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たった今しがたの話、明日学校で漢字のテストがあるからと、賢くも机に向かって勉強していたはずの次女ヤス吉が、テレビを見ている僕のトコロへ難しい顔をしながら「お父ちゃんチョットチョット」と近づいて来て、その直後またしても僕を驚かす言葉を口から吐いた・・「なあなあ、海のモズクと消える・・ってどういう意味なん?」三秒固まって、ん?海の、モズク?・・気を取り直して、それはやなぁ、海に落ちて粉々になって消えちまうって言うか何て言うか、違ぁーう、それも言うなら海の藻屑じゃモ・ク・ズ!冗談抜きで間違えたのかオマエはぁ、ボケェー、う、しかし、ジワジワくるなこれ、海のモズク、ぐふぐふ。中一返上、やっぱり君は小二です。
2012.10.30
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お父ちゃん、わたしグレてもいい?一家団欒の夕刻、家族でテレビを見ていたら不意に長女が呟いた。「で、グレたらどうなるの?」と聞いてみたら「とりあえずは帰ってこないかも」と言うので「へーやってみたら」と僕 「どーぞどーぞ」と嫁さんしかし、グレるという言葉を中三にもなってちゃんと理解できていない長女のために、はたと、ここは正しい意味を教えてやるべきだとの考えに至り「まあ聞きなさい」と彼女に向かって、日本で非行の話しと言えばあれしかないという、かの有名な例のアノ話しを聞かせてやることにした。あのな、その昔、ペンギン村に皿田きのこちゃんという女の子がいたんだ。彼女はある日、おやつのショートケーキ(マンモスイチゴのショートケーキ、レシピはコチラ)を食べている時に、最後のお楽しみにとってあったマンモスイチゴを、あろうことかお父さんに「なんだ、きのこはイチゴが嫌いか?」と言われ、たちまちパクリと食べられた、で、次の瞬間「グレてやるぅー!」きのこちゃんは家を飛び出し非行に走ったと。ご存じ『Drスランプ』第五巻よりの抜粋。な、解ったか、グレるときはまずここんとこを刈り上げてや、できればタイヤのついたラジカセを引っ張って、グラサンもあるか?歌うのはもちろん「パッパッパッパッパーマ、パーマのパーマ~♪」ほら動画あった見とけ!すると長女「なんかややこしいからグレるのやめる」だと。まったく、根性なしめ!
2012.10.26
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脱皮というのはアレは、昆虫とかカニなんかの節足動物とそれからハ虫類あたりに特有の生態だと思われがちだけど、実際は違うんですよね。だって、たとえばウチの子供部屋を覗くとほら、長女が脱皮したであろう靴下が脱ぎたてほやほやの状態を保ったまんまでたまに置かれているもの。また時には、脱皮したまんまのデニムのパンツなんかも落ちているもの、あれは間違いなく脱皮というやつだ。ま、とにかく、この長女の身の回りの物に関するスチャラカぶりときたら、いっぺん親の顔が見てみたいと言うか、親の顔は見あきてると言うか、とにかく頭のイタイところでして。いっそのこと、哺乳類のように見えて実のところ節足動の甲殻類なのだと思えば腹も立たないが、よく見知っている彼女の両親は間違いなく哺乳類だし・・・しかしそんなある日の朝、仕事へと出掛ける直前、カバンを取るために鏡台や文机や本箱が置かれた部屋に僕が足を踏み入れたら、タンスに前にそのものズバリ脱皮した直後の嫁さんのパジャマの下がおかれていた、まるでオブジェのように。見えないけれど、まるで中に誰かがいるかのような造形で、彼女はそこで見事に脱皮していた。それは、思わずスプレー糊で固めて採集し、娘の靴下とセットで夏休みの自由研究にしようかと思ったほどの抜け殻だった。はぁ、そうか、君だったのかヤツの直系は!カニ好き物を装っていたけど、実は自ら甲殻類なのをカモフラージュするために無理していたんだね、まったく、素直に話してくれればヨカッタのにさ。
