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昨日の天平山で、初めて見たものがあったのでご紹介。以前テレビで見たことはありましたが、実際に見たのは初めてでした。どんなものかと言うと、紅葉のきれいな自然に囲まれた池の畔で・・・やたら大きな球体が踊っています。この写真で分かる人も多いかと思います、周辺には物珍しさで人垣ができています。気になって近付いてみると、子供が大喜びではしゃいでいます。正式名称は分かりませんが、看板には『水上歩行球』と書かれていました。下手なカタカナよりも非常に分かりやすいネーミングです。テレビで見たときには体重制限があるとのことでしたが、自分が見たときに楽しんでいたのは皆子供だったので問題なし。5分で20RMB(290円)とのことでしたが、大人気で順番待ち状態でした。球体内の酸素の関係で5分以上は危ないのでしょうか。子供たちは立とうとしては転び、転んでは這い上がり、を繰り返していました・・・テレビではインストラクターのような人が、器用に球体内で走っていましたが、実際には立つのも難しい様子。でも、転んでも下が柔らかく怪我の心配もなさそう。子供たちにとっては目新しい遊び道具のようです。どんな風に球体内に入るのか気になったので、しばらく見学していると、5分経ちメンバーチェンジです。球体にあるチャックを開けたら、当然のごとく空気が抜け、子供が抜け出せます。そして、そのチャックの隙間から次の子供が靴を脱いで中へ・・・ぺちゃんこのビニールを掻き分け、スタンバイOK。掃除機のお化けのようなホースで、空気を送り込み、どんどん空気を送り込みます。布団圧縮袋は空気を抜きますが、これはまるでその逆でどんどん空気を送り込んでいきます。子供も特に怖がる様子も無し。最初のうちはビニールがまとわり付いて不自由そうでしたが、ものの1,2分でどんどん自由な空間が広がります。風船のように膨らめば、後は段取り良く隙間に差し込んだホースを抜き取り、チャックを閉めるだけ。パンパンに膨らんだ球体をお兄さんにポーンと蹴られれば、自然に球体は池の上へ。後は子供の思うがままに・・・ちなみに球体には紐が付いていて、明後日の方向に行かないようにコントロールできるようになっていました。5分はあっという間ですが、その間、子供は休むことなく大はしゃぎでした。紅葉に囲まれた池の上を転がる二つの球体。そんな異様な光景も異様に感じることなく、こういう光景もまたアリかなと思ってしまうのは、中国に慣れたからでしょうか・・・!?他にもここではありませんが、別の地域でバンジージャンプや逆バンジー、気球などがあるところも。いろいろなアトラクションが増えてきているようです。ちなみに中国でではありませんが、ずっとずっと前に元旦でせっかくだらと、バンジージャンプをやったことがあります。高いところに立つと足がすくみ、どちらかと言うと高所恐怖症ですが、バンジーは落ちるものだと思っていたからか、意外に恐怖心も無くすっと飛びおりれました。今できるかは自信がないですが・・・しばらく止まっていた読書を再開、と思ったらあっという間に読み終えてしまいました。 海堂尊氏の『ナイチンゲールの沈黙』。『チームバチスタの栄光』のシリーズ第2弾。いわゆる読み物として気軽に楽しめる医療小説。疲れた1日の夜、寝る前の読書には適度な内容です。人気blogランキング
2008年11月30日
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今日は仕事の電話が有り、9時に起床。電話が無ければ昼前まで寝ていたことを考えれば、一日が長く使えて電話に感謝です。今日は外はもちろん寒いものの、良い天気だったので、外出することに。行き先を決める前にとりあえず、ご飯を炊きおにぎり作り開始です。3合分の米が、ツナおにぎりとおかかおにぎりに。そして、向かった先は・・・蘇州新区から車で20分ほど郊外の、『天平山』という蘇州では紅葉で有名な山です。蘇州で紅葉と言えば、『天平山』と皆が口を揃えて言うほど、逆に蘇州で他の地域の候補を聞いたことが無いほどです。かくも紅葉で有名な『天平山』ですが、紅葉の時期に来たのは初めてです。マイカー生活がどんどん浸透している蘇州、心配していた駐車場も待つこと10分ほどで無事に見つかりました。タイミング的には紅葉狩りの終わりに近い時期でしょうか。18RMB(260円)の入園料を払い、『天平山風景名勝区』内へ。蘇州では珍しいぐらいの青空が見られたのは、今日が良い天気だったからか、それとも郊外に足を伸ばしたからなのか・・・歩いていると寒さも気にならず、絶好の行楽日和でした。