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「あっ、これはいいかも!」 で、やってきました。 チャン・ゴンジェ監督 の 「ケナは韓国が嫌いで」 です。
「はい!よかったです!」 即答ですね(笑)。
なんだか疲れ果てていいるようすで、不機嫌です。 とはいえ、幼なじみらしい、就職模索中の彼氏もいて、 韓国 には男性だけですが兵役があるので 彼 はまだ大学生なのですが、
「まあ、そんなもんでしょう・・・」 と 徘徊老人 は思う 彼女 の生活が映し出されるのですが、 ケナちゃん には、家族にも、恋人にも、何といっても2時間かけて通っている職場にも納得がいかないようなんですね。
で、会社を辞め、家族や恋人とも別れて、ニュージーランドです。 スーツケースからはみ出しそうな荷物から、やっぱりそれは要らんやろという、本とか、インスタントラーメンとかを、もう一度、放り出して見送りに来た恋人や家族に預け渡す空港のシーンが、なんだか焦りに焦っている ケナちゃん を表していて、ちょっと心配しましたが、なんとか、ちょっとだけ身軽になって出発です。それが、なんとなく落ち着かない、
1回目の旅立ち でした。
で、帰ってくるんです。 再開発の結果でしょうかね 新しいアパートで暮らす両親 、 恋人と仲良くしている妹 、無事就職はしたものの、 いまだに彼女を待っていたらしい彼氏 のいる 韓国 に。
「やっぱり、このまま韓国で暮らすのかな?」 そう思って、成り行きを見守っていると、 彼氏 との久しぶりの逢瀬があって、朝、出勤した 彼氏 の部屋の机の前の本棚に見つけちゃうんですね。何をって、この映画のモチーフ、いや、
ケナちゃんの姿を描いた絵本です。 ここからネタバレですが、最初の出発の空港で多すぎる荷物の中に 絵本 があって、それが 「さむがりペンギン」 というお話なんですね。
さむがりケナちゃん は再び旅にでるんです。もちろん、 拍手!
どうして旅に出なかったんだ、坊や♫ 50年前 に 友部正人 が歌った言葉が、今でも、歩いていると浮かんでくる 徘徊老人 は 拍手喝采! ですね。
「ケナ、自分が思うように生きていいんだよ。」 という お父さん と
「幼なじみで、育ちのいいあの子と結婚して子どをうんだら、それがしあわせだよ、ケナ。」 という お母さん がいて、
さあ、もう一遍! 旅にでるケナちゃん! 拍手!拍手!
「それでいいのだ!」 でした(笑)。
チャン・ガンミョン張康明
という作家の 「韓国が嫌いで」
というこの映画の原作の小説が翻訳されていて、 「ころから」
という出版社から出版されているようです。お名前のとおり、 作家
はじつは 男性
で
「女もすなるフェミニズム小説を男もしてみむとて」 というのが執筆動機らしいのですが、ちょっとさがして読んでみようかなというわけです(笑)。
追記
ところで、このブログをご覧いただいた皆様で
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をお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)
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