2012.10.24
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アフリカで象が減少しているのはなぜですか?という、中学一年社会科地理の中間テストの試験問題の解答欄に「ぞうの、つのを取る人がいるから」と書いたのは、そうです、うちの娘です!もちろん赤ボールペンで×されておりました。おおヤス吉よ、ヤス吉よ、父は、父は、口をあんぐりしちまったぞ!あのね、象にはね、象には、角なんて生えないんだ。角が生えてるのは、牛とかサイとかトリケラトプスだ!でもって、象の口のあたりから生えてるのは、あれは牙だ!さらに平たく言えば、ありゃ象牙ってんだ!「そやそや、判子を作るんやんな、それで・・」緊張感なくヤス吉はそう口にした。頼むぜぇーヤス吉よ、期末テストは近いぜ!今日の一曲 「彼女はデリケート」 佐野元春
2012.10.17
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布団を上げる時の話なんだけど、敷布団ってこう三つ折りにするでしょ。その時まず最初は布団の三分の一のあたりを向こうへ折り返して、こっちから見ると谷折りにね、で、その時にウチの嫁さんは、奥へと去ってゆくその谷折りの中心部に意味なく蹴りを入れるのね、あたかも十六文キックでも打つように。解ってもらえるだろうか?解説すると長くなったが、布団をたたむ、そのほんの数秒の流れるような動きの中に、ウチの嫁さんは不必要な動作を一つ入れる。蹴らなくったって布団はたためるだろうに。さらに嫁さんは、三つ折りになってボリュームの出た敷布団に対峙して、あたかも両のまわしを取るが如く布団の両サイドに手を伸ばし、なんとかその底のあたりに指を引っかけた後、おもむろに両膝を布団の中心部に当てがって、次の瞬間、躊躇せずに膝をいっきに急所へと落とす、ダブルニードロップ。しかしてその後、ややテコの原理を利用するかのように、かがんだままの体勢で踵を起点に後方へそりかえり、かかえたら一気に膝を伸ばして布団を持ち上げる。布団くらい腕だけで持ち上がると思うんだが、そのニードロップもはたして必要なのか?しかし、嫁さんの布団に対する迫害はこれにとどまらない。たとえば風呂上がり、布団の敷かれた部屋やって来ると嫁さんは、入った瞬間とりあえず足元の布団を蹴る、ローキック。しかし彼女も大人だから無駄に布団を傷めるようなことはしない。つまり、わざと大きく振りかぶっておいて当たるか当たらないかのあたりで足をクッと止める。それはよくいじめっ子が、相手が怯む姿を見たいがために蹴ったふりをするアレである。何が楽しくてやっているのかは本人にしか解らない。とにかくそうして二三発蹴ったふりを終えると嫁さんは、次にボクシングの構えをしたかと思うと一瞬右手の拳を繰り出すかのような動きをし、しかし瞬時にそれも止める、目の前に誰かがいると仮定して、その仮想の相手の顔面数センチ手前のトコロでグッと止める。これまたいじめっ子がよくやるヤツで、でも彼女の前にはもちろん誰もいないので、誰が怯むワケでももない、しかし空想の敵を威嚇する、エアギターならぬいわゆるエアーいじめ。やはり、何が楽しいのかはまったく解らない、だけど、ひとしきり寝室の入り口付近でその動作を終えると、やや満足して嫁さんはやっとコチラにやってくる。おそらく職場や家庭でのストレスが、溜まっているのだろう。ただ願わくば矛先が、今後もコチラには向かないでほしいと願うばかりだ。
2012.10.08
