全146件 (146件中 1-50件目)
私、7月末で勤めていた会社を退職し、独立させて頂きました。仕事内容は一緒ですが、今まで以上にハングリーな気持ちで働いていきます。詳しくはまた後ほど・・・・。
2008.09.19
コメント(13)
去年の7月から放置をしておりました 何ぼなんでもサボり過ぎ??また少しずつアップしていきたいと…今は思っています@@;もう直ぐGWですねww 皆様は何処かに旅行などされますか??私はまだ未定です 相方とシッポリ過ごせればそれで良いんですけどねww3日~6日までの休みなのであまりゆっくり出来ませんが、まぁ何処かに1日位は行かないと(o´・ω-)b ネッ♪相方の実家にも行ってさくらんぼ狩りもしてきます柱|-^)v今年は沢山実りそうです♪暫くサボっていたら機能が新しくなってるね。まだ使い方が良く解りません(;´ェ`)今日はこの辺にしておきますよ。ではまた… ̄ー ̄)ノ彡ぶんぶん
2008.04.25
コメント(0)

かなりの間放置しています(;^ω^)仕事の責任の重さもあり中々顔を出せないでいました。今は出張で広島県の厳島神社のある町に来ています。観光地に来てもまともに見て帰った事は皆無だ。早く帰ってヵヮ。゚+.(・∀・)゚+.゚ィィ!!ビーちゃんに逢いたいぞ!
2007.07.04
コメント(0)
(。-`ω´-)ンー やばいですなぁ。。7ヶ月もサボって居ります・・・本業?が忙しく・・・今月は当社の決算月でもあり(その前からかなりサボっているが。)またゆっくりと健康情報など載せて行きたいと思います。あまり興味ある方はいらっしゃらないかな??と、云う事でこれから倉敷で会議が有るので出掛けて来ますよ。ではではε=ε=ε=ε=ε=(o゚ー゚)oブーン!!
2006.06.01
コメント(0)
肝臓は生命維持に必要な、コレステロールとブドウ糖のコントロール・蛋白質の合成・有毒物質の解毒作用の4大機能を持っている重要な臓器です。健康な肝臓を維持する理想的な食生活で重要なのは、栄養のバランスです。現代人の食生活ではカロリーと脂肪・蛋白質などは必要量に達していますが、ビタミン・ミネラル・食物繊維は不足気味なので意識して摂りましょう。ミネラル類が不足していると栄養素を補う為に食欲を増進させますが、偏った食事では肥満を招き、更には肝臓が疲労して肝臓病に繋がります。一日の献立を立てる時は、肉・魚・貝・豆類・卵・乳製品・海草・野菜の8品目を満遍なく取り入れる様にすると、体に必要な栄養素の殆どが摂取出来ます。『健康ミニメモ』●タウリン:含流アミノ酸の一種で、肝臓機能を強化するのに有効です。魚介類の中でも牡蠣やイカ・蛸・海水産魚類の血合い肉に多く含まれており、肉類にはごく微量しか含まれません。肝臓の障害時に過酸化脂質が出来るのを抑制したり、肝細胞の再生や胆汁分泌を促進したり、肝機能異常を改善します。またコレステロールを下げる作用もあります。久々のアップでした・・・。~(=^‥^A アセアセ・・・
2005.11.17
コメント(3)
長時間パソコン作業をしていると目が疲れ、充血したり目の奥が痛んだりします。この様な不快感を訴える人の大半が、涙が不足して目の健康を損なうドライアイと言われる症状で、そのまま放置すると視力低下や細菌による感染症を引き起こす事もあります。ドライアイを防ぐには、防腐剤の入っていない目薬を点眼したり、意識的に瞬きを増やしたりしましょう。目の疲れを感じたら休憩して、蒸しタオルで目を温めたり、室内の乾燥を防いで湿度を保つ方法などもあります。疲れ目に有効なビタミンはA・B・C等で、Aは目の粘膜の乾燥を防ぎ、B群は目と眼球の運動の機能を助け、Cは目の粘膜を作る働きがあり、ドライアイの解消や目の老化防止にも効果的です。目はその人の心を映し出す鏡であり、目を見ればその人の心の正邪が解るので、心が清ければ目は明るく済んでいると言う意味。目がドライアイや疲れ目で充血していたり、霞んでいては印象も悪くなってしまいます。特にパソコンを使う機会の多い人は、画面の字を大きくしたりこまめに休憩を取ったりして目を大切にしましょう。■_ヾ(・・*)カタカタ『健康ミニメモ』βーカロテン:目に有効なビタミンはAですが、βーカロテンはビタミンAの摂取が不足すると、Aに転換されます。また網膜の健康を保ち、目の粘膜の乾燥を防ぐ作用があり、疲れ目や視力の回復、ドライアイの改善に役に立ちます。βーカロテンは人参・カボチャ・青菜などの緑黄色野菜と黄色やオレンジ色の果物に多く、果物は目の粘膜に良いビタミンCも同時に補給できます。但し、良いからと言って果物の取り過ぎは運動不足の方には・・・・、中性脂肪の素にも成り易いので要注意・・・。See☆':.*^ヾ(・ω・´*)*.;'☆You
2005.09.17
コメント(0)
大分サボってしまった(;^_^A アセアセ・・・ 仕事にカコ付けアップ作業もしてない日々が長いなぁ。明日からまた激務になるし・・・。困ったもんだ。夏風邪も珍らしく引いてしまったし・・・。皆様も注意して下さいd(^-^)ネ!今年の夏風邪は長引きます(σ・∀・)σYO!!σ(o^_^o)の場合は咳が酷かったです。気管が痛くなるほど咳き込みました。会社も2日間も休んでしまい・・・・。この数年無かったのに・・、やっぱり体力も年々落ちているのでしょう・・・。
2005.08.27
コメント(2)
毎日暑い日が続きますね。この季節の体調管理も大切なものです。体がだるく疲れやすい、集中力が無い食欲が無いなどは夏バテの症状で、体温調整機能の低下や睡眠不足、発汗による水分不足によって引き起こされます。エアコンを弱めにしたり、短い昼寝や適度な運動を取り入れたりして、ストレスの解消や食欲増進に努めましょう。暑くなるとさっぱりした食事に偏りがちですが、ビタミン類やミネラル蛋白質などの栄養素が不足するので要注意!!特に夏バテに必要なのが、消費の激しいビタミンB1です。豚肉は牛肉や鶏肉に比べ、8~13倍ものビタミンB1を含んでいますのでお薦め♪また発汗によって失われるミネラル不足を補うには、多くのミネラルを含むレバー等を活用しましょう。食欲を増進するには、香辛料や酢を上手に使った献立が効果的です。☆ヾ( ̄ ̄*)えいっ ☆ヾ( ̄ ̄*)えいっ (* ̄0 ̄)/ オゥッ!!『夏は熱い物が腹の薬』暑い夏はどうしても冷たい飲食物を摂り過ぎてしまいます。しかし、冷たい物ばかり摂っていると胃の消化液が薄められ消化不良を起こしたり、暑さにによる食欲不振をさらに招く事になります。腹部を冷やさない為にも、温かい飲み物や食べ物の方が体調を損ないません。また、加熱すると殺菌効果があり食中毒予防にもなります。《健康ミニメモ》ビタミンB1糖質が分解されエネルギーに換えられる時に使われる栄養素で、夏バテ予防に有効です。夏は体力を維持する為にビタミンB1の消費量が増えるので、豚肉・緑黄色野菜・牛乳・レバー・大豆・ゴマ等を意識して摂りましょう。また、不足すると摂取した糖質が完全に燃えないでエネルギー不足や、乳酸などの余分な物質が生成されるなど疲れの原因になります。食事を上手に摂って健康管理をして行きましょう!!v(=∩_∩=) ブイブイ!!
2005.07.28
コメント(0)
久々のアップです・・。(T▽T)アハハ!規則的な便通は健康のバロメーターです。腸内で溜まった便は直ぐ腐り、腐敗で発生した有毒ガスなどが腸から再吸収され、頭痛・吐き気・倦怠感・不眠などを引き起こす事があります。また便秘によって濁った血液が脳に行けば、認知症や老化の原因になるとも言われるので、腸を整える事は健康生活に欠かせません。野菜や海草など食物繊維を上手に摂り、便秘に成り難い体質を作りましょう。又、ビフィズス菌は体内で酢酸や乳酸を作り、腸を刺激して蠕動運動を活発にするので、便秘の予防や改善に効果的です。便秘は精神的なストレスによる消化機能の低下、運動不足による腹筋の衰えなども影響しているので日頃から気分転換や適度な運動を心掛けましょう。≪健康ミニメモ≫●食物繊維:穀類・豆類・芋類・野菜類に多い不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸収するので便の量が増えて柔らかくなり、排泄されやすくなる上、腸壁を刺激して蠕動運動を良くします。又、海草・果物・コンニャクなどに多い水溶性食物繊維にも便秘の改善効果が有ります。食物繊維は種類が多く働きも異なるので、種々の食品からバランス良く摂りましょう。
2005.07.12
コメント(2)
20日もさぼってしまった・・。ここの所する事が多くて手が回らないのもあるが・・・・。何だかんだとする事が増え、更に考える事も多くなり・・・・。気が付くとあっという間に時間が過ぎ、そして・・・・・バタリ (o_ _)o と落ちてしまっている・・・。近々健康情報を載せないと・・・。~(=^‥^A アセアセ・・・。
2005.06.20
コメント(0)
お早うご座居ます。お待たせ致しました。本日は前回の冷え度の結果発表をしたいと思います。但しこれはあくまでも目安ですので、心配のし過ぎ又は油断の無い様に日々の生活を見直して見て下さいd(^-^)ネ!あなたの『冷え』はこんなに進んでいる!Yesの数はいくつ有りましたか?体が冷えていると知って、驚いたのではないのでしょうか?原因不明の体調不良や、あなたを悩ます病気は体の冷えのせいなのです。『Yes』が9以上の人 冷え度100%あなたの体は完全に冷え切っています。『冷え』によって、既に何らかの病気を抱えているかも知れません。体の不調は気分も滅入らせてしまうもの。そう、心まで冷えるのです。食事の内容や生活習慣を根本的に変える様にしましょう。『Yes』が5~8の人 冷え度75%あなたの体はかなり冷えています。実際、体調不良を感じる事も多いでしょう。でも、その体調不良の原因が自分自身でも解らず戸惑っているのではないのでしょうか。体を温める様に心掛けるだけで、体の悩みがすっきり解消できる筈です。『Yes』が1~4の人 冷え度50%あなたの体は冷えつつあります。しかし、これといって大きな問題には至ってないと思われます。体を冷やす原因は、食生活・ストレスなど様々です。自分が何故冷えるのかを理解し、生活を改善しましょう。『Yes』が0の人 冷え度0%あなたは様々な病気の原因となる『冷え』とは無縁。でも、どうして自分の体が温かいのか解りますか?何となく生活をしていて温かいのは運が良いだけかも知れません。今の温かさを維持する為、『冷え』のメカニズムを理解し、予防に努めましょう。どうでしたか?今の自分の体を知る事はとても大事な事です。何よりも転ばぬ先の杖が一番だと思って居ります。今日も健康作りに励みましょう!
