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みせしめ 【見せしめ】悪いことをした人を罰して人に見せ、他の人やその人のいましめとすること。 「―のためにみんなの前でしかる」「今後の―にきびしく罰する」 いささか旧聞ではありますが、飲酒運転のクルマが人を跳ねた。その跳ねたクルマに同乗していて事故の前に下りた人間がいた。つまり加害者と一緒に飲んでいて先の降りたツレがいた。この飲酒事故の被害者はたしか亡くなったのだと思うが、このツレにも損害賠償金5000万円を支払えという判決が降りたというニュース。いつものように遅めの朝「昨夜はちょっと飲み過ぎたな」と感じながら歯ブラシを口に突っ込み、テレビのスイッチを入れるとこのニュース。歯磨きの手を止めリモコンのボリュームを上げる。懲罰的判決。と、テレビコメンテーターの言葉か自分が思ったのかは忘れたが、「それにしてもすごいな」と他のチャンネルでもやってないかを探す。先にクルマを下りた人間に5000万円。判決を出した判事も、訴訟にして勝った弁護士もスゴイ。その後出社して何はともあれ先ず保険会社に電話する。「今朝のニュース見た?」と。電話の用件は、「あれ保険で降りるの?」と。とりあえず3社に電話をしてみたが、誰一人即答は帰ってこない。共通するのは「そういう事を想定して保険を作っていない。」私は「そりゃそうだよね~」と返す。1社はお答えできません。1社は自動車保険では払えませんが個人倍責でなら…1社は自動車保険でお支払できるのではないかと…結局良く解らない事になったのでここらでやめる事に。感想☆この判決は懲罰的意味を含む判決だな。時代劇風に言うと「飲酒運転の片棒担ぐなんてとんでもねぇ野郎だ」と言う事。つまりは(見せしめ)。マスコミも書きたてて飲酒運転撲滅の格好の啓蒙にもなる☆飲酒運転をした本人は自動車保険(対人賠償)が使える。先に降りたツレは保険の適用ができないとすれば、それはちょっと気の毒な気がする。でも保険が使えるなら逆にぜんぜん懲罰的意味を成さない。☆民事、つまり損害賠償は加害者が共同して被害者に賠償すればよい。先に降りたツレにだけ5000万円の支払を命じるとはどういった法解釈か?もっと言えば損害賠償に懲罰的加算金を付加すべきなのかどうか?ついでに言えば、いたずらに損害賠償額の高額化を招かないのか?(交通死亡事故は美味しい仕事なのよ。弁護士には)人身事故に関らず損害賠償の高額化は、ジワジワと保険料のアップに転化され自動車を利用する人全員のコストアップに繋がる。良いとか悪いとかでなくそんな風潮なんだなと思ったニュースだった。ついでに「昨夜はちょっと飲み過ぎたな」という前夜の事を年下の鍼灸師君とスナックで飲んでいた。私 「そろそろ帰るぞ。どうやって帰るの?」鍼灸師君 「単車っす。原チャリ」私 「原チャリで飲みに来てんの?」鍼灸師君 「いつもっす。」私 「飲酒運転じゃが。」鍼灸師君 「大丈夫っす。」私 「そう…」以上の会話が有った。ぜんぜん大丈夫じゃねーな俺。(-_-;)飲酒運転を撲滅しよう!
2008.10.23
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先週末の時点では、これ以上の株安が続くと日本はどうなってしまうのか?いや、世界は一体どうなってしまうのか?という空気に世の中は支配されていた。メディアが報じる金融危機の最悪のシュミレーションは、どれもがゾッとするものばかりで、どうかこれ以上株価が下がりませんように。という、祈りにも似た気持ちで、多くの人が週末を過ごしていたに違いない。14日の株価は世界同時反発で、やれやれと一息ついた感が有る。保険代理店を営むこの私も全く同感である。東証平均株価が7千円、6千円と暴落していたら、ほぼ間違いなくメジャーな生命保険会社がぶっ飛んでいただろう。それも1社や2社ではすまなかったはずで、まとめてドーンと破綻していたことだろう。考えただけでもぞっとする。私にエコノミストのような専門的な事は解らないが、生命保険会社というビジネスモデルが根底から崩壊してしまうような、いやそれどころか、公的年金も含め世の中を支えているシステムの何もかも全てが崩落してしまいかねない。「いや、そこまでの事は起こらんだろう?」と自分の考えを打ち消してみる。そんな事あり得ないだろうと。しかし、誰もが起こりえないと思う事が実際には起こる。AAAに格付けされる債権が世界を巻き込む金融危機を起こしているのだから。さて、聞く所によれば(時価会計見直し論)が言われ始めているらしい。言われているどころか、先頃話題になった米金融安定化法案に、時価会計の見直しも盛り込まれていると聞いた。これには本当に驚いた(゜o゜)時価会計ってそんなもんだったの?日本のがさんざんに貸し渋りだの、生保の破綻だの、銀行の破綻や税金注入等で、苦しんできたのは、世界標準である時価会計へとシフトする為ではなかったの?つい先日破綻した大和生命は、まさにこの為に破綻したというのに、「はいこっからルール変わりま~す。」