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今週は週間を通じて42円の下落となった。なかなか1万円の壁を乗り越えるのは難しい状況が続いている。先週末にはギリシャが再度格下げされて、ほぼデフォルト直前の状況に追い込まれている。今後EU内で救済策が出てくるだろうが、何度も書いてきたように、所詮一時的な問題先送りになるだけの事になるだろう。本来ならば昨年の問題発覚時に根本的な処理をしておく必要があったのだろうが、結局1年経っても良くなるどころかますます悪くなった上で、問題が再燃してきた。いつまでもこの中途半端な状況が続く事はなく、今回も誤魔化せても、結局半年先なのか1年先なのかは解らないが、『強制処理』が待っている。最近は震災報道の影に隠れて、あまり報道もされないが、スペインもキナ臭くなりつつある。スペインは経済規模がこれまで問題が発覚した国とは違うので、問題が起こればヨーロッパだけでなく、世界に広がるだろう。かなり危険な兆候である事は間違いないと感じる。アメリカでも、とうとう国債発行の上限に到達してしまい、現在は誤魔化しながら上限を引き上げる為の法案が議会を通過するのを待っている状況だ。債務の上限を上げるという事は、更に借金が積み重なるという事で、ドルへの信認が更に揺らぐ。この悪循環を断つ事は、多分難しいだろう。こちらも時間の問題で、危機への扉が開きつつあると感じている。本当にロクな話がない。今以上に良くなる事は当分難しい気がしている。株で儲けて、金の現物を買い増ししておきたかったのだが、難しくなってしまった・・・中韓の首脳が日本で会談しているのだが、ニュース等ではあまり大々的に報じていない気がする。国内的にはそれどころではないのかもしれない。しかし少ない報道や情報を見ていると、とても心配になってきた。それは中国が過剰な位に『にこやか』になっている事だ。それは良い事だと言う人もいるが、彼らが『にこやか』になる時は、何かたくらんでいる事がとても多い。日本で震災が起きたから、これまでと違うという人がいたが、これも違う。日本が震災直後の混乱していた時、中国軍は領空スレスレに接近してきたり、尖閣諸島付近に艦船を近付けて挑発するなど、決して『友好的』とは言えない行動を採っていた。いろんな意味で、今回日本は中国と韓国に借りを作ってしまったが、挑戦、挑発には断固とした態度で出て欲しい。今の民主党に期待するのも酷かもしれないが、将来悔やむ事がない様にしてほしいものだ。末代まで『国賊』扱いされたくなければ・・・週末のNYは93ドル安、CMEも90円安となっている。今週も週明けは下落して始まりそうだ。 ↑よろしかったら押してくださいな
2011年05月22日
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今週は週間を通じて210円安となって終了した。GW明けの本格的な週だったが、ヨーロッパの金融問題やアメリカの経済指標の悪化など、あまり良い話題がなかった事が大きかったのだろう。決算発表も先週末がピークだったが、やはり東日本大震災の影響が大きかったのか、下方修正する企業も目立った。今期の業績予想も発表しない(できない)企業も多かったのが気になった。アメリカでは今後、政府債務の上限を上げるのか、議会で審議されるそうだが、これにより今以上にドルの信認が失われてゆくと考えている。さすがにこの議案が拒否される事はないと思っているが、仮にそうなれば最悪アメリカ国債のデフォルトという事すら起こるかもしれない。年々問題が悪化している様に感じるが、そろそろ終焉が近いのかもしれない。いづれは整理しなければならない事だ。人は鈍感になるものだと、最近つくづく感じる。先日、福島第1原発の1号機がメルトダウンしている事が、正式に発表された。これまではそうではないのか?と疑念の声があったものの、東電も政府もそれを否定しつづけてきた。圧力容器に何らかの損傷があり、その損傷箇所より格納容器側に汚染された水が漏れているという事が確実になり、更にその格納容器にも損傷があるらしく、格納容器外にも大量の汚染水が存在するという。その量は3000トンを超えると想定されており、この処理をどうするのかが今後の問題になりそうだ。思い起こせば、先月には海に大量の放射性物質を含んだ汚染水が何週間にも渡って漏れ続けていたこともあった。この震災が発生する以前、原発に関しては異常とも思えるほどの扱いで、超微量の放射線漏れであっても、マスコミが大騒ぎし、付近に住んでいる人達も心配していたはずだ。