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こちらは、先日横浜へ窓のメンテナンスにお伺いした際に建具やジャムライナーを外した時の写真です。サミット(Summit)のダブルハングを新しい建具に交換する為に窓枠の寸法を正確に計測する為には、窓枠以外のものを全て外す必要が生じます。その際、このサッシにはどんなバランサーが付いているかを向学の為にジャムライナーから外してみました。こちらのバランサーは、元々装着されていたものではなく、途中新しいものに交換した際に付けられたもののようです。(元々は、先日記事に書かせて頂いたウェンコ社ダブルハングに装着されていたタイプと同じものが付けられていました)構造的には非常に単純なものとなていますが、仕組みは他社のダブルハングと然程変わらないものとなっています。ただ、ウェンコ社のもの同様、バランサー・スプリングが現在同じものが製造されておらず、将来メンテナンスの為に代替となるものを探す必要がある状況です。取り敢えず、バランサー・シューの部品だけは調達先を見付けました。探せば結構あるものですね。<関連記事>: ウェンコ(Wenco)のダブルハングも交換出来る (2019年10月20日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.31
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こちらの写真は、ウェンコ(Wenco)社のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)に追加されたハメ殺しのサイドライト。外から見ると3枚ドアの掃出しサッシに見えますが、南側に面した日当たりのいいバルコニーに設置されています。日当たりがいいということは、逆に言えば台風の雨風が最も強く当たる場所と言っても過言ではありません。そんな場所に雨仕舞があまりよくないウェンコの窓が取り付けられている訳ですから、何も対策を取らなければ雨漏れするのは必至です。案の定、窓ガラスとアルミの下枠との間から雨が木製フレームに侵入し、中から木を腐らせていきました。中から腐っていきますから、それが人の目に触れるような状態になるまでにはその腐り方は相当なものになっています。お客様ご自身も何とかしなければと考えて、養生用のビニールテープを外側や室内側に張って防水や枠補強をしたようですが、不十分な仕事では中に入った水が外に出にくくなるだけで、反って腐るのを助長させるだけでした。どうにか腐った下枠だけを交換する方法はないかとも考えましたが、構造的に雨仕舞が悪い状況を変えることは出来ませんし、建具部分の枠だけでなく本体側の枠にも損傷がある状況ではサッシ自体を交換する以外に抜本的な対策はありません。バルコニーは、雨や風が滞留しやすい場所ですから、防水がしっかりしたサッシを取り付けることが大切ですが、定期的に防水メンテナンスを実施することはもっと大事だと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.30
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昨日・一昨日と横浜の輸入住宅でサミット(Summit)のサッシのメンテナンス及び調査に行っておりましたので、記事の投稿をサボっておりましたが、本日また再開致します。こちらの写真は、ウェンコ(Wenco)社ダブルハング・サッシの建具(障子)が雨漏れで劣化した為、他社製建具に交換する際の調査のひとコマ。建具を窓枠から外すと共に、窓枠の両サイドにあった樹脂製のジャムライナーを一旦撤去した状態です。こうすることで、木で出来た窓枠本体が露出しますから、その寸法を測定することで、そこに入る新しい建具やジャムライナーの寸法が決まるのです。この状態の時に正確にサイズを計測しないと、せっかくオーダーメイドした建具類が窓枠に装着出来ないということになりますから、念には念を入れて何度もチェックします。既存の木枠のコーナーには、雨で出来た染みが見受けられます。また、その部分は数日前に降った雨のせいか乾いておらず、雨が侵入していることも確認出来ました。本来ここのコーナー部分には、薄いウレタンで出来た防水部材が装着されていなければならないのですが、劣化した為か既に存在していませんでした。それに取って代わるように、細かな砂やホコリがジャムの中に入り込んで、更に水が溜まってしまう環境を作っていました。折角全部外して採寸調査を行うのですから、そうしたものを掃除して更にこの状態で少し放置して木を乾かすようにしました。よくジャムライナーの下端であるコーナー部分に防水コーキングを塗っているおうちがあるのですが、そうしてしまうと上からジャムライナーの中に雨が入り込んでしまうと、下に落ちてきた雨が外へ出られなくなって中で木を腐らせることになります。私たちが装着する防水ガスケットは、下端から侵入する雨をシャットアウトすると共に、上からの雨は外へと抜けるようにしますから、将来木が腐るリスクは少なくなります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.29
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神戸市にあるスウェーデン系輸入住宅へドアの調査及び調整に伺ったついでに、六甲山の森林植物園へ立ち寄らせて頂きました。森林という名の通り、木ばっかりで花は殆どなく、杉や松の大木が散歩コースの両側に広がっているだけという場所でした。でも、輸入の木造住宅を造っている私としては、いろいろな木を見るのは楽しみでもありますから、結構堪能させて頂きました。そんな中、施設の展示スペースにあったセコイアオスギの切株を見付けましたので、ご覧下さい。セコイアオスギは、セコイアの一種で直径は5m以上、樹齢は何と2000年。杉の仲間だそうですが、生きた化石と言われ、柔らかな杉とは違いメチャ堅い木なんです。で、この木が育ち始めた頃は、何とあのキリストさんが生まれた時だったそうで、人間の小ささを感じざるを得ませんでした。これだけ大きな切株を見られるのは、きっと日本ではここだけでしょうから、是非お好きな方は見に行ってみて下さいな。神戸から有馬温泉へと続く有馬道を北進した途中にありますよ。明日はまた、横浜へ窓のメンテナンス調査及び防水工事に出張します。それにしても、全国各地からお呼びが掛かりますねぇ(笑)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.26
