら入ったんですよね。てっきり飾られていたヴァイオリンが守るべきものだったのかと・・。実際はそれが男が手にしたかった強大な力だったらしいのだけど。) 弱ったまま息絶えるのかと思いきや、まさか自分から死を選ぶとはね。切る前のきれいな腹に見とれてました。。。そのハラキリがこれまたすごい迫力で。腹切ったことあるのか、ルジさん!! 川合さんの赤のシースルーが、やっぱりうーーん。階段に寝そべって更にのけ反って弾く姿にもうーーん。シースルーがめくれて黒の超ミニスカ(パンツ?)から太ももが丸見えなんだけど。パンフでは、「女」が鬼神と化して「男」と争うとなってますが、演出家に言いたい。あれはシースルーの衣装がまずかった。黒のビスチェに首もとと背中にクロスした太い黒の紐、黒のミニスカ(もしくはショートパンツ)。黒の膝上ブーツに、片方の肩を出した真っ赤なシースルーのチュール(?)が全身を覆い、ウエストを締め上げる黒のチャンピオンベルト・・。 これで無抵抗の女と言われても。。 鬼神はむしろルジのほうでした。赤で登場早々、中央に立つ姿だけで強く光るなにかがぶわっと出まくってましたですよ。 「男」の死体を運ぶ太鼓隊2人。(こんな表現ですみません)あれだけの腕の筋肉があればこそ。ルジをひょいと持ち上げて死体としてお持ち帰り。だらりと垂れたルジの腕が長ーい! シャコンヌのルジは抑制された動きながら、ものっすごい集中力。栗毛はきっちりうしろでまとめて、黒のシャツに黒のスラックス姿。生まれでたアダムとはまるで別人の厳しい大人な男に変貌。3つの別の作品をルジによって見せられた印象です。演じわけが見事! シャコンヌの演奏。家に帰って今度はハイフェッツで聴いてます。(いくらなんでもハイフェッツと比べるなよ、ですが) カーテンコールのルジはバレエの公演と同じく、女性を立てて美しくエスコート。 川井さんは終始照れてました。純粋なお嬢様でいい人なんだろな。 帰り際聞こえてきた会話ですが、「あれはコラボじゃなかったよね。彼女のショーに呼んだって感じ。」これには同意。川井さん中心の創り方なんですよねぇ。世界的なバレエダンサーを従えて、のつもりが、相手はとんでもなく本物だった。というのが本音かな。 これで2nd Collaborationとかあるんですかね?パーカッションと太鼓とルジというコラボはいいんじゃないでしょうか。女性ダンサーも欲しいなぁ。 そうそう、岩田さんの振付もルジの見せかたを心得ている感があります。この芸術品を更に魅せるには? なんて考えるだけで難しそうだけどやりがいがありそう。 阿修羅だって、踊り込めば踊りこむほど作品がリアルになり中身の濃い舞台になっていくのを観ていると、この作品もアダムにイヴをダンサーで配してあげたらどうなっちゃうのかな~。なんて。すっかりそういうストーリーだと勘違いしている自分。岩田さんのせっかくの振付だから、これっきりだともったいない! なんだかんだと堪能しまして、帰りは浮かれてました。ルジを呼んでくれた主催者にはやっぱり感謝です。日本で踊ってくれてありがとう。5日間連続でお疲れさまでした。2回しか観られなかったけど、観られてよかった。これで冬の公演まで頑張れそうです♪
2010年10月11日
コメント(2)
『"ヴァイオリンの女神"と"バレエの美神" 川井郁子&ファルフ・ルジマトフ 1st CollaborationCOLD SLEEPはじまりのおわり、おわりのはじまり、永遠の眠り・・・』ってことで、観て来ました。金髪(栗毛色)のルジなんて反則中の反則。白い、申し訳程度の衣装。まるでギリシャ彫刻じゃありませんか。ストーリーが何だってこの際もうどうでもいい。このまま観ていられれば。川井郁子さんのヴァイオリンは初めて生で聴きました。舞台の効果音と一緒にエフェクトをかけてるせいなのか、生っぽい音には全く聞こえなかった。せっかく生で演奏してるのにスピーカーを通して聞かせる必要あるのか?というのが最大の疑問。だって生ならではの、音の震動や輝きが感じられないんだもん。生の意味がないのでは?舞台で弾いてるのに、音があさっての方向から聞こえてくるのでスゴイ違和感。 まさか生じゃないの?と勘ぐってしまいました。口パクはあってもヴァイオリンでそんなのあり得ないし。(でも聞こえ方がテープぽい)どうでもいいんですが、川井さんの弓がナナメってるのが途中からすごい気になってしまった。シャコンヌで楽譜アリなのは演出なのか、暗譜してないのか。どっちだろう。 舞台的には、"川井郁子ショー" な構成でした。。。ナレーション、必要だったのだろうか。2部の川井さんの赤いコスプレちっくな衣装、あれはどーなの?。演出家の趣味なのか、衣装さんがいけないのか、川井さんの意向なのか?やっぱり、川井郁子ショーだったから? ルジの登場早々、思わず溜息が。横たわった肢体が動くだけで、筋肉のうねりが生み出す陰影と造形美に惚れ惚れ。これが美しい置き物などではないんですよね~。飾っておけない代わりに、変化する様を目で堪能。 これまで観てきた中で、一番年を重ねたはずの姿なのに、やっぱり、この世でこれほど美しいものはないと思う。パンフレットにも栗毛のルジを載せてほしかった。 生まれたばかりの「男」という設定だから尚更なのか、透明でピュアな「真っ白さ」「やわらかさ」を感じる。 ひときわ強い存在感。なのに繊細。でもとてもダイナミック。そこだけ真実のような。赤い衣装のルジは阿修羅かバクティぽかった。強い、戦う姿。赤い炎のように燃える魂・・やっぱ阿修羅っぽい。場面が変わると雰囲気もガラっと変わっていく。 パンフレットを読むと、ストーリーは壮大のようですねぇ。宇宙とか生命とか人間の愛と死とか、"よくある" テーマだけど、芯がぼやけてるような気がしてならない。ま。もともとそれほど深い意味はないのかも。読んでもよくわからないので、あとは自由に解釈してってことなのか?シャコンヌの演奏、家でメニューインの映像で耳直ししてしまいました。メニューインの演奏は響きが素晴らしくてうっとりしてしまいます。 一日だけの予定が、つい最終日も追加してしまいました。いやー、追加してよかった。
2010年10月11日
コメント(0)
吉田都さんのスーパーバレエレッスン(再放送)2回目、録画し損ねてしまった。あぅ。金スマスペシャルの森友嵐士も。。夜遅くに帰ってきてもうとっくに終わっただろうとTVつけたら、ちょうど嵐士の特集が始まってそんなに経ってないところだった。ラッキー♪ でも家のDVDデッキがどうもね~。放送中の録画ができなくなっちゃって、、結局できませんでした。orz 長い長い時間をかけて、ようやく、 形に出来た「上を向いて歩こう」これ、本当に本当に最高でした。じーんと来るものがありましたね。嵐士らしい素敵な声でした。 生身の魂の響き。いい意味で、心穏やかにしてくれない^^ こんなにいい歌だったっけ。 ♪涙がこぼれないように・・・泣きながら・・歩く・・ひとりぼっちの夜(もー、泣かせないでよ、嵐士) 五味ちゃんはどんなに嬉しかっただろう。 嵐士もどんなにか。。 これを録画できなかった自分にも泣く。
2010年10月02日
コメント(6)
『音遊人』と書いて、「みゅーじん」と読む雑誌があります。9月号に武田真治のインタビュー記事があって、ちょっと感銘を受けました。 「私の一曲」としてU2の「終わりなき旅」を挙げていて、こんな説明書きがあります。『自分自身を肯定できずに苦しんだ二十代。役者を続けることにさえ疑問を抱いていた武田真治を救った「終わりなき旅」は、音楽の、特に歌詞が持つ偉大なエネルギーを感じさせる一曲』 「役者の仕事をやり遂げてしまったと感じてわかった気になっていた二十代から三十代。後になって、僕のなかで表現するという概念そのものが広がったときに実はまだなにも成し遂げてなんかいないんだって、やっと気づいた」そのきっかけとなるのが、U2の「終わりなき旅(”I still haven't found what I'm looking for")の歌詞。 詳しくは割愛しますが、歌詞の持つエネルギー、言霊はきっとつくった本人も意図しないところで人の心にふとした弾みに沁みて 忘れられないものになり人を動かす原動力にまでなるんですよね。 最後にこの雑誌を手に取って言った言葉がとても印象的でした。 今ヴァイオリンを習っている自分にとっては、まるで救いのようなメッセージです。 >>>>>>『この雑誌を読んでいる、特に若い人に、あなたが愛して止まないその音楽はあなたの真実なんだよ、と言ってあげたい。たとえばレッスンを受けてもうまくできない、先生の言うことがなかなか理解できなくても、僕(わたし)はだめだなんて思わないでほしい。確かに基礎力は高いほうがいいけれど、それよりも表現したいと思うエネルギー、止められないくらいの情熱があるなら、それこそがあなたが進むべき真実だし、そういうものを秘めた音楽こそが、きっとみんなが聴きたい音楽なんだと僕は思っています。 』>>>>>> この言葉、大事にします。
2010年09月19日
コメント(0)
![]()
先日CS放送された復活ライブの映像、繰り返し見てます。といってもライブ映像だけじゃないけどね。五味ちゃんってつくづくいいヤツで、五味ちゃんが嵐士の傍にいてよかった。cast.のインタビュー記事でしたっけ。T-BOLANが活動休止してるとき、ひとりだけ頑なに他の道を探そうとしなかったのは五味ちゃんだって。俺は嫌だと言って。おまえのヴォーカルに代わるヤツなんて、知らないし、いらない。他の歌声じゃギターも泣いてくれないし、とにかくオレはいやだから。・・・なんてことを言って駄々コネ状態の姿が浮かんでしまう。(想像です)326で五味ちゃんのギターにキテル感じの嵐士の顔。やーっぱ、コイツだよ。たまんねー。とばかりにニヤッとしてる。(ように見えた)Heart of Stoneをこの映像に収めてくれて嬉しい。2F斜めからだと舞台の奥行き感がわからなかったんですよね~。なにせ、ドラムが視界の外だったし。逆光の強烈なライトが、斜めから見たときは、まるで追い風のようでした。濃い影と目も眩む光に浮かび上がるシルエットが、重低音のパワーとともに、真ん中に立つ嵐士、その存在感を目に焼き付けてくれました。こんな目線送ってたのか~。。。。。正面で見たかったな。(ボソ)インタビューがそれぞれ深かった。なんでこんなに表現しにくいことを、こうもわかりやすく言葉で伝えられるかな。インタビュー記事読んでも、活字にした歌詞を見ても、本人の話す言葉を聞いても、ノートに書かれた文字を目にしても、とても惹き付けられてしまう。ものすごく意味があって、多分人間の本質を突いてて、でも何故だか彼の言葉は重々しくないんですよね。心にストレートに響くのに、とっても優しくて心地がいい。森を吹き抜ける風みたいな。 15年経ったにしては、インタビューを受ける姿のセクシーなこと。前半のインタビューはテーマが声を失った頃の話だからか、照明も顔に影を落としてて、切れ長の目の陰影が濃い。低く話す声に、戻ってきた声がこの声で良かった~、などと思ったりして。嵐士を見てると、人の顔って精神的なものでこんなにも変わるものなんだって、本当に驚かされます。後半のインタビューなんて、まるで無垢な子供の顔。目はキラキラしてるし、霧の晴れた青空みたいに清々しい。ここからまた無限の可能性が広がっていくんだな~。嵐士の才能がまた発揮できる場がこうして訪れて感無量です。ラストに語ってくれたメッセージには感動すら覚えました。「許す」という言葉に詰まっている、様々なこと。『キズナ』の歌詞にもある、このキーワード。自分が好きなアーティストがこれ程の人であることがちょっと嬉しすぎます。15日に発売されたセカンドシングル『祈り』も聴きまくり♪ 祈り/涙の壁/森友嵐士[CD] 嵐士の履いてるブーツ、何気にカッコイイなぁ。今年の冬はこんなブーツ探しちゃうかも~。
2010年09月18日
コメント(2)
