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'77年発表の5枚目。次作「Breakfast in America」でアメリカで大成功を収める前の作品。個人的には彼らの最高傑作だと思っている。前2作で見せた三文オペラ的サウンドは影を潜め、全体に落ち着いた曲が多い。彼らの魅力は曲はもちろん、2人のボーカル、ロジャー・ホジソンとリチャード・デイヴィスの歌である。個性の異なる2人の歌が交互に楽しめ、アルバムとして飽きない要素となっている。
2006/01/27
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'79年発表の9枚目。カンサス、ボストンと並ぶアメリカン・ハード・プログレの雄。初のナンバー・ワン・ヒットとなった「Babe」、マンドリンとアコーディオンが悲しげな名曲「Boat on the River」とこの2曲だけでも充分聴く価値のあるアルバムである。ディープなプログレ・ファンは商業ロックと嫌う人が多いようであるが、エンターティメントの国、アメリカで成功を収めただけあって、よく出来た作品である。疲れた時に聴くと、元気が出ます。
2006/01/26
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'78年発表の9作目。ジャケット写真、タイトル、そしてサウンド...。Emerson Lake & Palmerももう駄目だと全てのファンが感じた作品である。実際これで解散となる(1枚ライブが出るが)。基本的にはWorksの流れの内容で、LP A面がレイク・サイド、B面がグループ・サイドといった感じである。改めて聴くとそれ程悪い出来ではないのだが、やはりEL&Pの持ち味である、破壊的な魅力に欠ける。キースはYAMAHAよりMoogが似合っている。
2006/01/25
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'78年発表の3作目にして最終作。リーダーのカルロス・カルカモ以外のメンバーを一新しての作品。ギターやサックスがジャズ・ロックらしくなり、また随所でオーケストラが入って、アルバムとしては格段に完成度が高くなっている。随所に中近東的というか地中海的な旋律が用いられ、これも非常に印象的である。3枚通して聴くと、完成度という点では段々と良くなっているが、個性という点では1枚目が一番良かったような気がする。
2006/01/24
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'76年発表の2枚目。前作ののんびりした感じから、タイトなサウンドに変化している。特にLP A面を使った組曲は、シンセを多用し、曲の構成も緊張感が増したものになっている。前作よりコンテンポラリーになっている反面、スペインらしさが薄れてしまっている。
2006/01/23
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キーボード奏者カルロス・カルカモが率いるスペインのグループの全3枚をまとめた3枚組み。今日は75年作の1枚目「HABLO DE UNA TIERRA」をレビューする。ジャズ・ロックと言われるが、ソフト・マシーンやニュークリアスのような感じは無い。スパニッシュ・ギターも入り、スペインらしい優しく、ゆったりとしたサウンドである。今時の言葉を使うと、癒し系プログレと言えるかもしれない。
2006/01/20
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'75年発表の2枚目。ゲストにダリル・ウェイを迎え、さらにクラシカルな雰囲気になった作品。1枚目よりシンセを多用しており、サウンドがカラフルになった。LPではB面を使った組曲「King-Bird」は、サウンドこそロックであるが、展開はまるでクラシックの曲を編曲したような出来である。
2006/01/19
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'74年のデビュー作。元エクセプションのRick Van Lindenが結成したオランダのキーボード・トリオ。オランダのEL&Pと言われる事もあるが、サウンド、曲の構成はよりクラシカルであり、どちらかと言うとNICEの方が近い。このアルバムではあまりシンセは使わず、オルガンを中心に、メロトロン、ハープシコードが効果的に使われ、クラシカルな雰囲気を出している。
2006/01/18
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'76年のデビュー作。アメリカのイエスと言われているバンド。曲の構成、コーラスワーク共イエスの影響丸出しである。さらにボーカルの声質、ベース、キーボードの音までも似ている。そう言うと何か二番煎じ的な感じがするが、本家と決定的に違うところは、アメリカのバンドならではの、明るいサウンドである。私は「能天気なイエス」と呼んでます。
2006/01/17
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'78年発表。ダリル・ウェイとなんとミック・テイラーをゲストに迎えた作品。前作「Gazeuse」で炸裂した疾走感溢れるサウンドにさらに磨きがかかっている。特にギター・レスでベース以外は全て打楽器の曲は、各楽器の絡み合いが素晴らしい。後に「Gongzilla」にを結成するHansford RoweとBon Lozagaが参加している。
2006/01/16
