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2025.02.24
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100days100bookcovers 98日目
​アガサ・クリスティー『検察側の証人』・ビリー・ワイルダー映画『情婦』​
 大変遅くなり、申し訳ありません。
 前回の KOBAYASIさん の投稿が2月の中旬でしたので、もう3か月ほど経ってしまいました。これほど遅くなった言い訳をさせてください。
 実は90歳近くで一人暮らしの が、昨年暮れから 脊柱管狭窄症 の痛みがどんどん強くなってきたため、整形外科医院探しやリハビリ通院の送迎やらで急に忙しくなってきていました。その上、 が、いつもは元気でバリバリ働いて、なおかつ のそばにいてくれたのに、突然入院してしまいました。大きな手術は回避できたものの、今までのような生活ができなくなっています。そうこうしているうちに、こんどは が、 顔面帯状疱疹 になってしまいました。意外にしんどくて、全く食欲もなく一日中眠る日が何日も続いて我ながらびっくりしてしました。
 顔半分に赤黒い発疹が出て、美貌(こういう時用の言葉かも?)が台無しになってしまいました。今は発疹はだいぶ消えてきたけれど、神経痛はまだ残っています。 の方は、不思議なもので、もう入院寸前かという状態でしたのに、 の頼りなさに直面して、また気力だけはしっかりしだして、なんとかもちこたえてくれようとしています。
 そんなこんなで、遅れてしまいました。今のうちになんとか投稿したいと思いながらもだらだらとしてだだ遅れですね。もっと早くに今回は休ませてほしいというべきだったと反省しきりです。
 でも 『ためらいの倫理学 戦争・性・物語』 とは逆の、自分の倫理感にためらわなかったドン・キホーテのような アイルランド人の評伝 、しかも 著者 ペルー人 という小説を紹介したかったのです。
 コロナ禍の頃に、図書館で偶然目について読みだした本です。スケールの大きさに圧倒された本なので、ぜひご紹介したかったのです。今回、いい機会だと、また図書館から借りて、あわただしい生活の中で少しづつ主人公の年だてなどを作りながら読んでいました。この本はどうせあまり借りられていないみたい、少しくらい延滞するか、あるいは期限内に返却してすぐまた借りようと思っていたら、なんと、順番待ちの人が出てきました。物好きな人がほかにもいるもんだと思いながらも途中までしか読んでないのに返却するほかありません。このところの には読み直すのは無理そうなので。
 ちなみにその本は マリオ・バルガス・リョサ 『ケルト人の夢』 です。お時間のある方には、ぜひ読んでいただきたいなあと思います。
​​​​​​​ で、 KOBAYASIさん のご紹介の本に再び戻って、装丁の素敵な 『いずれ すべては  海に中に』 サラ・ピンスカー・著 (竹書房文庫) は、図書館ですぐに借りてきて読んでみました。
 なかなか不思議な着想ですね。なかでも、とっても KOBAYASIさん らしいなと感じたのは、この小説が音楽から影響を受けて、いい感じの小説を作っているとの紹介でした。歌と小説とのつながり。その着想の本はいくつもありますが、 は、 アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』 あたりも秀逸かなあと思うのです。このあたりで決まりかな。
 今回は、
​​ 文芸作品と映画 ​​
​  ということで、 アガサ・クリスティー 戯曲『検察側の証人』 ビリー・ワイルダー 映画『情婦』 ということにします。​​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ まず、この 戯曲 はじつは、今回初めて読んだので、紹介はあとまわし。まずは、 ビリー・ワイルダー監督 映画『情婦』 の感想を書きます。 残念ながらこの映画は劇場では見ていません。何の予備知識もなく、もちろん、 ビリー・ワイルダー監督 とも、 アガサ・クリスティー原作 とも知らずに、偶然、何も知らずに友人の家でビデオを観たのです。
 最初の第二次世界大戦直後の 廃墟のドイツ のシーンが印象的だけど、劇中劇なのかなと思ったり。と思ううちに、場面は明るく軽薄なほどの イギリスの弁護士事務所 に急転。退院したばかりの 太っちょ弁護士 と彼の世話をする 付き添い看護婦 のドタバタ喜劇がとても面白い。 さすが、ビリー・ワイルダー。 きっと伏線が張ってあるのだろう。
 それから、やや調子のよすぎる 若者 がでてきてさらにコメディがテンポよく続くけれど、実はその 若者 が弁護の依頼人だとわかる。この 若者 は殺人の容疑をかけられ逮捕されるらしい。 弁護士 はその 若者 の依頼を受けるかどうするかを決めなければならない。しかし、 若者 の協力者であるはずの 美しい妻(マレーネ・ディートリヒだもの) が、どういうわけか に薄情で、ひょっとすると を裏切るのかと感じさせる。こういう設定で、 法廷劇 が展開されていく。
弁護士 か、 若者 か、あるいは 彼の妻 か、ときには 被害者の家政婦 か、誰の立場で映画を見ればいいのか混乱しながらも、ずるい悪人を見逃したくない気持ちになって熱を入れて見入ってしまった映画です。ミステリーのネタバレはここまでにします。
 私 『情婦』 という題に思い入れをいれて、まさかミステリーだとも知らずに見ました。どんどん思い込みをひっくりかえされてなかなか理解が追い付かなかったけれど、見終わってから何度も思い返して、いい意味でやられたなあと思った点がいくつもありました。このあと、 ビリー・ワイルダー の映画をみることが何度かありましたが、コメディと苦みの共存やら、伏線の張り方とか、戦争の傷痕とかが感じられるようになりました。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