最高の夜でした~。嵐士、絶好調!横浜より声にも伸びがあったんじゃないかなぁ。音響のせいかもしれないけど。いやいや、前よりも楽に出してる感じがしたな。 なによりこの日は最後の最後に、Hold on My Beat をキーボードの弾き語りで歌ってくれたこと!これが私のツボに入りまくりで。シンプルな音に絞ったピアノの音に、ソウルフルな歌声が会場いっぱいに響き渡りました。スローテンポで重めに歌う Hold on My Beat のかっこいいこと。聴きたかったんですよ~。この曲。横浜のあとにこの曲を歌ってほしいと叫んでみたっけ。 嵐士にとっては、これがT-BOLANのはじまりの曲だって言ってたけど、1stアルバムをつくり直した時に一番はじめに出来た曲なのかな?なんでこれをシングルカットしないで、B面に入れちゃったのでしょう。次はsmileを・・・。(まだ言うか)2Fセンター1列目には亀田興毅、行定監督がいました。行定監督とは対談でご一緒して意気投合、なにかコラボしようよと言いつつスケジュールもあわなかったけど、祈りのPV制作のときに、これだ!とひらめき即電話。「あ、もしもし、森友ですけど。これこれこういう、オレにとって大事な曲があって・・・。わかるでしょ」 行定監督「やるよ!」 そして出来上がったそうです。楽しみすぎる。やっぱりチャンスをつかんできた人は出会いをモノにするし何かと素早いよね。 この日のセットリストは横浜と同じだったと思う。「離したくはない」究極のバラード。名曲です。「じれったい愛」に入っていく導入部分のドラムが、かっこいいんだな~。激しく刻むリズムに、これはあの曲だよね? というフレーズが見え隠れして、一気に本題になだれ込んでく盛り上がりに、すっかりヒートアップ。 おぉ、今日は調子がいいぞっ(^▽^)ずっとずっと聴いてきたCDよりもいいかも? 2Fもノリノリ。(1Fに負けるもんか・・いや負けてたが) そうそう、ベースが血路凛じゃなかった、チロリンに変わってました。嵐士に赤い髪の・・と紹介されて、ピンクと訂正してました。 「Be Myself」「No.1 Girl」 ノリのよいライブ向きの曲だけど、歌おうと思うと難しいことよ。息切れしない嵐士がすごい。 「Happiness」 自分はツイてるツイてる~。と会場に言わせてから歌に入ったので、皆気分は上々!?「Friend」 やっぱイイ曲。 「傷だらけを抱きしめて」 どんどん行くよっ。とばかりに歌う歌う。ドラムのビートがたまらない。「月の夜に」(新曲)富士山の森の中に住んでる嵐士が、この先はどうなってるんだろう?と森の奥へと方位磁石2個持って(迷子にならないように!)進んでいって見つけた、ちょっと開けた場所。夜露に光が射し込んでキラキラと輝き、美しすぎて溜息が出るってこういうことかと感じ入った風景。大事な人に見せてあげたくても、持って帰れないんだよねぇ。流れ星の流れた跡が消えないで線になってるの見たことある?(見たいなー)「マリア」 この曲もホント、音域が広くて音符が上がったり下がったり。キーボード主体のアコースティック・バージョンで、この間五味ちゃんがいなかったような。(右半分視界不良だったので定かでないが)「愛のために 愛の中で」 このツアーのアレンジ、気に入ってます。「抱きしめていたい」 そろそろ曲の始まりは嵐士の声で聴きたいかも。CDで聴いた出だしは結構インパクトあったんですよね。(お!いいじゃん、みたいな)観客の合唱パターンが定着してるけど、自分も歌っちゃうんだけど、力強い出だしも聴きたいなり。「刹那さを消せやしない」 嵐士が片足で刻むリズムと同調して自然と身体がのってしまう。「Shake It」 手拍子のレベルアップ。横浜でベースの周平さんが出した指示は、タンタンタタタン。今回はチロリンが、タンタンタタンタ。(この違いわかるかなぁ)するとずっと継続できない人続出。いつのまにかタンタンタンタンになってる人。やめちゃってる人。。。タタンタで手拍子がぴったり合ったまま行ったら、気持ちよかったのに。ま、いいか。「泥だらけのエピローグ」 嵐士の調子が落ちないどころか上向き?後ろでドラムが目いっぱい叩いてもしっかり競演。声もフルスロットル。326で声がちょっと軽い感じがしたのも、もうほとんど無いかな。上がりきらない声もなかったと思うし。高音でまっすぐ伸びていって力強く震える、しかも厚みを増す声が戻るのもそう遠くない・・。そう期待しちゃいます。「My Life is My Way」 ♪wow wow wow wow 誰でもなく 俺が 俺で在れる そのために wow wow wow wow 壊れる程 今を 感じ 生きていたいだけ そうさ My Life is My Way自分を見失わない。嵐士の言葉にもあったよね。辛いことが起きても、落ち込んだりしても、それにとらわれないで。順風満帆に見える人も辛いことは抱えている。自分のしたいことは何なのか。もっと大きな意味で考えて。前に進んでいって。嵐士の言葉はみんな好きだなぁ。自分の未来は今の自分が選択できる。前に進むことも。進まないでいることも。横浜のMCでは、声を失って人とも会えない状態の話を、でもあまり重くならないようにしてましたが、ここで結構見直しちゃいました。「なんで俺が、俺だけがこんな目に・・」と言ったとき、ちょっとがっかりしそうになりました。「・・と言う人を、理解できなかった。でも自分が、なんで俺がこんな・・と思ってしまう自分がいて、そんな自分がキライになりそうだった。」実際そんな境遇になれば、自分だってそう思うかもしれないし、葛藤する時間が必要だと思うけど、やっぱりそういう言葉を吐いてとことん境遇を呪って人間的に堕ちて行く人には、嵐士にはなってほしくなかった。吐き出して自分自身と戦って、そこからちゃんと自分を立て直した、心の在り方が素晴らしいな~と。”俺が俺で居られないとな。だから皆もな。” というやさしくて深いメッセージのような気がします。 「キズナ」今の嵐士を支えたすべてに感謝したくなる歌。~アンコール~「祈り」 もうすぐ発売~♪(わくわく)嵐士の折れそうな心を支えてきた歌なだけに、何かで疲れている人にも、自分が弱っているときにもおまじないのように唱えると効くんじゃないかと思います。曲のつくりも仰々しくなくていいし、口ずさむと自然に気分が上向きになりそう。「涙の壁」 出だしでツアータイトル Just Believe the Way You Are を皆で合唱(を強要される^^)。こういう始まりだったっけ?うろ覚え・・。ああでも、素直にいい曲です。「Heart of Gold」 うん。326よりもずっとずっと声が出てる。と思う。♪沈む~ の出だしの声がすごくいい感じ。「Bye for Now」定番になりつつある、サポートメンバーが引き上げてからの五味ちゃんとの「もう一曲」。♪すぅ~て~きな わか~れさぁ~ キタよ、頭から高音。次は是非原曲バージョンで聴きたい。皆の拍手にずっと嬉しそうな嵐士。なかなか退場しないでマイクを握ったまま。期待でもっと拍手。「ありがとう」・・さらに拍手。「・・・帰りたくなくなっちゃうじゃん」さらに拍手。「わかったよ」激しく拍手。さて、何を?ワラワラとスタッフがキーボード用のマイクをセット。(え?)ひゃ~、弾き語りだ。うーむ、予測不可能だった。 「Hold on My Beat」冒頭で語ってしまったように、聴くことを切望していた曲だったので、ものすごく嬉しかった。静まり返った会場に響く、スローなHold on My Beat・・・。これをずっと記憶に留めておきたくて、帰ってからもまだ一枚もCDかけてません。最高最高最高でした。歌ってくれてありがとう!!一杯手を振って、最後にスチャッとお茶目に敬礼を飛ばして去っていきました。 次はいつ会えるのかな~。
2010年09月04日
コメント(2)
夏風邪でついに酷暑に白旗振ってましたが、ようやく復活しました。あぁ、今週末に間に合ってよかった~♪ (嵐士のライブ)えーと、Googleで 「嵐士」と検索すると、嵐 の間違いではありませんか?と聞くのはやめてください。>Googleさん ジャニーズの嵐じゃないってば。そっちも好きだけど。 やっと福岡のライブの模様が嵐士のBlogでアップされて嬉しい。なんかめちゃめちゃイイ感じにノッてるし、カッコいいんですけど。ツアーグッズのTシャツ着てるとカワイイんですけど。切れ長の目がやっぱカッコいいんですけど。(ってどっちなんだよ) 顔つきがだんだん若くなってませんか?写真映りがいいからかな?ライブで目が合ってみたいけど、渋谷も2F席なんだよね。326のJCBも2Fだったし。生で聴いてるうちにもっと身近に感じたくなってしまう。1Fだと埋もれて見えないかもしれないけど、近くと遠くじゃやっぱ距離感がね・・・。お願い、2Fにも声かけて~。お願い、smileを歌って~。今更ながら、326の1曲目にHeart of Stoneを歌ったのが忘れられない。歌詞がまた、この日の「はじまり」にぴったりな気がして。。♪からっぽの時間 流れる太陽 沈む今日という一日 ゆるがぬ想いに つきまとう不安 ちょっと臆病になるけど Uh せめて俺に 恥じぬように 生きてゆきたい*Heart of Stone Heart of Stone Heart of Stone こだわる香り Heart of Stone Heart of Stone Heart of Stone ゆずれぬ 足跡だけは ~~(中略)~~Uh まだ見ぬ 未来超えるために 歩いていたい*Repeat この歌詞と曲と音作り、当日のアレンジ、そして選曲した嵐士にやっぱすごいよって思う。シブくて分厚くて腹の底に来るオープニングでした。血がたぎるのはバンドだぜ!ってな感じ。今から思えば、最初に心配を蹴散らしてくれたのもファンを引き込んだのもこの曲かな?あ。バンドで始動するんだな。バンドでやってくれるんだな。バラードも好きだけど、ロックの魂だ、やった~。なんてね。 そして~!326のライブの模様がインタビューも交えて、フジテレビOneで放送されるそうです~♪♪9/11(土)20:00-23:00 詳細はここ。 なななんと3時間番組!!!絶対録画しなくては~。ヽ(*´▽`*)ノ 渋谷も待ち遠しいな~~。体調上げて出動します♪
2010年09月01日
コメント(2)
横浜BLITZ行って来ました~。楽しかった~。え?もう終わりなの?というくらい、あっという間の時間でした。 曲の出だしはなんの曲か形がなくて、次第に聞き馴染みのあるイントロが絡んでくるという、バンドのアレンジも良かった。「愛のために愛の中で」 原曲も好きだけどこのライブのアレンジもいい。雨音のように一定のリズムを刻むピアノの音って、不思議な心地よさがある。サビだけ聞いてるとシンプルなんだけど、そこにつながる歌詞にあらためてグッときてしまいました。これ歌った直後にもう声出なかったかと思うと・・。(これ歌うのもたまたま声でた日に録ったそうだし)♪ONE DAY すべてを失ったならどんな言葉で どんな愛情(やさしさ)で 何をみるのだろう♪どんな形の満足がいい目に見えるものの意味に何一つ おびえることはない326でもこれ歌ってるけど、自分で書いておいていざすべてを失ったら悶々と自問自答してしまいそう。書いてるときは「すべて」の意味が違ったと思うけど、自分で光を見出せそうな明るさがあるのがいい。♪愛のために 愛の中で 僕らはきっと生まれてきたあきらめるより 目をそらすより 信じあえる心で世界の誰もがみんな 出逢えたならMCでも言ってましたが、”今、目の前にあるネガティブなことに囚われないで” 前に進んでいこうと、嵐士が言うと実感こもってるから素直にそう思えるし、心に刻みました。この人は誰にも教わらなくても、人間の一番大事な芯の部分を感じることができる人なんだなぁ。オレオレに見えてこの優しさはちょっとない。前へ進む力と、人に伝えられる力には脱帽です。もともと嵐士の歌詞は希望や勇気が見える言葉が多いので、本人もそういう生き方をしてきたと思うし、人一倍想いが強いのだと思う。 悲劇を女々しく語ることもできるのに、多くを言わない。(わざわざそんな暗い話したら、せっかくつかんだこの瞬間がぶち壊しじゃん?)なんて思っていそう。自分がキライになりそうだった自分。気の遠くなる年月に人間腐ってもおかしくないのに、強い気持ちを持つことをやめなかった。だから今皆にもメッセージを送ることもできる。並みの人じゃできないすごい人だ。それに「今」がすごく軽やかに見える。「Friends」 のアレンジも良かった。ゆるゆるな感じで始まり、曲が進むほど「あぁ~、いい歌だよね~」としみじみ好きになりました。これくらいの音量だと嵐士も歌いやすそう。「SHAKE IT」 これは手拍子効果でノリノリになってしまった。いいね~、こういう楽しいの。これぞライブ。一緒に曲の一部になってるのがたまらない。「キズナ」 純粋にこの曲はいい。今の嵐士にいろんな意味でフィットする。今の声、今の心情、今の状態、の最大のベストな歌だと思う。あたらしく創った曲でこう思わせてくれるのは、嬉しいことです。個人的には「抱きしめていたい」よりこっちが好き。「Heart of Gold」 アンコールのシメはやっぱりこれでした。インタビュー雑誌castによると、326では最初の構想になかったというのが意外。周りに言われて一応候補に入れてみて、すぐ決めなくて、うんやっぱり入れようとなったというから、今回はどうするかな?と思ってたけど、キターー!でした。聴く人にとっては最後に勇気と元気をもらってパワーの出る曲なんですよね。「Bye for Now」 アンコールのあとに、「もう一曲やるか!」と五味ちゃんのギター一本でサビの部分だけ歌ってくれました。あぁもう、いい曲がいっぱいすぎる。ギターだけのBye for Nowもいい~。五味ちゃんはすっかり見た目がコミックバンド化してますが、やっぱり彼のギターは不可欠です。あの音を出してる人とは思えない。アンコールは嵐士もバンドメンバーも全員コンサートグッズのTシャツに着替えてきました。嵐士はフェイスタオルを引っ掛けて。これがなかなかイイ感じ。なので、ライブ終了後に即買いしました。「青い鳥」のポイントがイケてます。願わくば、SmileやHold On My Beatなんかをライブで聴きたいな~。「おさえきれない この気持ち」 とか、「あふれでる感情」 なんかも好きなんだけど~。渋谷も行くのでこっそり追加してくれないかしらん。(言うだけタダ)
