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(前回からの続き→)数週前にあった講演から未だに話をひっぱっているが。 講演をされた、東京シューレ学園の学園長、奥地さん曰く。 フリースクールから文科省認可の学校創りへ向かう展開は。 不登校の子の居場所として創ったフリースクールだったが、慣行の学校から弾かれる不登校の子、辛い目にあって訪れる子どもは増えてゆくばかり。 それならいっそ、新しい学校を創ろう、という気持ちがきっかけだった、そうだ。 その気持ちは、他分野でありながらも、おおいにわかる氣がした。 一つには、当庵にも様々なクライアントが訪ねて来られるが、病院や他を受診したが、よくならない、といろいろ経由して来られる方は少なくない。 そういう方は、その経由の過程において、精神的にも、身体的にも、当初の身体の状態にある種のややこしさをプラスしている。 最初からうちに来てくれれば、もっと円滑に経過、解決するのになぁ、と思うこともしばしばである。 簡単な例として、身体的なことで言えば、鎮痛剤など、身体の自然な表現を抑え、鈍らせるものの使用だ。 痛みは身体が治る過程で自ら発しているのだから、抑え込もうとしても、必要で表れる。 無理に抑えていた分、治癒力が高まると、余計に痛むこともある。 それを治らない、と錯覚すると、それだけでややこしい。 精神的なことで言えば、例えば、医師という権威に、「治らない」といった無碍に告げられる心なき言葉。 もはや呪言である。 ふっと潜在意識に入ってしまうと、もはやややこしいなどというものではない。 まさしく、治り難くなる。 よく当たる占い師の例よろしく、占いの言葉、呪いの言葉に添って、行動してしまうのである。 これは、教育の現場においても、同様の場面を目にする。 例えば、「何々しないと、何々になる」といった恐喝まがいの呪言である。 教育の現場、と言っても、学校において私が目にするのは、参観のような短い時間だ。 逆に、短い時間でも目にする、ということは、学校の一日はどうなっているのだろう、と思う。 何を教育するつもりなのか、と。 もちろん、先の呪言は、家庭教育において、親も使いがちだが、それとて、親の親や、学校教育によって受け継がれてきている、まさに教育の賜物である 先に、一つには、と言ったが、もっと広い意味で、ややこしい状況、深い病へ陥ってゆく元凶をたどってゆくと、つまるところ教育にゆきつくのではないか、と私は考えている。 そのことが、私が教育に関心を深め、変えたらいい、フリースクールを創ろうか、などと思案するにつながっているのだが。 自ら溌剌と生きるに必要な、ものを見る目、思考回路の発達がなされない、どころか下手をすると妨げる教育であるならば、やはり変えてゆく必要があるだろう。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2024.02.29
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(前回の続き→)話を戻して、東京シューレ学園学園長、奥地さんの講演だったが。 2007年に創設された東京シューレ学園、そこに至るまでの歩みと、その中で成されている、多様な学びについてお話しいただいた、と記憶する。 多様な学びについては、前回も挙げたが、かなり「きのくに子どもの村学園」と類似するところが多いようだった。 体験・総合学習や、学年混合の時間が多いことや、イベントや行事を子どもたちが実行委員会を組んで、自ら催してゆくことなどなど。 子ども中心の教育を目指し、実践されていることは、どちらも明らかであった。 違うとすれば、東京シューレは、学校に来ても、授業や行事はほぼ参加しない、や、ほぼ登校せず家庭を中心に過ごしている、という子どもにも対応していることか。 これは、東京シューレが、子どもの村と異なり、不登校の子どもを基本対象に出発しているからだと察する。 もちろん、慣行の学校にも、そういう子どもが当然ひとまずは入学するわけだが。 なにせ、不登校の子ども、しかも調査で上がっているだけでも(当然、上がってない人数も相当数あるだろう)、一昨年の時点でおよそ300万人いるのだ。 しかし、対応、ということになると、まだまだ、授業や行事に参加させる、登校させる、という姿勢が主流であり、それがかなわない場合、遠巻きにして、当たらず触らず、という場合が多いのではないか。 