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先日、建具枠が腐ったウェンコ(Wenco)のダブルハングについて、詳細寸法を測りに行ったという記事を書かせて頂きましたが、今回はサミット(Summit)社のダブルハングサッシです。建具の下に僅かに部品の一部が覗いている感じでバランサーは見えなければならないのですが、ご覧のように窓枠の溝の中にバランサー・シューが完全に見えてしまっています。こういう場合、バランサー・シューに何らかの不具合があって、うまく溝の中を走らなくなってしまっている状態です。ですから、建具は重くて上げられなくなりますし、無理に上げても建具が下へ落ちてきてしまうといった状況となります。先日寸法チェックへ伺ったおうちでも、そういう状況がいくつか見受けられました。また、サミットのサッシに入っているバランサー・シューとウェンコのサッシのバランサー・シューは形状からして同じものが入っているようです。サミットとウェンコは、兄弟会社とでも言うべき窓メーカーでしたから、仕様部材も共通のものが多いという気がします。バランサー・シューは、何とか調達ルートを見付けたのですが、これに接続するスプリング部品がなかなか見付かりません。現状、スプリングはまだ使える状態だと思うので、交換する必要はないかも知れませんが、将来的には交換が必要となる時期が来るでしょうから、バネ部品も調達ルートを見付けておきたい処です。特に網入りガラスで重くなった建具が装着されている場合などは、バネが弱ってくるのも早いでしょうから、その点では早々に交換すべきかも知れません。それにしても、こんな小さな部品まで調達しようというのですから、ほんとマニアックな私です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.25
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今日は、神戸のお客様からのご依頼で、スウェーデンのミュレシェフェンスター社製テラスドアのロック金物のカギを解除してきました。Haboという金物メーカーのマルチロックが使われているのですが、このメーカーは既になく、類似の製品を作っているスウェーデンのメーカーのものを調達することになるのですが、鍵爪のラッチが出たままになってドアが閉められないという状態でした。そこで、ドアから金物類を外した処の写真がこちらです。ラッチ部分の金物については正常に機能していましたが、肝心のロックケース部分に不具合があることを確認しました。ロックケースは分解出来ない構造になっている為、原因を探るのはなかなか難しかったのですが、鍵とラッチが連動しない不具合を見付けることが出来ました。また、鍵爪が出たままになる状況についても、部品の操作によって何とか解除することも出来ました。この仕事に伺う前は、金物を破壊することも覚悟をしていましたが、そうすることなく目的を達成出来たのは、嬉しい限りです。これから、不具合のある金物を交換すべく、互換性のある部材を調達する訳ですが、ここまでやれる業者さんが日本にいないのは寂しいですねぇ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.23
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こちらの写真は、モエン(Moen)社のシャワー付き洗い場水栓に付いていたカートリッジバルブとその付属部品。長年使っていた水栓金具のバルブの経年劣化によって、吐水口からお湯がポタポタ落ちるようになりました。今回、不具合が想定される部品を調達して、交換工事に伺ってきたのですが、無事修理することが出来ました。でも、ご覧のようにバルブだけでなく、周辺パーツも割れていたりしてバルブだけを調達していたら、修理は出来なかったと思います。また、このバルブを取り外す為には、特殊な専用工具も必要でした。幸い長年の経験から、バルブ本体以外の部品や推奨されていた関連工具も必要かも知れないと思い、それらの材料も一緒に注文をしていました。水栓金具は、様々なメーカーが様々な仕様の製品を作っていますから、いつも同じような部品や手順が通用するとは限りません。今回もそういった点では、普通の水道屋さんやリフォーム屋さん、住宅メーカーでは太刀打ち出来ない製品であったと思います。キッチンや洗面、お風呂に付いている輸入の水栓金具をメンテナンスしたいけど、出来なくて困っていらっしゃる人はたくさんいると思います。全てが全て修理可能とは言えませんが、お困りの方は修理のお手伝いをさせて頂きますよ。<関連記事>: ハンドルの調子が、少し変 (2019年3月16日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.22
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こちらの写真は、昨日に引き続きウェンコ(Wenco)社ダブルハングに装着されたロック金物(クレセント)です。ご覧の通り、ガラスに金属の網が入ったサッシになっています。これは、20年くらい前によくやったやり方で、建築基準法をクリアする為に防火地域用として網入りガラスをわざわざ北米の窓メーカーに頼んで入れて頂いたのです。(以前、ローウェンの窓でも同じトラブルを見たことがあります)でも、網入りのペアガラスは、通常のガラスの倍近い重さがあって、1枚の木製建具(障子)は10kg近くになってしまいます。こういう状況ですから、建具を開け閉めする際に重さを支えるバランサーの強度をアップさせなければならないのですが、アメリカではやらない特殊なオーダーだった為、ガラスを網入りにしただけでバランサーの強度はそのままというのが殆どです。こちらのおうちの場合も、建具の重量があり過ぎて、窓を開けても徐々に下がってくるという状況が新築当時からあったようです。そんな状態で20年近く使っていたせいか、ロックする為の受け金物もご覧のように中央部が盛り上がるように曲がっています。通常、こうした金物は堅い鉄の鋳物で出来ていますから、強い力が掛かると割れて破損するのが一般的ですが、上窓が徐々に下がってきてゆっくりと金物に力が掛かったせいで、曲がってしまったということだと思います。防火地域の都市部で施工された輸入住宅では、こうした網入りのペアガラスを採用したおうちが多いでしょうから、同じような不具合を抱えている人は多いと思います。強度の強いバランサーに交換したり、ロック金物を新しくしたりして正しい状態に戻してあげることで長く住み続けられるおうちにして頂けるはずですから、メンテナンスを計画してみては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.21