2010年08月22日
コメント(4)
クラシカジャパンで『マチュー・ガニオ&カルフーニ~2人のエトワール』と題した番組を途中から見ました。(次回録画しなくちゃ~)カルフーニのオペラ座での活躍から退団。共演者達のコメントも沢山あって、バリシニコフもインタビューに答えてる。(ミーシャ!)年取っても人懐こそうな顔立ちは変わらない。 マルセイユの市立劇場のこじんまりさに驚きを隠せなかったこと。新しいことに挑戦したくて飛び出したけど、またいつでも踊れると思っていたロマンチックバレエを踊る機会は二度となかったと淡々と語る姿。2人の子供と過ごした懐かしい路地、かわいい子供のマチュー。。。すくすく成長したマチューが髭面で親子並んでインタビューに答えてる。母親にとったら自慢の息子でしょうね~。こんなにきれいな顔して。瞳なんて吸い込まれそうなブルーだし。 肝心の本題ですが、番組でウラジーミル・ワシーリエフが語った言葉です。>>音楽は感情。音楽の内包する曖昧さこそ大事だ。>>最近のダンサーは音楽を聴いていない。テクニックはあるが音楽と融合していない。>>芸術とは想像を生むこと。イマジネーション。>>なんの想像もさせないのなら、それは意味のないこと。確かこんなことを言っていました。 洋楽は音の抑揚で感情を表しているといいます。弦楽器などその典型。音の強弱やうねりが感情そのものを表現しているのに対して、日本古来の和楽やアジアの楽器の音色は一定していて、心の波が少ない(安定している)と。言われてみるとそうなんですよね。その感情を表す音楽に同調せずになにも観客に訴えることはできない。そんな風にワシーリエフは言っていました。 そう。ここで連想するのはファルフ・ルジマートフの音楽性です。本人も光藍社さんのインタビューに答えていたではありませんか~。『舞台の上ではただ音楽を聴くのです。そうすると身体は自然に動きます。どう動かないといけないなど、舞台上では考えることはできません。』そうでなければ音楽が身体の中から奏でられているように見る者が感じるはずもないと、その時深く感じ入ったのです。まるで音を紡ぐような繊細な感情表現の素晴らしさ。音楽と溶け合って色と温度と空気を、感情と一緒にリアルに感じさせるのが、舞台に立つたったひとりのダンサーがしていること、なのです。そのとき受け取るものの多彩さと、あとからあとから想像(妄想?)が広がるのも、ワシーリエフが言っていたとおり、それこそが芸術だから。確かオスカー・ワイルドもおなじようなことを言ってた(はず)。本物とはいろんな解釈ができるもの。真逆の印象を持つものもいる。それが単一な型にはまったものではなく、幅広いインスピレーションを与えるから。そういう要素を持ち合わせているからこそなのだと。(オスカー・ワイルドが正確になんて言ってたかはさっぱり忘れました)観た後に頭の中でどんどん妄想がふくらみ、実際とは違うように記憶されてるんじゃないかと思うときがあって困ります。それもリアルに想像を煽るルジの芸術性ゆえかと。感情を「込めて」踊ってるくらいでは足りないのだな。音楽のエモーショナルな部分がそのままの感情で自分の内側でふくらまないと、舞台全体の空気を変えることなんてできないと思う。今年1月のバヤデルカのチラシをうっかり見ただけでその世界にのまれそうだもの。キケンですよ。バヤデルカのチラシは。ソロルが天に捧げるように差し出す両手と伏せ目の横顔だけでめまいがしそう。ワシーリエフの言葉に反応してつい書いてしまった。マチューのことじゃなくてごめん。
2010年08月10日
コメント(2)
You Tubeに1ヶ月前ほどにupされていた、去年のシェヘラザード映像。Shéhérazade - Farukh Ruzimatov & Elena Filipeva, 1/3 ルジとフィリピエワ@ミハイロフスキー劇場だから、以前に見た別のmezzoの映像と同じみたいだけど、こちらは本番前のルジが見られるという嬉しい特典(?)付き。全く同じものだと思って見逃してました。 冒頭から「番組はルジファンが制作したのか!?」と思わせる。カメラはつま先から舐めるように衣装を辿り、すべらかなウエストへ。細いっ!!衣装フル装備のルジが奴隷姿でリラックスしてる。伸びをしたりチラッとポーズの確認をしたり。そのままハーレムパンツを衣装係にチクチク縫われてる。いいな~。 ワタシもロシアでお針子やればよかった。ルジ様の衣装係になるにはこの映像のお方くらいベテランクラスでないとダメ・・でしょうねぇ。 それにお針子がいちいちダンサーに見とれてちゃ仕事にならないし。ジャージ羽織って美しくタバコを吸うルジ。前にもタバコを吸うのにビックリしたけどまだ吸ってらっしゃるのね。ルジなら許す・・・。頭に電飾じゃなくて装飾つけたフィリピエワが同じくジャージ姿でルジとリハーサル♪ゴージャス感とスポーティーな印象はフローレス・ジョイナーを彷彿とさせる。この後は前に見たのと同じ映像でした。前に見たときは、フィリピエワのゾベイダを全然褒めてないのですが(不感症などと失礼なことを<汗)、あらためて見るとやっぱりいいです。映像はやっぱりルジファン目線なのか、シェヘラザードのストーリー紹介(と思われる。なにせフランス語)や、共演インペリアルバレエ(監督タランダ~)等々のスーパーが出て、ゾベイダが鍵を奪いとるところから始まる。その前のフィリピエワの演技はスーパーが流れる間にちょこっと出るだけ。もっと見たかったんだけどな~。 7月の公演とは細かいところが違ってて、またそれも楽しい。ちょっとしたタイミングとかシンクロ具合とか、フィリピエワのポーズの決め方なんかも違います。生で観たせいもあるし、自分のテンションも高かったのもあるけど、7月の公演特に最終日がなんといっても最高でした。映像は2009年2月の公演のものだから、ルジの最近の映像(しかも本番前付き♪)としては保存版です。ルジがなにしろ色っぽくて、他の奴隷がぶよぶよして見えてしまう。腰のしなり具合がフィリピエワよりしなやかだから、しょうがないか。ゾベイダの手がするりと抜けて離れたときの切ない表情に身悶えてるのは自分だけでしょうか。伏せた目のまばたき。ゾベイダの腰にまわす逞しく美しい腕。全身から発するエキゾチックで性的な魅力。ゾベイダを熱くさせる鋭く強い視線。全部ツボです。 ついでに昨年北京でイルゼ・リエパと共演したシェヘラザード映像も見てみたのですが、なんかな~。Ilze liepa & Farouk Ruzimatov Schéhérazadeリエパってしなやかさも色気も全然なくないですか?身体のひねり方もヘン。あまりにカタクて、独りよがりにも見える。ルジとの距離感ありすぎ。さすがの金の奴隷も深みにはまれない感じ。映像は途中までしかなくて、ルジなのに珍しくこの先を見たいと思わなかった。乗り気じゃない(と見える)ルジの奴隷姿って珍しい。背中も腰も固いからだと思うけど膝を深く曲げて後ろに反ってるのも変。サポートしながらゾベイダに迫るはずの奴隷が「やりにくそう」に見えた。前に高くアチチュードした脚を一度膝下だけ戻して(パッセじゃなくて膝から下を畳むだけ)何故か膝をちょっと内側に入れてから後ろにアチチュードするのも不自然に見える。多分股関節で回せないからだと思うけど。奴隷からするりと抜けてゾベイダが立ち上がるところでは、フィリピエワはスッと出ていって、奴隷はその床に残る香りやぬくもりまでかき集めて地面に頭を擦りつけるように伏す。あぁ、なんて奴隷らしい行為なの。リエパはズボンを脱ぐように奴隷から脚を抜いて出て行く。まるで脱ぎっぱなしのズボンみたいな奴隷。なんだか哀れに思ってしまい、そのあとを覚えていない。もう一度再生すればいいんだけどさ~。 この後にもう一度フィリピエワで見てしまいました。やっぱり女性はしなやかでないとね。相手がいいとますます冴える、優美な奴隷姿のルジさんでした。そうそう、フィリピエワとの方は、背中を切られて倒れてから腕で這い、ついに力尽きるまでカメラは微動だにせずルジを追っています。mezzoありがとう。王弟が死体を無造作に転がすところが映ってないので、ゾベイダが何故王の腰から短刀を抜いたか、映像で理解しにくいところが難点。ゆっくり転がされるルジの肢体を見たかっただけかも。
2010年08月09日
コメント(2)
今年はダンサー本腰記念?または出稼ぎでしょうか・・?ルジとヴァイオリニスト川井郁子さんとのコラボ、COLD SLEEPが10月の連日5日間。 最初にこの公演のことを聞いた時は、ものすごく意外に感じて、次になるほどー、と思いました。 確かに彼女なら、コラボに意欲的というか、なんでも合わせてくれそう。「ミューズの晩餐」の番組以外でもあらゆるジャンルの方達と共演してるし、どんな組み合わせにも抵抗がなさそうだもんね。ダンサーと組んだことはあるのかな?確か、かぐや姫だか何かを主題にした舞台もあったような・・。(それって歌とか尺八でしたっけ?) と思ったら、クマテツとも共演したことがあるとか。そうでしたっけ。西島千博さんとも。 フィギュアスケートの荒川静香さんとも。幅広いというか、ある意味こだわりがないというか。 産経ニュースに川井さんのインタビューが載ってたのですが(こちら)、10月のルジとの公演にも触れていて、>>>「体ごと抱え上げてもらいながら弾いたり引きずられながら弾くこともあるかも…」と妖艶な瞳がキラリ。今まで見たこともない現実離れしたステージで観客の五感を揺さぶるのは間違いない。 <<<とあるのですが---、なんすか、それは。持ち上げるのはルジじゃないよね?(おねがひ、冬の全幕前に無理させないで~) 妖艶な瞳がキラリ、か・・。川井さんてちょっと魔性系だよね。いつも口半開きで、あさっての方向見て弾いてる陶酔型と言おうか。別世界にひとりで行ってて、音が別のところから出てる感じ。産経ニュースのインタビューにもご自分で語ってるとおり、演奏中に気持ちが高ぶれば高ぶるほど幽体離脱のように、別の冷静な自分が高ぶる自分を見てるのだとか・・・。 ま、どっか行っちゃってるのはルジも同じか。ルジは物語の世界に行ったきりだったりするしな。 川井さんの話ばかりになっちゃうけど、娘さんがバレエを始めたのをきっかけに、ご自身も始められたのだそうです。そうなると、ルジの踊りの美しさに感化されないはずもなく、ますます昂ぶってマジで幽体離脱してそう。 間近でルジを見ずに演奏に集中できるんだろうか。余計なお世話か。いや、自分だったら演奏どころじゃないなと思って。(それ自体があり得んけど) 最近金欠気味でどうしようかと思っていたこの公演ですが、振付が岩田守弘さんということに気づいて、は~。やっぱり観なきゃだめでしょ。と思い、とりあえずいける日を1日だけ押さえました。 岩田さんの振付がルジの魂に響くものだと疑わず生ヴァイオリンの音色がルジの感性を揺さぶるものだと信じて。うーん、でもこういうのって、踊れば踊るほど深みが出るものだと思うので1日だけじゃ物足りない。というか、変化する全貌が見えないだろうなぁ~。 これって、 ”ヴァイオリンの女神” と ”バレエの美神" 川井郁子&ファルフ・ルジマトフ 1st Collaboration て書いてあるんだけど、この組み合わせでつづいてくんですかね?スパニッシュの次は、こういう感じなんでしょうか?(ってどういう感じだ?) ところでこの間は 「ロシア・バレエの帝王」で、今度は「バレエの美神」ですか。ロシア・バレエの帝王にはかなり抵抗があってどうもしっくり来なかったんですが、どうなんでしょ。「バレエの美神」というネーミングはパクリじゃないのか?(「協力」に光藍社さんとあるので、いいのだろうか?) 美神というのも微妙なんだけど。たしかに神がかり的に美しいし、バレエの神に愛でられた存在だと公言してはばからないけど、いつもいつも神だと思って観てるわけじゃないし簡単に神と表現できるものでもないし。 おっと、ついぐだぐだと書いてしまいました。この人から感じとるものはひとつとして同じものがないので、一言では括れないんだよなぁ。 まるでプリズムのように角度によって透明だったり色彩を強く放ったり光が乱反射するようにいつまでも観ていて見飽きない。不思議に捕らわれて、永遠の迷宮に迷い込んでいたい・・という気持ちにさせる魔力の持ち主なんだけど、やっぱり一言では表しようがないや。 あ、できれば髪形はパンフレットのような「自然すぎてザンバラ」 じゃなくて工夫いただきたいなと。阿修羅のときも、公演前の ”顔に白塗り” 写真にちょっとビビッたけど、実際はなくてかなーりホッとしたっけ。。 どうか、無事舞台の姿を観られますように。 真の表現者、ルジマトフの情熱を引き出す公演であることを願っています。