現状から思えば、『そんな程度の話?』と無視されてもおかしくないような話だ。今も福島第一原発からは放射能物質を含んだ空気や汚染水が漏れ続けている。一時程ではなくなったので、報道も静かになっているが、少なくとも平時に大騒ぎしていた超微量の何百万倍という線量を放出する物質が日々出続けている事は間違いない。しかし、福島原発周辺の立ち入り禁止区域や避難準備区域以外の場所では、基本的に普通の生活が毎日繰り返されている。一応、日々暮らしていても被ばく量が少ないので安全だという事になっているからだが、長期的に起こる問題は不明瞭だ。しかし、原爆被害を受けた広島や長崎でも、いわゆる『黒い雨』を浴びた、または直後に爆心地に入り、救援活動をした人以外で放射能物質が原因で病気等が増加したという事はないという。それから考えると、長期的な問題も日々の被ばく量を管理できれば問題ないのかもしれない。一部の研究によれば、100ミリシーベルト程度までであれば、むしろ体に良い影響があるという話もあるなど、案外物凄く心配する必要が無いのかもしれない。(日本でもラドン温泉などの放射能泉に長期滞在する事で、ガンが縮小した等の話も多い。もちろん全員に効果がある訳ではないだろうが、効果があると考えるのが自然な気がする)いまやメルトダウンだったと言われても、現状が安定している様子なのでそれほど危機感を持って報道されていない。これが震災当日に発表されたものだったら、今以上にパニックになっていただろう。私が聞いていた『メルトダウン』のイメージは本当に絶望的な状況だった。聞いていた話が、いかにいい加減な物だったのか、我ながら恥ずかしく思いながらも、大した事がなくて良かったという思いがある。今原子炉建屋に覆いを付ける工事を始めると報道されたが、とにかく放射性物質の拡散をこれ以上続けない様な措置を講じてほしい。そうでないと累積で更に危険地域が拡大しかねない。今後原子炉の状態を安定化できれば、多くの問題は残るものの、とりあえず憂いの一つを解消する事になる。日本経済の本格的な回復はそれが大前提となるだろう。週末のNYは100ドル安、CMEも80円安となっている。週明けは下落して始まりそうな気配だ。 ↑よろしかったら押してくださいな
2011年05月14日
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今週は週間を通じて9円のプラスとなって終了した。今週と言っても、GW期間だった為に実質2日間の結果でしかないが、それでもプラスで終了出来た事は良かったのだろう。一時は1万円の大台を回復したものの、ヨーロッパでの金融問題が再燃しつつある今、円が買われやすくなる展開で、GW期間中に一時79円台を付ける場面もあった。今後も円高に振れてゆくと、株価にも影響が出そうだが、それでも1万円台を回復して維持するようになるまで、それほど時間はかからないだろう。但し、大きな余震や原発問題が悪化しないという前提だが・・・現在震災関連や原発関係の話題がひと段落しているのか、ニュースではしきりに焼肉店えびすで発生した食中毒事件の話題を取り上げている。私が住んでいる富山県で発生した事も驚きだったが、この事件で死者が4名、現在も意識不明の人が3名、重症者も20名を超える程の被害となった事に衝撃を受けた。これまでよく食中毒の原因菌としてはO157やO26は良く聞いたが、今回のO111は初めて聞くタイプの菌だ。それもこれほどの強毒性を持っていながら、これまで話題にすらなっていなかった事も不思議だ。私自身、この店を利用した事は一度もないが、新聞広告やCMなどでは良くこの店の名前を聞いていた。とにかく安い。異常な位に安い金額で客に提供しているので、何か特別な工夫でもあるのか?と疑問には思っていた。今回問題となっているユッケは一皿280円だと言うが、私が時折利用する店では700円台だったはずだ。真相が明らかになるにつれ、全国の生牛肉を提供していた店全てが、実は生肉用の牛肉を使用していなかったという。そもそも生肉用の肉は流通していなかったというのだから、二重に驚いた。逆に言えば、よくこれまで大きな問題が何も起こらなかったものだと思う。大腸菌群は肉の中には存在しない為に、商品として提供する前に表面をカットしてしまえば、基本的には問題ない訳で、結局商品の値段が高い店では、店でこのトリミングと呼ばれる処理をしているのだろう。人手が介在するので、人件費分だけ高いという事だ。