みたいに軽いものだったとは。それまでの簿価会計という古く時代遅れのやり方を、世界標準の時価会計に正さなくては!みたいなノリだったんじゃなかった?ネット上で検索してみれば、欧州は時価会計なんか取り入れてないって言うし。と言う事は、ぜんぜんグローバル(世界規模)なスタンダード(規格)では無かったって事?こんな議論が欧米でされているのに、日本で「そりゃねーだろっおい!」って声が上がらないのが不思議に思います。少なくともここ10数年この時価会計のおかげで、破綻に追い込まれた金融機関や職を失った人達。倒産に追い込まれた中小企業は数知れないし、97年から急増した自殺者のなかにも、この時価会計へのシフトのあおりを食った人は居ただろう。もちろん日本のこういった状況のすべてが、時価会計等の外圧のせいだとは思えないが、それにしても、自分の所も都合悪くなったので、「やっぱりルールかえちゃおうっか?」ってそんなご都合主義はどうかと思うよ。少なくとも大和生命の関係者は、「いいかげんにしろよ。」って怒る権利あると思うよ。こういうご都合主義ではなく、公正で多くの人にとってより良きルールを作ってくださいよ。それにしても日本の政治家さんでこの事を言う人居ないね。政治家とか役人とかもっとちゃんと考えて欲しいよな。・・・考えてこれ? そうか。
2008.10.15
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先週末、旧知の証券マンと電話をしていて、「この株安で【生保】がとぶんじゃないだろうか?」と話していた所、丁度その日に大和生命の破綻のニュースが流れた。当然、他の生保は大丈夫なのか?第二、第三の破綻は起こらないのか?と不安になるのは私だけでは無い筈だ。これについて中川金融担当大臣は、「高いコストの保険事業を高利回りの有価証券の運用で補てんするという「特異な収益構造」であり、他の保険会社と状況が異なる」とコメントし、麻生首相は、「これ(株価暴落)とは直接関係ない。はっきりしている。これはきちんと別にしておかないといけない」自民党細田博之幹事長も、「(大和生命は)中小の小さな会社で、それが資金運用その他、独自の路線をとって破綻したと理解している。これをもって一般化する必要はない」と、口をそろえて「連鎖破綻はない」「大和生命だけの特別な事だ。」「大丈夫だ」という事だ。イヤイヤイヤイヤイヤイヤ(-_-;)「だから、なにがどう大丈夫なの?」と、皆さんは思わなかっただろうか?大和生命に特別な事情が有った事は確からしい。金融庁も以前から、この会社の経営状態には目を光らせていたという事だ。営業基盤の脆弱な同社は、やや投機的な債権での運用の比重を高め、それが「サブプラ」がらみであったので、【責任準備金を】を大きく毀損し、同時に株安の影響を受け債務超過となったらしい。既に9月末の段階で債務超過に陥っており、10月10日に会社更生法の申請をしたのである。ちょっと待て!金融庁は以前より同社から報告を受けていた。それなのにどうして、9月末に債務超過となった時点で業務停止しなかったのか?9月末から10月10日までの間に契約した人はどうなる!さらに、大和生命は3月末時点で責任準備金にマージンが少なくなり、金融庁から「改善しなさい」と指導されて、挽回のために投機的な高利回り債権、つまりリスクの高い運用を行ったとある。確かに、金融庁が今現在把握している事実としては、「大和生命だけの特別な事情」なのかもしれない。しかし、現在の金融庁の監督体制で大和生命の破綻が起こったのだから、今後も同じようなプロセスで破綻に至る会社が出ない保障はない。、報道されている事実を並べてみれば、金融庁は投機的な運用をしていた事は知っていたという事になるのだ。たまたま今回は、大和生命だけなのかもしれないが、だからといって「大丈夫だ」とは言えんだろう?「今はまだ大丈夫」と言っているに過ぎない。いったいこの国の保険業行政は、保険会社を自由化してるのか、それとも役所の管理下に置いているのか、「いったいどっちなんだよ。」と思う。少なくとも、債務超過になったら即日業務停止とかは出来そうなもんだろう?なんで10日後になってるの?そこにはどんなルールがあるの?全く不透明で気持ち悪い。理屈の上では債務超過になる前に、保険会社の経営が危険水域に入ったら業務を停止するとか出来るはずだ。何よりも契約者保護の為には必要な措置だと思う。政府首脳のコメントからは、「大和生命というマイナーな会社の事だから・・・」という、なんとも気持ち悪い含みを感じる。少なくとも10月に入ってから大和生命に契約して被害に有った人は、国と金融庁を相手取って訴訟を起こしても面白いんじゃないかな?大和生命の規模だからあんまり数がいないかな?「小さな保険会社に起こったことだから」という、なんとも気持ちの悪い政府の対応だった。明日は株価が反発しますよーに。
2008.10.13
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