それは教員と保護者との関係性によるところも大きい、と察するが、大方の場合、誰しも悪気があるわけではない。 私が参観日などで学校の様子を観ている限りでは、現行のシステム上、多様な対応は難しいだろう、と認識している。 うちの子どもたちが通う小学校で生徒が一クラス30名超だが、その一人一人に先生が深く力を注ぐ余裕は、残念ながらとてもありそうにない。 全員が授業にたとえ表向きでも参加していてでさえ、そうなのだから、現行システム上のイレギュラーに対応する余裕など、ありはしない、と観た方がよく。 先生にむやみにクレームをぶつけたところで、何も解決はしない、と考えている。 このあたり、医療分野においても似たような事例があって。 大病院に通われながら、当庵にも来られるクライアントさんからは、病院で担当の先生がPCのモニターばかりで、私の顔を全然見てくれない、といった愚痴を聞くことが少なからずある。 もちろん、先生の力量によるところも無いではないが。 同じく、システムに問題がある、言うならば、人を大事にするより、生産性や合理性を追求した結果、出来上がっているシステムに、人があてはまらなければならないところに無理が生じている。 ちなみに、それらの無理を現実的に表してくれるものの代表が、私たちの身体である。 学校や医療に携わる人たち、そのクライアントはもちろん。 生産性ばかりを追求する世界に生きる住人たちが表している、草臥れた身体こそがその代償、現実だ。 終末、多くが癌を患ったり、認知症に陥ったり、というのはむしろ道理である。 話を戻して、システム的問題の一部、学級の人数、ということで言えば。 東京シューレにせよ、子どもの村にせよ、一クラスの生徒数は、かなり少なく、一クラスに二人の先生(東京シューレ、子どもの村ともに先生という呼び方はなく、それぞれ、スタッフ、大人、としているが)がついている。 そのことだけでも、子どもを深く看ることができるため、子どもに関する意見交換も活性化しやすく、親との信頼関係も深くなるのではないか。 ちなみに、東京シューレは、フリースクールから文科省認定の学校へと昇華しているが、そもそもは「親の会 登校拒否を考える会」発足からのスタートだったそうだ。 今回の講師であり、現学園長の子どもたちも、いわゆる登校拒否児(この呼び方は好きになれないが)だったそうで。 そんな経緯もあってだろう、学校運営を親と一緒に、という姿勢は、子どもの村よりいっそう強い印象を受けた。 (→続く)★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2024.02.23
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もう一週間以上、前の話になるが。 宇部の街の方で催された、教育関係の講演に足を運んだ。 講演のタイトルは「不登校~成長を遂げる子どもたち」―フリースクール/学びの多様化学校の実践から―。 講師は、学校法人東京シューレ江戸川小学校、東京シューレ葛飾中学校の学園長、奥地圭子さん。 東京シューレ、というのは、存じなかったが。 もともとフリースクールから始まり、文科省公認の学校に転じている。 お話を聞く限り、昨年、自主上映した「夢みる小学校」に登場した、「きのくに子どもの村学園」とよく似た印象ではあった。 その歩みから、不登校の子どもが生徒の対象となっている感は、子どもの村より強い。 文科省の認める、そういう学校を「不登校特例校」といったのだとか。 今や「不登校特例校」は「学びの多様化学校」と名称を変え、全国に32校あるのだそうな。 東京シューレ学園はその草分け的存在らしい。 講演というのは、基本的に聞く一方だから、最近は滅多と行く氣にならなかった(とはいえ、昨年は「魚クン」の講演に行ったか)。 正味、今回の講演も、妻がどこからか持ち帰ったチラシを見て知ったのだが。チラシの作りがどうもかたくて、どうやろか…と行くことに迷いはあった。 しかし、ここのところ、フリースクールの創造に関心があったことから、ともあれ行ってみることにした次第である。 フリースクールの創造…未だ私にとって雲をつかむような感はあるのだが。 もともと、私のライフワークである、整体、武道、自然農を活かして、私塾のようなことができないか、と思い描いているところがあった。 