280円で提供できると言う事は、逆にいえば『人手をかけていません』と暗に宣言している様なもので、仕入れ先から安く提供されると言う事は、その仕入れ先でも人手をかけていない事を意味している。今日になって、仕入れ先が『和牛』と称していた肉は、実は交雑種の肉だったという事が判明したという。いわゆる偽装していたという事だ。ここまで聞くと、商品を客に提供した店側は一義的に悪いのだろうが、仕入れ先の卸業者も同罪だと思う。偽装する様な悪徳業者だという事で、一連の問題も一時が万事という事なのだろう。しかし、これまでも何度も同様の問題が発生しているはずだが、なぜ何も変わらないのだろうか?監督する役所も、この結果から見れば何もしていないという事なのだろう。何もしないならば、そんな役所は必要などないだろうに。関係した業者の刑事罰は当然の事として、そろそろ関係した役人を『不作為の罪』で告発できる様、システム変更する必要があるだろう。これで『お咎めなし』では、亡くなられた方々が気の毒で仕方ない。週末のNYは55ドル高、CMEも60円高となっている。週明けは上昇して始まりそうな気配だ。 ↑よろしかったら押してくださいな
2011年05月07日
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今日は朝から、ただただ列車に乗り続けるだけという、友人に言わせれば『罰ゲーム』の様な旅をする事になります。目的は紀勢本線に乗る事のみで、相変わらず観光地を見学する事など、想定もしていない予定です。紀伊半島を一周するだけでも、特急列車を乗り継いで8時間程かかるので、普通列車のみで行動しようとすれば、途中で一泊しなければいけません。本当は普通列車でゆっくり、のんびりと進みたかったのですが、今回は時間もなかったので諦めました。朝のワイドビュー南紀1号で名古屋を出発すると、列車は市街地を進みます。名古屋駅を出発右隣には近鉄線が接近していて、この先四日市駅のひとつ手前にある富田駅まで離合を繰り返しながら、共に進んでゆきます。八田駅~春田駅間 近鉄線には特急列車が見えます。四日市を過ぎてしばらく行くと、伊勢鉄道線に入り、高規格の線路を快調に進みますが、基本的には水田地帯の間を走る様なイメージで、人家は多くありません。国鉄時代に関西本線と紀勢本線を短絡する目的で建設された様に、路線内の人口はあまり問題ではないのでしょう。現在でもJR東海の快速列車や特急列車が、この伊勢鉄道を経由して運転されています。河原田駅~鈴鹿駅間 広大な水田が広がっています。津に到着すると、一時離れていた近鉄線が接近してきますが、しばらく並走したのちに再び離れてゆきます。松坂駅で再び近鉄線と並走しますが、これが最後となってしまいます。この付近から少しずつ山の気配が近づいてきて、多気駅をすぎた頃からは完全に『山線』の匂いが漂ってきます。10年ほど前に紀勢本線に乗車した際、この先の区間では紀勢自動車道の建設が盛んに行われていましたが、それが現在では既に完成していて、この先々で構造物の巨大さを実感する場面が出てきます。確かに道路事情は不便な場所ですが、これではますます鉄道の存在意義が薄れてしまい、ただでさえ減少気味の乗客が、ますます少なくなってしまうのではないかと、危惧されます。川添駅~三瀬谷駅間 10年程前は、まだ工事中でした。時の経過を感じます。紀勢本線のイメージと言えば、やはり海岸沿いの路線という感じもしますが、JR東海の範囲は山の中を走る区間が、かなり多いと感じます。線路はますます山深い風景の中を走る事になり、眼下を流れる川も渓谷の様な雰囲気をかもしだします。滝原駅~阿曽駅間 大きな岩が目立つ様になり、源流の様な雰囲気となります。この辺りから、トンネルが連続する様になり、長大なものも散見される様になってきます。幾つものトンネルを抜け、海が見えてくると紀伊長島駅に到着します。紀伊長島駅手前 海が見えてきます。ここからしばらくは海沿いを走る事になりますが、漁港や湾内に浮かぶ養殖いかだなどを見ていると、昨年訪問した東北三陸地区の風景を思いだします。この沿岸も津波被害のリスクは高いと、常々言われている地域で、線路沿いの道路などには浸水想定地区を示す標識が各所に建てられていました。列車は時折海岸線に顔を出しながらも、基本的には山中をトンネルで貫けてゆきながら、尾鷲駅に到着します。この先は海岸線に近い所を線路は進みますが、切り立った山が海岸線に迫る厳しい地形の為にトンネルも連続します。