全19件 (19件中 1-19件目)
1
2005年4月1日から始めた[今日のCD]も遂に1000枚目を迎えました。ここまで続けられたのも、ひとえにこのブログにご訪問頂いた皆様のおかげです。ありがとうございました。さて、たまに休む事もありましたが、基本平日一日一枚レビューしてきた[今日のCD]ですが、1000枚目を区切りとして、ペースを落としたいと思います。これからは新しいCDを購入した時や、気が向いたときに更新したいと思います。「継続は力なり」で続けてきた[今日のCD]ですが、ペースは落ちても同じ精神で続けてまいりますので、これからもよろしくお願いします。
2010/01/30
コメント(4)
'69年発表の1枚目。この時のグループ名はタイトルと同じTHE CHICAGO TRANSIT AUTHORITY。デビュー作にしてLP2枚組みという意欲作である。Chicagoというと甘いバラードのAOR路線に馴染みのあるファンが多いと思うが、初期の彼らはブラス・ロックという当時革新的なサウンドで、さらに歌詞は非常に政治色が強いという「進歩的」なグループであった。'69年というとアメリカはベトナム戦争の真っ只中で、各地で反戦運動が盛んな時期であった。彼らも反戦という政治的メッセージを前面に押し出し、反体制の姿勢を明確にしていた。当時ロックという音楽は、多かれ少なかれ反体制というか「大人」に反抗する「若者」のカルチャーという色合いが強かった。「若者」にとって「大人」は信じられないもの、「体制」は信じられないものであり、ロックはそんな「若者」の主張を代弁する音楽であった。そんなロックも'70年代後半のパンクを最後に、反体制的若者文化の色は薄くなり、ビジネスとして巨大化し、大人の世界でコントロールされていく。'80年代のMTVブーム以降、ロックに限らず、ポピュラー・ミュージックは「鑑賞」するものではなく、「消費」するものとなり、今やデジタル化された音をインターネットを通じてダウンロードし、iPodに代表される携帯プレイヤーで個人個人が聞くことが日常となってしまった。「最近のロックは・・・」「最近の若者は・・・」と嘆くのは簡単である。しかし'60年代、'70年代に「若者」として過ごした我々に罪は無いのだろうか?「大人」になり、「体制」の中で働いている世代は、現代の「若者」が「反抗」するに値する明確なメッセージを発してきただろうか。今一度このアルバムを聴いて、若かった、大人が信じられなかった自分に戻り、大人になった今の自分を見つめ直すことも必要かもしれない。
2010/01/29
コメント(2)
'02年発表のメジャーでのスタジオ盤5枚目。前作「エソプトロン」に続き、ヘビーな感触であるが、その中にエスニックなエッセンスを取り入れ、音楽性の幅を広げている。ちなみにタイトルの読みは「びろうどしょうきたん」。
2010/01/28
コメント(0)
'97年発表の2枚組みライブ盤。録音は'69年のBBCセッション、フォルモア・イースト、フィルモア・ウエストの物。当然「宮殿」の曲が中心であるが、すでにこの時期にインプロビゼーションの曲、または既存の曲でもインプロビゼーション部分が重要な役割を果たしている。日本では初期の演奏に生で接する機会も無く、またライブ盤も出ていなかったの、クリムゾンにおけるインプロビゼーションの重要性というのは、「LIZARD」においてKeith Tippet(p)をゲストに迎えて以降であり、「太陽と戦慄」~「レッド」期に確たるものとなったと思っていたが、既にこの時期にこれだけのインプロビゼーションを導入していたとは、今更ながらこのバンドの音楽性の高さを再認識できる内容である。
2010/01/26
コメント(2)
'94年発表の再結成2枚目。全10曲にボーナスとして「展覧会の絵」のスタジオ・バージョン。キース・エマーソンの作曲のクレジットには入っているが、全編グレッグ・レイク色の強いボーカル曲。AOR的ロックであり、プログレ色は感じられない。ボーナスの「展覧会の絵」は'93年に発売されたBOXセット「Return Of The Manticore」に収録されたいたものであり、新鮮味はない。
2010/01/25
コメント(0)
'08年発表の共演作。デトロイトテクノのCarl CraigとミニマルダブのMoritz Von Oswaldの二人が、カラヤン指揮のベルリンフィルハーモニックオーケストラの演奏をRECOMPOSED(再作曲)した作品。ラベルの「ボレロ」やムソルグスキーの「展覧会の絵」素材に、前半はミニマルダブ色は強く、徐々にテクノ色が強いサウンドに仕上げている。確かにリミックスとは違う試みではあるが、果たして「RECOMPOSED」と言えるかは疑問。しかし出来上がった作品は非常に心地の良く、かつ刺激的なサウンドである。
2010/01/22
コメント(0)
'76年発表の7枚目。Jan Akkerman(g)在籍時の最後のアルバムであるが、実際は既に彼は脱退しており、本作は'73年から'75年に録音された未発表作品集である。全10曲、それぞれコンパクトな作品あるが、各曲共彼らの良さは出ており、実質アウト・テイク集とは言え、前作の「Mother Focus」よりは違和感は無い。
