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2025.08.10
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​パヤル・カパーリヤー「私たちが光と想うすべて」シネリーブル神戸​
​ ​​​封切りと同時に チッチキ夫人 が、待ちかねていたんでしょうか、さっさと見に行って​
​「よかったわよ。この監督のもう一本も、どこかでやってるらしいけど、神戸でやるなら教えてね。」​​

​  まあ、珍しく絶賛でした。見ないわけにいきませんね。
映画 は​​​​ パヤル・カパーリヤー という​​ インドの若い女性監督 の作品らしいですが 「私たちが光と想うすべて」 でした。​​

​ はい、ボクもしみじみと納得の ​拍手!​ でした。
 劇場の出口で、チケットを買うときに、いつも、お声を掛けていただく 受付の女性 が笑顔で​​​​​​

​​ 「いかがでした?」
「サイコー!サイコー!ええで、この映画。」
「やっぱり!」
「見たん?」
「はい、好みでした。」
「うん、たいそうなことは何にも起こらへんとこがええなあ。」
「???」
「うん、事件らしいこと何もないやろ。三人の女の人の今というか、三人とも、まあ、たとえて言うたらやけど、壁に閉じ込められていて、ブラバさんはその壁を『運命』っていうんやけど、ジワーッとあらがう。で、さみしい、海辺の、海の家のわびしい灯から、だんだんカメラが引いてラストや。アヌさんとシアーズ君の濡れ場も、ボクには余計やったわ。」
「インドの若い女性監督なんですね。フランスで評価されたみたいですよ。」
「ああ、ナルホドな。フランス映画とも違うヨーロッパの映画の空気はあったな。でも、インド映画やな。やっぱり踊ってた。けど、哀しいんやな、今回は。踊ってるの見てて笑われへん。」​ ​​

​​ 舞台になっている インド ムンバイ という街が、いったいどのあたりにあるのかも、実は知らなかったのですが、インド有数の商業都市の病院で働いている、 20代の看護師のアヌ 30代の看護師長ブラバ 、そして病院の食堂で働いている、多分、 50代のパルヴァティ という女性たちの 「光」 を描こうとしている作品でした。​​​​​​ ​​​​​​​​​​ ​

​都市と農村、貧困、経済格差、カースト、差別、宗教、そして言葉。​​

 ​ 三人の女性 を閉じ込めている 「壁」 です。その社会を生きてきて、とどのつまりのような にぶち当たり、住むところさえ奪われてしまう パルヴァティさん 「運命」 という言葉を あきらめの呪文 のように口にしながら、田舎に帰る パルヴァティさん を励まし、 若いアヌさんの思い切った行動 に揺さぶられる ブラバさん。 二人の年上の女性の生き方に寄り添いながらも、あくまでも 思い切った行動に出るアヌさん 。​​​​​​​​​​
​​​​  三世代の女性の生き方 それぞれを、 思いやりと敬意をこめて描いている監督パヤル・カパーリヤー 拍手! でした。​​​​

​ 確かに、この映画は インドの現代 を描いているのですが、ここで、女性たちがぶつかっている「壁」は、ボクたちの社会においても、決して他人ごとではありませんね。一人一人の人間がまじめに働き、静かに暮らす生活の中でささやかな幸せを求めることを阻む 「壁」 について、きちんと考え直す必要を痛感する作品でした。​ 「光」 ​を求め続ける​​ 女性の視点の鋭さ も印象的です。
 デタラメが横行し始めた世間にうんざりする今日この頃ですが、さわやかでした。 拍手! ​​​


監督・脚本 パヤル・カパーリヤー
製作 トマス・ハキム ジュリアン・グラフ
撮影 ラナビル・ダス
美術 ピユシュ・チャルケ ヤシャスビ・サバルワル シャミム・カーン
衣装 マキシマ・バス
編集 クレマン・パントー

キャスト
カニ・クスルティ(プラバ)
ディビヤ・プラバ(アヌ)
チャヤ・カダム(パルヴァティ)
リドゥ・ハールーン(シアーズ)
アジーズ・ネドゥマンガード(マノージ先生)
2024年・118分・PG12・フランス・インド・オランダ・ルクセンブルク合作
原題「All We Imagine as Light」
2025・08・04no118・シネリーブル神戸no321




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追記
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最終更新日  2025.08.14 10:30:04
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