2010年07月25日
コメント(0)
世の中に、これほど奴隷姿が似合う人もないだろうな。普段は檻の中で足枷なんかはめられてるかもしれないわけで。プライドも捨て去り、不当に生かされているような存在なのかもしれない。 王妃の思し召しにも最初は緊張が解けず粗相のないように、出過ぎないように、仰せのままに自分を差し出す貢物のような忠臣ぶりだったけれど、最終日は視線の交わし方まで所々「すっかり馴染んだふたり」が出てました。 奪い取った鍵を爛々と見る目に、ゾベイダの期待度も相当なもの。同じように待ちわびる観客の視線が一斉に集まり、その気持ちを煽るような音楽に一瞬クラッと。。 檻の奥の美しいブルーから影が現われたと思うや、俊敏な動作で豹のように登場。 一時の解放に、喜び勇んで出てくるそこらの奴隷と違って辺りを警戒する厳しくも雄々しい姿こそ、ゾベイダのお眼鏡に適った、黄金に輝く姿。 さすが金の奴隷。奴隷であって、格が違う。 柱を背にもたれ息の乱れたゾベイダと視線が合うと、じりじりとにじり寄る。その姿を崇め、美貌を賛辞し、 ずっとこうしてひれ伏したかったと言わんばかりに足元に敬意のしるしを表す。 奴隷たる身分と、主人の寵愛を受ける光栄を全身でこうまで優雅に、しかも熱っぽく表現できる人はいないのでは。 最終日は、目が合うたびに口の端で笑ってる。嬉しくてつい出ちゃう、隠し切れない笑みですね。 あらら~、純粋に恋しちゃったか。 だからって呆けたようなマヌケ顔じゃなくてですね、色気で迫るムンムンな浅い男じゃなくてですね、、、うーん。なんと言ったらいいかな。 ゾベイダの求めるものをよくわかっていて 美しさと力強さをサディスティックなまでに追求して彼女を狂喜させることに心血を注ぐ、みたいな。 でも何しろ恋しちゃってるから、厳しい中にも目が緩んでる。 もちろん奴隷であることもよーくわきまえている。叱られた子犬のようなすがる目で、命令されるのを待ちわびてますますイタイケになってる。(マゾだからか?) 享楽にふけるふたりに、舞台端から宦官が現われると、こっちが我に返るほど。 あ。水ね。。。。そうよね、水よね(汗) ゾベイダから与えられる水に、別の意味でもあるかのように一気に飲み干さんばかりの勢い。口元を拭うのももどかしく、ゾベイダの瞳をまさぐるように探し求める。欲しいものを一時も見逃さないように、射程距離に入れてる獣みたい。(すがる目はチワワなんだけど) 下手端っこでイチャイチャしてるのが、3日目はよく見えなかったけど、最終日は奴隷が一部邪魔してたくらいで、ベタベタな二人がよく見えました。ゾベイダに身も心も捧げちゃってる、アナタだけの奴隷、って感じでした。 ゾベイダは奴隷の踊る姿もこよなく愛している。途端に勇ましくなる姿に、ゾベイダでなくても惚れ惚れ。 これも金の奴隷はわかってて、恋焦がれる王妃に見て欲しいと願っている。チワワが黒豹になるなんて、黒豹がチワワになるなんて、反則だもんね。。 宴が最高潮に盛り上がると同時に、シャリアール王が帰ってくる。素早く察知した金の奴隷を奥へと導くゾベイダ。何故ひとりで戻ってきたのだろうか。やっぱり王の前で王妃と連れ添うわけにはいかなかったから・・かな?王の怒りの矛先を、少しでもゾベイダから逸らしたかったから? 死体として転がってる姿が間近で見られたのは貴重でした。3日目は前方の頭達でふさがれてしまったので(泣) 王の怒りを甘く見ているゾベイダは、王が愛した自分の武器を思い出させようとすがる。フィリピエワ、ここでも最高。 たまらず赦そうとする王に、待ったをかける弟。愛人の奴隷を転がして、王妃の不義を知らしめる。 王だって、この奴隷の姿を見たら、王妃がどれだけ溺れたか解ろうもの。 ここで奴隷が大したことないヤツだったら、違う展開だったかも。そんなに淋しかったのかい?とか言って。でもでも、黄金の奴隷じゃね。 怒りも倍増。 このわたしが死ぬのよ、いいの?と詰め寄った挙句どうぞ、好きに。と王に見捨てられたことをようやく悟る。 自害するしか道はなく、決心していく短い時間の中にゾベイダの悲哀がないまぜになる。王に抱えられ、王に愛されたまま命が尽きていく 美しい王妃でした。 死体のルジも、美しい奴隷のままでした。 やっぱり金の奴隷はルジマトフ以外、考えられない。と再認識させてくれた、ルジマトフ本人に、全幕を持ってきてくれて感謝。 4年振りだったんですね。シェヘラザード全幕。 花束攻勢に気づかない振りしてるのは舞台の余韻にまだ浸っていたいから?花束受け取っちゃうと、どうしても素に戻っちゃうもんね。その時の笑顔もまた最高に素敵です。花束渡してみたいけど、やっぱりビビルわ・・・。 そして、ルジマトフの金の奴隷を一層輝かせてくれた、キエフの名花、フィリピエワにブラボーを。奴隷登場前から夢中で見てました。 ふたりの並びが美しいだけでなく演じながら高めあえる、質の高いパートナーシップだったと思います。本当に素晴らしかった。名演でした。
2010年07月17日
コメント(2)
15日の最終日、観てきました。前回のシェヘラザードでもそうだったけど、これの最終公演のあとは何故かお肌ピカピカに♪ 最終日はなにせ席が、いまだかつてないほど前方で視界良好だったもんだから出てくる前から少々緊張した~。イシュクやシドルスキーの位置を見て、「ここまでルジが迫ってくるのか・・」と確認したりして。 シェヘラザードを観てしまうと、もう頭の中はそれだけになってしまって、他のプログラムが吹っ飛んでしまいました。 しばらくこればっかり考えていたい気分。 そうはいっても、阿修羅。なまめかしいったらありゃしない。阿修羅は女人だったっけ?(いやいや) ルジは阿修羅という神の一部ではなく、阿修羅という真理を生きた如来でした。 とんでもなく強い意志をもった男性であるのに、やわらかくしなやかな女性でもあり、そのどちらでもないまっさらな中性的分子にも見える。 その時々によって、筋肉の見え方まで違ってしまう。スポットライトに照らし出された姿は、闇に浮かびあがる仏像そのまま。 なめらかで複雑な曲線を描く長い腕、細く伸びる指先。息詰まるような抑制された動き。 淀みなく動く軌道が美しくて目が離せない。 露わにした感情も、切ない顎のラインにも思わず漏れる声を聴いたような気になる。 生身のダンサーなどということは忘れ、もはやインドの美しいアスラ神にしか見えない。顔に描かれた赤い染料がこの姿にしっくりくる。イスラムの香りのする衣装や装身具も浅黒い肌の上で生まれたときから装着されているように馴染んでいる。後ろで結んだ髪にあしらった、動きに合わせて揺れる飾り紐。 すべてが似合いすぎます・・・・・・・。 舞台に立つのはただひとりなのに、空間を支配する力がすごい。 あの身体的魅力なくしては創造し得ない究極の阿修羅像だろうなぁ。 阿修羅だけでいつまでも夢想できそうです。
2010年07月17日
コメント(0)
饗宴?いや、共演なんだけど、宴でもありました。気を取り直して、雑感を。「眠りの森の美女」よりローズ・アダージョ音楽:P.チャイコフスキー 振付:M.プティパナタリア・ドムラチョワ4人の王子:セルギイ・シドルスキー、イーゴリ・ブリチョフ、 オレクシイ・コワレンコ、チムール・アスケーロフドムラチョワはお人形さんみたい。メイクが濃くて笑ってるのか目を伏せてるのかわかんないのがもったいない。 王子が差し出す手をチラとも見ないので、ホント、お人形さんみたい。全幕で見慣れてるせいか、王子たちに恥らう様子もないオーロラというのは少々物足りなさを感じる。あぁ、今度の冬はマールイで眠りを観られないんだよねぇぇぇぇ。欲求不満。「侍」 音楽:鼓童 振付:M.ラブロフスキー岩田 守弘うーむ。ラブロフスキーの振付が自分にはピンとこないのと、岩田さんの良さってこれで生かされてるんだろうかと思ったり。ルジに阿修羅を振付けてくれた岩田さんですが、この後究極を観ると思うと、オリエンタリズムという点で「かぶってるよ」と思ったり。「海賊」よりパ・ド・トロワ 音楽:R.ドリゴ 振付:M.プティパフィリピエワ、シドルスキー、イシュクシドルスキーはTOKIOの松岡くんの顔のパーツを中央に寄せた感じ?身長も体形も(顔も)ものすごい縦長。長身で音にピシッと合わせてくるので、小気味いい。若干アゴでリズム取ってるときがあったよ。。イシュクは身体つきが華奢でアバラが寒々しいので、なにか衣装着せたほうが彼にはいいかも。シドルスキーを守る役目にしては頼りないけど、身軽ゆえのテクニックは前回見たゴパックと同様、ソロでは十分魅せてくれました。。フィリピエワをリフトするのは「重荷」って感じでした。メドーラをリフトして中央でわりとすぐ降ろしてしまう。(ルジならここでアテールからルルベするんだよな~)そのあとのプレパレーションでちゃんとシンクロしてほしい。 フィリピエワは音に乗って軽やかで美しく、シドルスキーにリフトされると一層華やか。(シドルスキーだと安定感が違う) グラン・フェッテは1回1回同じところにピタッと戻ってくる。なにより笑顔が素敵。「阿修羅」 音楽:藤舎名生 振付:岩田守弘ルジマトフなんというか、存在感が一層厚くなったというか、回を重ねるごとに阿修羅神そのものになっていくというか、一体化しちゃってる感じ。3回目の11日、今回では初めてオペラグラスで表情を覗いてみたら、ますますその感じが強まり、薄闇の中に不思議なほど強く白い閃光が瞳に宿っていました。流麗な動きはまるで墨を流しているよう。鋼(はがね)のように強靭な肉体が次第に覚醒し、静から動へ。阿修羅の生を考えれば、さまざまな葛藤、正義という名の威信、盲目の愛情、怒り、理不尽な敗北感、すべてを手放した悟り、などが込められていて、これまではその感情を感じとろうとしていたけど、なにもかも超越しちゃったように、すべてが混然とそこに在って、すべての要素と絡み合っているかのようでした。感情はひとつではない。これまでのすべてが投影されるものだということかも。もちろん、その時々の表情には様々な感情が交錯してる。その一瞬にハッとしたり、変化する様(さま)に見とれたり。その姿はひたすら美しく、足先まで意思を持った植物のツルを思わせる、祈りの神でした。家に奉っておきたい・・・。「ディアナとアクティオン」 音楽:C.プーニ 振付:A.ワガノワドムラチョワ、岩田 守弘ドムラチョワはこっちの方が伸び伸びとしてました。難を言うなら、岩田さんのサポートですかね。2日目はタイミングが合わずにドムラチョワがガクッとつんのめりそうになって、ヒヤッとしました。3日目は修正してきたようですが。これもルジのデフォルトが高度すぎて、誰を見てもダメなんだわ。。。「ライモンダ」よりグラン・パ・ド・ドゥ 音楽:A.グラズノフ 振付:M.プティパ吉田 都、テューズリー→シドルスキーキエフバレエ 都さん、さすがのプリマオーラ。なんでこの人は、見るだけで人を幸せにするんでしょう。テューズリーとのペアで観たかった!!ロイヤルの至宝とも言うべき存在感。(ロイヤルの女王ってのはちょっと違うよな、さすがに)このまま全幕が観たくなってしまった。嗚呼。。。