園内には自分の素人一眼レフとは違う、立派なカメラと三脚を持ったカメラマンがあちらこちらに。蘇州にこんなにも写真愛好家がいるとはびっくりなほど。天平山は決して高い山ではないので、軽い気持ちで山登りを楽しめるのですが、今回は嫁さんのお腹を考えて山登りはパス。それにしても、ちょうど紅葉がきれいな時期と言うことで、人出がすごかったです。それでも、天気が良く、久しぶりの自然満喫で、最近は週末が単調化し、スーパーぐらいしか外出の理由が無かったりするので、気分転換にはぴったりの外出になりました。考えてみたら、蘇州でというよりも、中国に来てから紅葉を満喫した記憶はないように思います。感動を覚えるほどの視界全て紅葉というわけではありませんでしたが、中国ではどこも人工的な観光エリアが多いだけに、普通に園内を散策しながら、自然を満喫でき思いのほか充実した2時間でした。園内では、釣りやボート漕ぎ、BBQなどもできて、学生らしい若者たちが奇声(?)嬌声(?)を上げながら楽しんでいました。学生さんたち若い人たちは、当然バスで来ているようで、3時ごろの市内に戻るバスは超が付くほどの満員状態。それでも、暗いネットカフェで過ごすよりもよっぽど健康的な週末です。さすがに空気が冷たいので、芝生の上で寛いだり、ゆっくりベンチで日向ぼっこと言うわけには行きませんが、おにぎりを味わいながら、つまみに、紹興旅行で好きになった臭豆腐を堪能。3時前には帰宅し、5時まで昼寝。夜はDVDを見ながら、鍋で締めに雑炊と、一日充実していました。まだまだ蘇州でも行っていないところが数多くあるのだと実感した週末。土日フルに活動するのは疲れますが、土曜日は有効に使いたいなと思ったりして・・・ブログの更新が減っているのは、忙しいとかDVDにはまっているなどの理由もありますが、蘇州開拓が滞っている証拠です。蘇州生活ももうすぐ丸4年ですが、まだまだ新鮮さを失わずにアンテナを張り続けたいものです。人気blogランキング
2008年11月29日
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本日は11時に起床、それから上海郊外にあるアウトレットモールへ。結局ウインドウショッピングで終わってしまいましたが、予想以上の人の出にびっくり。駐車場も満杯で車の駐車待ちの列・・・私有車がどんどん増え、どんどん人々の生活スタイルが変kなしてきていることを実感です。夕方4時に蘇州に戻ってきて、その足で市内のデパートへ。これまた悲しいことにウインドウショッピングで終了。ガソリン代と高速代の出費のみでした。それでも、5時過ぎで既に外は真っ暗、家で晩御飯を食べるつもりでしたが、気分的に外で軽く食べて家ではゆっくり過ごす・・・ということになり、商業街に新しくオープンした『味噌一』へ。日本人の間では比較的知られていた、石路の人気(?)ラーメン店の商業街進出です。多くの人が石路の味噌一の味は美味しいと言っていましたが、いかんせん足が不便なため、2,3度行った石路店は結構がらがらでした。店内はオープンしたてということで、『北海道ラーメン』のようにテーブルもネトネトしていません。ただメニューは看板に『ラーメン専門店』と銘打っていたように、石路店ではある定食などは無し。ラーメンと餃子、チャーハンと簡単なトッピングのみでした。店員さんはまだまだ不慣れな感じがするも、気軽に一人でも入れる雰囲気です。自分が行った5時半は家族連れが2組と、日本人夫婦が一組でした。『味噌一』と名前を出しているくらいですから、きっと味噌ラーメンが売りなんでしょうけれど、自分はあまり味噌ラーメンが好きではないので、塩ラーメンを注文。30RMB(450円)で、お味は悪くないです。ただ10RMB(150円)の野菜餃子はあまりに小ぶりすぎて、ちょっとがっかりしてしまう小ささ。日本のラーメン屋はあまりよく分からないですが、普通に美味しいと思えるラーメン店。異国の地であることを考えたら、十分合格点です。明日から嫁さんが1時間早く退勤できることになります。国の法律らしく、8ヶ月目に入ってからは1時間早く帰れるとの事、ということで、朝は自分の出勤と一緒に車で送り、帰りは4時15分に退勤なので、ラッシュのバスを避けて5時には帰宅ができます。人気blogランキング
2008年11月16日