2005.06.01
コメント(0)
最近、体内温度が35℃~36℃前後の低体温の人が増えています。体温を正常に上げましょう。免疫機能の中心となる白血球は『冷え』に弱く、体温が低い状態では力を発揮する事が出来ません。そして身体全体の機能に支障が生じます。もし、体温が1℃下がると・・・・・・・・基礎代謝は約12%落ちます。 免疫力は約30%落ちます。 喘息やアトピーが悪化する。現代人は何故『冷え』るのでしょうか?1 発熱器の筋肉を使わない(体の4割は筋肉)2 自然に反する食生活(冬は身体を温める食物)3 塩分の控えすぎ(天然のミネラル塩を使う)4 日常的に食べ過ぎ(胃内停水で水が滞る)5 水分の取り過ぎ(水分が多過ぎると身体が冷える)【体 温】36.5℃ ⇒ 健康体36℃ ⇒ 震えが出やすい(熱を発生させる為)35.5℃ ⇒ 排泄障害・アレルギー出現35.0℃ ⇒ 癌細胞活性化体を温める食べ物1. 硬くて締まっている物2. 赤・黒・黄色・オレンジ色の食べ物3. 根菜類4. 味噌・塩・醤油5. 紅茶・(日本酒・お湯割り ← 控えめに)あなたは『冷え』体質??体の冷えを侮るなかれ!手足の冷えだけが、身体の『冷え』を知る目安では有りません。自覚症状が無くても、身体が冷えている事が多いのです。次の質問で、『冷え』体質度をチェック! YESの数はいくつ有りますか?Q1.午前10時の体温が36.5度以下Q2.顔は赤いが唇や歯茎は紫色Q3.手足は温かいがお腹は冷たいQ4.冬場は風呂上りでも直ぐに手足が冷たくなるQ5.清涼飲料水が好きQ6.果物が好きQ7.入浴はシャワーのみ 烏の行水Q8.やたらと汗をかくQ9.目の下にクマがあるQ10.青あざが出来やすいQ11.生理不順・不正出血があるQ12.痔による出血があるあなたはいくつ当て嵌まりましたか? この結果は次回に持ち越しと言う事で、楽しみにしていて下さいd(^-^)ネ!
2005.05.25
コメント(3)
昨日の健康情報の続きですぅ。●ヨード:ヨウ素とも呼ばれ、海藻類に多く含まれています。甲状腺から分泌されるチロキシンというホリモンの主成分で、蛋白質や脂質、糖質の代謝を促し甲状腺の働きを高めて髪の発育を盛んにします。ヨードをもっと多く含んでいるのが昆布です。細切り昆布とネギを酢醤油とゴマ油で和え、肉料理や魚料理に添えるのも良いでしょう。
2005.04.12
コメント(2)
美しい髪は女性の願いであり、男性の憧れでもあります。髪の艶と健康とは密接な関係が有るので、食生活に注意して髪に必要な栄養素を摂る事が大切です。髪の主成分はイオウを多く含む蛋白質で、肉や魚、卵などの動物性蛋白食品に多く含まれます。髪や体の新陳代謝を促すビタミンB群、甲状腺の働きを高めて髪の発育を盛んにするヨード、血行を良くして老化を防ぐリノール酸、それに含まれるビタミンEなども髪に有効です。髪に艶を与えるカルシウムや海藻類のネバネバに含まれるコンドロイチンなども努めて摂りましょう。また、栄養を運ぶ血液が汚れていては髪まで栄養が届きませんので、血液を浄化する腎臓には過剰な負担は掛けない様にしましょう。(腎臓の働きと腎臓を助ける食べ物に付いては過去ログに記述して有ります)
2005.04.11
コメント(0)

今年に入ってから何かと忙しくて、更新も殆どしてません・・・。ごめんなさいm(._.*)mペコッ今日は徳島から松山の本社に移動の日です。明日は寮の引越しだしまたまたバタ ヾ(≧∇≦)〃ヾ(≧∇≦)〃バタしてしまいますぅ・・。
2005.04.05
コメント(2)
いくら服を着込んでも手足が冷えて体が温まらない・肩が凝る・腰や頭が痛いなど、冷え性の人には辛い時期です。冷え性を招く要因には、鉄不足による貧血や自律神経の乱れによる体温調節機能の低下があります。また、血液を押し出す心臓の力や心臓へ押し戻す筋肉の力が弱ければ、抹消の血行が悪くなって冷え易くなります。ですから、冷え性を改善するにはまず血行を良くする事が大切。運動などで体を動かし、衰えている筋肉を鍛えましょう。蛋白質・ビタミン・鉄などが豊富に含まれているエネルギーの高い食事や、体を温めると言われている人参や胡麻・唐辛子などの食べ物も血行を良くします。体が温まれば血液の流れもスムーズになり、冷え性の予防になります。
2005.03.05
コメント(4)
首の寝違えはとにかく動かさない事です。痛みを柔らげ様として、硬くなった部分を揉んだり、首を無理に回したりするのは一層症状を酷くし、回復を遅らせます。首を触って熱を持ったり腫れたりしている部分を探し、その周辺を冷湿布しましょう。いわゆる、貼り薬でなくても、冷水で絞ったタオルを当てるだけでも効果は有ります。こうして出来るだけ首を楽にして安静にしていると、たいてい1週間位で痛みは消えます。
2005.03.03
コメント(4)
『お風呂が先か食事が先か? 入浴時間の目安は?』あまり空腹で入浴するのは良く有りませんが、それ程でなければ食事の前に汗と汚れを洗い流し、服装も寛いだ物に着替えてからお食事というのが良いでしょう。先に食事を摂取した場合は、お腹の中の物の消化吸収に悪影響を及ぼさない様に、1時間以上あけてから入浴して下さい。また、アルコールを飲んでの入浴は危険なので、お酒を飲む場合は先に入浴を済ませた方が良いでしょう。入浴は心拍数も上がり呼吸も早めになり、かなりエネルギーを消耗します。入浴時間の目安は15~20分位ですが、温泉などで長湯を楽しむ時は、時々腰から下だけをお湯につける半身浴にすると良いでしょう。高齢者の方には長湯は良くありません。
2005.03.02
コメント(2)
お風呂好きなら、正しい入浴方法を身に付けましょう。汚れを洗い落とすだけではないその効用。『お風呂ならではの3大効用を自覚すれば入り方も代わります』1温熱効果2浮力効果3水圧効果近頃ではシャワーで済ます人が多い様ですが、お風呂にはお風呂ならではの大きい効果が有ります。第1は、特に寒い季節には有り難い温熱効果。体が芯まで温まると、血管が拡がり血液の循環が良くなります。これによって新陳代謝が促進され疲れが取れます。第2は浮力の効果。お湯の中では体重はほぼ10分の1になります。更に温める事によって関節の強張りも取れるので、全身がリラックスします。第3は水圧が大きくかかり、血液が心臓に戻るのを助けます。熱過ぎない40度c±2度c位のお湯に少なくとも10分程度は浸かりましょう。久々の更新です。次回もお風呂関係の健康情報を載せたいと思っています。宜しくお願い致します。
2005.03.01
コメント(1)
久方ぶりにお奨め商品載せてみました。皆様のお役に立てるかなぁ?『載せた!!』という、殆ど自己満足の世界でした・・・。
2005.02.06
コメント(1)
久しぶりのアップです・・。それも手抜きで済みませんm(__)m日射量が少ない地域ほど大腸などの消化器系のがんで死亡する人が多い-。皮膚がんのリスクを高めるとして日光に含まれる紫外線が目の敵にされる中、日光とがんとのこんな意外な関係を九州大の溝上哲也助教授(疫学)が明らかにし、米国の専門誌にこのほど発表した。 溝上助教授は「美白ブームなどで極端に日光を避ける風潮が、消化器系がんを増やす危険もある」と指摘している。 溝上助教授は、47都道府県の1961-1990年の平均日射量と、発生部位別にみた2000年の都道府県別のがん死亡率とを比較し、関連を調べた。 (共同通信)より最近忙しいので、手抜き健康情報が多くなると思いますがお許しを・・・・。
2005.01.19
コメント(1)
明けましておめでとう御座います本年も宜しくお願い申し上げます。今年もお役に立てそうな健康情報を載せて行きますので、宜しく(*´ω`)(´ω`*)ネー♪
2005.01.02
コメント(2)
『雑穀で副食も充実』基本的下ごしらえ≪黍・粟・稗・高黍≫1.カップ一杯の雑穀を軽くすすぎ埃など取り除きます。2.鍋に1.5倍の水を加え、中火で煮詰めます。3.沸騰してきたら火を弱め、とろりとするまで煮詰めます。≪麦・はと麦≫たっぷりの水で5分程茹でて下さい。「カップ麺より雑穀スープ」小さな雑穀や蕎麦の実などは直ぐ火の通る「インスタント食」。お好みのスープに黍などの雑穀を混ぜて10分程煮立てれば、栄養たっぷりボリューム満点の雑穀スープの出来上がり。アルファー粒だとより早く出来ます。「雑穀と豆で充分サラダ」材料例:堅丸麦・青大豆・トマト・酢・塩・胡椒・オリーブオイル堅丸麦と青大豆の美味しい組み合わせ。茹でてドレッシングで和えれば、栄養たっぷりのヘルシーサラダ。堅丸麦・青大豆は水で戻して柔らかくなるまで茹でてから使いましょう。「繊維たっぷりのお好み焼き」材料例:発芽玄米・小麦粉・キャベツ・桜海老・卵小麦粉に玄米粉や雑穀粉を加えて焼くと、サクっと軽い食感になります。食物繊維も多いのでお腹にも良いです。幕内秀夫著:「粗食のすすめ」より
2004.12.28
コメント(0)
食生活の目安は「5:1:1:3」食生活の全体の量を「10」と考え、半分の「5」を主食、残り「5」を副食と考えます。そして副食の配分を「1:1:3」と考えます。主食(5) 未精製の穀類、分づき米(3・5・7)、玄米、胚芽米、麦類、雑穀、玄米餅、蕎麦、うどんなど。動物性食品(1) 魚介類、卵など。肉類はせいぜい週に一度程度にしたいものです。食肉加工品(ハム・ソーセージなど)は極力避けましょう。豆・種子類(1) 豆類(いんげん・そら豆・小豆・大豆など)、大豆製品(豆腐・納豆など)、種実類(胡麻・銀杏・胡桃)。野菜・海草・芋類(3) 野菜は季節の物を中心とする(季節に関わり生野菜ばかりというのは好ましくありません)。海草(若布・ひじき・昆布など)『白米に混ぜて炊く方法』白米に対し1~2割程混ぜて炊いて下さい。目安としては白米1合に対し雑穀を大さじ1杯か2杯がお薦めです。最初は少な目で段々と好みの量に調節するのが長続きのコツです。水加減は雑穀を加えた分だけ多めにして下さい。浸漬せずに炊いて頂いても結構ですが、少々芯が残る事も有ります。1.研いだお米に雑穀をお好みの量だけ加えます2.軽く水洗いして上澄みを取り除き、水加減して炊飯器で炊いて下さい。3.炊き上がったらしゃもじで大きく混ぜ返して、お召し上がりください。
