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'83年発表の2枚目。バイオリンの中西俊博、トランペットの岡野等などのゲストの演奏が光る作品。その分前作よりはクリムゾンっぽさが薄まっている。クリムゾンもLine-up 3にデビッド・クロスのバイオリンが入るが、中西俊博は非常にクラシカルで優しい演奏である。そのためクリムゾンとはまったく違ったサウンドになっている。LPではB面を使った組曲「乱」は名曲です。
2006/04/28
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'86年発表の2枚目。前作から6年を経ての2枚目である。タイトルからもわかるように、前作より一層カンタベリー志向が強く出ている。キーボードが替わり(正確にはレコード・レビュー前のオリジナル・メンバーに戻った)、前作のような派手さは無くなったが、バンド・アンサンブルとしては実に的確な演奏となっている。寡作なバンドであるが、どれも良い出来である。
2006/04/27
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'76年発表の2枚目。前作のブリティッシュ・ロック然とした重いサウンドから、フュージョン的な軽やかさが加わっている。特にラストの「レディー・ヴァイオレッタ」は、このアルバム発表後に森園が脱退して結成する「プリズム」のサウンドそのものである。最高傑作とする声もあるが、プログレらしさとしては、やはり前作の方が上ではないか。
2006/04/26
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'76年発表の変則ベスト盤。デビュー・アルバムから7曲、未発表2曲、そして前身のファーラウトの「NIPPONJIN」のリメイク。前作発表後、4人のメンバーが脱退するという危機の中、ミキシングをクラウス・シュルツが担当し、海外でも発売された作品。大半が既発表曲なので特に目新しい部分は無いが、シンセを中心に東洋的な楽器と旋律を取り入れた彼らのサウンドは、今聴いても色褪せる事の無い独自の世界である。
2006/04/25
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'75年発表の7枚目。確かヴァージンに移籍しての1枚目だったような...。相変わらずのユーモラスでひねくれたサウンドであるが、「FUTURE DAYS」までは感じられた呪術的な妖しさは薄れている。やはりマルコム・ムーニーやダモ鈴木のような個性的なボーカルがいないせいだろうか。彼らとしてはコンパクトに纏まり過ぎているアルバム。
2006/04/21
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'84年発表のソロ名義としては1枚目。名作の誉れ高い作品。「インヴェンションズ~」以来のシンセをバックにし、フリーキーでスペイシーなギターが奏でられる。シンセ部分はかなりテクノ的ではあるが、ギター部分はまだ「ロック」している感じである。シンセの比重が高く、テクノからの再評価が高いのはその辺が理由かも。気持ち良いです。
2006/04/20
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'81年発表の8枚目。全7曲は益々余計な物が削ぎ落とされた音となり、他の追従を許さない世界が構築されている。この頃になるとすっかりテクノポップのバンドとしての人気が定着している。そこにテーマが「コンピューター」。ベタ過ぎる、あまりにも。しかし前作におけるロシア構成主義を意識したジャケット・アート、本作でもやけに角が丸いグリーン・ディスプレイなど、決して単に最先端を気取らず、どこかひねくれた視点を感じさせる。
2006/04/19
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'75年発表の6枚目。前作よりも全体的にシンセのビートが強くなり、宇宙的、神秘的な雰囲気は薄れている。逆に言えば、彼らのシーケンサーによるシンセの魅力が完成された作品である。Rubyconとは古代ローマ、カエサルが「賽は投げられた」と言って渡った河の名前。
2006/04/18
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'73年発表の1枚目。イタリアのジャス・ロック・グループ。キーボードはエレピとシンセのみで、オルガンは使用していない。これによりサウンドは当時流行のクロスオーバー的雰囲気である。しかしギターは非常にロック的で、音色はフィリップ翁に似ている。またキーボード奏者がチェロも弾いており、これがエフェクトを掛けた非常に特徴的な演奏である。決して安易なクロスオーバー・ジャズに止まらない、意欲的な内容である。
2006/04/14
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'74年発表の1枚目。女性ボーカル、バイオリン、チェロ、フルートをフィーチャーしたクラシカルなサウンド。しかし単なるクラシカルではなく、アバンギャルドな側面も併せ持った、他に類を見ない内容である。ボーカルのDonella Del Monacoは後に完全にクラシック畑の人になったようである。
2006/04/13
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'72年発表の唯一作。いかにもイタリアらしいボーカルが全面にフィチャーされる。演奏もしっかりしているが、テクニカルに走りすぎる事はなく、ギターが2本にもかかわらず、イタリアの「土」の香りを感じる。イ・プー程カンツォーネ色は無いが、'70年台初期イタリアならではのサウンドである。