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ここ数週間、週末に1時間前後の散歩を楽しんでいます。嫁さんと一緒に、双方の運動不足を少しでも解消できればと思いつつ…といっても、毎回折り返し地点で、珍珠ミルクティを買って飲んでいるので、カロリー消化とは縁遠いのですが、のんびり歩くのもなかなか楽しいものです。今回は食後の散歩と言うことで、商業街を通り抜けて、果物を買いがてら散歩です。商業街と言えば…蘇州に仕事できたことがある人は、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか!?蘇州の開発区である新区のある意味で代名詞でもある通称『商業街』。日本人の多くが、ここで何かしらの形でお世話になったことがあるのではないでしょうか。最近では台湾人はもちろん大陸の人、地元蘇州の人も多く出入りするようになっているこの商業街。ある面では非常に悪名高きエリアでもありますが、異国で長く生活する日本人にとってはやはり非常にありがたい一帯です。500メートルほどでしょうか、細い道路の脇に煌々と輝くネオン、そして、両脇に隙間なく停められた車たち。蘇州の夜はどこも早く幕を閉じますが、この商業街は夜からが生き生きした姿を見せ始めます。言うまでもなく、車の所有者は大部分日本人のものではありません。赴任者の多くは車の所有はもちろん、運転していませんから。つまり、車のほとんどがここを訪れる大陸、台湾、あるいは企業の車、さらには店を開いたり任されたりした若きママさんたちなどの車です。この商業街には写真のような日本料理屋が数多く軒を連ねています。軒数でどれだけあるのでしょうか…競争も激しく、開いては畳んでという繰り返しがあちらこちらで繰り広げられています。以前は100RMB(1500円)食べ放題というのが多かった日本料理屋ですが、この数年で食べ放題という何でもありの日本食屋ではなく、とんかつや寿司、鍋など特色を出した、1品いくらというお店は随分増えてきました。もちろん店内は日本語での注文OKです。店員さんは概して、感じが良く、一般的な中華料理屋よりもサービスがいいのではないかと思います。それも日本人が多く通うからこそ育った「文化」でしょうか。もちろん上海などの高級日本料理屋などとは比べられませんが、中国語が全くできなくても、仕事帰りに安心して足を運べるこの商業街、中国広しと言えども、ここまで密集しているのは珍しいのではないでしょうか。お酒の飲めない自分は全然縁がないのですが、お酒好きが楽しめるクラブ(?)スナック(?)も数多くあります。オリンピック開催時期こそ控えめでしたが、普段は閑古鳥が鳴いているお店の女の子が店前に立っていたりも…夕方6時ぐらいに商業街周辺のバス停を見ていると、人目でこれから出勤というのが分かるから面白いものです。詳しくは分かりませんが、クラブに行ったら、一人200-300RMB(3000-4500円)ぐらいなのでしょうか。ボトルが入っていればもう少し安いのかもしれませんが…顧客接待でも日本料理→日式クラブというのが定番のコースです。でも、お酒の好きな人の話を聞いていると、日本では当たり前の居酒屋がないのが残念だと言う声も聞こえてきます。クラブも何回も行くと飽きてしまうという声も…それでも、日本人がぼったくりの心配も一切なしで楽しめるのは、この商業街のすごさと言えるのではないかと…商業街には飲食店はもちろん、多くの日本人が足を運ぶDVD店も何軒かあります。写真は自分のお気に入りの店ではないですが、どの店にも日本語字幕の邦画、洋画、ドラマが所狭しと並んでいます。もちろん胸を張って売れる代物ではありません、ですが、しっかりとした店舗を構えているのが今の中国・蘇州です。1枚は5-10RMB(75ー150円)という日本の感覚ではありえないお値段。画像も字幕も全く問題なく、最近でこそ有料のBS放送サービスがあるようですが、まだまだ異国で生活する日本人の大きな味方です。DVD屋のほかに目に付くのが、マッサージ屋さん。1時間50RMB(750円)前後ですから、これまた日本の感覚からすると破格。もちろん正式な資格を持っている人はおそらく皆無であり、当たり外れがあるのはご愛嬌。日本人出張者もマッサージ屋さんを楽しみにしている人も多いのではないかと。こんな華やかな商業街も、ほんの1,2分程度、少しだけ足を伸ばすと、すぐ脇で屋台が並んでいたりします。もちろん衛生面を言い出したら切りがありませんが、串焼きなど味はなかなかのものです。蘇州旧市街の西に位置する開発区・新区。東にはシンガポール政府のとの合資開発区・園区がありますが、自分の個人的な印象では、園区はもっとスマートで整然としています。個人的には旧市街ほどではないまでも、まだまだ人間くさい雑多さが垣間見れる新区の方が住むのは面白いかなと…一連の経済危機で蘇州の多くの企業が倒産しているそうです。大幅に人員削減を行うのも当たり前の状態。日々の生活の中ではまだまだ実感はありませんが、確実に蘇州でも経済恐慌の波が押し寄せているようです…人気blogランキング