この区間は紀勢本線の中でも最後に開通した場所になり、昭和34年に開通した比較的新しい区間です。土木工法も進展していた為に、駅を設定する集落間をトンネルで短絡する様に造られています。この区間にも高速道路の工事の波は訪れていて、各所に工事の槌音が聞こえ始めています。また10年後には立派な構造物が、線路の頭上を跨ぐ風景が展開するのですかね・・・新鹿駅~波田須駅間 広がる砂浜の奥の山に工事途中の道路が見えています。やがて熊野市駅をすぎると住宅地が目立つ様になり、線路も平地を走ります。鵜殿にある紀州製紙の工場を過ぎ熊野川の長い橋梁を渡ると新宮駅に到着します。熊野川橋梁を渡ります 奥に見える天理教の巨大な寺は前回訪問時にも気になっていました。新宮駅からはJR西日本の領域となります。当然、駅名標もJR西日本仕様となり、いつも見慣れている為なのか、少し興ざめしました。この駅から先は電化されていて、電車が通っています。乗務員が交代し、列車は更に先に進みます。線路は海岸線に沿いながら進みます。砂浜というより、小石が目立つ浜が続く中を進み、やがて終点の紀伊勝浦駅に到着します。駅前の風景は10年前とほとんど変わっていない様な気がします。前回はこの街で一泊しましたが、その際に利用した食堂やモーニングを食べた喫茶店など、見る端から次々と記憶が甦ってくるのが不思議でした。新宮駅~三輪崎駅間 小石が敷き詰められた様な海岸線が続いていました。紀伊勝浦駅前 前回訪問時とそれほど変わっていない様子でした。ちょうど到着が昼前だったので、駅前の食堂で定番の生ビールとまぐろ丼をいただき、次に乗るオーシャンアローを待ちます。 ↑よろしかったら押してくださいな
2011年05月04日
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仕事が忙しくて、どこにも行けない日々が続いていましたが、とうとう我慢の限界がきてしまって、無理矢理GW中に2日間の休みを作りました。2日しかないので遠出する事は出来ず、今回は基本的にただ、ただ列車に乗る事を目的に予定を組みました。テーマとしては10年以上ご無沙汰となっていた高山本線に乗り名古屋へ。そして最近開館したJR東海のリニア館を訪問する事にしました。ついでに名古屋科学館で最近オープンしたプラネタリウムを見る事が出来れば、なお良いかと。高山本線のワイドビューひだに乗る為に、前日から富山駅近くのホテルに宿泊していたので、市内軌道の車両を眺めながら駅に向かいました。富山地方鉄道市内軌道に導入された新型車両T100系現在北陸新幹線の駅を建設する為に、仮駅舎が元の駅舎の隣に造られていますが、これが案外遠く、更に改札口からホームまでも跨線橋をかなり歩かなければならないなど、少し余裕を持ったつもりが、結局ギリギリになってしまい、朝早くから走るはめになったのは予定外でした。ホームには約10年ぶりのキハ85系が3両編成で停車中。前回同様に最後尾となるグリーン車の1C席に陣取りました。この席が運転席から対角の位置で、名古屋から富山に向かう際には、前方に邪魔なものが無い上に1人用の席で、最高の場所だと個人的には感じています。しかし、指定券の発売の際には、特に指定しない限り、かなり最後まで発券される事がなさそうで、他の席に乗客が座っているのに、今回も1A、1B席は空席のままでした。(富山発の場合は進行方向を向くと眺望が背中側になるので、関係ないかもしれませんが)富山駅に停車中のワイドビューひだ富山を出発し次の停車駅である速星駅まで間は、異常な位にゆっくりと走っていました。先行する列車がある訳でもなく、理由は良く解りませんが、とにかく下手な普通列車よりものんびりと走ります。速星駅を出ると、流石は特急列車と思わせる走りに変わり、山線の風景に変化してゆく車窓を楽しみました。猪谷駅から先は2004年の台風被害により、宮川に架かる橋梁が流出するなどして約3年の間不通となっていた区間を走ります。現在では時間が経過した為に、その当時の痕跡はなかなか見つける事は出来ませんが、一時は廃止区間となることも覚悟した事を覚えば、復旧して今日その区間を踏破できる事は、とても喜ばしい事です。打保駅~坂上駅間 山深い車窓が続きます。個人的にはこの猪谷駅~飛騨細江駅間の風景が高山本線の中で一番好きなのですが、やがてその区間も抜けて高山へ向かいます。時折現れる見覚えのある風景に出くわすと、なにか妙な懐かしさを感じつつ、やがて高山駅に到着しました。ここで列車の前方に5両を増結して8両編成になります。