2010年07月11日
コメント(0)
そもそも今回の公演のタイトルすら前回の記事に書いてなかった。(T▽T)(なので、あとから付け加えてみました・・) 「バレエの神髄」 でした。タイトルは嘘じゃなかった。 阿修羅とシェヘラザード。どちらも極めつけで、他のキャストでは考えられない。 常々ルジは正反対の性質をも同時に持ち合わせている、特異な人だと思ってたけど、どちらの世界にも、深く深~く、自らが入り込み観客も連れて行ってしまう稀な人です。 今読んでいる、ヴァイオリン演奏の本に、「音楽」を語っているけれどもすべての表現者に当てはまる言葉がありました。 『白髪になる思いをすることなく千人の聴衆に向かうことのできる演奏家とは、才能のある天真爛漫な人物か、あるいは人生をかけて経験を積み、自己探求をかさね、みずからの純粋な気持ちにたどりつくことができた人物かのどちらかです。この純粋な気持ち、つまり雑念や私利私欲が浄化された心から、懸念が生じることはありません。ここに音楽はひとりでに歌い始めるのです。しかしこの境地にまでたどり着ける人は非常にまれであり・・・』(ここで言う懸念とは、失敗することの不安や怖れのこと) その稀な存在に接することも、また稀な機会と言えるかもしれない。 この境地に達してる人の語るものは、ただただ感じることで満たされてしまう。でも、何を感じているんだろうかといえば、彼の放つエネルギーであったり、繊細な感情の波や豊潤な香りであったり、はりつめた空気感であったり。視覚的にもノックアウトされ、忘れていた感情に火がつく。 彼の才能は、前述した本のとおり、鍛錬と人生のすべての経験の上に生まれた純粋な心から発揮され音楽を奏でるようにひとりでに踊りだす。 そんな人の舞台に圧倒されつづけてきたけど、まだこの先の先が観たくてたまらない。正直な話、ここ1~2年を考えると、(怪我とか年齢とか)この時点でそう思うとは、思ってなかった。この先観られる限り、大切に観ていこう。じゃなくて、またすごく未知なものに触れたくなってる。 ルジが登場すると、舞台上と観客の間に、いい意味での緊張感が走る。期待感を軽く蹴飛ばすくらいの、ものすごいオーラに、観てるほうも無心になってしまう。 そのとき何が起こっているかって、フシギ体験みたいだけど、「気の循環」 といえるかもしれない。 途中、軽く放電で火花が散ったり、ぐるぐる血が巡る感覚を覚えたり、感情がざーっと流れていったり。これ、誰しもが感じること? 今日は3日目を見終えたところ。胸騒ぎみたいにずっとどきどきしてる。大阪と福岡は行けないから、どんな様子か知りたい~。 それにつけても、フィリピエワのゾベイダ。ブラボー!初日以外は今のところ、オレンジベージュ系のハーレムパンツでした。ゾベイダもそりゃ着替えるよね。 ルジは・・・・・・・言葉もありません。ずっと観ていたい。今はそれだけです。
2010年07月11日
コメント(2)
![]()
はっ。タイトルから意味不明だ。暑い夏にぴったりですね~。うだるような暑さが、気だるいハーレムで繰り広げられるあれやこれやに。 今日はご機嫌♪ です。 気に入らなかったのは、テープの音楽くらいかな。あ。あと阿修羅の途中で二度も鳴った携帯ね。 いやもう、そんなのウッチャッて、流れるような麗しい奴隷の生き様(死に様?)にお目にかかれて光栄です。フィリピエワのゾベイダはやる気満々(?)の真っ赤なハーレムパンツ。髪飾りは電飾かと思うほどギラギラしてる。尊大に構えてたはずが、お気に入りが出てこない。ちょっと、私の奴隷が出てこないじゃない。鍵をおよこし! 鮮やかな色彩の舞台に、黒光りする金の奴隷が滑るように登場。映える~~~ !!静かな動作に見えるくらいなめらか。 ゾベイダを見つけて隆起した筋肉から湯気。。。 じりじりと近づく視線が太く絡み合う。 ゾベイダに触れ、崇め、ひれ伏す奴隷。優美だ・・・・。正しい奴隷の在り方とはこれこの通り。ガッツクなんてお下品な。主従関係と愛人関係の曖昧な狭間。 誘うゾベイダ。上から目線だけど、渇望もしてる。 二人の関係は、どんどん濃く練れそうな雰囲気。絡む視線はこの先のドロドロを秘めてる。だけどまだ理性を保ってる。呼吸だけが荒くて、抑えているけどうんと奥に火種がある。 フィリピエワのゾベイダ。見くびってましたが、かなりイイです。仰向けに横たわったゾベイダに奴隷がキスをして、ハッとするように奴隷がうろたえその場を離れますね。ゾベイダはそのあとスローモーションで身をよじってます。 奴隷を見る目もいい。挑発し誘惑し命令し愛でている。その目に奴隷が吸い寄せられてしまう。 この奴隷は絶対マゾです。 従うことに喜びを感じてる。 ゾベイダの足元に飼い犬のように従い寄り添い、頭(こうべ)を垂れる奴隷。その頭をやさしく撫でまわすゾベイダ。頭、肩と触れる仕草はペットを可愛がる主人そのもの。ゾベイダの正面に立ってまっすぐ見つめるルジの姿は、これが奴隷だってことを忘れてしまう。 舞台中央で脚を頭上まで蹴り上げるのが、カッコよすぎ。もっと蹴って。どんどん蹴って。こうやって群舞がぐるぐる盛り上げてくれる中央に立つルジの奴隷姿って、めちゃめちゃ素敵。やっぱり全幕だと盛り上がるな~。すっかり背景色になってるその他大勢の奴隷たち。ありがとう。全く目に入ってなかったケド。 まー、まだまだ公演はつづくので、今日はこの辺で。(中途半端すぎか?) テープの音楽が酷かったので、家でCDかけて耳直ししてます。ゲルギー指揮キーロフ歌劇場管弦楽団のがお気に入り♪ワレリー・ゲルギエフ(cond)/リムスキー=コルサコフ: 交響組曲 シェエラザード ボロディン: 中央アジアの草原にて/バラキレフ: イスラメイ(CD) 2010年7月8日 【バレエの神髄】@文京シビックホール
2010年07月08日
コメント(2)
来ましたよ~。ついに待ち焦がれた日が~。頬がゆるむ~。嬉くてテンソン上がるわ~。(~~が多くて、浮かれとるな) うう。ニヤけてしまう。 光藍社さんのサイト見て一瞬びびったわ。「バレエの神髄」出演者変更のお知らせなんて書いてあるから、ぎょっとした(汗テューズリーが怪我で出られないって・・・。観たかったのに・・。都さんとのライモンダ。でもごめんね。テューズリー。 ルジじゃなくて、心底ホッとした~~~。 「もしも、ルジがバレエの先生だったらどうする?」なんとも刺激的な質問をしてくれた友人。 そりゃぁもう~●×$☆ゞдでしょっ。 <息上がって意味不明瞳孔は開き、多分棒立ちのまま、食いついてるだろうなぁ~。(視線がね)手を取って直されたりしたら、どうする?って、あんた。。。あわゎゎゎゎゎゎゎ わぁ~~~ ☆▽★~~。。 <魂抜けて昇天 想像するまでもなく、血が逆流。毛穴開いたよ。毛穴。 こんな調子で、明日は金の奴隷姿のルジをちゃんと観ていられるんだろうか。甚だ疑問なりよ。 初日だからやっぱ抑え目なんだろうか。それとも野獣なんだろうか。背中と言わず首筋と言わず色気がダダ漏れてるんだろうか。金ラメ塗りたくりだろうか。従順な僕(しもべ)なのか。どんな目つきなのか。 はー。妄想モードでリキんでたらしく、肩こってしまった。これだけでご飯食べるのも忘れてしまいそう。 舞い上がったまま、明日は仕事にならないけど、とっとと片付けなくちゃ~。頑張るわ~♪♪ ^ - ^v
2010年07月07日
コメント(2)
今日はファルフ・ルジマートフの誕生日 さらに満月であり、月食の日でもありますきっとルジの頭上にも強力なパワーが降り注いでいるでしょう さらに昨日から今日にかけては惑星が十字型に並ぶグランドクロスの日だそうです 夏至からこっちずっと押し込めてきた隠してきた感情が一気に開放されている、らしい 踊ることに専念して自分を解き放つ彼を守護しているかのような惑星の祝福・・に思えてならない ルジは芸術は心が震えるものだと教えてくれた それまでは 素晴らしいと感じる素養がなかったのか そうじゃなくて本物に出会ってなかったから 突然の雷に打たれたようにはっきりとその時目覚めてしまった 本物とは人をそんな風に揺り動かすものなんだ その時の衝撃は忘れられず そのまま追い求めて5年以上 誰かのファンで居つづけるって幸せなことなんだ きっと永遠に 誰も代わりになれないただひとりの特別なダンサー ファルフ・ルジマートフに無限の幸福と祝福を
2010年06月26日
コメント(2)
まさかまさかのルジ全幕出演オンパレード!望んではいたけど、まさか踊りまくりのルジが戻ってくるとは~~。しかも、ドン・キホーテご出演って・・・・あまりの吉報に腰砕ける・・・ルジ・ファンとしては、これを生で見ずして死ねないと思っていたんですよ~。愛しのバジルに本当に会える日が来ようとは。これ、なんかのご褒美ですか~?嗚呼、望みを捨てないでよかった~。も・・・今日から毎日夢で妄想していたい。ドン・キのほかに、ジゼル、白鳥の湖、と3演目、計7公演ご出演なんてっ。(1回は大宮)そりゃー、せめて1演目だけでも!とは思ってましたよ。全幕の出演には慎重だろうし、よっぽど踊れる確信が戻ってなければオファーがあっても断るんじゃないかと。いや~、光藍社さんのサイトを空しく日参してたけど更新の気配もなかったのに、お誕生日前にすごいサプライズを用意してくれたんですね~。てっきり来月の公演に予告が出るんだと思ってたわ。ちょっと久々に心拍数上がりました。今からこんな調子で大丈夫かな。会場で過呼吸か酸欠どっちかで倒れそうです。ロシアのファンも来ちゃったりして。もう、こうなったらファン皆でルジ祭りを祝おうではないか!(どーやって?)大宮はさておき、白鳥の湖は相手役が2回ともペレンですか。いや、ペレン大好きですが、シェスタコワとは?(大宮でやって~)ドン・キとジゼルの相手は未定。キトリは誰だろう?レドフスカヤを呼んでもらうとか。ペレンも前の厚化粧キトリじゃなければいいよ。(何故、上目線?) そうだ、エフセーエワは?お願い、呼んで~。エスパーダにはシヴァを! 子犬バジルは、たふたふのお袖でしょうか?笑顔満開のくしゅくしゅ巻き毛の楽しくてスキップふんじゃいそうなバジルでしょうか?カスタネットのバジルに、狂言自殺のバジル。。。。居酒屋でランラン踊るバジル。。。。どーしよー。 とても冷静じゃいられない!鼻息、もとい、息づかいが聞こえるほど近くで観たい。しかし、ドン・キとジゼルの会場はオーチャード。悩む~。 とりあえず、DMチラシが楽しみです~^^2010年12月8日(水) 18:30 東京文化会館 ロミオとジュリエット ペレン 2010年12月9日(木) 18:30 東京文化会館 ロミオとジュリエット ヤパーロワ 2010年12月23日(木・祝)12:30 東京国際フォーラム(A) くるみ割り人形 ヤパーロワ 2010年12月23日(木・祝)16:30 東京国際フォーラム(A) くるみ割り人形 シェスタコワ 2010年12月25日(土) 12:30 東京国際フォーラム(A) くるみ割り人形 ロマチェンコワ 2010年12月27日(月) 18:30 オーチャードホール ジゼル ルジマトフ/未定 2010年12月28日(火) 18:30 オーチャードホール ジゼル ルジマトフ/未定 2011年1月4日(火) 12:00 東京国際フォーラム(A) 白鳥の湖 ボルチェンコ 2011年1月4日(火) 17:00 東京国際フォーラム(A) 白鳥の湖 ルジマトフ/ペレン 2011年1月6日(木) 18:30 オーチャードホール ドン・キホーテ ルジマトフ/未定 2011年1月7日(金) 18:30 オーチャードホール ドン・キホーテ ルジマトフ/未定 2011年1月8日(土) 13:00 東京国際フォーラム(A) 白鳥の湖 シェスタコワ 2011年1月9日(日) 13:00 東京国際フォーラム(A) 白鳥の湖 ルジマトフ/ペレン 東京近郊公演:2010年12月11日(土) 15:00 千葉県文化会館 くるみ割り人形2010年12月12日(日) 15:00 パルテノン多摩 くるみ割り人形2010年12月16日(木) 18:30 練馬文化センター くるみ割り人形2010年12月18日(土) 13:30 グリーンホール相模大野 くるみ割り人形 2010年12月24日(金) 18:30 神奈川県民ホール くるみ割り人形2011年1月2日(日) 15:00 大宮ソニックシティ 白鳥の湖(ルジマトフ出演) それはそうと、眠りの森の美女はないの!??