2004.12.27
コメント(1)
『玄米&雑穀ご飯ヒント集』「玄米のプチっとした食感が美味しい ― リゾット」リゾットを玄米で作れば、プチっとした新しい食感が楽しめます。発芽玄米だと手軽に作れます。「寿司には彩り黍酢飯」材料例:黍・白米・サニーレタス・アボガド・トマト・ツナ缶・海苔巻き寿司やちらし寿司・いなり寿司等に黍ご飯を使えば、彩りも美しくもっちり感とパラパラ感のある絶妙な食感が出来ます。家庭に食の話題が広がり、お祝い事にもぴったり。黍酢飯は、炊き立ての黍ご飯に合わせ酢を回し掛け、しゃもじで切る様に混ぜて作ります。「夏バテ防止にさっぱり食べられる - 稗ご飯のお茶漬け」稗ご飯は冷めるとぼそっとして食べ難くなりますが、お茶漬けにするとさらさらと美味しく食べられます。「誰でもパラっと作れる - 五種雑穀チャーハン」シンプルだけど意外と難しいチャーハン。五種雑穀入りご飯で作れば、ご飯がべたつかず簡単にパラっと仕上がります。「べたつかない - 玄米ご飯のオムライス」材料例:発芽玄米・卵・玉葱・ミックスベジタブル・ケチャップフライパンに溶き卵を流し、大きく掻き混ぜ半熟状の時に炒めご飯を乗せて形を作ります。発芽玄米を使うとご飯がパラっと仕上がります。「歯ごたえを楽しむ - 五種雑穀カレー」材料例:五種雑穀・白米・シーフードミックス・玉葱・さやえんどう・カレールーいつもの白米に五種雑穀を混ぜて炊きます。少し歯ごたえのある五種雑穀ご飯はどんなカレーにも良く合います。
2004.12.26
コメント(0)
『粗食生活のすすめ方』(雑穀編)「玄米」ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な玄米。発芽玄米は炊飯器などでも手軽に炊ける。プチっとした食感が魅力。「雑穀・黍」良質の蛋白質を含み、ビタミン・ミネラルなども豊富。黍や粟はご飯に混ぜるとほんのり黄色になる。稗は殆ど目立たずさっぱりとした味わい。「麦」食物繊維が豊富。分づき麦やお米に加えても目立たないタイプなど種類も多い。プリンとした食感が魅力。「黒米」表皮の部分にポリフェノールの一種であるアントシアニンを含む。ご飯に混ぜると綺麗な小豆色になる。赤米は桜色になる。「はと麦」ヨクイニンとも呼ばれ、薬効成分がある。美白効果もあるとされる。
2004.12.25
コメント(0)
『食生活改善の10か条』1.ご飯をきちんと食べる ご飯は食生活の土台。きちんと食べる事が大切です。ご飯を主食にすれば副食が適切になり、季節の野菜や魚介類などが多い食事になります。ご飯が足りないと甘いジュースや菓子類が欲しくなります。2.発酵食品を常に食べる 味噌汁・漬物・納豆などの発酵食品を常食する様にしましょう。発酵食品には有用な微生物が沢山存在し、体内に入る事で私達が元気に働く事を助けます。日本人がご飯・味噌汁・漬物を組み合わせてきたのは、伝統的な知恵なのです。3.パンの常食はやめる パンの常食は避けて下さい。パンは余程選ばないと砂糖や油脂だらけでお菓子と変わりません。イースト・フード、乳化剤などの食品添加物が心配になり、副食もサラダ・野菜炒め・ハムエッグ・オムレツなどと油だらけになりがちです。どうしても食べたかったら日曜日程度にすべきです。4.液体でカロリーを摂らない 赤ちゃんは歯が無いのでおっぱい(液体)で満腹にしなければなりません。しかし、歯が生えてきたら食べ物はきちんと噛んで食べる事が大切です。噛む必要の無い液体でカロリーを摂る事は良く有りません。炭酸飲料・清涼飲料水・乳酸菌飲料・スポーツ飲料・牛乳などは控えましょう。飲み物は水・番茶(ほうじ茶)・麦茶・緑茶などにすべきです。5.未精製のご飯を食べる ご飯は胚芽米・分づき米(三分・五分・七分)・玄米などを常食にしましょう。麦や粟・稗などの雑穀を入れるのも良い事です6.副食は季節の野菜を中心にする その季節に採れた野菜・海草・芋類などを中心にする。動物性食品よりも多く摂る様にしましょう。小さな子供は季節を考える必要はありません。7.動物性食品は魚介類を中心に その季節の魚介類を中心にし、時々卵で補う様にします。肉・食肉加工食品・乳製品などは極力減らしたいものです。8.砂糖・油脂の摂り過ぎに注意 砂糖の入った菓子類・飲料水などは極力摂らない事。油脂類の摂り過ぎにも注意して下さい。てんぷら・フライ・スナック菓子なども減らしましょう。9.出来る限り安全な食品を選ぶ 神経質にならない程度に、食品の安全性にも注意したいものです。せめて基本となる味噌などの調味料、漬物は良い物を選んで下さい。10.食事はゆっくりと良く噛んで 食事はゆっくりと良く噛んで食べる習慣を付けましょう。楽しい食事も忘れずに。
2004.12.24
コメント(0)
『主食の名脇役』ご飯の脇役として忘れてならないのが、味噌汁と漬物です。ご飯・味噌汁・漬物という基本食の組み合わせが始まったのは鎌倉時代の頃。これが現在に至るまで、何百年も続いてきた意味は大きいものです。日本人は米・雑穀・芋類などを主食にしてきましたが、蛋白質や脂質などの栄養素も必要です。米・雑穀・芋類にも含まれていますが、あまり多くありません。そこで、蛋白質を多く含む豆類、中でも脂質の多い大豆を加工した食品(味噌・醤油・納豆・豆腐・高野豆腐・湯葉・おから・きなこ等)を上手に利用してきました。豆類そのものは消化率が高く有りません。そこで考えられたのが発酵という知恵です。炒り豆や煮豆などは消化吸収率が60%程度ですが、味噌は80%にもなります。味噌汁は四季折々の野菜・海草・魚介類など、どんな具を入れても美味しく食べれる優れた料理です。最近では速醸法といって充分に熟成させない味噌も増えていて、酷い物になると二~三週間で出荷します。これを味噌と呼べるか疑問です。味噌汁はご飯の大切な脇役です。他の調味料とは意味が違うので、質に拘って選びたいものです。漬物も、長い間の伝統から生まれた素晴らしい知恵です。日本は四季毎に野菜が取れる豊かな国ですが、正月から二月いっぱいまでは「霜枯れ時」といって、野菜が少なくなります。その為多くの家庭では暮れになると沢山の野菜を漬物にし、春まで食べてきました。中でも糠漬けは素晴らしい食品で、僅か2g程度の糠に2億以上の乳酸菌が生きていると言われています。これを食べる事によって乳酸菌の一部が腸に達し、活発に繁殖します。腸内は乳酸菌で占められ、腐敗菌などの増殖が抑えられます。糠漬けに限った事ではなく、日本各地で作られる様々な漬物が同じ様な役割を果たしています。漬物は塩の塊ではなく、乳酸菌の塊なのです。でんぷんを主食としながら、乳酸菌の豊富な発酵食品を併用してきたのは偶然ではなく、風土の中から誕生した「知恵の宝庫」の結晶なのです。漬物は最高の野菜料理です。是非、常食したいものです。
2004.12.22
コメント(0)
『主食の充実―雑穀・麦』主食を充実させる方法として、もう一つ挙げられるのが、米に雑穀や麦類を入れる事です。ご飯というと、米単位品で炊いた物を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、米単品の歴史は決して古くはありません。明治以前、或いは戦前には米よりも雑穀や芋類などを主食にしている地方の方が多かったくらいです。米は大変なご馳走でした。現在、その米を毎日食べられると言うのは、本当に幸せな事だとつくづく思います。それはそれで良い事ですが雑穀や麦類には、カルシウムや鉄分が非常に多く含まれて居ます。雑穀をご飯にプラスする事で、精白米には少ないこれらのミネラル類も組み合わされ、主食をより充実させる事が出来ます。雑穀というと小鳥の餌と言ったイメージを持つ方もいらっしゃるかも知れませんが、現在ではむしろ米よりも高価になっています。むしろ豊かな主食と呼ぶべきでしょう。米に一・二割混ぜ、通常の白米と同じ様に炊く事が出来ます。粟や黍・稗などは粒が小さいので、雑穀を初めて食べる方でも違和感は少ないでしょう。分づき米が苦手な方なら、雑穀を混ぜた白米の方がむしろ食べ易いかもしれません。粟や黍を混ぜたご飯はうっすらと黄色く色づき、見た目にも綺麗なものです。粟は縄文時代から栽培されており、救荒作物として役立ってきました。鉄分を多く含むのが特徴で、その量は玄米の役2.3倍、白米の6倍にもなります。黍は和菓子や餅・酒の原料などにもなります。亜鉛が多く玄米の1.5倍、白米の約2倍の亜鉛を含みます。この他、炊き易く加工された麦・赤米・黒米といった色米など、様々な雑穀が売られています。是非主食を充実させたいものです。
2004.12.21
コメント(0)
『主食の充実―未精製の米』主食となる物は、それ一品だけで私達の体に必要な栄養素をある程度摂れるものです。但し、100%完全に摂れる訳ではないので副食が必要になってくる訳ですが、それよりも効率が良いのは主食をより充実させる事です。米はでんぷんが主成分であり、胚芽の部分と糠が付いています。そこには沢山の食物繊維・ビタミンB群・鉄分・マグネシウムなど、数多くの栄養素が含まれています。それらの微量元素は、文字通り少ない量ですが、米は365日食べる物です。少ないとはいえ、「塵も積もれば山となる」の例え通り、決して無視できるものではありません。しかし、最近の米はあまりにも白くなり過ぎています。精白米になると食物繊維やビタミンB群はかなり減り、それが前に述べた食原病の要因にもなっています。健康を考えるなら、もう少し精製度の低い米を常食したいものです。籾殻を取っただけの米が玄米です。見た目は茶色で色々な栄養素を残していますが、炊き方に工夫が必要で家中で食べるにはやや難しいかもしれません。玄米を少しついたものが三分づき米、更につくと五分づき米、七分づき米となり次第に白くなります。胚芽精米は胚芽米ともいい、胚芽の部分だけが残った白米と言えます。この胚芽精米と七分づき米は、食べ易いのが良い点です。是非試して頂きたいのが、出来るだけ黒くついた五分づき米です。食べ易く、しかも栄養素が残っています。家庭用の精米機でつく事も出来ます。普通の炊飯器で炊けて、特に炊きたては美味しく感じられます。一度お試しあれ!
