秩父ジャスティス
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昨日、最後の未踏ルートである”倉尾ふるさと館~日尾城址”のコースを登った。このコースは小鹿野町のパンフレットに載っているのだが、実際には放置され道の不明瞭な箇所も多い難コース。15年くらい前に一度歩いたことがあるのだが、ゴールまであと数十メートル(後で判った)まで行ったのだが引き返してしまったことがある。ということで実質ほとんど踏破したようなものなのだが、今回ちょうど天気が悪いこともあり、このショートコースで遊ぼうと軽い気持ちで行ってみた。ところが、登山口からすでに道を間違えてしまった。倉尾ふるさと館の裏にある道標に従って進むと、藪に入っていく道が一か所しかないので、当然そこに入った。ところが、それは作業道だったのだ。赤テープを頼りに沢沿いに進んでいくと、行き詰まってしまう。あたりを見回すと獣道みたいなものがあちこちにはしっていて余計に悩んでしまう。頼りない獣道を進んでは引き返し、やっと正解の右側に登りあがる道を見つけた。(帰りに判ったのだが、本来整備されていた登山口は笹藪で完璧に埋もれている。たとえ正解がわかっていても通れない状態になっていた)なんとか岩尾根に登ると踏み跡が現れた。しかし踏み跡は細くてあちこちで分かれたり岩場で途切れていたりする。樹林に隠れて分かりづらいが実は岩がちで急峻な山域なので、直登も危険でできない。慎重にルートファインディングをして進む。途中、何度か引き返したり進退きわまったりしたが、時々現れるトラロープに励まされながら登った。15年前には特に道に迷った記憶もなく、一度は通った道なので甘く見ていたが、どうやら当時は整備されたばかりで新しいトラロープが良く目立ち、踏み跡ももっと明確だったのだろう。しかしその後、整備の手が入らず、トラロープは色あせて落葉に埋もれて良く分からなくなってしまった。そのためコースの難易度が上がったのだろう。うっかり帰り道で迷ってしまった。どうしても帰り道がわからず、仕方なく日尾城址まで登り返して他の下山ルートから降りようかと考えたほどだったが、幸い古いトラロープに気付き、ルートを見つけることができた。この山域は見通しの悪い林の中に大岩がいくつもあり、無理やり下山しようとしても下手をするとオーバーハングの崖の上で行き詰ってしまうのが怖い。尾根伝いとか、隣の尾根に移動するとかの作戦が自由にできないのだ。ということで、距離はごく短いが中級者以上向けのコースと言っておく。町のハイキング地図によると、このコースの見どころは「観音山見晴坂」「城山三滝」「城山天狗」。このうち前二者は以前に見たが、「城山天狗」はぜひ今回見てみたいと思っていた。しかしその前に、今回の最高所予定地点の「日尾城址」で登頂記念撮影。情けなくも、実は途中で引き返そうかと思ったのだが、なんとか登頂できて良かった。そして往路下山の途中、目を付けておいた城山天狗の入口らしきトラロープを越える。少し下ると、木製の祠と石祠がある平坦な場所に出る。その先の岩場が「城山天狗」だ。天狗の名にふさわしく、眺めは素晴らしい。まったく、下から見るとこんな大きな岩場がどこにあったのだろうと思わせる。この岩場はすっぱり切れ落ちているのではなく、半球状に先へ行くほど勾配がきつくなり、最終的にオーバーハングの崖となる。上にいる時はそんなに恐怖感はないが、下から見てみるととても恐ろしい岩場に見える。観音山の山域には、こんな岩場が何か所もある。その他、地図には載っていないが「屏風岩」もあった。ずぼらなことにコースタイムを計らなかったのだが、8時半位に家を出て12時頃には帰宅したような気がする。いずれにしろ距離も時間もさしたるものではない。ただ短い時間に、藪山の難儀と岩山の難儀を両方味わえて面白かった・・・とは、無事に帰れたから言えたことだが。
2013.06.20
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