2010年06月16日
コメント(2)
5月のみのイベントでヴァリエーション・レッスンのクラスが追加されたので、嬉々として通ってます♪これが楽しい~~~。初めの2週はくるみ割りの金平糖の精。観てる分にはキラキラ感がないとか華がないとか、ケチつけるのは簡単だけど、実際、踊りでキラキラさせるって難しいーーーーー・・・・・・・・・・・・・・。でもま、趣味の世界ですから。全身鏡に映る自分の姿にももう慣れたし。キラキラ感を出したい動きに今ひとつなものを感じつつも、最後まで振りを流れで覚えて音に合わせることができたので、良しとします。当然ですが、優しい振り付けにしてあります。とはいえ、ルルベ状態が多用された振りだったので、軸を感じることに集中しました。3週目の今日はまた内容が変わって、今度はジゼルのペザントのヴァリエーション。前に進むシャッセ2回、ピケ・アチチュード、後ろシャッセ2回でピケ・アチチュード。後ろに下がりながらシャッセ、って、いと難し。後ろアチチュードをすぐ後ろ5番に入れてアッサンブレで向きを変え、すぐシソンヌ・ウーベルトでまた向きを変え、すぐパドブーレ。ルルベのまま最後の脚をクッペから前に出してシュスーしながら片手を口元からキスするように前に差し出すところまで。がまず最初の流れ。途中で脚がわからなくなったりして初めはかなりバタつく。向きを変えながらのシソンヌ・ウーベルトは、アッサンブレで閉じたのをパッと開いたような感じ。動脚と同じ側の手を後ろに引いて重心をとると安定してきれい、と先生のアドバイス。動作が速いのに、ホントに安定する!アドバイス前は、おっととととと・・と・・と・・だったのに。アッサンブレ以降がすべて速い。しかも右でこれをやったらシャッセのところに戻って左、右と3回繰り返すから、音に遅れると永遠に遅れてしまう・・。曲はわかるので(何しろ、ジゼルだ)、そうそう、そうだった、こんなテンポだった。と思えるのは救いです。これを何度も繰り返し練習したあと、「グリッサード、グランジュテを片足プリエで着地」を3拍で交互の脚を入れ替えながら3回、左右変えてさらに3回。着地する脚と反対の腕を前へ伸ばす。先生の背中の使い方がきれい。 最後はピケターン9回。ピケターンはパッセをはさんでよくレッスンでやってたけど、今回はテンポが速くずっとピケターンの連続。意外とできるもんで、ちゃんとナナメに横切れました。最後に通しでやったら、初めの一番難しかった部分が何故かできるように・・・。フシギ。来週につづくので、お家で復習せねば。内腿が痛いです。。。。外腿は無痛なので、ちゃんと内腿が使えてるってことですよね。クールダウンをしっかりやらないと、明日の通常のレッスンで足攣りそうです。 背中全面をものすごく使ったらしく、腕を支えるあたりが特に筋肉痛です。臀部(お尻)もイタイ。ふくらはぎも・・って全部じゃん。
2010年05月22日
コメント(0)
5/7にみなとみらいで諏訪内さんのショスタコーヴィッチ・ヴァイオリン協奏曲第一番を聴いて来ました。共演はユーリー・バシュメット率いるノーヴィヤ・ロシア響。 諏訪内さんを聴くのは 11月にブラコンを聴いて以来なので、ちょっとお久しぶり。ブラコンはね~、不幸なことに前月にテツラフさんの怒涛のブラコンを聴いてしまったので、諏訪内さんはキレイすぎるとさえ思えちゃったのよね。逆に聴きたかったな~。ブルッフはどーーーしても聴きたかったけど、行けなかったんだよね。素晴らしい演奏だったようなので、本当に悔やまれる。。。。。。。 さて、今回のショスタコはまったくの初めて。予習なし。系統としては、ショスタコは「特に好きでない」分野に入ります。この曲をつくった時代の背景とか、それゆえの重々しく悲痛な感じとか、一応の前知識だけ。好きならきっと初めて聴いてものめりこむだろうと思って。まー、ちょっとくらい音を聴いといてもよかったかもね。超絶技巧すぎて耳が慣れなかったし。オイストラフに献呈されたという、テクを駆使した曲。弾くものを容易に曲の世界に踏み込ませないほど超難解。 聴く者も1回じゃ容易についていけず・・・って感じ。んー、でも、聞き込んだら味が出てくるような気がする。不協和音的な音がアップテンポで続くので、アンバランスで抑圧された精神状態のようでどこか居心地が悪い。どこにも逃げられない閉塞感や、壁の中を渦巻いているような感じが一種の焦燥感を煽る。諏訪内さんは、そりゃーもう見事な弾きっぷりでした。速いとか凄いという次元を超えてる。唖然・・。こんな曲、つくるほうもつくるほうだけど、弾く人がいるんだから驚き。第3楽章のカデンツァはとても長く、たっぷりと聴かせてくれました。重く抑制された音は心の低いところから攻められてるようで、根底に抱える深い思いが広がっていきました。忙しい前楽章とは打って変わって、美しい旋律を十分に音を鳴らし、力強い精神力と意思でゆっくりと前進する「夜明け」や「幕開け」の序章のようでした。どこからが第4楽章だったのか、切れ目がないので記憶もナイけど(笑)、多分独奏が終わったところだろうな。 今回諏訪内さんのアンコールはなかったのでちょっと残念。もしまたショスタコを聴く機会があったら、ちょっと予習していこう・・。 後半はチャイコの悲愴。バシュメット談によれば、「伝統的ではない解釈」の悲愴だとか。きっとチャイコならこうしたかったに違いないと思うことを表現したそうです。演奏前にプログラムで読んでいたのでどういう解釈なのだろうと期待半分で聴きました。第一楽章はいい感じだったけど、第2・第3楽章で失速したのか、アンサンブルにばらつきがでてきて音の頭だしがメタメタだった。第4楽章の最後、暗く消えていく音もいまひとつ。(思わず、あれ?こんな終わり方だった?などと思ってしまった)悲愴はマエストロ・アニハーノフの演奏がマイベストなので、やっぱりハードルは高かった。アニハーノフがレニングラード国立歌劇場管弦楽団の主席指揮者として録音したCDのプログラムノートに、ロシア語のこのタイトルには日本語の「悲愴」とは違った意味合いがあると書かれてあり、それ以来、日本語の「悲愴」から連想するイメージは持たないようにしている。曰く、ロシア語のこの言葉は正確には、「熱情」とか「強い感情」という意味になり、人生への恐怖、絶望といった内的感情を抽象的に表現していると言ったほうが適切だろう、というもの。物悲しく痛ましい感情が曲を覆っているようだけど、力強くたぎるエナジーも感じる。恐怖や悲劇、絶望からまさに生きる熱情と強い感情が噴出す場面もある。最後には終焉を迎えるように消えて入ってしまう。その音が去ったあとは、屍として横たわっているような虚脱感。そうなればこそ、無音となった静寂が生きるんだけどな。途中のバタバタ感のせいか、なんとなく最後まで締まらない印象でした。バシュメットはヴィオラで諏訪内さんとモーツァルトのコンツェルトを弾いたのがとにかく印象に残っているので、指揮よりもやっぱりヴィオラで聴きたかった。 えーと、次の諏訪内さんの演奏は、11月のシベリウス!しかも共演はゲルギエフ指揮によるロンドン響!ゲルギーだよ。いや~、楽しみだわ~。どんなシベリウスになるんだろう~?いいんだろうな、やっぱり。きっといいに違いない。諏訪内さんを襲わないでね。まるっきり美女と野獣だよな~。 5月7日 国立ノーヴィヤ・ロシア交響楽団 @みなとみらいホール 【曲目】ショスタコーヴィッチ:祝典序曲 Op96ショスタコーヴィッチ:ヴァイオリン協奏曲第一番 イ短調 Op.77チャイコフスキー:交響曲第六番 ロ短調 Op.74 「悲愴」【アンコール】ブラームス:ハンガリー舞曲 第一番オリヴェイラ:ティヨティヨ
2010年05月09日
コメント(2)
久々に 「しばし安静」 を命ぜられてしまい、こんだけ痛けりゃおとなしくしてますよ。って感じだったので、昨日はほぼ一日寝てました。今日はちょっとマシらしいので、恐る恐る掃除機をかけてみました。(掃除機かけるのって腰痛には激務に等しいので調子悪いとできない・・・)どうやらなんとか大丈夫そうでホッとした~。GW中に鍼打ってもらって、その時に「無理しないでなるべく安静に」と言われたのに、「ちょっとくらいは無理してもいいですよね?」などと完全否定されないことをいいことに、翌日バレエのレッスンに出かけてしまったのでした。レッスンはなんとか終了したけど、前屈がぜんっぜんできなかった・・。海面であっぷあっぷしてる人みたいで、これ以上折り曲がらない腰を無理やりソレらしき方向へ持っていこうとあがいてました。これが腰にいい訳はなく・・・・・・・。ちょっと腰動かすだけで関節がパキパキパキッ。軽いものも持つ気がしないし持てる気がしない。あー、滅入る。一週間で元に戻るかな~・・・。やっぱり日々ストレッチしとかなきゃいかんな~。戻ったらやろう。絶対やろう・・・。そして今日。掃除もして洗濯もしたけど、腰もそんなに重くない。よっしゃストレッチ!やり過ぎないように慎重に。まずはゆるゆるな動きから。ゆるゆるがスムーズにいかないところ、なんかひっかかるところがなくなるように、時間をかけて。お尻も固いのでここも念入りにストレッチ。腰痛持ちは股関節が固いって言われるけど、股関節だけのわけはなく。膝の裏も始めは全くと言っていいほど伸びなかった。座った状態で足の裏を両手で上からつかんで膝裏を伸ばして、と言われても「それ、どーいうこと!?」だったのが、今は普通にできるだけ進歩したようです。開脚180度でぺったり床に上体をつけるのが夢。最初は頑張っても90度だったんです。上体はまるで前方にいかないので、「この人は何をしてるのか?」と先生は思ったことでしょう。(悲)先週調子が悪いながら、135度は開いてることに気がつき、ちょっと嬉しかった~。横で180度ぺったりな人が沢山いて、そのまま足を閉じてうつぶせになれるんですよね~。いいな~。今日は無理せずゆっくりゆっくり、でも135度は開いてました。諦めずにもう少し頑張ろう、自分。 筋力をつけるために受けてる「ボディ・コンディショニング」のクラスの先生が、実はバレエの先生だったとつい先日知りました。モダン・バレエが専門らしいですが。どうりで!バレエに使える筋力を鍛えてくれるクラスだな~と思ってたんですよ。腹筋ばかりでなく、背筋をつけないとバランスが悪くなるので、背筋を使えるようにしたい。でも自分でやろうとしてもツラいポーズは長続きしないし。ちょっとキツイけど、いつも「バレエ向きだな~」と感じながら受けてたクラスだったのです。多分このクラスのお陰だと思うけど、この前バレエの先生が私のお腹を触ったときに「うわ、固~い!これヨガ受けてるから?」とびっくりしてました。傍に居た生徒さんが、「私、ぶよぶよ~」と言って大ウケしてました。ま、それだけ鍛えても腰に来るときは来るのよね。腹筋といえば、よく海外の通販で腹筋を鍛えるグッズが次々に宣伝されてるけど、腹筋だけじゃダメだと思うんだよねぇ。人は背筋の方が腹筋より1.5倍強いのが理想らしいし。個人的にはああいう器具使って腹筋が妙に割れすぎてるムキムキなのはどうもな~。人それぞれなのでいいんですけど。人のことは置いといて、自分の腰です。よく腰痛体操といって腰をゆっくり水平に回す運動がありますが、腰痛持ちなら必ずと言っていいほど医者なり整体師なりに指導されるやつですね。昨日はこれをどんなにゆっくり回そうとしても、痛くて仕方なかったのですが、今日ストレッチを終了してこれをやっても大丈夫になってました♪前屈も、ちゃんと腹筋で支えて痛みなく床まで辿りつけました。調子のいいときのように、辿りついてから更に腰を伸ばして下へ降りていく感じができました。調子悪いと、頭を下に突っ込める気がしない。(誰か~、担架持ってきて!という気分)この調子で無理しない程度にストレッチを続けようと思います。これで今週末もレッスン行けそうだ~♪
2010年05月05日
コメント(0)