2004.12.19
コメント(0)
『食生活は主食で決まる』食生活の土台とは何か、文字通り主となる主食です。主食になるものは沢山有りますが、私達日本人にとって最良の主食は「ご飯」です。三食食べても飽きると言う事は有りません。パンや、蕎麦・うどんが好きな人でも、続けて三食も食べる人はまれでしょう。また、パンや麺類は加工食品ですから食品添加物の不安は有りますが、米ならその心配はあまり有りません。主食に何を選ぶかで、食生活の殆どもある程度決まってきます。ご飯を主食にすれば、どんな副食でも合います。魚・卵・季節の野菜・豆類・芋類など、いくらでも選択できます。一方、あまり薦められないのが、パン・ラーメン・スパゲティーなどの「カタカナ主食」です。パンは余程選んで購入しないと、でんぷんの供給源にはなりません。食パンを手で握ると小さなピンポン玉大になりますが、その位しかでんぷんが含まれてないという事です。その反面、油脂類はたっぷりと含まれていて、どちらかと言うとお菓子の仲間です。また、パンは水分が少ない為、ジャム・ママレード・バター・マーガリン等を塗ってしまう事になります。パンに添える副食に付いても、野菜炒め・ドレッシングやマヨネース“を使ったサラダ・目玉焼き・ハム等の加工食品・乳製品となりがちで、魚介類はツナ缶やフライ程度。野菜や魚介類を食べるというより油を食べる様なものです。ラーメンの場合も麺はでんぷんの供給源ですが、具の肉や炒めた野菜・スープには多くの油が含まれます。スパゲティーも具は油抜きで考えらませんし、副食はサラダなどに殆ど限られてしまいます。この様に「カタカナ主食」はどうしても油の多い食事になってしまいます。時々のお楽しみとして日曜位はパンやラーメンも良いでしょう。しかし、常食はお薦め出来ません。主食を「ひらがな」にしなければ、良い食生活にする事は困難でしょう。一番は主食ありき、それが食生活なのです。洋食系や中華系を否定する訳では有りませんが、現実に生活習慣病が増えてきた原因をもう一度考えてはみませんか?
2004.12.18
コメント(0)
『人の主食は「でんぷん」と「水」』赤ちゃんは母乳という液体を飲んでいます。そして成長に伴い、重湯から始まって、お粥、軟飯、やがてご飯へと進みます。小学生ら小さな子は、水を飲みながら食事をします。人は幼ければ幼いほど、「でんぷん」より「水」を多く摂っています。つまり、私達は「水」に「でんぷん」を増やしながら成長していくのです。だからこそ主食と呼ぶのです。副食や間食と、主食が持つ意味は全く違います。家族が病気になって食欲が無くなったら、誰でもお粥を作る事を考えます。病気が更に重くなったら重湯を食べさせます。高齢になって歯や胃腸が悪くなっても、お粥を食べる事になります。夏場、猛暑が続き、胃腸が弱ってくるとご飯が食べ難くなる事があります。そんな時は御茶漬けが食べたくなります。地方によっては、水粥を食べる所もあります。或いは水分の多い麺類そうめんや冷麦が食べたくなります。子供が遠足に行く時、どのお母さんも持たせるのは二つだけです。お茶や水を入れた水筒と、おにぎりです。おかずはそれぞれ違い、おやつはもっとバラバラです。火事や地震になったら、多くの人は水と米を持って避難するでしょう。いざとなったら、肉でも魚でも野菜でもありません。「水」と「でんぷん」なのです。世界の殆どの民族が、米・小麦・玉蜀黍・蕎麦・ライ麦・雑穀・芋類等を主食にしているのは、これらにでんぷんが豊富に含まれているからです。主食の条件として最も大切なのは、一年中食べても飽きない事です。日本人でご飯に飽きた、という人はまず居ません。現在の私達は、365日お腹一杯ご飯を食べる事が出来ます。これ程幸せな事は有りません。生活習慣病を予防する為にも、ご飯はきちんと食べる事がなにより大切です。特に成長期の子供にはご飯をしっかり食べさせないと、甘い菓子類や清涼飲料水、スナック菓子などを好む様になります。「おかずは残しても良いからご飯を食べないさい」 これが健康への第1歩です。
2004.12.17
コメント(0)
『誤った栄養教育』かつての日本の食生活は、日本の風土の中で生まれてきた独自の物でした。食生活に国籍があり、地方があり、季節があり、家庭の味がありました。しかし現在ではその全てが失われつつあり、更に「五無の食生活」といえるかもしれません。無国籍・無地方・無季節・無家庭、そして無安全です。その背景には、昭和30年代から始まった「栄養改善普及運動(食生活近代化論)」が有りました。当時、国民一般に影響を与えた言葉が「ご飯は残しても良いからおかずを食べないさい」「蛋白質が足りないよ」というものでした。これらは、「欧米食が理想だ。日本食は駄目なんだ」という、日本食・伝統食の崩壊運動だったと言えます。別の言葉で言えば、「食文化」の否定運動でした。「穀類や芋類等のでんぷん質の食品ばかり食べている国は貧しい。それに対して、先進国は肉や牛乳などの動物性食品が豊富。日本も早く欧米並みに追いつこう」という欧米崇拝の理論が「食生活の近代化」だと言われていました。確かに日本や東南アジアの国々と欧米とを比較すると、主食にも大きな違いが見られます。日本にとってご飯は主食ですが、欧米人にとってパンは決して主食ではありません。その違いは、主に気候風土の違いからきます。日本や東南アジアは温暖で降雨量が多い為植物が育ちやすく、その為穀類や芋類、野菜などで満腹にする事が出来たのです。それに比べ、ドイツやイギリスなどの欧米の国々は寒くて降雨量も少ないため、冷涼で湿度の低い条件でも栽培可能な麦類を作ってきました。ところが麦は畑作です。同じ物を続けて栽培すると連作障害が起き、収穫量も落ちてきます。欧米人達が、肉や食肉加工食品・乳製品・野菜などに少しのパンという食生活をしてきたのは、パンをお腹一杯食べる事が出来なかったからです。決して豊かだった訳ではありません。欧米には欧米の、日本には日本の風土があり、農業があり、食生活があります。食生活は「何を食べるか」ではなく「何が摂れるか」。Foodは風土で決めるのです。
2004.12.16
コメント(1)
ちょっと健康情報サボってます・・。ごめんなさい・・。昨日からお気に入りのページに【莉奈ちゃんを救う会】へのリンクを張って居ります。私も一人の親として、自分の子とダブらせて莉奈ちゃんを見てしまいますのでどうしても居た堪れなくリンクしました。今、出張先の徳島に来ていますが、昨日、徳島の駅前で【莉奈ちゃんを救う会】の募金活動に募金させて頂きました。そんなに多くは募金出来ませんでしたが、掛け替えの無い命ですから何とか助かって貰いたいという一念です。『拡張型心筋症』という病気は幼児にはとても大変な病気です・・。大人ですら手術の予後治療に気を使う病気です。日本の制度では15歳以下の臟器提供は認められていません。でも【莉奈ちゃん】はそれ以外の方法は無いのです。海外で移植するしか方法は有りません・・・。もし良かったらこの幼い命を救う為にリンクを張って頂いたり、無理にとは言いませんので募金協力して頂ければ幸いです。私も子供2人を流産で亡くしています・・。その時の辛さは今でも忘れられません・・。何卒、多くの方に【莉奈ちゃん】の事を知って頂ける様にご協力お願い申し上げます。自分の子供が、もし同じ状況ならば・・・・・。
2004.12.12
コメント(4)
『急激に変化した食生活』私達日本人は、長い間穀類や芋類を主食として、野菜・海草・豆類・魚介類などを食べてきました。そして、体もその様な食生活に適応してきました。しかし、日本の食生活は昭和30年代から40年代を境にして大きく変化しました。お米の消費量が急激に減少したのです。終戦後の昭和25年ですら、茶碗にして1日に1人平均6~7杯は食べていたのが、昭和63年には3~4杯になってしまったのです。これは子供から大人まで含めた全国平均ですから、1日に茶碗1杯しか食べない人も少なくないと言う事になります。お米に代わって急激に増加したのが、パンやスパゲティー・ラ─メン等の輸入小麦粉製品、砂糖を含めた様々な甘味料、バタ─・マーガリン・植物油などの油脂類、牛乳・乳製品・肉・加工食品などです。かつて殆ど口にする事の無かったこれらの食物が日常の食べ物になったのです。おそらく、これだけ短期間に食生活が急変した国は世界中探しても無いだろうと言われています。少し前までは、この様な変化を「食生活が豊かになった」「日本は世界一の長寿国になった」「子供達の体格は見違えるほど豊かになった」と、捉えていました。しかし、最近はこの様な言葉を耳にする事が少なくなってきています。多くの人が疑問を持つ様になってきているのではないでしょうか。今も元気な明治生まれの人達は何を食べてきたのでしょうか。子供達の体格は立派になりましたが、「体質」も「体力」も強くなったでしょうか。昭和36年代頃まではあまり見られなかったアトピー性皮膚炎や喘息・花粉症といったアレルギー性疾患が急速に増え、癌の患者が若年齢化しているのは何故でしょう。こえらの事には全て食生活が大きく影響しているのです。まさに今、「豊かな食生活」とは何なのかが問われているのだと思います。本当に豊かになったのなら、生活習慣病や食原病などと言う言葉は出てこない筈です。食生活は豊かになったのではなく、出鱈目になっただけ、と言えるのではないのでしょうか。