2008年11月15日
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嫁さんのお腹がすっかり大きくなり、自転車での出勤が困難になったということで、最近は可能な限り自宅⇔会社の送迎をするよう努めています。といっても、帰りはなかなか迎えにいけないことが多いですが・・・というわけで、本日は5時半に嫁さんを迎えに退勤し、自宅でメール処理をしています。そんな中、リビングに漂う良い香り・・・上海蟹ならぬ太湖蟹がすっかり茹で上がっていました。毎年この時期ブログで言っていますが、上海蟹なる蟹は全て蘇州で捕れる蟹のことです。例えば一級品と言われる「陽澄湖」の蟹も地図上は蘇州なわけでして、本来なら『蘇州蟹』として、日本でも堪能されるべきなのですが・・・やはり上海の知名度には適わないということでしょうか。陽澄湖産は非常に高いのですが、太湖産でも十分美味しくいただけます。通常は『蒸し』の調理法が多いようですが、嫁さんの家では一般的に茹でているのだとか。茹でるのも美味です。本日2人でオスメス1匹ずつの計4匹を堪能、まだ網の中にはオスメスそれぞれ2匹ずつ、計4匹。台所でごそごそずっと最後の抵抗を示しています・・・ちなみにお値段は・・・嫁さんの同僚の実家で捕れたということで、大満足の大きさを誇るサイズの蟹、オス4匹、メス4匹で、計140RMB(2000円)というお得値段。オスは今まで食べた中で一番の大きさ、メスはミソがとろける美味さ、明日ももう1回楽しめます・・・すっかり寒くなってきた蘇州、朝晩はコートが必要なほど・・・車を運転しながらタバコを吸うのも、窓から入る風が辛い季節です・・・人気blogランキング
2008年11月10日
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お酒が全くと言っていいほど飲めない自分、そもそも飲みたいとも思わないのですが…せっかく紹興に行ったのに、飲まないのも勿体無い。でも、わざわざお金を出して飲むほどに飲めるわけでもなく、舐める程度で十分なわけでして…そんな自分にぴったりの機会がありました。紹興酒工場見学というものです。社員旅行のツアーバスは蘇州に帰る前の最後の活動として、工場見学とツアー案内には書かれていました。工場内に入ると、紹興酒とは!?的な、うんちく看板が飾ってあり、さらに足を運ぶと、上の写真のようなお姉さん方が、紹興酒を詰めるのであろう瓶に1本1本色を塗っておりました。へぇ、なんて感心しながら、これから見られるであろう酒造工程に、酒を飲めない自分さえもちょっとワクワクして足を進めていくと・・・そこに待っていたのは・・・早々の試飲会でした。もちろん無料です。用意されていたのは3年ものと5年ものの2種類。薬缶に入っていて、ある意味で飲み放題です。お代わりとリクエストすれば、当然お代わりもOKです。お酒を飲めない自分ですが、せっかくなので味比べ。3年ものは酸味が強く、5年ものは甘みが感じられました。自分の感じた感覚を酒好きのほかの人も感じたようで、自分の味覚にホッと一安心。まだ酒造工程を見せてもらっていないだけに、この後の展開はどうなる!?と思いきや・・・狭い部屋に大勢押し込まれた状態での、紹興酒即売会です。狭い部屋に誘導され、机の上に各種紹興酒の瓶が並んでいた時点で分かっていたことですが、工場見学というよりは、ツアー旅行には必ず盛り込まれている、土産物コースだったわけです。まぁ、下手な友誼店コースよりは良いですが・・・言うまでも無く、3年ものよりも5年もののほうが高いわけで、それを実感してもらうための試飲でもあったのです。ちなみに上の写真の右に写っている甕(かめ)は、いかにも紹興酒といった趣、蘇州石路の『咸亨酒店』にも紹興からこの甕(かめ)で送られています。保存のためにも、いわゆる瓶詰めよりも良いんだとか。ちなみに、この甕(かめ)で138RMB(2000円)。社員旅行の一行さん、どう反応するかと思いきや・・・皆さん、しっかり購入されてました。それも、一番大きい甕(かめ)がダントツの一番人気。まだまだ3世代で生活していて、親戚が近所に住んでいる人が多い蘇州、皆さんで味わうためでしょうか。あるいは、せっかくのご当地物を!ということでしょうか。