実際、それらは、それぞれに、「セルフケア実習会」、「古武道エクササイズ」、「自然農実習会」という、各教室の形で、大人向けではあるが、参加者がますます活きる場には現在すでになっている。 加えて、子どもたちとの遊びから派生した「親子で季節遊び」。 一年通して、野原で、里山で、田んぼで、磯で、浜辺で、海で…身近な自然に触れ、旬を味わい、遊び=学ぶ内容は、参加した親子にもたいへん喜ばれている。 その中で、子どもたちが自ら学び、育つ姿を看ている。 無論、わが子たちも、なかなか面白く、のびやかに、内面の豊かさを損なわず、今のところ育っている、と感じている。 親ばかであるが。 ただ、次男、三男は、学校との折り合いがつかず、行ったり、行かんだったり…行かない方が多いか。 私も妻も、学校に行かなければいけない、という社会的脅迫観念からは逸脱しているため、行かないからどう、ということはない。 無理に急いで学校に行かなくとも、溌剌と自身の人生を築き、歩むことはできる、と半ば確信している。 逆に、慣行の教育システムに無理してあてはまるゆえの弊害、発達を歪めることを案ずる。 だから、わが子のためにフリースクールを創ろう!というような、高尚な志があるかというと、そうでもない(子どもの心配をそれほどしていない)。 が、わが子のことが、全く無関係とも言い難い。 もっと、大人も子どもも、関わる人が、楽しんで、自ら(結果的に)学び、育まれる場を創れんかな、というところに、フリースクール、というワードがひっかかっている…現在のところ、そんな状態である。 (→続く) 親子で季節遊び3月「野草を摘んで食べてみよう」は3/9(土)11:00〜13:00を予定しております。 詳しくは整体処明響庵ホームページでお確かめください。 お問合せ・参加お申込みは0836-39-6275整体処明響庵までメールフォームはこちら。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2024.02.21
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前回のブログから、随分空いてしまった。 書くネタには事欠かず、たまる一方なのだが、何と無く書き始める、というかPCに向かう氣がそぞろであった。 毎年、春は特にそうなりがちだ。 一つには、春、頭部を中心とした神経系の感受性が高まることにある、と認識(言い訳?)している。 その疲労感が表れやすいのである。 私感であるが、近代化とともに表れた春の花粉症も、花粉以前に、そういう身体の都合が大きくものを言っている。 何せ、多くの人において、神経系に負担を偏らせやすい、というのが現代の特徴だ。 そして、今年は、その春が随分早く、やってきているのを感じる。 氣配、動植物、そして、他人の身体、自分の身体…いずれも春の訪れを例年より早くに表している。 先週末には、2月の自然農実習会を催した。 月一で催しているものだが、毎年1月は休みのため(農作業には向かぬ気候だ)、今年になって初めての実習会だった。 予報では天気が危ぶまれたものの、そこは毎度のことながら、参加者の徳の高さあってか、お日様が顔を出していた。 自然農の畑もまた、すでに十分春を表している。 大根や菜っ葉、アブラナ科の中にはすでに塔立ちし始めているものも。 例年より、ひと月は早いように思う。 塔立ち(花芽形成)が進むと、根も葉も硬く線維化して、食べ難くなってしまうから、収穫に慌てる。 土の生育が不十分でだったり、種を蒔く時期が遅かったりで、野菜がまだ小さい場合。 まだ大きくなるかも、と育ちをぎりぎりまで見守りたい心持ちにはかられるのだが…。 もっとも、塔立ちしてしまったら、しまったで、アブラナ科の花芽はいずれも食べられるし、来期に向けて、種を採ってもよい(アブラナ科は種が混じりやすい、という問題はあるのだが)。 時の流れ、自然の流れは止めようにもどこかに無理がかかるばかりだから、添って、その時々を楽しむ。 そんなわけで、実習会の内容も、例年であれば、少し早いと思われる、ジャガイモの植え付けと、エンドウ豆の支柱立て。 昨秋、アブラナ科が随分虫にやられ、野菜少なめの自然農畑。 いよいよ草原と見分けがつけにくいような様子だったが、支柱が立つと、随分畑の雰囲気が出る(笑)。 しかも、今年のエンドウ豆の支柱には、自分で稲わらを綯って作った縄を使った。 それだけで、支柱のできあがりも、随分違っていみえる…一味出るから面白い。 