2004.12.08
コメント(0)
『食原病の時代』1998年3月、厚生省(現厚生労働省)が発表した初の糖尿病実態調査によると、糖尿病疾患で通院中の患者は218万人、糖尿病が強く疑われる人は690万人、この病気の可能性を否定できない人(予備軍・境界型)を含めると1370万人にもなります。中高年では、予備軍も含めると4.5人に1人の割合となり、まさに中高年の現代病と言えます。私達が生まれてきた時の体重は、僅か3kg前後だったはずです。それが大人になると50kgも60kgにもなっています。その増えた分は食べ物以外の何物出も有りません。毎日何気なく食べている食べ物が今の体を作っています。その積み重ねに間違いがあれば、体のどこかに問題が出てきても不思議ではないのです。健康な毎日を過ごすか、病気になるかを決めるのは、色々な原因・理由が有るでしょう。勿論食生活だけで健康を語る事は出来ません。ジョギングで汗を流したり、精神的ストレスを取り除く努力をしたり、体操をしたり或いは煙草を止める事も大切かも知れません。しかし、多くの人達が、私達の『体』を作っている材料である『食べ物』に対してあまりにも無関心です。その結果、『食原病』をこんなにも急増させてしまったと言えるのではないでしょうか。自らが病気を口に入れている『食原病』の時代なのです。〔粗食生活〕ー幕内秀夫著より
2004.12.06
コメント(0)
【毎日魚食べれば乳がん減る DHA効果で4割も】 魚を毎日食べる人は魚をあまり食べない人より乳がんになるリスクが約40%も低いことが、文部科学省の研究班が約2万5000人を対象に行った追跡調査で分かった。データを分析した愛知県がんセンターの若井建志がん疫学研究室長らが9月29日から福岡市で始まる日本癌(がん)学会で発表する。 青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)などの魚介性脂質は記憶力の向上や血液がサラサラになる効果が注目されているが、乳がんの発生を抑える可能性も動物実験などで指摘されており、今回の大規模なデータ分析で初めて裏付けられた。 調査対象となったのは40代から70代の女性で、このうち、127人が平均約7年半の調査期間中に乳がんを発症した。 (共同通信) - 9月24日よりやっぱり魚は体に良いんですね!私は鯖だけは食べれないのですが、他の魚は食べれるのでしっかり食べていきますよ。乳癌は女性だけの病気ではありません。男性も乳癌にはなりますので、しっかり食べる努力をしていきましょうね。
2004.12.05
コメント(7)
三焦辨証 三焦辨証とは、清代の呉鞠通が『温病条辨』で述べられた外感温病の辨証方法である。『内経』で説明された三焦の部位と衛気営血辨証を基礎として、温病の病理変化等を説明する。温病を上焦、中焦、下焦の病証に分類している。1.上焦病証 手太陰肺経と手厥陰心包経の証侯を包括 軽い悪風悪寒、身熱、自汗、口渇あるいは口渇はないが咳、脈浮数や寸口脈が大 邪が心包絡に入ると舌の運動障害や四肢の冷え、うわ言をいう等が出現2.中焦病証 足陽明胃経と足太陰脾経の証侯を包括 陽明燥熱 面目が赤い、呼吸が荒い、便秘、口等の乾燥、唇が裂ける、舌苔黄や焦黒、脈沈渋 太陰湿熱 面色淡黄、頭や身体が重い、胸悶、空腹感が無い、身熱等、舌苔黄膩、脈細・濡数3.下焦病証 足少陰腎経と足厥陰肝経の証侯を包括 身熱、面赤、手足心熱、特に手背に熱感、口舌乾燥、神倦、難聴、脈虚大 または手足蠕動、神倦、意識の低下等、舌質紅絳、舌苔少中医学基礎理論は今回で一応最終回になります。次回からはまた、別の健康情報を載せて行きたいと思って居ります。次回からも宜しくお願い致します。
2004.12.04
コメント(0)
今年も出張に追われる一年だった・・。残す所あと2回の出張!今日は徳島に向けての出張だ・・。何ヶ月ぶりかなぁ・・・徳島・・。美味しい蕎麦屋さんがあるからc(・。・) ちょこっと楽しみ・・。(*´σー`)エヘヘ久々に徳島のお客様とも会えるし、それもまた楽しみ!それでは スタタタタッ ε=ε=ε=(* ̄ー)ノノいってきま~す!ε=ε=ε=ε=ε=(o  ̄ー ̄)oブーン
2004.12.03
コメント(0)
衛気営血辨証 衛気営血辨証とは、清代の葉天士が提唱した外感温病の辨証方法である。六経辨証を基礎として発展した辨証法であり、外感病の辨証を、衛分、気分、営分、血分の四種の証侯に分類している。1.衛分証侯 温熱の病邪が肌表に侵襲し、衛気の機能が失調しておこる証侯。外感温熱病の初期。 発熱、軽い悪風悪寒、舌辺と舌尖が紅、脈浮数 頭痛、口乾や軽い口渇、咳嗽、咽頭腫痛等を伴う2.気分証侯 温熱の病邪が臓腑に入り、正邪闘争により陽熱が亢進した裏熱証の証侯。 発熱、悪寒はなく悪熱がある、舌質紅・舌苔黄 脈数、心煩、口渇、尿赤等を伴う 熱が肺に阻滞-咳喘、胸痛、黄色の粘い痰を吐く 熱が胸膈に入る-心煩、心窩部の不快感、座っても臥しても落ち着かない 熱が肺胃に在る-自汗、喘急、煩悶、煩渇、脈数・舌苔黄燥 他にも様々な臨床表現がある3.営分証侯 温熱の病邪が深く内陥した段階で、営陰が損傷し心神の病変が現れる特徴がある。 身熱があり夜間に増悪、口渇はあまりない、心煩、不眠、意識障害、斑疹、舌質紅絳、脈細数4.血分証侯 温熱の病邪が最も深くまで入った最終段階。耗血、動血、傷陰、動風等の特徴がある。 血分実熱-営分証侯に加え、高熱、狂躁、はっきりした斑疹、各種の出血症状、身体各所の拘急等 血分虚熱-微熱が続く、潮熱、五心煩熱、口咽乾燥、精神不振、難聴、肢体消痩、舌の少津等
2004.12.02
コメント(0)
少々疲れ気味のshbtakaです。今年も後少しで終了・・・。今年の自分は成長と言う物が殆ど見られないまま終わりそうだ・・。ε-(ーдー)ハァ・・。4日からの長期ロードで結果を出さないと・・・。六経辨証 六経辨証は張仲景の『傷寒論』に『素問・熱論』を基礎として、傷寒病の証侯や特徴から体系化したもので、主に外感病の辨証方法の一つとなっている。 六経辨証は外感病を大きく陰陽に分け、更にそれぞれを三つに分類して三陰三陽の六つの証に分類している。外感病の病理変化をあらわしているのが特徴。1.太陽病証 外感病の初期で、外邪が侵襲したばかりの状態〔表〕 〔1〕太陽中風証 発熱、悪寒、頭痛、汗が出る、脈浮緩 〔2〕太陽傷寒証 発熱、悪寒、頭項強痛、体痛、無汗、脈浮緊2.陽明病証 太陽病証が治癒せず、病邪が裏に入った状態 〔1〕陽明病経証 大熱、大汗、大渇飲水、面赤、心煩、舌苔黄燥、脈洪大 〔2〕陽明病腑証 日哺潮熱、手足に汗をかく、臍腹部の脹満や疼痛、大便秘結、せん語、狂躁、 不眠、舌苔厚黄乾燥、舌尖紅棘、甚だしくは焦黒苔等3.少陽病証 太陽病証〔表〕の時期は過ぎているが、陽明病証〔裏〕に入っていない状態、半表半裏 口苦、咽乾、目弦、寒熱往来、胸脇苦満、食欲不振、心煩、嘔吐、舌苔白または薄黄、脈弦4.太陰病証 腹満、嘔吐、食不下、下痢、口渇しない、腹痛、舌苔白膩、脈沈緩弱5.少陰病証 〔1〕少陰寒化証 悪寒、脈微細、四肢厥冷、未消化物を下痢、食べると吐く、脈微 〔2〕少陰病熱化証 心煩、口や咽喉が乾燥する、舌尖紅赤、脈細数6.厥陰病証 消渇、気上傷心、心中疼熱、飢えても食欲なし、食べると回虫を吐く等
2004.12.01
コメント(2)
