大小の如何でもいい話

小松左京原作コミック集

　小松左京原作コミック集を読みました。　圧巻は巻頭に収録されている石ノ森章太郎先生の「くだんの母」です。　素晴らしい。あの小説を見事に漫画化していると思います。　問題の「くだん」が１コマしか出てこないところも良いですね。原作で読んだときは、もっとおどろおどろしいイメージだったのですが、すごく可愛らしく描いてあったところも好感が持てました。　小松左京先生原作で、ぜひ漫画化あるいは映画化してほしい作品に「アダムの裔」という小説がありますが、あれは絶対に映像化不可能ですよね(^^;)。実写映画では無理かもしれませんが、なんとかマンガにできないですかね？　ちなみに「アダムの裔」は僕が読んだ本の中で、４大奇書に入る作品です。・墨野が選ぶ、日本の４大奇書（笑）。　ドグラ・マグラ（夢野久作）　孤島の鬼（江戸川乱歩）　家畜人ヤプー（沼正三）　アダムの裔（小松左京）