 ただ、この映画の題名が 『情婦』 というのが、どうしてもすっきりと受け入れにくくて、 原題 をチェックしたら、 “WITNESS FOR THE PROSECUTION”『検察側の証人』原作アガサ・クリスティー だと、その後で知りました。また、TVドラマでも別の演出で2本くらい見たことがあります。実は今回、映画にも別の役者や演出のものがあることもGoogleで知りました。ただ、私は、いまのところ、 ビリー・ワイルダー監督版 が一番気に入っています。
 そして、今回初めて、 原作の戯曲 を読みました。戯曲って読みにくいと思い込んでましたが、以前映画を見ているせいか、ていねいなト書きもあって、とても読みやすかったです。そして、私の頭の中ではシーンがいくつもあったように思っていたのですが、 原作 では、 場面は二つきり で、まさに言葉や立ち位置を効果的に駆使した 舞台劇 だったということを初めて知りました。
 文庫本末尾の解説にも、ロンドンやニューヨークの劇場でもロングランだったとのこと、そのあとでの ビリー・ワイルダー監督 の映画化だったとか。今回、初めて知りました。
アガサ・クリスティー って、本当にすごい作家だなあと改めて思います。もっぱら デビッド・スーシェ 演じる ポワロのTVドラマ のファンですが、小説もいくつかは読んでいます。特に、ミステリーの禁じ手を逆手にとった 『アクロイド殺人事件』『オリエント急行殺人事件』『そして誰もいなくなった』 の3作品はその着想におどろかざるをえませんでした。
 勝手に自己完結してしまいますが、今回あらためて、 ビリー・ワイルダー監督の映画 と、 アガサ・クリスティー の作品が山のようにあるので、これからもぼちぼち楽しみにできるなあと思ってしまいました。
 遅くなって申し訳ありません。 SIMADAさん 、よろしくお願い申し上げます。 E・DEGUTI2024・05・20



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最終更新日  2025.04.04 11:43:48
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Re:週刊 読書案内 アガサ・クリスティー『検察側の証人』・ビリー・ワイルダー映画『情婦』(02/24)  
ミリオン さん
こんにちは。
映画は面白いですね。見るのが大好きです。頑張って下さい。 (2025.02.24 14:17:02)

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