経絡辨証 十二経絡病症 奇経八脈病症 外邪が人体に侵入すると経気失調となり、体表の衛外機能が弱くなるために、病邪は経絡を通じて徐々に臓腑に侵入する。また逆に内臓の病変が経絡を通じて体表に反映される場合もある。 経絡辨証は十二経脈病症及び奇経八脈病症に分けられ、臨床所見に基づいて疾病がどの経、臓腑にあるのかを分析し、診断する辨証方法である。〔十二経脈病症〕 十二経脈病症は十二経脈や関連する臓腑の機能失調によりおこる症候であり、十二経脈病症の特徴を把握すれば疾病の部位や虚実を診断できる。 1.手太陰肺経病症 肺脹〔脹満感〕、咳喘、胸悶、欠盆中痛、息切れ、肩背痛、悪寒発熱、自汗等、上腕・前腕内側前面部痛2.手陽明大腸経病症 歯痛、頚部腫脹、咽喉痛、鼻出血、肩・上腕部の疼痛、示指痛等3.足陽明胃経病症 発熱、鼻痛、鼻血、歯痛、頚部の腫脹、膝蓋脹痛、乳房部痛、気街・股・大腿下腿前外側・足背痛等4.足太陰脾経病症 舌の強ばり、嘔吐、腹脹、体の重だるさ、心煩、泥状便、股・膝内側部の腫痛や冷え、母趾の麻痺等5.手少陰心経病症 心痛、口渇、目黄、脇痛、前腕内側の冷痛、手掌部の熱痛6.手太陽小腸経病症 下顎部が腫れ首が回らない、肩部痛、上臂痛、難聴、目黄、頬部の腫れ、頚・顎・肘・上肢外側後方部痛7.足太陽膀胱経病症 悪寒発熱、鼻閉、頭痛、項部の強ばり、背腰部痛、膝裏・ふくらはぎ・外踝の疼痛、小趾の麻痺等8.足少陰腎経病症 空腹だが食欲はない、顔が黒い、咳や唾に血が混じる、口内の熱感、咽頭腫痛、脊柱・大腿内側部痛等9.手厥陰心包絡経病症 手掌の熱感、臂・肘部の痙攣、腋下の腫れ、面赤、心煩、心痛等10.手少陽三焦経病症 難聴、多汗、外眼角や頬部の痛み、耳後・肩・上臂・肘外側の痛み、小指・薬指の麻痺等11.足少陽胆経病症 口苦、溜息をつく、片頭痛、胸・脇・肋・髀・膝外側・脛骨外側痛、足第四趾の麻痺等12.足厥陰肝経病症 胸部の膨満感、嘔逆、少腹部の膨満感や痛み、陰嚢の腫痛〔奇経八脈病症〕 奇経八脈は正経十二経脈の順行や関連器官とは異なる経脈であるが、正経十二脈や五臓六腑と間接的に関わっている。特に衝・任・督・帯脈は人体の生理、病理とも密接な関係がある。1.督脈病症 脊柱部の強ばり等、頭重感、頭痛、ひきつけ〔小児〕2.任脈病症 疝気〔男性〕、帯下〔女性〕、月経不順等〔女性〕3.衝脈病症 気急〔呼吸困難〕、気逆、胸腹部の脹痛4.帯脈病症 腹部の脹満、臍から腰周りの痛み、赤白帯下〔女性〕5.陽維脈、陰維脈病症 陽維脈・寒熱に関わる病症〔冷え、発熱、悪寒等〕 陰維脈・心痛 両脈のバランスを失うと生気が失せたり、脱力して力が入らない6.陽きょう脈、陰きょう脈病症 陽きょう脈・身体の内側の筋肉が弛緩し外側の筋肉が拘急する、狂走、目が閉じない 陰きょう脈・身体の外側の筋肉が弛緩し内側の筋肉が拘急する、下肢厥冷
2004.11.27
コメント(0)
津液辨証津液の病証は一般に津液不足と水液停聚〔停滞〕に分けられる。津液不足 津傷ともいわれ、津液が少ない証侯。胃腸虚弱や久病により津液の産生が減少したり、内熱や大汗、嘔吐、下痢等で津液を消耗することが原因となる。 口や咽喉の乾燥、口唇が乾燥して割れる、皮膚がカサカサになる、小便短少、大便干結等 舌質紅、少津、脈細数水液停聚 外感六淫、内傷七情が、肺・脾・腎の水液の輸布や排泄作用に影響して起こる。 水腫 陽水 頭面部の浮腫で一般に眼瞼から始まり全身に及ぶ、小便短少、風邪の症状を伴う舌苔薄白、脈浮緊、あるいは咽喉脹痛、舌質紅、脈浮数 陰水 浮腫は腰部以下に著しい、小便短少、腹脹、便溏、顔色が悪い、下肢の冷え等 舌質淡・舌苔白、脈沈、あるいは舌質淡胖・舌苔白滑、脈沈遅無力 痰飲 痰証 咳喘喀痰胸悶、悪心、嘔吐、痰涎、眩暈、痰鳴、半身不随、喉中の異物感等 舌苔膩、脈滑等 飲証 咳嗽、胸悶、多量の薄く白い痰を吐く、痰鳴等〔特に痰証とは吐く痰の質が異なる〕 舌苔白滑、脈弦等
2004.11.26
コメント(0)
気血津液辨証 〔気病、血病、気血同病、津液〕気血津液辨証とは臓腑学説中の気血津液理論を用いて、気血津液の病変を分析する診断方法である。気病辨証気の病症は非常に多いが、臨床上常見するものは主に気虚、気陥、気滞、気逆の4種がある。1.気虚証 気虚証とは身体の機能低下により現れる証侯である。久病、過労、高齢等で体が弱ることにより起こる。 息切れ、精神疲労、眩暈、自汗、動くと症状が悪化等 舌質淡・苔白、脈虚・無力2.気陥証 気陥証とは気が虚して昇挙無力となるために、気が下陥した証侯である。気虚証の進行や労累、ある一臓の気が損傷して起こる。 眩暈、息切れ、倦怠、長期に渡る下痢、腹部の墜脹感、脱肛、子宮脱、内臓下垂〔西医〕等 舌質淡・苔白、脈弱3.気滞証 気滞証とは人体の特定の臓腑や部位の気機が阻滞し、運行不良となる証侯である。気滞の原因は大変多く、七情、飲食、外邪の感受等が関与している場合が多い。 脹悶、疼痛4.気逆証 気逆証とは気機の昇降失調により、気が上逆しておこる証侯である。臨床上は肺気、胃気、肝気の上逆が常見される。 肺気上逆 咳嗽、喘息 胃気上逆 しゃっくり、ゲップ、悪心、嘔吐 肝気上逆 頭痛、眩暈、昏厥、吐血等 主に気が関与する病症は、比較的針灸治療が効きやすい分野です。気逆等では症状が重くみえても、治療後速やかに消失する例がみられます。また、気虚証や気陥証も灸法を上手に組み合わせることで、かなり良好な結果が得られます。衛気営血辨証でも触れますが、病が気の部分で留まる場合は、中医学では「病が軽い」といえます。血病辨証臨床上常見するものには主に血虚、血お、血熱、血寒の4種がある。1.血虚証 血虚証は脾胃虚弱による生化不足、急慢性出血、七情過度による陰血損耗などによりおこる。 顔色が悪く白または萎黄、唇色は淡白、爪甲が白い、眩暈、目のかすみ、心悸、不眠等 舌質淡・苔白、脈細無力2.お血証 寒凝、気滞、気虚、外傷等により血行が悪くなり、経脈上や臓腑等に血が停滞しておこる証侯。 刺すような痛み、拒按、夜間増悪、腫隗、顔色・唇・皮膚等が紫暗色、閉経や生理に血隗を伴う等 舌質紫暗またはお斑、お点、脈細渋3.血熱証 臓腑の火熱が盛んになり、熱が血分に入ることでおこる証侯。煩労、飲酒、七情等が原因になる。 吐血、尿血、じく血〔鼻出血〕、咳血等の出血症状 舌質紅絳、脈弦数4.血寒証 指などの局部の脈絡が、寒凝気滞のために血行障害を引き起こした証侯。寒邪の感受等が原因。 手足の疼痛、皮膚が紫暗色で冷たい、冷えを嫌い温めると疼痛は軽減、少腹部の疼痛、生理の遅れや経色紫暗、血塊等 舌質淡暗・苔白、脈沈遅渋 気血同病辨証気と血は密接に関連している為、疾病が生じると気血相互に影響を与える。気滞お血証 気機が鬱滞して血行が阻滞し現れる証侯。情志の問題等から肝気の鬱滞が長引いて起こる場合が多い。 胸脇脹悶、放散痛、イライラ、脇下痞塊、刺痛拒按、婦人では閉経や痛経、経色紫暗、血塊等 舌質紫暗あるいはお斑、脈渋気虚お血証 気虚のため血を推動する力が無力となり、血行が滞り現れる証侯。久病による気虚から起こる。 顔色淡白または暗い、倦怠乏力、息切れ、胸脇部に刺痛や拒按等 舌質淡暗あるいは紫班、脈沈渋気血両虚証 気虚と血虚が同時に存在する証侯で、久病により気虚となり生血機能が低下する場合や、出血により気血が同時に失われた場合等がある。 眩暈、息切れ、脱力感、自汗、顔色淡白または萎黄、心悸、失眠等 舌質淡白かつ嫩、脈細弱気不統血証 気虚により血液を統摂できないためにおこる出血を伴う証侯。久病等による気虚が原因となる。 吐血、血便、皮下お斑、崩漏、息切れ、倦怠脱力、顔色白く艶がない 舌質淡白、脈細弱気随血脱証 大量出血時におこる気脱の証侯。外傷や内臓破裂等が原因で重篤な症状である。 多量の出血と共に顔面蒼白となる、四肢厥冷、大汗等 舌質淡白、脈微細または浮大散
2004.11.25
コメント(0)
病因辨証 病因辨証とは疾病の発生原因を、主に六淫、七情、飲食労逸、外傷の4つに分類したものである。中医学では疾病の病因を主に上記の4つとするのですが、ここでは特に六淫を取り上げます。六淫には風・寒・暑・湿・燥・火があり、外感病を引き起こす原因となります。これらは季節や気候、環境と関与し、単独または2つ以上が絡んで疾病を引き起こす原因となります。七情からの内生五邪〔風・寒・湿・燥・火〕や飲食労逸、外傷も六淫を含めて互いに密接に関与する場合があり、特に慢性疾患では複雑な証侯を示します。1.風淫証侯 発熱、悪風、頭痛、汗が出る、咳嗽、鼻閉、鼻汁、舌苔薄白、脈浮緩2.寒淫証侯 悪寒、発熱、無汗、頭痛、身体痛、咳喘、四肢厥冷、腹痛、泄瀉等、苔薄白、脈浮緊3.暑淫証侯 傷暑 悪熱、眩暈、汗が出る、口渇、精神疲労、尿黄、舌質紅、苔白あるいは黄、脈虚数 中暑 発熱、昏倒、汗が止まらない、口渇、呼吸が荒い、舌質紅絳で乾燥、脈数4.湿淫症候 頭重感を伴う頭痛、関節部の痛みやだるさ、屈伸不利、体が重だるい、舌苔白、脈濡滑5.燥淫症候 発熱、軽い悪寒・悪風、無汗、咳嗽、喉や皮膚の乾き、鼻閉、舌質は乾燥、苔黄、脈浮数6.火淫症候 高熱、口渇、面紅、目赤、煩躁、譫妄、吐血、鼻出血、発疹等、舌質紅絳、脈洪数か細数 火淫症候については邪気侵襲の深さが関与するため、後述の衛気営血辨証を参照のこと病因辨証については中医基礎理論の病因病機に関連する説明があるので、ここでは具体的な証侯のみを取り上げました。七情、飲食労逸、外傷については省略していますが、慢性化すると七情では関連する臓病等を助長したり、飲食では食積、労逸では気虚等、また外傷では血虚〔大量出血時〕や、お血〔打撲等が原因〕が発生しやすくなります。