従来、シュロ縄を購入し、使っていたのだが、やはり、自前の縄はよい。 どことなく、風情すら感じる…我田引水、自画自賛、だが。 縄の材料、稲わらも無論、自分で稲作をし、脱穀で籾をとった後、手に入れたものである。 たかが稲わら、されど稲わら。 縄を綯おうにも、現代では稲わらもにわかに手に入りにくい。 コンバインで稲刈りをすると、その過程で、稲わらもバラバラに刻まれて、田んぼに撒かれる。 農協などで稲わらが販売さえされている時代だ。 そんなわけだから、ますます自前縄を使った支柱に満足、エンドウ豆がそれを伝う姿を想像し、自然、笑みがこぼれる。 人の幸せなどというものは、遠くに求めずとも、案外、その足元にあるものではないか。 …そんな、足るを知るに至るであろう、自然農実習会3月は3/10(日)9:00〜11:00を予定しております。 詳しくは整体処明響庵ホームページでお確かめください。 お問合せ・参加お申込みは0836-39-6275整体処明響庵までメールフォームはこちら。★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2024.02.16
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整体処明響庵月刊紙「からだの自然」2月号より抜粋記事をご紹介致します。 「からだの自然」は ・天然酵母パンむくのき(宇部市あすとぴあ) ・ミリーズブレッド(宇部市西岐波) ・天然酵母のパンと菓子ばくや(宇部市亀浦) ・すくすくプラザ(宇部市琴芝町) ・保育所ハッピーランド(山口市阿知須) ・量り売り専門店 F(宇部市西梶返) ・珈琲店ジヴェルニー(宇部市沖宇部) ・宇部市立図書館 (宇部市琴芝町)・お米野産なかざわ(山口市佐山)(順不同)ご厚意で上記各店および施設に置かせていただいております。 是非手に取ってご覧ください。 二月のからだ ~生命エネルギーを発揮する~日中の陽気、膨らむ梅の蕾の如く高まる生命の鼓動をそこここにとらえ、春の訪れを予感。とはいえ、今年は概ね暖かい冬。私の故郷、秋田でも、平野部では、ほとんど積雪を見ない、至極珍しい冬だとか。そのためか、従来冬眠する時期を過ぎても、熊の目撃情報が相次いだそうで。 冬期、身体は寒さに対して生命を維持するだけで、かなりエネルギー(以下E)を使います。ですから、表向き不活発になったとて、やたらEを持て余す、ということはそれ程ない。熊も、冬眠中、食べることをしない、とはいえ、ガリガリになるまで消耗するのは、そういう理屈でしょう。 ですから、冬が暖かいと、Eを持て余す、ということが起こりやすい。暖かい分、冬でも活動的に、自発的に動いていれば、話は別ですが、暖かいにもかかわらず動かないと、どうしたって持て余します。自然においては、食料が乏しい冬でも、栄養において不足しない現代の日本ではなおのこと。 そうしますと、身体は持て余したEを散じようとして、様々なことを起こします。活動時間を増やそうと、睡眠時間を短くしたり。勢い余して怪我をしてみたり。修復にEを傾け、治る過程で必要な痛みを強く表したり。インフルエンザ等、風邪様症状(発熱等の排泄)を表したり。今期の冬中、インフルエンザを患う人が多かったのも、そのためかも。 そういえば、今年は1月中にもかかわらず、梅や菜の花を目にすることがありました。狂い咲き、と言ったものですが、それは人の身体という自然でも起こる。寒い冬は症状も割りに大人しいことが多いのですが。今冬期は、春を待たずのEうっ散現象でなかなかにぎやか。 雨の日に、Eを持て余した子どもが、屋内で暴れて、物を壊したり、怪我をしたり…ということと本質は一緒。子どもや身体が悪いのではなく、環境とのすり合わせ、適応の過程で生じる、E平衡を保とうとするはたらきの表れ。思わず皿を落として割ってしまう現象の内にも、それはある。 …という具合に、Eの循環、という視点で、現象を観てゆくと、身体の症状とて、大方おそるるに足らず。異常ではなく、身体の要求在りきの生理現象であることがほとんどです。外からの情報に不安を煽られ、過剰に怖れ、処置を誤るがゆえに、循環が乱れ、ややこしくなります。 ここまで、散々、E、Eと言ってきましたが、Eはカロリーや栄養のみを指すわけではありません。単純に、動けば消費される、というものでもない。無意識に、自発的に、身体の要求で発揮される生命Eです。