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monoマガジンの別冊、「monoハーヴェスト」の第3弾、「プログレッシヴ・ロックをもういちど」税込1,600円で発売中!去年の12/10に出たらしいが、昨日本屋の音楽雑誌コーナーで見つけました。monoマガジンの別冊なので、そんなに突っ込んだ内容でもないし、このブログに来ていただいている方なら目新しい内容も無いかもしれませんが(^_^;)でも・5大バンドの'70年代アルバム解説・カンタベリー・ミュージック解説・ユーロ・ロック・アルバム・ガイド・アメリカン・プログレッシヴ・ロック論・ヒプノシス概説・ライブ盤傑作アルバム選・東京プログレ喫茶巡礼等、結構充実した内容です(^_^)vしかし高円寺と江古田にプログレ喫茶があるのは知ってたけど、銀座にプログレ・バーがあるのは知らなかった...。
2006/01/14
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'77年発表の1枚目。カンタベリーの影響を感じさせる、アメリカのグループである。ヴィオラ、バイオリンとサックス、フルートが入っている。'70年代のアメリカのプログレ・バンドは、ヨーロッパのバンドの影響を受けながらも、いかにもアメリカ的なサウンドのものが多いが、このバンドはそのような感じは無く、知らなければアメリカのバンドとは判らない。非常に凝った曲構成、憂いを持ったサウンドである。
2006/01/13
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'78年発表の9枚目。ドラマーのクリスチャン・ヴァンデを中心としたフランスのグループ。その特色は何といっても架空の言語「コバイア語」で歌われるボーカルである。このアルバムでは、ギター・レスのサウンドと相まって、「ヘビー・ジャズ・ロック・オペラ」とも言える世界を構築している。しかしさすがに架空の言語だけあって、語彙が少ないのか、ちょっとスキャット風、もしくはハナモゲラ風な印象である。好きか、嫌いかよりは、嵌るか、嵌らないかというグループ。ジャケットはH.R.ギーガー。
2006/01/12
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'76年発表の2枚目。スウェーデンのグループである。ジェネシス、キャメルの影響を良く言われるが、似ているようで似ていない。かと言って独自色が強い訳でもない、非常に安心して聴けるサウンドである。LP A面を使った組曲は20分を超えるが、決して飽きさせず良く出来た構成である。
2006/01/11
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'73年発表の2枚目。初期クリムゾンの影響を感じさせるメロトロンの使い方。しかし決してクリムゾンの真似をしている訳ではない。このアルバムからベテラン管楽器奏者のアラン・ボウンが加入している。そのためか前作よりジャズの要素が増え、サウンドに独自色が濃くなっている。名盤とまでは行かないが、ブリティッシュ・プログレとしては外せない佳作。
2006/01/10
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'76年発表の1枚目。イタリアには珍しく、カンタベリー風のジャズ・ロックである。ジャズ・ロックと言っても、それ程堅苦しくなく、ユーモアを感じさせる面もある。そこがカンタベリー風と評される所以だろうか。カンタベリー風をもう少し絞ると、初期ソフト・マシーン、ハットフィールド&ザ・ノースの1枚目、ラジオ・ノーム・インヴィジブル期のゴングの影響を感じさせる。非常に変化に飛んだ、質の高いサウンドである。
2006/01/06
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'74年発表の2枚目、日本ではデビュー作。ドイツのEL&Pと呼ばれる彼らだが、本作でその評価が固まったと言って良いだろう。エマーソンよりは全体的にクラシカルなキーボード・プレイだが、前作よりシンセを多用し、サウンドに華やかさと骨太さが増している。しかし、彼らに限らずEL&Pスタイルのグループと、本家が決定的に違うのは、エマーソンの持つ暴力的というか破壊的な魅力ではないだろうか。これこそがロックが本質的に持っている魅力だと思う。
2006/01/05
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'74年発表の6作目、初のライブ盤。4枚目、5枚目の曲が中心であるが、新曲が2曲収められている。新曲と言うよりは、このオーケストラとの共演のために書かれた曲のようである。この時代、「ロックとクラシックの融合」は色々なグループが挑んだテーマである。その中でもこの作品はトップ・レベルの出来であろう。元々メンバーにビオラが入っている事もあり、オーケストラとの相性は良いサウンドではあるが、このアルバムの演奏は実に「融合」している。中でも2枚目の曲で、後に定番となる「For Richad」は素晴らしく、スタジオ盤より良い出来であり、さらにこのアルバム以降数々ある「For Richad」と比べてもベストだと思う。
2006/01/04
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あけましておめでとうございます!去年の4月から始めた「sinのプログレ試聴室」、決して万人に見ていただけるブログでないにも拘らず、8,600人を超える方にご訪問して頂きました。短い日記、それも主観に満ちた内容なのに、皆さんの温かいカキコありがとうございました。プログレが誕生して約40年、こんなに熱心なファンの皆さんが沢山いらっしゃる事を知り、その皆さんとお知り合いになれた事は、大きな収穫でした。本年も平日1日1枚のペースで更新していきたいと思います。(まだ仕事が忙しいので、週末まとめてになりますが)よろしくお願いします。
2006/01/01
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