無意識に意識しないようにしてたのかな。レッスンでバヤデルカの曲が流れてくると、それまでは 「わ~い、バヤデルカ♪」 で済んだものが、この前は不意に青のソロルがフラッシュバックしてしまい、きゅきゅーっと胸が、、、。む、胸が痛い・・・・・・・・・・・・・・・。もうどんなに望んでも観ることが叶わないから、今まで平気を装ってたのかも。って気づきました。好きなのにそうでもないフリをしてた気分。これからも蓋を閉じて慣れてしまうのは嫌だな~。全身全霊をかけた舞台を観てきたのに、観ないでも大丈夫なんて、そんなの嘘でしょ。あ~、ソロルが恋しい。 で、当のルジですが、7月のシェヘラザードの追加公演にくわえ、10月にも来てくれますよね。岩田さんの振付なので楽しみです。ヴァイオリニストの川井郁子さんとのコラボという新しい?試み。 川井さんはルジのファンだとか。そうでしょうとも。マールイの冬公演は出てくれるのかな。願わくば、ドン・キを一公演だけでもいいから、ルジのバジルで観たい。。。。。。。。観たい観たい観たいよぅ。。。そんでシヴァコフも出ずっぱりになるくらいキャストして!最近You Tubeに投稿されたルジのリハーサル映像はファンならすでにチェック済みと思いますが、アスィルムラートワを差し置いて美しすぎる20代のルジにかなり萌えます。2/3, 3/3でバヤデルカやジゼルの練習をする様子は言葉なく見とれます。こんな映像を後生大事に持ってないで、どんどん放出してほしい。お願ひ、誰かDVD化して~。1/3 Very Rare Kirov Mariinsky Ballet Rehearsal Ruzimatov Selyutsky2/3 Very Rare Kirov Mariinsky Ballet Rehearsal Ruzimatov Asylmuratova Selyutsky 3/3 Very Rare Kirov Mariinsky Ballet Rehearsal Ruzimatov Asylmuratova Selyutsky
2010年04月19日
コメント(2)
調子いいからと調子にのると、がっつり調子をくずす腰とつきあいつづけて早何年。先週は腰にぐるっと鉄の錘(おもり)がついてるみたいにぎしぎししてて、前屈が全然だめ。それ以前に靴下が履けない・・・。(かがめないから)やばーい。とにかくまず痛みとらなきゃ。とマッサージと鍼を受けたら、どうもいつもより酷かったらしくて、一回じゃすっきりしないので一週間空けてもう一度行ったら鉄格子みたいな重さは取れて、帰りの身体が軽~い。この世にマッサージや鍼や整体がなかったら、もう私耐えられません~。バレエの先生がこの前ぎっくり腰になってしまったのですが、その回復の早かったこと。ぎっくりやったその日に無理してレッスンに来てくれた先生。それでもちゃんとレオタ着てたのがえらい。ちょっとギクシャクしてる先生も可愛かったけど痛々しかった。次の週にはいつものしなやか~~~な先生に元通り。超音波と整体でばきばきっとやって直っちゃったそうです。腰痛持ちはやたら親近感が沸いてしまう。思えば若い頃は自分の体力を過信して、ロクにメンテナンスなんてしてませんでした。若ければそれでもなんとかなったものが、無理がきかなくなって、ある時ついに身体が悲鳴をあげて壊れてしまいました。そこでやっと、このままじゃマズイと気がついたんですよね。無理をしてまたどうにかなるのが怖くなってしまった時もあったけど、やっぱり動かさないと固まるばかり。でも対処療法ばかりでは、マイナスをゼロにもってくるだけでプラスまではなかなか行かない。できればメンテのためにもうひとつ始めてみたいことがあるのだけど、試しに一度行ってみようかな。。。ホットヨガとバレエを続けてるお陰で、腰痛持ちである今の方が、学生の頃よりずっとバランスがいいし不調にも敏感です。まだまだ使える身体をつくるのは可能だと思っています。もうこれは趣味の域に入ってます。それもこれも、動けなくなった経験があるからだと思います。無謀だと思ったバレエを始めたことで、希望値が高くなったせいもありますけどね。なにしろ常に軸を意識するし、あのポーズになるのにコレもアレも足りないと自覚することばかり。それが楽しくてしょうがないんだから、やってみなくちゃわからないもんです。昨日鍼を打って復調したばかりの今日、山歩きに行ってきました。これも趣味のひとつで、季節のいいときに森林浴とちょっとウォーキングのつもりが、気持ちよさそうな横道に誘われていくと何故だか山登りになってしまう、ワンダーフォーゲル部もどきの、気持ちはゆるゆるの集まり。(しかし、全員元運動部でつい燃えてしまう・・)秩父は芦ヶ久保に着いた時点でかなりの癒されモード。ここは桜が今満開で、山々が芽吹いて霞がかかったようにパステルと新緑の世界。お天気は最高。景色は素晴らしいし、初心者用コースって嘘だろ・・というところも多々あるけど、こんなにいいなら季節ごとに来てもいいな~。上級者はハイキングコースに行くのか、全然混雑してないので、のんびりまったりと満喫できました。足のスネがちょいと痛い・・。
2010年04月18日
コメント(2)
元T-BOLANのヴォーカル、森友嵐士の復活ライブに行ってきました。いや~、好きだったんですよね。 嵐士の声。CDずっと持っててずっと捨てられませんでした。ライブは行ったことなかったけど、今回復活するって聞いて、すごーく嬉しかった。90年代前半、WANDSと並んで突っ走ってたな~。WANDSも好きだったけど、断然T-BOLANが好きでした。いまやクラシックに嵌ってるけど、そもそもロックなバンドは結構好きなんですね。森友嵐士の何が魅力って、独特の声。ハートの底から湧き上がるような、骨太な、祈りのようなうねる歌声。ソウルフルでハードで、それでいてピュアな部分もあって。シャウトする時の魂をぶつけるような声は、これ以上ないくら男性的。いかにもヴォーカリストであり、そのために生まれてきたような人だと。CDのジャケット写真だけ見ても、カリスマ性がすごい。音楽にこだわって、音にこだわって、とことんストイックに突き進んでる感がありありでした。歌詞がまたいいんですよね。ほとんど嵐士が作詞・作曲というのもすごい才能だと思うんだけど、言葉の使い方が絶妙で、それだけ見ていても、この人は本当に感性が鋭いんだな。って思います。例えば・・ ♪ 持て余す グレイの 吐息に 優しさが 痛みに 変わるようさ 後悔という 想いがあるならば それは出逢い (わがままに抱き合えたなら) ♪ すべての明日は いつだってきっと君の味方さ 夢かなう日まで 今はここでそう Bye For Now (Bye For Now) ♪ おさえきれない この気持ち 今 涙ぐみそうさ 瞳とじて かわしたKissに 瞬間(とき)を飾る (おさえきれない この気持ち) ♪ ドキドキするような 二人きりに 夜は挑発する にじむ欲望 呼吸(いき)が止まる程に 静けさに 胸 破裂しそう (じれったい愛) うーん。絶妙~。で、3rd, 4thアルバム・・と進むにつれ、もともと鋭い嵐士の目はどんどん鋭く、頬はやつれ、悲愴感ただような雰囲気になってきて。自分を追い立てるように疾走して、ストイックさが増してしまったのか、相当身を削って創作活動してるんだな~と思ってました。壮絶な凄みさえ背負ってましたからね。すべてをぶつけるようなヴォーカルで歌い続けたら、そのうち喉を壊してしまうんじゃないかとちょっと心配してたんですよね。気がつくと活動停止していて、そのうち解散。あれほど流行っていたバンドブームが時代の流れで消えてしまいました。でもなかなか忘れられなかった。今年に入って、森友嵐士復活のニュースを目にしたときには、解散の理由を知って驚きを隠せませんでした。まさか、声を失っていたなんて。歌うことはおろか、一時は話すこともできなかったなんて。ヴォーカリストそのものだった彼にとって、人生を見失うようなことですよね。時間をかけて、 心を取り戻し、歌声を取り戻し、15年の沈黙を破って復活を果たす。これは聴きに行かなくちゃ!と思うのも当然のことでしょう。長年のファンとしては。いや~、カッコよかったです。昔一世風靡した人が復活してそのビジュアルにがっかり・・というかショックを受けることもあろうかと思いますが、嵐士は違いました。かつての鋭さは目に残っているものの、全身鋭利なナイフのような雰囲気ではなくて、やんちゃな感じさえありました。背負っていたいろんな憑き物が落ちて、とってもいい顔をしてました。本人もこの場をめいっぱい楽しんでいました。MCは結構しゃべってくれました。話もうまいんですね。自分を飾ったりせずに自然体でした。それもいろいろあったからかもしれません。バンド仲間ともファンともスタッフとも、コミュニケーションを楽しんでいるようでした。 肝心の歌ですが、びっくりしました。ここまで戻したか!!言葉では言い尽くせない努力と、強い精神力がなくては成し得なかったこと。そのことだけで、すごいな~と唸るしかありませんでした。でもそういう、お涙頂戴的なことは言わず、ここに戻ってこられたことに嬉しさを隠せない姿がなんだかカワイイ。嬉しさがファンにも伝染してました。気負いもない様子でステージに登場して、まるで日常の変わりないことのようにマイクを持って、最初の曲「Heart of Stone」を歌い始めました復活を力強くアピールするかのごとく、重厚でシブく、全身総毛立つようでした。かっこいい!がつーんと来ました。ハード系ありアコースティックあり、チェロも入って、ノリに乗って、歌い上げて、と盛りだくさん。まだ戻りきらない声があったけど、なんだかこの調子でいったらもう少しで取り戻しそうな勢いです。こうして聴くと、低音から高音にうねるように上がるフレーズが多いんだな。前ならそこを喉を鳴らして歌うのが特徴でもあり、持ち味のひとつでもあったのですが、一番高い音を出すまでに声が伸びなくなってしまうので、ブレスでつないで高音からシャウトでかぶせるような歌い方をしてました。それ以外は厚みのある魅力的な声が戻ってました。よくぞここまで!感無量です。どれもいい曲ばかりで、懐かしいというよりは、やっぱコレだ~!という感じ。アンコールの「Heart of Gold」にも、やっぱコレだ~!でした(笑)。この歌詞をつくって、歌い続けてきた嵐士なら、自分がへこたれるわけにはいかなかったし、自分自身も鼓舞してくれた歌なんじゃないかと思ったりします。心の支えになるような、いい歌詞なんですよ~。 ♪ 沈む日射しに 体横たえ 今日の終わりを 胸にしまった出だしだけでつかまれます。 ♪ 手探りの日々は いつになれば終わるの 時計は答えずに 時を刻むだけ焦る時間の経過、じれる気持ちが見えるようです。 ♪ 夢と勇気が あればそれでいい 諦めはしない 感じるまま 生きてくよ いつも 輝き 追いかけてこのフレーズに勇気づけられたり感じることも多いです。 ♪ 空が 闇の中から広がる 昨日と違う色に染められて情景が浮かぶこの言い回し。また違う「今日」が明けた感じ。 ♪ 走り続けることに 理由(わけ)はないけど 止まれば 自分がダメになりそうでやみくもに頑張ってる自分。ぎりぎりの気持ちをつなぎとめてるような。 ♪ 夢と勇気が あればそれでいい 諦めはしない 感じるまま 生きてくよ 胸に 輝き 抱きしめて2番の 胸に~ 以下に希望が見える感じ?シンプルなのに、 言葉の選び方や並べ方がうまいし、くどくないのに伝わってくる。ついに曲が終わって、嵐士の「また会おうぜ!」に、メンバー達が袖へと消えていく・・。ああ、お終いか~。すると名残惜しかったのか、ウロウロと舞台を去りがたい様子の嵐士が五味ちゃん(ギター)を引っ張って、多分予定になかった「Shiny Days」を歌ってくれました。二人で舞台センターに腰掛けて、幸せそうな、いい雰囲気でした~。それにしても、五味ちゃんって、あんなにおとぼけキャラだったんですか。誰だかわからないくらい違いすぎないか!?T-BOLANのときは黒ずくめで髪を伸ばして職人のように弾くギタリストというイメージが強かっただけに、(生で見たの初めてだから)そのギャップが激しくて。嵐士の復活がそれはそれは嬉しかったみたいで、終始ニコニコでした。いい人だ15年経っても待ちわびたファンが大勢いたのはすごいことです。この15年の間、森友嵐士のように歌い上げるロックなヴォーカルがいなかったのも事実。男性ファンも多いんですね~。「森友~!」「嵐士~!」の応酬。お互いに同じ空間を分かち合える喜びに満ちていて、ファンとすごく距離感の近いライブでした。ここにドラムの青木さんがいたらな~。このライブの模様はフジテレビのCS放送「ONE TO NEXT」で6月にダイジェスト版が、7月にその全貌が、ドキュメンタリーとともに放映されるそうです。そして、8月~9月にかけて全国ツアー決定~。楽しみです。復活ライブお疲れさまでした!またファンになりました。You Tubeでいっぱい映像があるので、T-BOLAN知らない人は見てほしい~。離したくはない 名曲です。おさえきれないこの気持ち 男前です。すれ違いの純情 織田哲郎さん作曲らしい音じれったい愛 セクシーヴォイス!