例えば、受け身で嫌々仕事をするのであれば、動いたとて、滞り、持て余します。強迫的に動かされる場合も然り。逆に、好きなことに熱中しているような時こそ、生命Eは最大限に発揮され、速やかに循環する。 化石燃料やガスなどのE資源や原子力Eに依存を大きくし、自身の生命Eをくすぶらせるのではなく。自発的に動いて、身体を十全に活かし、生命Eを存分に発揮してゆく。自身と、その足元の豊かさに氣づくことで、足るを知り、Eが速やかにめぐる…地球全体で調和を取り戻してゆくことでしょう。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2024.02.15
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先週、鼻の近くに腫れ物ができていた。 面疔とでも言うものだろうか。 もう随分枯れてきている。 それを見た知人に、どうされたのですか?とたずねられたので、不摂生でしょう、と答えたところ。 加賀谷さんでも不摂生をするんですね、という反応。 その方は私の職業を知ってのこともあるが、かねてから、他の方にも同じような反応を表されることはあった。 どうやら、真面目に摂生している人、というように見られがちのようである。 まぁ、仕事柄、常日頃、クライアントさんには生活面のアドバイスをするし、明響庵の月刊紙「からだの自然」にも養生的なことを書いているから、ということもあるだろう。 自覚的には、それ程意識的な摂生はしていない、むしろ不摂生を省みて悔やむことも多いのだが…。 しかし、改めて、客観的に自身を省みれば、世間的には摂生している部類に入るのかもしれない。 もはや、ほとんど意識するまでもなく、習慣化している、とさえ言えるのだが… 例えば、・化学調味料はあまり摂らない・塩は天然塩・砂糖は白砂糖を控えている・薬やサプリメントを摂らない・病院(歯科含む)には行かない・マスクをほとんどしない・TVをほとんど見ない・シャンプーやリンス、歯磨き粉はつけない・化繊の衣服が少ない・体操や武道の基礎訓練はほぼほぼ欠かさないなどなど そう言えば、現代に生きる人の多くが当たり前としていることを、当たり前にしていない。 書き出してみて、改めて、なのだが。 特別に摂生している、のではなく、昔は無かったもの、自然界ではありえないものを、割と避けているのだ。 とはいえ、自動車を運転もすれば、PC、スマホも使う(そういえば、父はついに死ぬまで運転もしなければ、携帯も持たなかった(笑))。 ただ、日常的に、直接身体に触れる、摂りいれるものは、感覚的に選り分けている。 ちなみに、「摂生」を辞書で引くと、「規則正しい生活などを心がけ、健康に氣を配ること」とある。 いわゆる現代的な、この意味においては、私の場合、全くの不摂生といえるのではないか。 3時間ばかりしか眠らないこともあれば、10時間眠ることもある。 食べ過ぎること、飲み過ぎることもそれなりにある。 が、3食食べることは少ない…などなど。 いわゆる、健康のために~する、という頭もない。 日々行う体操等の基礎訓練も、当然健康のためなどではない。自身の身体感覚を磨く…自身に対する発見、深堀り、そして、それが日常、特に仕事で活かされることに喜びを見出しているからである。 しかしながら、いわゆる現代的な、この意味において、と先に断りをいれたのは。 私の場合、身体に対する、規則正しい、や、健康、という言葉のとらえ方がおそらくのところ、いささか異なるから、だ。 規則正しい、は外の誰かが決めた規則に則るのではない。 自分の身体が表す要求に則る。 言うならば、身体に宿っている自然法則に則らん、としている。 例えば、食欲が無ければ、無理に食べることはしない。 眼がさえれば、無理に眠ろうとはしない。 咳も、痛みも、下痢も、熱も、無理に止めようとはしない。 腫れものとて、無理にひっこめようとはしないのである。 (→続く)★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ毎週土曜日13:30〜15:30@宇部市常盤ふれあいセンター お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2024.02.06
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