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今日、建具(障子)の木部が腐ってしまったアルミクラッド・サッシを確認調査してきました。雨仕舞があまりよくないウェンコのサッシですが、やはり東向きや南向きのサッシに損傷がありました。ガラスとアルミの境目から雨が侵入して、建具の奥で木を腐らせたというよくあるパターンの原因でした。ガラスの周囲には、ゴム製のウェザーストリップが付いているのですが、完璧なシールが出来ていないので、水が入ってしまうのは当然です。ただ、ダブルハングのサッシだけは、シエラパシッフィックのアップグレードキットを流用して、建具を新しいものに交換することが可能です。通常は、既存の窓枠にサッシ・メーカーが違う建具を入れるなんてことは問題外なんですが、アップグレードキットだけはそういう離れ業が可能です。今回もそういう施工を行うことで、5ヶ所程の窓を修復する予定ですが、バランサーだけが劣化しているサッシについては、その周辺部品を交換することで修理をしたいと考えています。写真は、樹脂製のサイドジャムに内蔵されていたバランサーの各部品を外してみた所です。こうした部品は、日本では手に入らないものですから、米国の部品メーカーに相談しながら、何とか調達をしていきたいと思います。ウェンコのバランサーは、あまりアメリカでも一般的なものではない為、劣化した部品を調達するのは結構大変です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.20
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こちらの写真は、大手住宅メーカーのMホームさんが施工した輸入住宅の樹脂製シングルハング・サッシ。ご覧の通り、窓枠の両サイドに付いていたバランサーの片方が、外れて下に落ちています。これは、建具(障子)を持ち上げる為の糸が切れて、バランサーと建具との連携が取れなくなったことで起こります。恐らくもう片方のバランサーはまだ生きていますから、建具を持ち上げようとしてもバランスが取れず、引っ掛かって窓が開けられない状態ではないでしょうか。こうなってしまうと、必然的に開かずの窓となってしまい、修理が出来る業者が見付からないと長く放置されることもしばしばです。今回ご相談頂いたお客様は、他にも不具合のある窓があるとのことで、一度見に来て欲しいというご依頼でした。遠距離であれば、メール等で写真をお送り頂きながら、調査を進めることが多いですが、比較的近い場所でしたら調査費等は掛かりますが現場にお邪魔させて頂く方が、お客様の手間や時間も少なくて済みます。私たちにとっては簡単なことでも、修理に慣れていないお客様にとっては、ご自身でチェック頂くのは大変なことも多いですよね。でも、そういうことを自分でやると、不具合の状況もよく分かりますし、原因や対策についての私の説明も理解が早くなると思います。これって、家づくりという点ではすごくいいことだと思いませんか?。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.19
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以前、輸入住宅の中古物件について、売り出す前にメンテナンスをして欲しいという相談を頂いたことがありました。その不動産屋さんから、別の物件で再度修理・メンテナンスをして欲しいというご依頼を頂き、岐阜まで行ってきました。実はこのおうち、以前私たちが建築を手掛けさせて頂いた建物で、訳あってお客様が手放されたということが分かりました。半年以上の歳月を掛けて、相当念入りに造らさせて頂いた気持ちのこもったおうちでしたから、それを知った時はショックでした。手直しをすべき箇所がたくさんあるとのことでしたので、詳細を調査しに伺った訳ですが、外観的には昔と変わらない佇まいでした。室内は相当ものがあったようですが、私が伺った時にはきれいに片付けられて何もない状態でしたが、室内の破損や不具合は結構ありました。まあ、それでも私たちが造ったおうちですから、全ての記録は残っていますから、メンテナンスに問題はありません。でも、私たちは何世代にも亘って幸せに暮らしていけるようにと、思い入れを持って仕事をしましたから、そういう状況を作ってあげられなかったことは寂しい限りです。きっといつかまた、お客様に幸せな日が訪れて素敵な家にまた住まわれることを祈っていますが、このおうちも次の持ち主に長く愛して頂けるようにしっかりと修理をしてあげたいと思います。縁あったこの家に、私が出来ることはそのくらいしかありませんから・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.18
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横浜のお客様から外壁やサッシの塗装をする際、どこまでをペンキ屋さんにやってもらったらいいかという質問を頂きました。こちらのサッシは、サミット(Summit)社のアルミクラッドですが、下枠はグラスファイバーの素材の上に塗装がしてあり、側枠はアルミのカバーがしてあるという状況のようです。まずは、外壁とサッシとの取り合いの部分ですが、塗装だけでなくその下地の防水コーキングにもクラックが入っている感じです。こういう場合は、劣化した塗装を少し剥がして、下地のコーキング剤も少しカッターなどを入れて取り除くといいように思います。そうすることで、割れの奥の方まで新しい防水コーキングが入り込みますし、塗装の載りもよくなります。通常は、サッシの下枠まで外壁の塗料で塗ることはしないのですが、変成シリコンのコーキング材の上まで塗装を載せたいのか、サッシ枠までピンクの塗料が塗られています。