2006/04/12
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'74年発表の1枚目。バイオリン、管楽器が入った6人組のイタリアン・ジャズ・ロック。欧米のジャズ、ジャズ・ロックの影響はあるのだろうが、極めてイタリア的で情緒豊かなサウンドに仕上がっている。彼らの演奏はフリオ・キリコのドラムが注目される事が多い。確かに手数の多い超絶プレイであるが、決してでしゃばって来ない。正確なリズム・キープのせいもあるだろうが、リズムを超えたメロディーを感じさせるドラミングである。
2006/04/11
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'75年発表の9枚目。Lineup #3解散後に発表されたアメリカ・ツアーのライブ盤。「Earthbound」がブート並の音質だったので、まともなライブ盤としては初と言って良いだろう。エディ・ジョブソンによるオーバー・ダビングが3曲に行われており、また「イージー・マネー」がフェイド・アウトされるなど、当時は物議をかもしたアルバムである。しかし彼らのライブに接する事のできない日本のファンとしては、そんな些細な事よりも、彼らのライブを、それも「21世紀の精神異常者」までも耳にする事ができるのは貴重であった。しかし改めて聴くと、Lineup #3は本当に素晴らしいメンバーである。
2006/04/07
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'92年発表、タイトル通り'90年の再結成時のライブ盤である。メンバーはRichard Sinclair Pye HastingsDave SinclairRichard Coughlan Jimmy Hastings の5人。Geoff Richardsonのヴィオラが無いのがちょっと寂しいが、まあベスト・メンバーであろう。イギリスのTV用のライブなので、コンサートのような盛り上がりは無いが、'82年の「Back to Front」以来の復活であり、ファンにとっては非常に有難かった。しかしこの後Richard Sinclair抜きで本格的に復活し、さらに'70年代のライブ音源が出るに従い、相対的に有り難味が薄れている。
2006/04/06
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'74年発表の5枚目。彼らの初のアメリカ・ツアーを収めた初ライブ盤である。スタジオ盤ではクラシカルで繊細なイメージであった彼らだが、このライブ盤では実に力強い演奏を繰り広げている。もちろん実際のコンサートはLP1枚分より長い訳だが、このアルバムはライブの魅力が生きる上手い選曲である。特にライブ用の曲「アルタ・ロマ9時~5時」は、彼らのジャズ的な側面が見られ、良い出来である。最後の「ウィリアム・テル序曲」の一節は感動物である。翌年の'75年、彼らの初来日公演に行った時、この「ウィリアム・テル序曲」が始まった時は鳥肌が立つほど感動した記憶がある。
2006/04/05
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'73年発表の6枚目。彼らにとって初のライブ盤である。ブラッフォードが脱退し、後任のアラン・ホワイト初お目見えである(ブラッフォードは3曲のみ)。当時まだ日本では彼らのライブに関する情報は少なかった。誰もが思ったのが「あの"危機"をライブでちゃんと再現出来るのか?」やってくれました!完璧です。ライブ特有の派手さや、アレンジといった+αの魅力は少ないものの、あの"危機"をライブで再現するその演奏力にはファンの皆が驚き、感激した。LP当時は3枚組で国内盤は5,100円。昨日のEL&Pといい、当時学生の身にこの値段は辛かった。
2006/04/04
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'74年発表の6枚目。ライブ盤としては3枚目の「展覧会の絵」があるが、これは企画物だったので、スタジオ・アルバムの曲を演奏したライブ盤としては初になる。LPの時は3枚組という大作で、当時の国内盤の値段は5,100円である。「恐怖の頭脳改革」の後、まさに絶頂期の演奏である。しかも大作「タルカス」「悪の教典#9」がフル収録という、それまでの魅力が全て3枚組みに詰まった内容である。何度も書いているが、EL&Pはロックが持つ暴力的、破壊的な面を一番持っているプログレ・バンドだと思う。そのグループのライブ盤であるから、悪いはずが無い。カッコイイです!
2006/04/03
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と言うわけで、特に誰も祝ってくれないので自分で祝っちゃいます。去年の4/1から始めた「sinのプログレ試聴室」も一周年を迎えました。現在のカウンタが12540。こんなマニアックで、その上大した内容も無いレビューに月千人以上も来て頂いたとは、感謝感謝ですo(^-^)oこれからも1日1枚、頑張ってレビューしますので、よろしくお願いしますm(_ _)mしかし始めた時は、プログレCDのコレクション数から計算して、3年位しか続かないな~と思っていましたが、この1年はその前の年の30%増のペースでCD買ってますね。ブログ始めてからなんか義務感というか責任感を感じて(何に対してか判らんが)、購買意欲が増してます。ブログ更新が追いつくか、コレクション数が逃げ切るか、持久戦になりそうです(^_^;)
2006/04/01
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