2004.11.22
コメント(0)
臓腑兼証人体の各臓腑間は生理上も密接に関係しているため、ある臓腑が発病すると他の臓腑も影響を受ける場合がある。同時に二つ以上の病証がみられるものを臓腑兼証という。1.心腎不交〔心腎陰虚+心火亢進〕 心煩、不眠、心悸、健忘、眩暈、耳鳴り、腰のだるさ、五心煩熱、咽乾、口燥 舌質紅、脈細数2.心脾両虚〔心血虚+脾気虚〕 心悸、健忘、不眠、多夢、眩暈、食欲減退、腹脹、泥状便、倦怠、脱力感、顔色萎黄、皮下出血等 舌質淡嫩 脈細弱3.心肝血虚 心悸、健忘、不眠、多夢、眩暈、耳鳴り、震顫、両眼の乾き、物が見にくい、爪甲の色が悪い等 舌質淡・苔白、脈細弱 4.心腎陽虚 寒がる、四肢の冷え、畏寒、心悸、小便不利、浮腫〔特に下肢〕、唇や爪甲が淡暗や青紫色 舌質青紫・暗淡・苔白滑、脈沈微細5.心肺気虚 心悸、息切れ、咳喘、胸悶、息が詰まる、自汗、脱力感、動くと悪化、顔色が白く冴えない等 舌質淡・苔白、脈沈弱あるいは結代6.脾肺気虚 長期に渡る咳、息切れ、咳喘、痰は多く白い、食欲不振、腹脹や下痢を伴う、力が入らない等 舌質淡・苔白、脈細弱7.脾腎陽虚 寒がる、下肢の冷え、顔色が白い、腰・膝・少腹部の冷痛、下痢〔未消化〕、五更泄瀉、浮腫等 舌質淡胖・苔白滑、脈沈細8.肺腎陰虚 咳嗽、痰は少量か時に血が混ざる、口咽乾燥、両頬が赤い、盗汗、腰や膝のだるさ、遺精等 舌質紅・少苔、脈細数9.肝腎陰虚 頭暈、目眩、健忘、不眠、耳鳴り、咽乾、口燥、脇痛、腰や肩のだるさ、五心煩熱、盗汗等 舌質紅・苔少、脈細数10.肝脾不調 胸肋部の脹満や疼痛、溜息をつく、精神抑鬱、易怒、食少、腹脹、大便不調、腸鳴、失気等 舌苔白あるいは膩、脈弦11.肝胃不和〔肝火上炎→胃気上逆〕 胸脇や胃の脹満や疼痛、呑酸、煩躁、易怒、しゃっくり、ゲップ等 舌質紅・苔薄黄、脈弦あるいは弦数12.肝火犯肺 胸脇灼痛、イライラ、易怒、頭暈、目赤、煩熱、口苦、咳嗽、咳血、痰は粘りのある黄色 舌質紅・苔薄黄、脈弦数代表的とされている臓腑兼証です。実際の臨床では臓腑単独の病証よりも、むしろ複雑な臓腑兼証が多くみられます。例えば肝腎陰虚の病証では舌質紅少津・脈細数ですが、この患者さんに食積などで湿邪があると舌苔が白く厚くなったり、脈が濡脈等を示したりします。日本では針灸治療が普及しているとはいえず来院が遅れがちになるため、疾病が慢性期に入っている場合が多いからと思われますが、証が複数ある病証は当たり前で臨床は複雑に絡んだ糸を解いていく作業ともいえます。
2004.11.18
コメント(1)
腎・膀胱病辨証腎については、人体の成長・発育の根源であり、臓腑機能活動の中心とされる。腎の病症では臓が損耗する一方のため虚証が多い。膀胱病では湿熱証が多く見られる。1.腎陽虚 腰や膝のだるさや疼痛、畏寒、四肢の冷え〔特に下肢〕、陽萎、不妊、浮腫〔特に下肢〕等 舌質淡胖・苔白、脈沈弱2.腎陰虚 腰や膝のだるさや疼痛、眩暈、耳鳴り、不眠、多夢、遺精、経少や閉経、消痩、潮熱、盗汗等 舌質紅・少津、脈細数3.腎精不足 小児では発育が遅い、身体が小さい、知能の発達や動作が鈍い、泉門の閉鎖が遅い等成人では男性不妊、早期の閉経や不妊、早期の老化や脱毛、歯が抜ける、健忘、耳鳴り等 4.腎気不固 顔色が白い、精神疲労、聴力減退、腰や膝のだるさ、頻尿、遺精、早漏、水様の帯下等 舌質淡・苔白、脈沈弱5.腎不納気 喘息、呼多吸少、動くと増悪、自汗、精神疲労、声が小さい、腰や膝のだるさ 舌質淡・苔白、脈沈弱 〔症状が激しい例では舌質紅、脈細数等の場合もある〕 6.膀胱湿熱 頻尿、尿急、尿道の灼熱痛、尿は黄赤で短少、小腹脹悶、発熱や腰痛を伴う、血尿や結石 舌質紅・苔黄膩、脈数中医学では、一般に腎の病は虚証のみとされています。虚証が多いということは臨床上でも治療に時間がかかることを意味していて、特に陰虚証や腎精不足の治療では気長に効果を待つことも必要です。腎の病では程度にもよりますが、尿や汗の問題〔気虚・陽虚〕は比較的早期に好結果が得られるようです。ただし透析等、臓器に大きな問題がある場合は別です。
2004.11.17
コメント(0)
肝・胆病辨証 肝の病証には虚証と実証があり、虚証は肝陰、肝血の不足といった陰病の傾向が多く、実証では気鬱に代表される陽亢が多い。胆病の多くは実証で、口苦、黄疸、驚悸、不眠等といった症状があらわれる。1.肝気鬱結 胸脇部や少腹部の脹痛等、溜息をつく、精神抑鬱、易怒、梅核気等、婦人の生理不順等も含まれる。 脈弦2.肝火上炎 眩暈や頭部の脹痛、面紅、目赤、口苦、口乾、易怒、不眠、悪夢、胸脇部の灼熱痛等。舌紅・苔黄、脈弦数3.肝血虚 眩暈、耳鳴り、顔色は艶のない白色、爪の色が悪く脆い、多夢、視力低下、四肢の痺れ、手足のふるえ、肌肉の痙攣、婦人の月経量の減少等 舌質淡〔白〕、苔白、脈弦細 4.肝陰虚 眩暈、耳鳴り、目の乾き、五心煩熱、潮熱盗汗、口咽乾燥、手足のふるえ等 舌質紅・少津、脈弦細数5.肝陽上亢 眩暈、耳鳴り、頭部や目の脹痛、面紅、目赤、易怒、心悸、健忘、失眠多夢、腰膝のだるさ、頭が重くふらつく等 舌質紅、脈弦有力または弦細数 6.肝風内動 〔1〕肝陽化風 眩暈、項部の強ばりと手足の震え等 舌質紅・苔白または膩、脈弦有力 〔2〕熱極生風 高熱、意識不明、手足の痙攣や頚項部の強直等 舌質紅・絳、脈弦数 7.寒滞肝脈 少腹部から睾丸部の冷痛、陰嚢の収縮と疼痛、寒冷により増悪、温熱により緩解 舌苔白滑、脈沈弦または遅れ。8.肝胆湿熱 脇肋部の脹痛や灼熱痛、できもの、厭食、腹脹、口苦、下痢、小便短赤等 舌質紅・苔黄膩、脈弦数9.胆鬱痰擾 驚悸、不眠、煩躁、口苦、嘔悪、胸悶、脇脹、眩暈、耳鳴り等 苔黄膩、脈弦滑肝胆の病では、その病因に気鬱〔ストレス等〕が関与することが多いという特徴があります。肝気が上り、体の上部に偏ると上半身がほてり下半身が冷える症状が現れますし、気の流れが滞れば、肝・胆経脈上の胸脇部や肩に痛みや凝りが出現します。目に症状が現れる傾向もあり、目を使う機会が多い現代社会はストレスも加わって、肝胆の病が増えているのかもしれません。そういえば怒りの感情〔キレる〕も肝病に属します。興味深いですね。
2004.11.16
コメント(0)
臓腑辨証 臓腑辨証とは、各臓腑の生理機能に基づいて疾病の諸症状や進行を分析して帰納を行い、病理機序をを明らかにして、病変部位、性質、正邪盛衰等を判断する辨証である。中医学では八綱辨証に次いで重要な位置付けがされており、臓腑間の関係や臓腑と各組織の関係と影響に注意が必要となる。〔心・小腸、肺・大腸、脾・胃、肝・胆、腎・膀胱、臓腑兼証〕 臓腑辨証に限らず中医学の辨証は多くの場合、八綱辨証が基本となります。四診から辨証へと診察を進めていく場合に迷いが生じたら、今一度八綱辨証に戻ってみて下さい。私の場合も治療効果が上がらない場合には、辨証の基本に戻って再検討しています。また、整形外科分野の治療機会が多い日本の場合、あまり臓腑に固執し過ぎると、遠回りの治療となる恐れもあります。患者さんの主訴をよく聞いて、まず何をすべきかを判断する必要があるでしょう。心・小腸病辨証 虚証では長期に渡る病気や高齢、先天の気不足、思慮の過度により起こるものが多い。実証では痰阻、火擾〔精神錯乱の状態を起こす〕、寒凝、お滞、気鬱等が多い。1.心気虚・心陽虚・心陽暴脱 心悸〔以下共通〕、胸悶、息切れ、活動後に症状悪化、顔色淡白、自汗、畏寒〔以下心陽虚〕、四肢の冷え、心痛、冷汗〔以下心陽暴脱〕、呼吸微弱、口唇青紫、顔面蒼白 舌質淡・苔白、脈虚〔心気虚〕、舌質淡胖・苔白滑、脈微細〔心陽虚〕、脈微弱〔心陽暴脱〕2.心血虚・心陰虚 心悸〔以下共通〕、不眠、多夢、眩暈〔以下心血虚〕、健忘、委黄、口唇淡五心煩熱〔以下心陰虚〕、潮熱、盗汗、両顴部が赤い 舌質淡、脈細弱〔心血虚〕、舌紅少津、脈細数〔心陰虚〕3.