塗り壁の時は、サッシと外壁との接点が真っ直ぐにならないということもあって、枠の方まで塗装をするなんてことはありますが、サイディングの外壁ではサッシ枠は下端まで白くしておきたいと私は思います。ただ、今回のようにサッシ自体もペンキ屋さんに塗装をしてもらうということは、通常の外壁塗装ではやりませんから、ペンキ屋さんが気を利かせて劣化したサッシ枠まで外壁塗装で塗り込んだのかも知れません。そうそう言い忘れましたが、ホームセンターで売られているコーキングは、シリコンコーキングと呼ばれるものが多く売られています。でも、シリコンコーキングは、水を弾いて防水する効果はありますが、水を弾く為その上には塗装が出来ません。上から塗装をしたいという場所では、変成シリコンというコーキングを使います。これは、防水性のあるシリコンでありながら、塗装が出来るという代物です。ただ、塗装でカバーをしてやらないと、太陽や風雨によって劣化しやすいという欠点がありますから、塗装を前提にしない場所では使えません。コーキングは、その他にもいろいろな種類のものが存在しますから、コーキングなら何でもいいということはありませんので注意して下さい。勿論、塗装も適材適所。木やアルミ、屋根や外壁材のコンクリート等、使う塗料も変わってきますから、塗料をよく知るペンキ屋さんにお願いしたいものですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.17
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こちらの写真は、台風15号で破損したインシュレート(Insulate)社製樹脂サッシ。(もしかしたら、サーティンティード製かも・・?)ハーフサークルのラウンドトップが付いた片引きの引き違い窓ですが、ご覧の通り台風の風でペアガラスが破損しています。今回の台風19号は雨台風だった為か、これ以上の被害はなかったようですが、未だに修復が出来ていない状況です。こちらのおうちは千葉県にあるのですが、近くに輸入住宅を触れるビルダーさんがいないということで、私共にご相談を頂きました。当初は、ガラスを採寸してこの輸入サッシに納まるペアガラスを製作・入れ替えをするだけと考えていましたが、よく見るとガラスの周囲の樹脂枠も破損しています。樹脂枠にはガラスを固定する為の戸当りのような役目がありますから、この破損でその役割が果たせなくなっていないかが問題となります。また、こうした機能を持った窓枠の裏側には、ガラスを外したり挿入したりする為に取り外し可能なガラス押えと呼ばれる固定部材が取り付けられているはずですが、それも破損したり、どこかに飛んでいって紛失してしまっていないかが不明です。お客様からこうした写真をいくつかお送り頂いているのですが、2階の高い位置にあるサッシであるのと割れた部分には既に防水用のビニールシートが張ってある為に、お客様では重要な部分の写真を撮ることが出来ないようです。お客様は最悪サッシ全体を外壁から外して交換することも考えているようですが、そうなるとサッシの周囲の外壁や室内側の壁も触る必要が出てきますから、工事としても相当大きなこととなってしまいます。大工さんやペンキ屋さん、左官屋さん、サイディング屋さんといった職人を一緒に連れていくというのは、名古屋からではちょっと無理がある気もしますから、現地で信頼出来る業者さんにお願いすることも考えなければなりません。そういった点では、ガラスとその周囲の部材の交換だけで済ませることが一番ですが、それらを装着出来る状態なのかやそういった部材を調達することが出来るかなど、1つ1つ課題をクリアしていかなければなりません。ちょっと手間は掛かると思いますが、一度現地調査をさせて頂いて現在の状態をチェックすることが、まずやるべき私の仕事のようですね。でも、今回の台風で被害を受けた輸入住宅は、相当あるでしょうから、今後こうした難題のご相談が増えるかも知れません。私たちは全力で復旧のお手伝いをさせて頂くつもりですが、小さな名古屋の輸入住宅ビルダーでは手が足りない状況となるかも知れません。今後、毎年こうした猛烈な台風や豪雨、竜巻や洪水、地震や津波といった自然災害が何度も襲ってくるでしょうから、日本はどうなってしまうのか心配でなりません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.16
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こちらの写真は、マーヴィン(Marvin)社製ボウウィンドウのケースメント・サッシを開いた様子です。多少古くなっただけで何の変哲もないように見えますが、サイドにある窓枠の木部が剥がれてきているのが分かりますでしょうか。長くマーヴィンのサッシを扱ってきましたが、室内側の側枠は木製ではなく樹脂の枠の上に薄い木製のカバーを張ってあるという素材だったのは知りませんでした。(尚、アンダーセンではそういう素材を知っています)日本なら木目の印刷をして誤魔化すのでしょうが、本物の木をスライスして張り付けてあるなんて、アメリカらしいと言えばアメリカらしいと思います。でも、そういう場合、本当の木で作ってもよさそうですが、耐久性などを考慮した結果こうなったんでしょうね。お客様としては、このままでは見栄えも悪いということで、交換をしたいと希望されていますが、先日お知らせ記事に書いたように古いケースメントやオーニング・サッシは既に製造を止めて廃番になっています。ただ、そんな窓でも新しい形状のケースメントの部材を使って特注では作ってくれるのです。今回の枠材は、特注と言っても然程値段的には高くありませんが、建具(障子)となるとベラボウな値段に跳ねあがってしまいます。昨年だったらまだ古い建具も作ってくれていたのに、ちょっとの差で残念なことになってしまう人もいるかも知れません。何れにしても、不具合のある輸入部材は、出来るだけ早めに対処して交換や修理をするように心掛けたいものですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.15
