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2025.08.07
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​松原文枝「黒川の女たち」元町映画館​
​​​​​  2025年 敗戦後80年の夏 に​​
​「やっぱり、見ないわけにはいかんやろ!」​​
 ​まあ、そう思ってみた映画は 松原文枝監督 のドキュメンタリィー、 「黒川の女たち」 です。​​​​
​​​​​ チラシに写っていらっしゃるのは、80数年前、 満蒙開拓 という美名によって国を挙げて20数万人の人々を、当時の 満州、蒙古、華北地域 に開拓移民として送るという、今振り返れば、国家による犯罪であった侵略政策の中で、 岐阜県黒川村 から参加した 黒川開拓団 10代の女性たち です。​​​​​
​​ 映画は80数年前に撮られたこの写真に写っている、今では90歳をはるかに超えていらしゃる 「黒川の女たち」 の​
​​「なかったことにはできない」​​
​​というこころからの叫びを描くことによって、 日本という国の「戦後」の無責任の構造 をくっきりと描き出しているドキュメンタリィーでした。​​ ​​​​​​
​彼女たちが生きている間に!​​
​​​という思いで、彼女たちの こころの叫び を伝えたい一心で撮られた作品だと思いました。まず、 松原文枝監督 拍手! です。
 今では終わったことになっているのですが、​​​
​「戦後」は、本当に終わっているのか?​​
​ ​ オバーちゃんたち の笑顔が問いかけてくる、 一生をかけた​問い に答えるにはどうしたらいいのでしょう。​​​​​​
 ボクは、敗戦後9年目の 1954年 に生まれ、 「戦争放棄」 の戦後社会を70年生きてきた生粋の 戦後っ子 です。民主主義が大前提の小学校、中学校で学び、大学を出て、軍備を捨てた結果の高度経済成長が自慢の社会で働き始めてすぐに気づきました。切っ掛けは 公立学校現場での国歌斉唱の強要 でした。
​「民主主義も四民平等も絵に描いた餅じゃないのか!」​
で、世間では 「戦後の終焉」 とかが流行り言葉になって40年です。入学式や、卒業式で元気に歌う子供たちの姿も当たり前になりました。式次第をめぐっての議論もありません。でもね、​
​​「私はその歌の伴奏はしません!」​​
 そう、言い続けた 女性 の先生もいらっしゃったのです。
 ​映画は、 「満州事変」 、傀儡国家 「満州国」 のでっち上げ、 太平洋戦争の敗北 に至る10数年を通じて、 大日本帝国 は何をしたのかをまず問いかけてきました。 ​​​​​​​
​  ​誰が、誰に、何を押し付けたのか。​​
​​​​​​​ ​日本の戦後史 を1945年の 「敗戦」 からたどろうとするときに浮かんでくるのは、東京裁判において。連合国からの戦争犯罪者の断罪があったことについては誰もが知っているわけですが、日本人自身が、自らの 「反省」 の基づいて、自国の戦争責任や戦争犯罪を公的に振り返り、反省したということは、あまり聞いたことがないということです。その結果でしょうか、例えば、本来 「敗戦」 と呼ぶべき事態を 「終戦」 と呼びならわしてきたことに象徴される、実に 無責任極まりない戦後社会 が生まれ、 80年の「平和と繁栄」 捏造 し続けてきたわけですね。映画の終わりに、オバーちゃんの一人が口にされた
​​ 「平和な時代に生まれたかった。」 ​​
という、痛切極まりない言葉を真摯に受け取るために、まず、振り返るべきは、国の名前がかわって80年の歳月がたったわけですが、その社会の底に「君が代は千代に八千代に」が通奏低音として流れ続けていたということを認識することだと、ボクは思います。
 あれこれ 思い浮かぶことがありますが、きちんと振り返ることの大切さを痛感させられた映像でした。 拍手! ​​​​​​
監督 松原文枝
撮影 神谷潤 金森之雅
編集 東樹
語り 大竹しのぶ
2025年・99分・G・日本
2025・07・28-no114・元町映画館no312



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最終更新日  2025.08.09 23:42:53
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