2010年03月27日
コメント(2)
ヴァイオリンの練習がなかなかできないのが悩みの種です。先週のレッスンでまたもや小指の音取りに苦戦して、もっと成長したい!もっと練習したい!という欲がムクムク。仕事が遅くて部屋で練習するには時間が遅すぎるとか、弱音器はつけても音が響くとか、色々事情はあるけどなんとかしたい。週末にレッスン室を借りて練習してるけど週1回なので、レッスンの日にはもとの木阿弥となってガックリ。。。ということもしばしば。レッスン室の限られた時間を無駄にしたくなくて、練習できないときは日ごろの先生のアドバイスをひたすら脳内シュミレーション。これは結構バカにできません。脳は単純だから繰り返し刷り込むとイメージが現実化しやすいというじゃありませんか。昨日レッスン室で練習したとき、びっくりするくらい左手のポジションを楽にとることができて、小指の音もドンぴしゃり。更にこの前注意された肩当てと本体の位置やボウイングに気を使っていると、ヴァイオリン特有のなんともいえないいい音色が響いてきて、弾いてるとどんどん楽しくなってしまいます。先生が指摘してくれた、「背中で支える」ということを度々言い聞かせて、「力み」を抜いて背中に落とすようにすると、肩と腕と指の筋肉のこわばりが軽減されるのが大きいように思う。この感覚を保ってもっと練習したい~。左手の指の訓練のために、ピアノを練習したらいいんじゃないかと思いつき、かなりサボっていたピアノの練習を再開しました。左手をもっと自由にやわらかく、意のままに動かしたい。弦を押さえる指の力に表情を出したい。それにはピアノは有効なんじゃないかと思ったもので。そしたら、ピアノの音にまた嵌りました。家にあるのは電子ピアノとはいえ、最近の電子ピアノは音が優秀で鍵盤を押す感覚がグランドピアノに近い。電子ピアノだからヘッドホンを使えば音を気にしなくて済むのもポイント高い。ピアノを習ってるときはそれほど夢中じゃなかったのに、今更ながらピアノ独特の音の深みにとても惹かれています。指の使い方でいろんな表情が出せるところも魅力です。久々に右手と左手の譜面を追って初見でソナタをいくつか弾いていたら、時間が経つのもあっという間。これじゃますます練習時間が足りないではないか~。でも両方やっちゃうけど。この前雑誌で読んだ清水ミチコさんのインタビュー記事。『ジャズピアノを習い始めたときに「カウントよりリズムを勉強したほうがいい(だったかな?)」と先生に言われたので、ドラムのレッスンを受けたらとても勉強になった』、という内容だったのですが、なるほど~と思いました。それでドラムの刻むビートに注目して曲を聴くと、楽譜にはない部分のリズムを感じるのが面白くなってきました。ホント、奥が深くて音楽って楽しいわ~。
2010年01月31日
コメント(0)
16日、17日と連日マールイの眠りを観て来ました。とーーっても幸せな気分です。多分、眠りで号泣してる人は自分くらいではないかと。変な人になってなかったかな。(汗)特に17日はすべてに感激してしまって・・・。なんでこんなに泣いてんだろ。と思いつつ止まらないので、そのままにしときました。なにせ、1幕開く前の前奏からすでにうるる・・。ペレンのリラはこれで3回目かな?前日のオーロラも最高に良かったペレン。リラにはもう泣けてきました。カラボスがこのリラにだけは弱いのがなんかわかる。妖精たちの優しさと元気と鷹揚と呑気と勇気、すべての要素を兼ね備えてすべてを包み込むようなリラの強い「陽」の精。これにはどうしても勝てないんだろうなぁ~。カラボスを追い払ってから妖精たちと後ろにパドブレで去っていくところで軽く号泣。なんかこう、温かみのある「気」で守護しながら、とても気にかけつつ去っていく感じがものすごくしたからなんですけどね。涙腺ゆるすぎ。妖精さんたちは2日ともキャスト変更があって、出てきてビックリ。16日はヤパーロワ(元気の精)にステパノワ(勇気の精)!え?えぇ?って感じでした。なんかゴージャス!(ここで結構浮き足立つ)17日はヤパーロワ(元気の精)ふたたび。結局ドミトリエンコとクラシュークとアストレイコがさっぱり覚えられませんでした。4人の王子はシヴァコフ、カシャネンコ、モロゾフ、ヴェンシコフで2日とも。シヴァはズラの境界線が気になって。それともうひとつ、後ろの寝ぐせ。それはワザトデスカ?ってかズラの毛だろうよ。17日の方が一段とクッキリ。・・・やっぱワザトデスカ?シヴァの演技はわりと大人な王子。小細工(芸人ばりの)はあまりなかったですねぇ。薄めというか、あっさり目というか。(白鳥のトロワでのシヴァは良かったなー。王子以上に王子らしかった友人ぶり。うわーん、王子で観たいよ~)16日は王子達にあまり注目してなかった(ペレンばかり観てた)のですが、17日に限って言うとヴェンシコフがちょこまかと演技してて楽しかった。オーロラ(シェスタコワ)にすっかり魅せられて、大仰にご挨拶してみたりちょっと遠巻きに見てはうっとりしてみたり。その様子がカワイイ!オーロラが針に刺されるとエレガントにアワワな感じで、長い手で顔を軽く覆ったり悲しそうな顔をしたり。全然見飽きない。モロゾフはわりとノーマルなリアクションで落ち着きのある王子。カシャネンコは棒立ちに等しい。うーん、アドリブのきかない人らしい。ヴェンシコフは白鳥のロットバルトでも滅法お気に入り。(彼のロットバルト見たさに3日のチケットを追加したくらいですから)2幕でノボショーロワさんと貴族のペアで出てきたときも内心「わーい♪」ノボショーロワさんもとってもいいですね~。たったあれだけの場面で懐の深さや人間としての厚みが感じられるような魅力ある表現でした。ヴェンシコフがまた、音楽に乗ってその場の雰囲気を楽しんでるのが自然ですごくいい。「ほんとに陽気で、憎めない人ね」とノボショーロワさんが思わず微笑んでしまうような。王子はどちらも結構ツボでした。コリパエフはペレンと並ぶとどうなんだろう、と思ってたら、ふたりともお人形さんみたいで、とにかくカワイイもんだからすごく絵になる!コリパエフ君、まー、ちょっと課題は残りましたが、君のよさは十分伝わったよ。何も考えてなさそうなポヤーとした天然ぽいところも魅力といえば魅力、だろうか。役によっては地が生きるというか・・。2幕のオーロラと追いかけっこするタイミングはもうちょっと勉強しよう。オーロラを追いかけて、反対からオーロラが出てきて、ずっと追いつかない・・にして欲しいんだけど。オーロラ出てきちゃってから奥に追いかけたら、なんでわざわざ(すぐそこにオーロラいるのに)って頭悪い人みたいじゃない。ジャンプして前に蹴りだした足の高さには驚いた。ヤフニュークよりもよっぽど高いしやわらかい?技の完成度はヤフニュークが2段も3段も上だけどね。ま。。。王子やるなら、丸太回し、練習しとこうか。ヤフニュークの王子もよかったですね~。どうやら、シェスタコワの人を幸せにする笑顔が伝染したみたいです。ほんと、シェスタコワの笑顔はすべての人をとろけさせてしまう。ヤフニュークも魔法をかけられたみたいにうっとり見てたもんねぇ。相変わらずトゥール・ザンレールの着地の気持ちいいこと。彼もサポートでは「うぅむ」なところがありました。3幕で王子がささっと出した腕にオーロラがつかまってくるくるっと回るところ、サポートした途端シェスタコワを傾かせてしまい、3回目はシェスタコワが「ここだってば」と自力で軸を取ってたと思わしきところあり。ま、同じところでコリパエフは3回ともペレンをもっと傾かせてましたけどねー。リラに導かれて小船に乗って行く所、パノラマの曲に乗せてゆったりと滑るように城へ向かう間(3分位?)、ヤフニュークがちゃんとペレン(リラ)の動きに合わせてたのがわかりました。なにせ、前日はボルチェンコ(リラ)を全く見てないコリパエフはバラッバラだったので・・。船に乗るところでコリパエフだと「ボクも乗ってもいいんだよね?」と思わず聞いてしまいそうな、リラが怖くて聞けないような。ま、どーでもいいところかもしれませんが。ボルチェンコさっさと乗る→コリパエフあとからついてく(エスコートしないのかな?)、でしたが、ペレン優雅に乗る→ヤフニュークさっと手を差し出す(さーすーがー)、でした。うーむ、教養が出るっていうの?カラボスはポドショーノフだと体格のいい意地悪ばあさん、って感じ?すんごいふんぞり返ってるけど腰痛そうで意外にいい人そう。オマールだと切れのある細身スケ番タイプ。桜塚やっくんみたいな。オマールのカラボス好きですね~。針に刺されたオーロラに正体見せて威嚇するとことか、威張ってるわりにリラには全然歯がたたないとことか。チーカも可愛いけど、今回はクリギナに結構注目してました。シガニー・ウィーバーにちょっと似てる。呑気の精はぴったり。クズメンコ(16日)は呑気にしてはちょっと威勢が良すぎてキャラクターが赤頭巾ちゃんとかぶる。クリギナのフロリナ(16日)もよかったのですが、ブルーバードがザカンということで、パートナーシップはまだまだでした。多分合わせてる時間もあまりなかったのでは。ザカンは緊張気味でしたかね。ブルーバードの化粧してるザカンはまるでビジュアル系ロックバンド。京劇風メイクでした。コリパエフのブルーバードはもっと羽をゆったり羽ばたかせることができたらもっと良いかも。クリギナは17日の白い猫が絶妙でした。ポドショーノフとの息もぴったり。ツァルの式典長も気に入っちゃいました。(ツァルのロットバルトが見られなかったのが心残り~)従者のアパシキンとのコンビもなかなかいいですね。むしられた毛を拾い集めて式典長を労わるとこも好き。忘れちゃいけない、2幕で楽しげだったマラーホフさん♪目隠しされて鬼ごっこなんて、人生こんなに楽しいことはない、という感じ。抱きついちゃったのが王子だと気づいて頬がぽっと赤くなるマラさん。いえ、あの、その、今目隠しをしていてですね、、、と説明してるのに、ヤフニューク王子聞いてないし。(コリパエフはどうでしたっけ?)で、もう一度説明したりして芸が細かい。ところで2幕のオーロラは1幕や3幕に比べてあまり語られないように思いますが、ペレンもシェスタコワもとっても良かったです。100年の眠りで時が止まってしまった姫が、王子の夢の中で、物悲しさを漂わせている、という、その雰囲気が秀逸。王子が吸い寄せられ、触れたら壊れそうな可憐な姿に手を伸ばさずにはいられない。王子はただの偶像を見せられているのではなく、オーロラの少しだけ覚醒した意識をリラが見せているのだな、とペレンがリラだと特にそう感じました。ここの表現なかなか難しいように思うので(ヘタするとうつむくだけでオーロラ無表情)、ペレンとシェスタコワの表現力にブラボーを。100年の眠りにつかせるときに森のカーテンに囲まれていくところは、ペレンやコシェレワだと、リラが魔法をかけて森全体を眠らせていくのがすごくよくわかる。今回コシェレワのリラは見られなかったのですが。あぁ、残念。ボルチェンコだと、リラがただ踊ってるとしか見えなかったのでその違いが歴然でした。そのほか、キャスト表にないところで皆あっちこっちで登場しててなんて働き者なんだろう。フィルソワも随所で見られたし、チーカとクリギナとエリマコワは衣装の早着替えタイヘンだろうなあ~とか、出番のないプロームがシヴァと一緒にラッパ持ちやってるとか(プロームのブルーバードが見たかったよぅ)。泣く場面は一箇所もないのに大泣きしてしまった17日。とにかくすべてが素晴らしかったから、ただただ泣けてきちゃった。ホント、なんて素敵な舞台だったのでしょう。ダンサーの皆さん、ありがとうございました。最高でした!
2010年01月17日
コメント(0)
全415件 (415件中 1-50件目)