構内には一般型国鉄色に塗り分けられたキハ48が留置されていましたが、どうもドア配置が急行型に似ている為か、違和感があって仕方ありません。(北海道車に似ている気もしますが、身近なスタイルではないので・・・)妙な感じがするキハ48列車は快調に進んで温泉地である下呂に到着します。ちょうど旅館をチェックアウトする時間なのか、駅から見える街並みには人が多く見られ、この駅から乗車してくる人も多く見られました。自粛ムードと聞いていましたが、駆け込みで温泉に来た人達も多かったのかもしれませんね。高山駅までの区間は、途中駅で普通列車と交換するよりも、『ワイドビューひだ』と交換する頻度の方が高いと感じる位、特急列車が頻繁に運行されています。やはり多くの需要があるのでしょう。列車はその後も快調に走り、正午過ぎに名古屋に到着しました。予定的にはリニア館へ向かうつもりでしたが、やはりプラネタリウムが気になり、とりあえず行ってみる事にしました。運がよければ、駆け込みで入館できるかもしれないと、淡い期待もありました。地下鉄に乗り、次の伏見駅で下車し、その後400mほど歩くと名古屋科学館のある白川公園に到着したのですが、既に遠目にも物凄い行列が目に入ってきました。直後に拡声器をもった職員の『本日分は完売したと思ってください』という声が耳に届きました。まだ昼を少し過ぎた位の時間でしたが、夕方の最終公演分までダメだという事ですから、もし見たければ朝早くから並ぶ覚悟が必要だという事なのでしょう。見る事が出来ないのなら仕方がないので、再び地下鉄にのって名古屋駅に戻り、食事の後でリニア館を目指します。リニア館はあおなみ線の終点金城埠頭駅の近くにあります。このあおなみ線も乗った事はありませんが、元々は貨物線だったものを旅客線に改造したものです。乗客も想定していたほど伸びず、昨年には事実上の破綻(事業再生ADR)をしましたが、運行は現在も継続されています。路線の終点に、目玉施設が出来た事で乗客数が増加する事は確実でしょうが、あとはいつまで継続するのかが問題でしょう。あおなみ線の1000系沿線の風景もなかなか変化に富んで良く、今度じっくりと乗車してみる価値がありそうな気配でした。そうこうしている内に列車は終点の金城埠頭駅に到着し、となりにリニア館がある事は解りましたが、その前には人、人、ひと・・・既に14時を過ぎていましたが、入口付近には長い列が連なっていました。『入場まで60分』とプラカードを持った職員が行列の最後尾にいて誘導していましたが、普段ならば諦めて帰る所を我慢して、その行列に並ぶ事にしました。リニア館の前にならぶ人の列。予想外の展開に少したじろいでしまいました。鉄道ファンや幼児達が多いのは当然としても、意外とカップルや女性同士が目立つ事には違和感がありました。鉄道を見に来るというより、話題のスポットという扱いを受けているのでしょう。これを見れば、不景気というのは気のせいか?と感じてしまう程の熱気でした。長い時間の行列に耐え、ようやく入場できたのは50分程後の15時少し前でした。展示内容については、可もなく不可もなくという感じで、事前に大宮の鉄道博物館を体験した身としては、正直、物足らなさすら感じました。リニア館内部鉄道ジオラマも見るまでに30分程行列に並ぶ事になりましたが、鉄道博物館の様なストーリや解説などはなく、ただいろんなシーンを交えながら鉄道模型が走るというものでした。ジオラマの出来は悪くありませんが、鉄道博物館の時の様な閉塞信号機等の設置はなく、施設の中では踏切が点滅し遮断機が降りる位の変化しかなかったのが残念でした。鉄道ジオラマ 昼間の演出(名古屋ブロック)鉄道ジオラマ 夜間の演出(東京ブロック)結局、閉館ギリギリまで滞在する事になり、最後は駆け込みで売店に。ここも人であふれていて、精算するにも長い行列を待たなければいけませんでした。本当にあの場所には『不景気』の文字は見当たらない程、人々は買い物かごいっぱいにモノを買っていました。私自身は図録を買いましたが、小冊子的な造りに少しガッカリでした。鉄道博物館のものは立派な装丁で見栄えも良かったのですが、なんでわざわざこんな貧弱なものにしたのか理解できません。少しでも安く提供したかったのかもしれませんが、『わざわざ訪問した』ので多少高くても売れると思うのですけどね。 ↑よろしかったら押してくださいな
2011年05月03日
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