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こちらの写真は、スウェーデンのミュレシェフェンスター社製テラスドアのロック金物付近を撮ったものです。ミュレシェフェンスター社は、既にエリートフェンスター社に統合されて会社としては存在しない状況のようです。また、このログハウスの建物を建築した大阪プータローホームという住宅会社もなくなって、お客様はどこにも相談出来ず頭を抱えていたとのこと。関わりがありそうなメーカーや業者さんにいろいろ当たってみたそうですが、以前私共がスウェーデンのサッシの部材を調達して取付けしたという記事をご覧になって、ご相談を頂きました。今回のトラブルは、何ヶ所かのロックを一度に掛けることが出来るマルチロックがうまく作動しなくなって、ドアの上下に付いている鍵爪が出たまま戻らなくなったということでした。こうなってしまうと、爪がドア枠に引っ掛かってしまい、ドアを閉め切ることが出来なくなりますから、雨や風の問題もありますが防犯上の心配も出てきます。現在、スウェーデンの方に部材の特定と供給の可否を問い合わせておりますが、こうしたロック金物は非常に高価ですし、適合するものを見付けるにも時間が掛かります。取り敢えず、鍵爪だけでも何とかしないといけませんから、お客様からお返事を頂けましたら、神戸までお伺いしてロックの解除だけでもトライしてこようと思います。ただ、メーカーは解除が可能と言っていますが、本当にやれるかどうかはやってみないと分かりません。また、中の部材が破損していればやはり金物自体の交換の為に再度お伺いすることが必要です。そういう面倒やリスクを承知の上で、どうしても私たちにやって欲しいということであれば、出張して施工することは可能です。ここを新築した住宅会社は、恐らくこうしたドアをいくつも使ってたくさんの家を建てているでしょうから、不具合への対応はこれから増えるかも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.14
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こちらの写真は、巨大な台風の目です。雲の落とし穴の中に吸い込まれてしまいそうな恐ろしさを感じます。百年に一度とか何十年にあるかないかの大雨という言葉が、既に常態化してしまっていることに違和感を感じるようになりましたが、今回の台風19号もそういった自然災害をもたらしました。今朝、TVで災害に関するニュースを見ていましたら、サンデーモーニングのコメンテーターが、「既に人類は文明の転換点を迎えている」ということを言っていましたが、まさにその通りだと思います。石油を売りたいアメリカの政治家は、温暖化自体を否定してどんどん石油や天然ガスを未だに掘り続けています。身勝手な文明を謳歌し、大量の石油や石炭を燃やし続けている社会に、自然は大きなしっぺ返しをするようになりました。これに対して、国内の大手住宅メーカーや資材メーカーは、洪水が起きても室内に雨水が侵入してこない密閉された家をテストしているそうです。つまり、起ったことの原因を解決する取り組みをするのでなく、起きたことを如何に対処していくかという点でしか考えていないのです。(勿論、当面どうしていくかということを否定する訳ではありません)地球の温暖化を食い止める為に、住宅をどんどん造ってどんどん壊すという構造の消費社会を止めるということをしないで、更にたくさん売る為の手段を考えているだけです。このまま浪費社会を続けていけば、人類自体が地球で住めなくなるというのに、それを逆手にお金にしようというのは本末転倒な気がします。私たちは、安くてすぐにダメになる住宅を大量に供給する時代を終わりにしなくてはなりません。いつも言うように、何世代もの人が修理をしながら百年単位で住み続けるような家を造る必要があります。それは、ガス漏れや漏電火災が起きたら窒息死してしまうような家ではありません。地震が来たら、そんな性能が狂ってしまう家でもありません。自然の摂理に基づいた自然素材の家であるべきですし、そうした家でも住みやすい環境を取り戻すことこそ私たちが取り組んべき課題なのです。今のままの社会を続けていくのであれば、風速100メートル/秒、時間雨量150mmなんてスーパー台風や豪雨・竜巻・洪水が年に何度もやってくる日は近いかも知れません。今回被災した人は大変お気の毒ですが、無事だった人もそろそろ根本を考えないと大変なことになると思いませんか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.13
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昨日は、台風19号接近に備えて、現場の片付けをやっておりましたので、記事が書けず済みません。こちらの写真は、ヴァイスロイ(Viceroy)社製ケースメント・サッシの建具(障子)に取付ける予定のウェザーストリップです。建具の周囲に取付けて、サッシの隙間を少なくすることで気密を保ち、防雨・防風の役割も果たします。ただ、ヴァイスロイは、現在会社がなくなってしまったようですし、古いサッシですから全く同じ部材が入手出来ない状況となっています。いろいろ探してようやく見つけたウェザーストリップが、これなんです。形はほぼ同じデザインですが、既存のものよりほんの少しサイズが大きい。でも、大は小を兼ねるとも言いますので、取り敢えず今回調達してみました。もしどうしても建具に合わないようなら、少しカットして装着することが必要かも知れません。あまたある輸入のウェザーストリップの中で、同じものや一番近いものを探すのは、結構大変です。でも、そういう地道な努力の積み重ねが、輸入住宅をメンテナンスする仕事には大切なんです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.12
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現在、外壁の割れの補修と塗り直しの工事を行っています。塗装の塗り直しをする前に、高圧洗浄機で汚れや劣化した塗装を落とします。この作業をいい加減に行うと、新しい塗装がその上に載ってしまい、せっかくの塗装が剥がれやすくなってしまいますから、地味な作業ですが、重要な工程です。早朝からこの洗いの作業を行って、お昼過ぎくらいにはおおよそ外壁や屋根の破風・鼻隠し、軒裏、雨樋などの洗浄が完了しました。普通でしたら、そこで洗浄作業は完了となる訳ですが、せっかくなので外構のブロック塀や電気温水器のコンクリート土間も苔むしていますから、余分に洗いを掛けました。水の力って本当にすごいです。写真のように洗浄した部分は、黒くなっていた所がみるみるうちに新品のようにきれいになっていきました。別にお客様に頼まれた訳ではありませんが、せっかく外壁等を洗浄するなら、こうした汚れも落としてあげたいというのが人情です。勿論、これでお金を余分に頂く訳でもありません。サービス工事ですから、何の得にもなりませんが、これが日本人の良識や良心というものじゃないでしょうか。欧米の資本主義からすると、せっかくお金が貰えるのに合理的でないことをやるのはバカだということになるのでしょうが、いやいやそれは違います。これこそ、人間が仕事で徳を積むということに他なりません。皆さんも是非こういう徳を積んで頂きたいと思いますし、そういう徳のある人たちと家づくりをしていってもらいたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.10