心火亢盛 心胸部煩熱、不眠、面赤口渇、小便黄、大便乾燥〔硬い〕、吐血等出血、腫物等 舌尖紅絳、口舌瘡あるいは疼痛、脈有力4.心脈痺阻 心悸、胸悶、胸部の刺痛、肩背部に方散痛 舌質紫暗、紫班、紫点、脈細渋または結代5.痰迷心竅 表情に乏しい、精神抑鬱、痴呆、異常な動作や言動、突然昏倒する等 舌苔白膩、脈滑6.痰火擾心 発熱、面赤、目赤、痰が黄色く粘る、痰鳴、不眠、心煩、眩暈、精神錯乱状態 舌質黄・苔黄膩、脈滑数7.小腸実熱 心煩、口渇、口や舌に瘡が生じる、小便赤、尿道に灼熱痛、血尿 舌質紅・苔黄、脈数臓腑の疾患の中でも心の病は比較的重い症状が多くなります。特に心筋梗塞等の症状も含んでいますので、危険な症候がある場合は針灸治療は応急処置として、病院等へ送るか受診を勧めて下さい。肺・大腸病辨証 肺の虚証では気虚と陰虚が多く、実証では風寒燥熱等の外邪の侵襲や痰湿阻肺によりおこるものが多い。1.肺気虚 咳喘、呼吸が無力、痰は薄く透明、声が無力、顔面淡白、精神疲労、感冒に罹り易い 舌質淡、脈虚弱2.肺陰虚 咳嗽、無痰または粘稠な少痰、口や咽喉部が乾く、消痩、潮熱、盗汗、五心煩熱等 舌質紅・少津、脈細数3.風寒束肺 咳嗽、痰は希薄で白、鼻閉、水様の鼻汁、軽度の悪寒や発熱、無汗 舌苔白、脈浮緊4.痰湿阻肺 咳嗽、痰は粘稠な白色で喀出し易い、胸悶、重症では気喘、痰鳴を伴う 舌質淡・苔白膩、脈滑5.風熱犯肺 咳嗽、痰は粘稠な黄色、鼻汁は黄色で粘稠、身熱、軽度の悪風悪寒、口乾、咽痛 舌尖紅・苔薄黄、脈浮数6.熱邪壅肺 咳嗽、痰は粘稠な黄色、呼吸が荒い、壮熱、口渇、煩躁不安、重症では鼻翼煽動、鼻出血、喀血を伴う、胸痛、膿血や生臭い痰を吐く場合もある。 舌質紅・苔黄、脈滑数7.大腸湿熱 腹痛、粘液便、裏急後重あるいは激しい下痢、肛門の灼熱感、小便短赤、口渇等 舌質紅・苔黄膩、脈滑数8.大腸津虚 大便秘結、排便困難、数日に一回の排便、口咽乾燥、口臭等 舌質紅少津、脈細渋9.腸虚滑泄 大便失禁、下痢が止まらない、重傷では脱肛を伴う、腹部隠痛、喜熱喜按等 舌質淡・苔白滑、脈沈弱臓腑の疾患の中では、肺の病は呼吸器系の疾患に当てはまり、比較的イメージし易いと思います。感冒から気管支喘息まで呼吸器の症状を伴います。大腸も大便の状態と関与している為、イメージし易いでしょう。脾・胃病辨証 脾の病証には寒・熱・虚・実証があり、脾病では陽気虚衰による運化失調から、水湿や痰飲が内生したもの、統血機能が失調した出血の病証がよくみられる。胃病では受納・腐熟機能の障害、胃気上逆等がよくみられる。1.脾気虚 食少、腹脹、食後に腹脹強まる、大便溏薄、倦怠、息切れ、顔色萎黄、消痩等 舌質淡・苔白、脈緩弱2.脾陽虚 腹脹、食欲不振、腹痛、喜温喜按、大便溏薄または未消化便、四肢不温、倦怠、浮腫、舌質淡胖・苔白滑、脈沈遅無力3.中気下陥 腹部に下垂感と膨満感があり食後憎悪、頻便、肛門墜重感、倦怠、眩暈等 舌質淡・苔白、脈弱4.脾不統血 歯肉出血あるいは血便等の出血傾向、食少、大便溏薄、精神疲労、顔色がすぐれない舌質淡・苔白、脈細弱等5.寒湿困脾 腹部のつかえや腹脹、食少、大便溏薄、悪心、頭や体が重だるい、顔色暗黄、浮腫等、舌質淡胖・苔白膩、脈濡緩6.脾胃湿熱 腹部のつかえ、嘔悪、下痢、尿黄、体や四肢が重だるい、面目等が黄色、皮膚に痒み身熱があり汗が出ても解熱しない等 舌質紅・苔黄膩、脈濡数7.胃陰虚 上腹部のつかえや隠痛、空腹感があるが食欲はない、口咽部の乾き、大便乾結等 舌質紅で少津、脈細数8.食滞胃かん 上腹部の腹脹や疼痛、ゲップや吐酸あるいは嘔吐、嘔吐後に脹痛は軽減、泥状便 舌苔厚膩、脈滑9.胃寒 上腹部の疼痛、軽症ではジワジワ痛み重症では激痛、冷えで増悪し温めると軽減四肢が冷え喜温、精神疲労を伴う等 舌質淡・苔白滑、脈遅・緊弦10.胃熱 上腹部の灼熱痛、胸やけ、口渇で冷飲を好む、消穀善飢、口臭、歯肉の腫脹や出血大便秘結、小便短赤等 舌質紅・苔黄、脈滑数脾胃の病も比較的イメージし易いと思います。面白いことに脾胃は表裏の臓腑ですが、その性質は反対であり、脾は湿に弱く食欲に関与し、胃は湿を好み食事の量に関与します。食欲は無いけど食べれる〔脾虚〕等は脾胃の性質の違いをよく表しています。両者は反対の性質も伴いながら密接に関与している為、バランスが崩れると糖尿病等〔消渇・中消〕や肥満の原因となります。なお脾は生理学的な脾臓の役割とは全く異なりますので注意が必要です。針灸治療が効果を上げる場合が比較的多い疾患です。
2004.11.15
コメント(0)
八綱弁証 八綱とは、表・裏・寒・熱・虚・実・陰・陽を指し、八綱弁証は中医学の特徴である弁証論治の基礎の一つとされる。四診より得られた情報に基づき病位の深浅、病邪の性質及び盛衰、人体の正気の強弱等を分析して、八種類の証候として表すものである。表裏 表裏とは、病変部位と病勢を表す綱領である。表とは比較的病が浅い部位〔体表、皮毛、病の初期〕にある事を示し、裏とは比較的病が深い部位〔血脈、臓腑、病の慢性化〕にあることを示している。表証とは六淫の邪が体表から体内に侵入するときに起こり、発熱、悪寒、関節痛等を伴い、浮脈を示すもので外感病の初期にみられる。裏証は病因、範囲ともに幅広く、多種多様な病状を含んでいる。脈は主に沈脈の傾向があるが多様であり、舌証も様々である。 表裏の鑑別は、まずは感冒等の初期を表として捉えて、その他を裏とします。簡単すぎる気もしますが、まずはそのように覚えてください。日本でも腰痛等の治療の際に感冒等の針灸治療もする機会は多く、表裏の鑑別ができれば予後を説明することができ、患者さんとの信頼関係を築きやすくなります。その際、表裏に二分するだけでなく、六経弁証の鑑別ができるようになると、治療成果も上がりやすくなります。寒熱 寒熱とは疾病の性質を表す綱領である。寒証と熱証は身体の陰陽の盛衰を反映したもので、陰盛あるいは陽虚は寒証として、陽盛あるいは陰虚は熱証として現れる。寒証とは寒邪を受けたり、陰盛陽虚により現れる。四肢の冷え、分泌物清冷〔尿、痰等〕、寒がる等の症状を伴い、遅脈や緊脈、舌質淡白、舌苔白等がみられる。熱証とは熱邪を受けたり、陽盛陰虚のために身体の機能活動が亢進して現れる。熱がり冷たいものを好む、顔面紅、小便短赤、分泌物が黄色く粘る等の症状を伴い、数脈、舌質紅、舌苔黄等がみられる。 寒熱の鑑別は問診である程度予測ができ、舌診、脈診等で確認していくことで鑑別します。しかし臨床上は慢性化した疾患や身体の深部〔衛気営血弁証〕の疾患では寒熱が交錯し、単純に舌診、脈診に頼れない場合があります。寒証の治療は灸法を用いることが多く、熱証では針が中心になります。寒熱の診断を誤った場合、特に熱証に灸法を用いたときには症状が悪化する場合があるため注意を要します。虚実 虚実とは正邪の盛衰を表す綱領である。虚証と実証は身体での正気と邪気の盛衰の状況を反映し、正気不足は虚証として、邪気が盛んな場合は実証として現れる。虚証とは正気が虚弱なため現れる病理的な状態で、倦怠、脱力感、息切れ、自汗等の症状を伴い、虚脈、舌質淡白胖嫩・歯痕等がみられる。 実証とは外邪を感受したり、体内の病理産物による病理的な状態で、腹脹、胸悶、大便秘結、小便不利等の症状を伴い、実脈、舌苔厚膩等がみられる。 虚実の鑑別も問診である程度予測でき、舌診、脈診等で確認していくことで鑑別できます。寒熱と同じく慢性疾患等では虚実が交錯するために、単純に舌診・脈診だけで判断するのは危険があります。虚実の鑑別は、特に針灸の手技や刺激の強さに直結するために、誤った場合は針あたり〔治療後だるくなる等〕や一時的に痛みが強まる等副作用がでます。よく好転反応等と言われますが実際は刺激過多で起こるものであり、予想外のこうした反応は虚実の鑑別ができていないからです。治療のために敢えて刺激を与える場合は、先に患者さんに話しておくと逆に信頼されます。実証の方に補を行った場合は効果が出ない程度ですが、虚証の方に寫法を行った場合は副作用が大きくなります。陰陽 陰陽とは八綱辨証の総綱であり、表・熱・実を総合して陽とし、裏・寒・虚を総合してとしている。臨床上では表裏・寒熱・虚実の六綱として分類されることが多いが、高熱よる大汗や激しい嘔吐、出血等では亡陰、亡陽といわれ、危険な徴候である。八綱辨証の各論は内容が多いために、とりあえず省略します。初心者の方は、まず疾病を表裏・寒熱・虚実に単純に分類するところから始めて下さい。
2004.11.13
コメント(0)
全146件 (146件中 1-50件目)

![]()