いずれにせよ、もっと冷めた反応になるかと思いきや、お姉さんの説明もそこそこに、試飲時間含め、ものの15分足らずで、何千元もの売り上げに・・・非常に効率の良い即売会でした。紹興酒は有名で人気なだけに、下手な友誼店コースよりも、満足できるツアーコースと言えるかなと。かくいう自分は・・・試飲でほのかに顔が熱くなり、しっかり『試飲会』を満喫しました。最近は家でインターネットをする時間が減っているのですが、読書をする時間も減っています・・・そんな中、出張の移動や限られた寝る前の時間で最近読んだ本は、浅田次郎氏の『天切り松闇がたり 第3巻第4巻』。浅田次郎氏、どうも心底好き!と言うのは癪に障るのですが、この『天切り松』は確かに面白いです。読みやすいのでどんどんページも進み、仕事で疲れていても、思わず手に取ってしまうというのが、彼の作品のミソでしょうか・・・それから、同じく浅田次郎氏の『プリズンホテル冬』。日本出張で見かけたときに毎回1季節ずつ購入。これまた気楽に読めるということで、ついつい楽しんでいる自分がいます。もう1冊は時間がかかりつつ、今まさにクライマックスを迎えようとしている、宮尾登美子氏の『天璋院 篤姫』。ちょうど大河ドラマで篤姫ブームが起きているそうですが、遠い中国でそんなことを知る由もなく、楽しませていただいております。ちょうど先日まさに篤姫の故郷へ出張したのですが、タクシー運転手と篤姫話をしたぐらいで、篤姫ゆかりの土地を満喫することもなく・・・久しぶりに土日二日間を家でゆっくり過ごせます。やっぱり家は良いです。借家にもかかわらずそう思えるこの家、11月末で丸1年に。過去2回は毎回1年で引越しをしていましたが、今回は初めて更新します。やっぱり住み心地って大切です。人気blogランキング
2008年11月08日
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1泊2日の社員旅行から戻ってきました。あいにくの雨で傘を差しながらの観光。会社からの援助金内でのツアーと言うことで、食事は貧相でしたが、それでも楽しい1泊2日だったかなと。今回の社員旅行は日本人にはお酒で有名な、『紹興』でした。中国的には何といっても魯迅の里でしょうか。あいにくの雨でも、バスで乗り込んできた我々のようなツアー客が押し寄せる『魯迅古居』。一度個人的に来たことがあるのと、雨で傘を差したり閉じたりで、観光を十分に満喫という環境ではありませんでしたが、会社とは違う表情を見せる同僚たちとの旅行はなかなかのもの。今回の一番の感激は・・・『咸亨酒店』という魯迅の小説に出てくることで有名なレストランでのこと。紹興酒と言えば、魯迅や紹興酒が有名ですが、実は中国でも好き嫌いがはっきり分かれる、『臭豆腐』が有名なのです。四川時代には全くと言っていいほど見かけなかった臭豆腐ですが、蘇州など華東地域では街角でよく見かけます。「臭ければ臭いほど美味い」というとんでもない代物、とにかく「公害!?」と思うほど臭いものも・・・紹興の街角では「これでもか!?」と言わんばかりに、臭豆腐を揚げています。「魯迅古居」周辺の観光地は石畳を歩いていると、ずっと臭豆腐の臭いがつきまとうほど・・・今までそんな臭豆腐、好きでは有りませんでした。むしろ嫌いでした・・・過去に食べたことは1度だけ。口に入れると意外と普通なのですが、その臭いに悩殺され二口目は遠慮させていただいた次第です。そんな猛烈な悪臭を発する臭豆腐ですが・・・『咸亨酒店』の店先で売っていた「臭豆腐」、美味しかったです!!同僚たちが1パック6RMB(85円)の臭豆腐を3パック購入、話の種と同僚のお誘いを無下にするのも・・・と思い、食べてみたら、これがまた揚げたてで美味いのです。ガイドさん曰く、多くの観光客も訪れるこのレストランでは、臭いは比較的控えめとのこと、確かに鼻が曲がるほどの臭いではなく・・・甘い醤とすっぱ辛い醤の2種類でしたが、すっぱ辛いほうが特に合い、何切れも食べ・・・終いには皆で再度2パックの追加までしてしまいました。雨で冷えた体に朝の貧相な食事が功を奏したのかもしれませんが・・・蘇州生活4年8ヶ月目にして、初めて臭豆腐を美味しいと思えたことは大いなる発見。嫁さんの大好物の臭豆腐、今後は蘇州の街角で自分から「食べたい!」と言い出すかもしれません・・・悲しいことに週末終了です。家で鍋をして、雑炊で締めて、相棒5を堪能。明日はまた出勤、明後日から日本出張となかなか家で寛げません・・・人気blogランキング
2008年11月02日
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