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おっさんはニュース番組が大好きだ。だって情報収集は大人のたしなみだもの。だから、ただただ情報を得るためだけに邪念なく、子供に「ニュースなんか何が面白いの?」と攻められてもチャンネルは譲ってやらないで、今日もおっさんは夜更けのニュース番組のハシゴに余念がない。さすがに「ニュースウォッチ9」スタートはチョット無理があるが、十時が近づくと「報道ステーション」に合わせ、古館伊知郎の軽薄なしゃべりを聞きながら、久米宏に想いを馳せる。11時が近づくと「ヨシ」とガッツポーズでチャンネルはTBSへ。残念ながら読売さんの「ZERO」の方はバラエティー色が珠に傷、村尾さんは嫌いじゃないけれど、やはり「NEWS23」にゃかなわないのだ、だって「23」には知的で程良く色気を発する膳場さんがいる、そしてテラっとしたシャツを着て膳場さんは今日も僕を誘う。しかし、時計が三十分を回るとおっさんは慌てて8チャンに変える、変えねばならない、だって待っているもの、かの滝クリから引き継いでやっと馴染んできた、いやむしろハマっている、秋元優里ちゃん、彼女を一目見ずに眠れるか?いや眠れまい、あの物憂げな顔を拝まなければ・・・いや、べつにね、そんなコテコテの追っかけじゃないんですよ、だ・け・ど、昨晩事件が起こったのさ!いつものように「ニュースJAPAN」にチャンネルを合せ、いつものように・・・あれ?オープニングが?音楽が?どゆこと?あんた誰?コ、コ、コメンテーター変わっテーター、全然知らない番組になっテーター!僕の秋元優里を何処へやった!、ちくしょー犯人は生田斗真の弟かぁー!人の楽しみを奪いやがってぇーくそー!秋の編成、結局、後任の女子アナはいまいちタイプじゃなくってさ、テンションがた落ちの僕は、これで「ニュースJAPAN」を観ることもなくなったなと、ま、考えようによよったら寝る時間が少し早まってヨカッタか!なんて考えながら虚ろに画面を目で追っていた。で、気がつくと「JAPAN」は終わり、モニターの中では「すぽると!」が始まっていた、はじ、まっ、て、いた、いた、いたー、誰?ダレこの娘?平井理央には興味がなかったので「すぽると!」は長らくノーマークだったけど、今日から変わったらしい後任の宮澤アナ可愛いじゃない!こいつぁーチェックだッ!かくして、消灯時間は三十分早まるどころかさらに遅くなりましたとさ、チャンチャン。まったく、大人の一般常識、社会情勢、スポーツ、教養、時事問題、日々頭に入れるのも楽じゃありませんわ。
2012.10.02
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この夏にわかにステテコが脚光を浴びた。ほらあの、ワニのマークのさ、・・それは、ラコステ。もちろん我が家にもやって来た、あれは確か梅雨明けの頃か?嫁さんが、ウニクロで買い求めてきたのだよ。自分の分と僕の分、それから義母のやつ。そうステテコ、たしかにステテコ、いわゆるひとつのズボン下なんだけど、おっちゃんがだらしなく履いているあのステテコからは一線を画した、なにげにオシャレで今風のヤツ。柄もね、チェックだったり、ハートが飛んでたり、色々あるらしいのね。僕らの年代がイメージするところのあのステテコからは程遠くなっちゃって・・あっ、ちなみに「あの」と言うのは勿論「通りの角から三軒目 メリヤス工場の塀の下 いつも泣いてた あかんたれぇ~♪」です、お解りですね、志垣太郎ちゃん。チョット話はずれたけど、そんなワケで今年の夏は、家ではもっぱらステテコスタイルだった僕、コレがなかなか涼しくって実に機能的でした。ちなみに、僕のステテコの柄はと申しますと、紺地に三日月が飛んでいて、一見夜空のるようなのだが、よくよく見るとその半月状はホントはバナナだったりする、バナナ、それがどうしたッ!そして、もしこれがラコステのステテコだったなら、刺繍のワニとバナナはたちまち踊りだし ボンツルツルリン ボンツルリン~♪大丈夫です、夏の疲れにも負けず、雷蔵はいたって元気ですから、ご心配なく。
2012.10.01
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