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今年最強と言われている台風19号。土曜日にも東海地方に最接近するらしいですね。現在は、915ヘクトパスカル。その後、905ヘクトパスカルまで勢力を強めて最接近時には940ヘクトパスカル程度まで弱くなるとは言え、確か伊勢湾台風の最大勢力が925ヘクトパスカル、上陸時が940ヘクトパスカル前後だったように思いますから、こりゃスーパー台風と言える強さです。予想進路の中心からは、ここ名古屋は少し外れてきていますが、それでも暴風域には入ってくるかも知れません。ただ、ウェザーニュースの12日(土)の予想天気図では、四国から関東地方に掛けて秋雨前線が延びるようですから、台風接近前に既に雨が降っている状況となるみたいです。当然台風によって前線が刺激されるという状況でしょうから、いつもの雨より強く降るものと思いますし、その頃には名古屋も強風域に掛かっている状況でしょうから、横殴りの雨の恐れもありますね。以前から申し上げているように、家というものは雨が上から降ってくるという前提で造られています。雨が下から吹き上がってくるような状況では、屋根の軒裏の通気孔やサッシの下端から雨が家の内部に侵入してくるかも知れません。自然の前で人間がやれることはあまりに少ないと思いますが、まずは11日の夜にサッシの下端の隙間を布などで埋めたり、寝るのは風が吹かない北や西側の部屋にしたり、川や海沿いの地域では避難をするなど、やれることをやっておくことが重要です。うちは耐震性も高い新しい建物だから大丈夫と過信している人もいるかも知れませんが、どんな強い台風や竜巻にも耐えられるという家は日本には存在しません。まずは、自分の命を如何に守るか、そして災害が去った後にどう復旧するかを考えて行動をお願いしたいと思います。それにしても、すごい世の中になりましたねぇ。地球温暖化を他人事と考えていると、そのしっぺ返しは大きなものとなりますね。<関連記事>: 台風・竜巻、空き巣に屈しない高耐久サッシ 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.09
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こちらの写真は、IMS カナダという九州にあったサッシ・メーカーが、OEMでカナダの技術を導入して作ったボレアル・ウィンドウという名前の窓の網戸。少々汚れていますが、お客様から網戸をきれいに作り直したいというご相談を頂きました。ボレアル・ウィンドウは、コイルバランサーの交換修理などで、よく接する機会のあるサッシなんですが、いつもこの固定用ラッチが付いたコーナー部品を見ては、最近見ないよなぁと感じていました。今回、網戸を作るに当たって、この樹脂で出来たコーナー部品は使えるからと、フレームや取っ手、グラスファイバーの網の交換でいいというお返事を頂いたのですが、そのうちこのコーナー部品も劣化して交換しなければいけなくなる時期が来るはずです。そういう時に備えてこの部品を探してみたのですが、なかなか同じサイズでこんなデザインの部品は見つかりません。サイズを変えるか、網戸の固定方法を変えるか、どちらかしかありませんが、どうにか同じ部品がないか、もう少し探してみたいとも思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.08
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こちらの写真は、横浜のお客様のおうちに施工されたサミット(Summit)社のアルミクラッド・ダブルハング・サッシ。今回、窓に不具合があるということで、メンテナンスをやりたいというご相談を頂いたのですが、その前にペンキ屋さんにお願いして外壁の塗装を行うそうです。そこでお客様からホームメイドに施工を依頼する範囲とペンキ屋さんに塗装をお願いする場所とを確認したいということとなりました。私としては、木部については私共が在庫しているパラペイントのティンバーケアを塗る方がいいと思いますので、アルミカバーやグラスファイバーで出来た窓枠等は、ペンキ屋さんにお願いして下さいという話をしました。その際、この写真を頂いたのですが、グラスファイバーで出来たサッシの下枠(水切り)と側面にある樹脂製サイドジャムとが接するラインについて、お客様にアドバイスをさせて頂きました。サッシの雨漏れの恐れがあると、多くの業者さんはこの接点部分にコーキングを入れてそこから雨が入らないように施工します。でも、実はここには、コーキングのような防水材を入れてはいけないのです。ここは、サイドジャムの内側に入ってしまった雨水などを外へ排出する大切な場所であって、ここから雨が侵入することは殆どありません。勿論、本当にそうかを確認する必要がありますが、ダブルハングについては私の考え方が正しいと思います。サイドジャムを外してみると分かりますが、ジャムを外すと窓の木枠が露出します。そして、側枠の一番下のラインには、ウレタンで出来た防水スポンジのようなものが両面テープでしっかりと留められています。そこで雨が木枠に付くことを防いでいますから、ジャムの外から防水コーキングを入れる必要はないのです。窓の枠から雨が侵入することもあるのはありますが、殆どの場合外壁や屋根といった処から雨漏れした水が、その直下にある窓の枠に伝わって漏れてくるのが原因です。そうやって伝わってきた雨水が、その部分で溜まってしまったらそこで木が腐ってしまうという訳です。ただ、ケースメントやオーニング等の形式が異なるサッシで同じことを考えるのは間違っています。サッシの構造や家の造り方、その家が置かれている環境や暮らし方を頭に入れて、原因が何かを究明してからでないと、闇雲に適当な修理をすることになりますから、ご注意下さい。では、強烈な台風19号が近づいています。皆さん、どうぞ備えを怠らないようにお気を付けください。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.07
