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驚愕の詰み筋~中村太地八段が解説~【第82期将棋名人戦第1局】
https://www.youtube.com/watch?v=ZfxjW8Kl1Tk
中村太:「序中盤は両者ともに自信のもてない展開だったんだな、と
感想戦を聞いて分かりました」
第一局、最大のポイント局面が画面に出ております。
中村太:「ここで4八竜とすれば後手が勝ちに近かったのは
間違いないのですが感想戦を聞いてみるとですね、ここからの変化も
膨大で一筋縄ではいかないのが衝撃でした」
「6三銀が恐ろしい手で少しでも後手がミスをすると逆転してしまう」
「評価値上は多分4四香と打った所で80~90何パーセントか
出ると思うんですけど、とてもとても深く大変な変化でして」
ド素人は評価値の数値でしか良く分からないのですが
豊島九段が優勢なの?となったところでも、容易ではなかったらしいです。
ミスと言い切れないのでは・・・といった雰囲気。
中村太:「落とし穴も多分に用意されてるのが藤井名人の将棋」
「検討してても想像もつかないところだった」
「第一局目から大変なことが起こりましたんで」
【名人戦第1局解説動画】藤井聡太名人vs 豊島将之九段
解説・千田翔太八段
https://www.youtube.com/watch?v=DmMIDdjjfr8
~本局一局を通しての感想を~
千田:「一番真っ先に思ったのは対局者が消耗を重ねるような激しい戦い」
~見た事の無い形、藤井名人側の守備陣形が”あまり慣れた形にならなかった”と~
千田:「横歩取り⇒ひねり飛車⇒振り飛車模様にという・・・複雑な経緯を経て特殊な陣形に。
居飛車党の常識からは外れるような展開、藤井名人は自玉安全度の判断が敏感で
優れている棋士ですが、本局は自玉が安定しないまま戦いに・・・」
~挑戦者の豊島九段は後手番ながら一歩損で指しにくさがあるのでは?という中で
チャンスもありました~
千田:「力戦にもちこみながら藤井名人に対しプレッシャーをかけ続けた戦いぶりだったかと」
「20手台から考え続け消耗を・・・それくらい濃密な一局」
~豊島九段の心境など慮った時、シリーズ全体に対しての影響などは~
千田:「推測といいますか、私に例えた心境になるかと思うんですが・・・
作戦自体は相応にうまくいったように私には見えました。
最後の最後4四香の一手で形勢が揺れ動いてしまった。
ノータイムで指した着手が・・・本来決め手になるはずの一着なんですけれど・・・
結末に対して(豊島九段は)思う所があるかと存じます。
・・・序盤中盤からの流れがある中で心理のコントロール、盤上の最善追及というよりか、
実戦で勝ち切る、名人戦特有の心理を(今後)追究されるのかと」
後手1五角打に対しては
千田:「なぜここに角を打ったのかは私にはつかめておりません・・・」
次にノータイムで後手7五歩と。
もちろん深い読みに基づいての事。
記録係からの対局者印象も披露しつつ、分岐の解説も。
現地大盤解説は藤井猛九段だったんですね、そちらの見解も説明されておられました。
先手8九飛車・・・後手5二飛車・・・
ほんまに振り飛車ちっくな妖しい展開だったんですね・・・ひえ~・・・
3四香以降アツアツ。
千田:「後手5九飛車で藤井名人に手番が回ったのが大きいですね」
渡辺明九段がXにポストしてはったのも理解の一助となりました。
でもド素人やから分かんないんですけどね(*´ω`*)
千田:「逆に1分将棋だったらフルに時間を使って(桂馬が)獲られるのに気づく筈です。
19分で(時間を)残そうとする面もあってミスが生じ易いのでは」
先手3七桂馬。
千田:「これ気持ちよすぎるんですよ・・・詰めろで」
「絶妙攻防手」
「・・・控え室ではこんな風に将棋を勝ちたいな、勝てればいいのにな、という
声が挙がっていました」
第二局は「成田山新勝寺」にて。
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