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「すずさん百歳の年に、ふたたび全国で。」 という宣伝文句を読んで鼻歌で浮かんできたのがこの歌でした。
胸にしみる 空のかがやき ボクが中学生だった頃、 フォークル が歌った歌です。そのころ、この歌はたいていの中学生が歌える愛唱歌でしたが、大人になってから久しぶりに耳にして、 ジーン としてしまった最初の体験は 「パッチギ」 という映画の中ででした。詳しいシチュエーションは覚えていませんが、主人公の高校生たちが歌っていたのを聞いて、映画のストーリーとは関係なく ウーン・・・ でした。
今日も遠くながめ 涙をながす
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
このやるせない モヤモヤを
だれかに告げようか
「そうだ、やっぱり、あの歌を歌うシーンを見直して、泣いてこよう!」 まあ、そういう、思い込みで 再上映の初日 に見ました。
「今日は、どちらへ?」 同居人の チッチキ夫人 との会話ですが、見終えて、彼女の指摘通り、ボクの勘違いだったことがわかりました。この映画の始まりから、終わりまで、主人公のすずさんが口ずさみ続けると思い込んでいたのですが、それは
「うん、『悲しくてやりきれない』、ほら、パッチギで歌ってたやろ、あれ、『この世界の片隅に』でも歌うねん。それ聞きに行くわ。」
「でも、あの歌、60年の終わりころちゃうの、なんで、戦争中の人が歌うん?」
「そういう映画やった!」 というボクの勝手な思い込みというか、作った記憶の結果で、作品の中では、まだ 女学生 だった すずさん が空を見上げるシーンの 背景音楽 として聞こえてくるだけで、歌っているのも すずさん 自身ではありませんでした。
白い雲は 流れ流れて♫ なわけで、 「かなしくて、かなしくて、とてもやりきれない」 で、やっぱり涙が出ちゃうんですよね(笑)。
今日も夢はもつれ わびしくゆれる♫
10代だったアノ頃、この歌が50年後の自分に涙を流させるなんて、かけらも思わなかったのですが・・・。そういえば、映画とは何の関係もありませんが、今年は 三島由紀夫
とかの 生誕100年
だそうで、 彼
は すずさん
と同い年なんですね。ボクの 親たち
とぴったりと同世代ですね。哀しいか、空しいか、まあ、そのあたりはわかりませんが、それぞれ、 やりきれない
出来事と向き合わない人生なんてないのでしょうね。
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