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昨日のラグビーワールドカップ、サモア戦の熱気冷めやらぬ豊田市で、今日はマーヴィン(Marvin)のサッシの防水工事を行ってきました。街の中心部では、まだ結構外国人の皆さんが道をブラブラ歩いている姿も結構見受けられました。朝から家をグルっと一周して1階部分のサッシと木製玄関ドアを全て防水処理しました。1階部分の窓については、お庭に脚立を立てさせて頂いて、建具を外さずに正面から作業が出来ますから効率よく仕事をすることが可能ですが、それでも数がありますので、一日仕事です。写真は、先日2階部分のサッシの防水工事を行った時の様子です。さすがに2階まで届く脚立はありませんから、窓枠から建具を一旦外して室内で防水処理を行います。養生のマスキングテープも建具を寝かせて張れますから、作業はしやすいとは思いますが、コーキング等が乾くまで窓に取り付けることが出来ない分、手間と時間が掛かります。こうやって手作業で防水処理をすると、ガラスとビード(ガラス押え)との隙間の空き具合を指先で確認出来ますから、防水材が隙間にどんどん入っていって手応えがないような場合は、更に防水材を注入します。単にコーキング・ガンでなぞっただけという作業の業者さんもいると思いますが、手がベトベトになっても指で押さえるひと手間を掛けることが非常に重要です。でないと、防水材がすぐに縮んでまた隙間が空いてしまう状況となりますから、木製サッシの木の腐りを防ぐことは出来ません。そんなことを家中のサッシでやるのですから、そりゃ時間が掛かります。だって、家の窓は20ヶ所以上ありますし、大きな掃出しサッシなら2m、ダブルハングなら1ヶ所に付き建具は2枚あります。また、その時いちいち窓をタオルで拭いたり、状態を点検したりもします。勿論、足場がない状況なら、2階のサッシは建具を全て外さなければちゃんとした作業が出来ません。ただ、そこまで気を遣って作業をしてくれる輸入住宅の専門家が、日本にいないのも実情です。効率化と称して、余分なひと手間を省く人は多いですが、面倒でもそのひと手間を余分に掛けるなら、必ず完成度が違ってきます。缶コーヒーのCMで「修理ってのは、誰が直しても同じじゃないんだ」ってのがありますが、安けりゃいいという人には分からんでしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.06
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小さな記事ですが、新建ハウジング プラスワン 2019.10 特別号、「サスティナブルな暮らしづくり百科」で、スーパー台風や竜巻の強風にも耐えるシエラ・パシフィック社の輸入サッシ「FeelSafe」を掲載頂きました。以前にも記事で何度かご紹介をしたことがありますが、今後日本でも頻発するであろう未曽有の自然災害や犯罪に備えて、強靭なフレームとガラスを備えたセキュリティ対策サッシが求められる時代です。千葉や大阪でも台風や竜巻による窓ガラスの破損等で大きな被害を出しましたが、これからは風速100メートルという体験したことのない猛烈な風に襲われるかも知れません。また、窓ガラスを割って侵入する空き巣や泥棒も、外国人労働者と共に増えてくることが予想されます。自分の身は自分で守らなければ、誰も守ってはくれません。そういった危機意識のある方は、是非ご自宅に「FeelSafe」を採用してみては如何でしょうか?それから、このサッシは躯体が強靭だというだけではありません。サッシの構造や室内側には通常よりも厚い木材が使われています。また、サッシの雨漏れによる木部の劣化を防ぐ為に、特殊防水処理である「コアガード」を採用していますから、美しくて癒しのある木のインテリアがいつまでも暮らしを守ってくれるはずです。ご興味のある一般のお客様や住宅メーカーさんは、ご連絡下さい。<関連記事>:台風・竜巻、空き巣に屈しない高耐久サッシ 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.05
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こちらの写真は、浴室に設置されたアンダーセン(Andersen)の木製ダブルハング・サッシ。20年近く湯気や水分に当たっていた木製サッシですから、木の表面にはカビが生えて黒ずんでいました。そこで、今回窓のバランサーを交換するタイミングで、室内の木部に防水塗料を、そして屋外と室内のガラスの周囲に防水処理を施しました。以前黒ずんだ状態の写真と記事をアップさせて頂きましたが、木の奥の方にまで染み込んでいますから、ヤスリ掛けをしても完璧には取ることが難しい状態でした。その上で、屋外用の木部専用防水塗料のパラペイント ティンバーケアの白を塗ってみたのが、この写真です。プラスチックで出来た飾り格子はそのままですが、木枠は真っ白になって、なかなかきれいになりました。一度塗りでは到底きれいにはなりませんから、二度塗りをしてこの状態までになりました。輸入住宅ブームの際に建てられた輸入住宅では、本来使うべきでない浴室に木製サッシを使っているケースが多く見受けられます。勿論、木部には塗装がしてあるのですが、内装用で防水性もないニスのような塗料を塗っていますから、その効果は全く期待出来ません。こんなこと素人だって分かりそうなものですが、こういう無茶な施工をした住宅メーカーが多かったんですよね。本当でしたらこうしたサッシを樹脂サッシに切り換えて、将来補修が必要ないようにするんですが、それをするには外壁だけでなくユニットバスにもある程度影響があることを考えなければなりません。こういう場合は、原状の木製サッシをそのままにして、それを如何に長く使えるようにするかを考えることも必要です。ただ、こうしたからと言って、将来メンテナンスフリーになるなんていう夢のような話にはなりませんから、定期的に塗り直しや防水処理をすることを忘れないで頂きたいと思います。<関連記事>: お風呂場の木製サッシ (2019年4月14日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.04