2010/01/21
コメント(0)
'73年発表の1枚目。Cyrille Verdeauxを中心としたプロジェクト。本作ではSteve Hillage(g)、Tim Brake(key)というGONGのメンバーをゲストに迎えている。Cyrille Verdeauxのクラシカルなキーボードを軸にLPのA面にPart1、B面にPart2という壮大な組曲が繰り広げられていく。派手な展開は無いが、マイク・オールドフィールドの初期作品にも通じるスケール感がある。
2010/01/20
コメント(0)
'98年発表の未発表音源。'70年から'74年にかけてのBBC音源。発表当時は貴重な音源であったが、大半がモノラル録音であり、また近年決定版とも言える「The Show Of Our Live」が出てしまったので大分価値が下がってしまったが、絶頂期の充実した演奏が堪能できる。
2010/01/19
コメント(0)
'80年発表のラスト・アルバム。Interview以降、徐々にストレートになってきたサウンドは、ラスト・アルバムにおいてはもはや往年のGGサウンドからは想像できないシンプル&ストレートなロック・サウンドである。当時の評判は散々であったが、改めて聴き直すと、パンク全盛期においては、充分プログレッシブであり、彼ららしい内容である。
2010/01/18
コメント(0)
'09年発表の3枚組み編集盤。タイトルどおりカリスマ・レーベルの'69年から'78年のコンピュレーション。元々プログレ度の高いレーベルだが、プログレ・ファン向きに選曲している感じ。寄せ集め感はあまりない。大半が'09年リマスターであり、またアルバム未収録のシングル曲もあり、決してやっつけの編集盤ではない。曲の詳細はネットで検索して調べて下さい。
2010/01/15
コメント(2)
'04年発表の唯一作。メンバーはAlex Maguire(Key)、Elton Dean(Sax)、Fred Baker(B)、Liam Genockey(Dr)。メンバーとグループ名から、インプロビゼーション主体の前提的な内容かと思っていたが、意外とオーソドックスなジャズ・ロック。
2010/01/14
コメント(0)
'72年発表の3枚目。前作よりシンセサイザーの使い方が巧みになり、サイケさに加えスペーシーさが増したサウンドへと変化している。ライナーノーツに写っているシンセは、EMSのSynthi Aのようである。さもありなん。
2010/01/13
コメント(0)
'84年発表のソロ1作目。JAPAN解散後2年を経ての作品。JAPANの退廃的ポップさを持ちつつ、後のアート的な作風の片鱗が垣間見えるサウンド。Holger Czukay、坂本龍一が参加。
2010/01/12
コメント(2)
'79年発表のライブ盤。ディメトリオ・ストラトスのボイス・パフォーマンスも含め全編インプロビゼーションという意欲作。特にLPのA面全部とB面にわたる「Caos II」は無作為に引いたカードから、その印象を即興で演奏するという実験的な試み。決して録音状態は良くないが、そんな事が気にならない程の鬼気迫る内容である。
2010/01/08
コメント(2)
'09年発表の発掘音源ライブ盤。CD2枚にCD-ROMのセット。メンバーはMike Ratledge、Robert Wyatt、Elton Dean、Hugh Hopperの4人。3RD、4THからの曲を中心に、インプロビゼーション全開の緊張感溢れる演奏である。本当にこの時期の彼らの発掘音源ライブ盤はどれも素晴しい。
2010/01/07
コメント(0)
'07年発表の再結成ライブ盤。「Live 1973 - 2007」のBOXセットを購入したら、「このスペースにはLive Over Europe 2007のために空けてあります。」と書かれた紙が入っていたので、購入してみた。ピーガブ抜きの再結成で、正直期待はしていなかったが、ピーガブ時代の曲もそこそこ演奏しており、選曲としてはまあまあ。それよりやはりエンターテイメントとしての完成度の高さは、脱帽せざるえない。
2010/01/06
コメント(0)
'75年発表の1枚目。エレクトリック・マイルスの影響を感じさせるサウンドのジャズ・ロック。ボーカルに特徴があるが、イタリアっぽいようで、アフリカっぽいようでもある。ファンキーな中にも感じる憂いは、ブリティッシュ・ジャズ・ロックの香りもする。
2010/01/05
コメント(0)
あけましておめでとうございます!「sinのプログレ試聴室」も5回目のお正月を迎えました。去年末のカウントは約119,000、去年一年では28,000カウントとなりました。ご訪問頂いた皆様、ありがとうございました。去年一年のカウント数が一昨年と同じですね。安定した訪問を頂いているようですが、大半はどうもアフィリエイト目的の自動アクセスのような気が・・・。正月早々愚痴っぽくなってしまいましたが、今年は[今日のCD]も遂に1,000枚達成が確実です。相変わらず役に立たないレビューをダラダラと書いていきますが、よろしくお願いします!
2010/01/01
コメント(12)
全19件 (19件中 1-19件目)
1