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こちらの写真は、20年以上前に施工されたマーヴィン(Marvin)社のボウウィンドウにあるケースメント・サッシです。今回お客様からは、タイルの外壁やサッシ周囲から雨漏れして、サッシ自体も木部がおかしくなってきたので直したいというご相談を頂きました。また、窓を開閉させる金物の一部が、写真のように不具合を起しています。建具(障子)が少し開いた状態に見えますが、恐らく建具自体の位置もおかしくなって閉まらなくなっているのかも知れません。そうなってしまった場合、お客様の多くは何とか窓を閉めようと、ハンドルを無理やり回そうとします。開閉金物のオペレーターは、堅い鋳物で出来ていますから、変に力が掛かってしまうと、回転軸がパキンと折れてしまいます。そうなると、ハンドルをいくら回しても建具の開閉がうまく出来なくなりますから、窓を閉め切ることが難しくなるのです。その状態で長く窓を放置すると、雨風が更に木製サッシを悪くしてしまいますから、修復の費用も手間も相当大変になるはずです。台風がいくつもやってくるこの季節ですから、輸入サッシをお使いの皆さんは、ご自宅の窓をしっかりチェックして、どこか悪くなっていないか確認するようにして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.03
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横浜のお客様から、サミット(Summit)社のアルミクラッド・ダブルハング・サッシの修理・メンテナンスについて相談を頂きました。ペアガラスの中に曇りや結露があり、いくつかの窓はガラスの交換が必要と考えているようですが、地元の輸入住宅メーカーやサッシ屋さんに相談しても、外壁から外して窓枠ごと交換するしかないと言われて困っているとのことでした。そこで、お客様からいくつかお送り頂いた写真の中の1枚が、こちら。アッパーサッシュ(上窓)の下枠部分で、ロック金物の受け側部分が写っています。ここは、窓を閉めた時、ボトム・サッシュ(下窓)と重なり合う召し合わせと呼ばれるところですので、窓を閉めてしまうと見えなくなってしまいます。こうして窓を開けた状態にしてみると、ロックの受け金物の辺りに塗装の剥がれや木部の割れがあるのが分かります。こういう状態は、木部に何らかの湿気や水分が入り込み、木を劣化させている可能性があると思います。ペアガラスが曇ったりしているということからすると、外部のアルミカバーの隙間から雨が内部に入り込んで、中から木枠を腐らせているというのが、原因のような気がします。現状は、木枠が黒く劣化してボロボロ崩れたりしてきているというところまではいっていないようですが、これを放置すれば何年か後に建具枠やガラスが徐々に脱落してくるかも知れません。サミットのサッシは、現在製造していない状況ですから、通常であれば窓ごと交換ということになる訳ですが、まだ不具合が小さいものについては、外周りの防水処理工事だけで何とかなるかも知れません。但し、その判断は、それぞれの窓によって異なります。既にガラス内に湿気等が入り込んでしまったサッシについては、シエラパシッフィック社のアップグレード・キットを使って、他社の新しい建具(障子)に入れ替えるという方法で修復出来ると思います。外壁からサッシを外して交換するのではなく、窓枠をそのままにしてその中にはめ込まれている建具だけを交換する訳ですから、外壁や室内の壁を傷めることもありません。ただ、綿密な寸法計測を行わないと、新しい建具が窓枠にうまく入らないということにもなりかねませんから、交換についての知識や経験が必要となります。(尚、この方法が取れるのは、ダブルハングに限られます)サミットやウェンコ(Wenco)は、元々雨仕舞に構造的な弱点がありますから、ペアガラスの中が冬になると曇るというおうちでしたら、窓を少し開けてこの召し合わせ部分をチェックしてみて下さい。勿論、下窓の下枠部分も同時にチェック出来るはずです。建具の木部に何等かのトラブルを発見したら、早めに専門家に相談するようにして下さいね。トラブルがない場合でしたら、サッシ自体の防水工事で将来のトラブルを予防出来ると思います。<関連記事>: これが出来るのは、日本でもホームメイドだけ (2019年8月6日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.02
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昔と違い、空き巣や泥棒たちは、手荒に玄関ドアやサッシをこじ開けて家の中に侵入するようになりました。ご自身のおうちの近くでも、そういう犯罪が起きているという話を耳にしたことがあると思います。また、お盆や年末年始のお休みの際に長期間家を空けるような時は、戸締りをしていても何かしら不安を感じるのではないでしょうか。そんな時に、比較的簡単に、そして安価にセキュリティをアップさせるアイテムが、アメリカなどでは多く販売されています。そういったアイテムの一つが、この写真にある窓の補助ロック。上側の建具が固定された上げ下げ窓のシングルハング・サッシや片引きの引き違いサッシであるグライダー用に売られています。建具が滑る溝の部分に、この部品を差し込んで蝶ネジを回して固定してしまうと、窓が開けられなくなります。勿論、サッシに付いているロックの鍵も掛けてあるでしょうから、ダブルロックになりますし、窓の側面や上側に隠れるように取り付けることが出来ますから、空き巣もどうして開かないのか気付くまでに時間が掛かります。普段でもあまり開けないような窓であれば、これを装着したままにしてもいいでしょうし、いつも開け閉めするサッシであれば、近隣が物騒な時や夜間・外出時だけこの補助ロックで防犯対策を強化することも可能です。数百円で安全対策が出来るこうしたアイテムを、いくつか準備しておくのもいいと思いますよ。欲しいという方は、必要数量をご案内の上ご相談下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2019.10.01
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