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増税より怖い金利上昇
住宅購入「駆け込む」前に
という住宅ローンアドバイザーのお話。
自分の頭で考える・・生活設計。
日経Web版より・・
興味深い記事を発見しました。
増税より怖い金利上昇
住宅購入「駆け込む」前に
住宅ローンアドバイザー・淡河範明
2013/8/20 7:00
2013年上期
日経MJヒット番付の西の横綱に
「住宅ローン」が入ったほど、
住宅購入の関心が高くなっています。
住宅業界でも住宅展示場や
マンションギャラリーが盛況のようです。
その理由として、
私が見たテレビのニュース番組では、
「消費税増税」と「金利上昇懸念」
を挙げていました。
果たして消費者はどちらを
より考慮すべきなのでしょうか。
■「増税だから買う」は正しい行動?
野田佳彦・前政権の最大の
成果ともいえる消費税増税法案。
安倍政権は消費税増税による
景気への影響について精査したうえで、
9月中にも来春に増税するかどうか
を決めるとしています。
住宅は
人生における最も大きな買い物であり、
消費税増税によるコストアップを
回避するための駆け込み購入は
当たり前のようにも思われますし、
これまでにもありました。
しかし、それは正しい行動なのでしょうか。
消費税が
3%から5%に引き上げられた
1997年4月以降は、
消費税増税後に景気が冷え込んでしまい、
かえって住宅価格自体が値下がり
してしまったことをご存じでしょうか。
首都圏の
既存マンションの価格動向がわかる
「東証住宅価格指数(首都圏総合)」で
97年4月前後の数値を比較してみると、
97年3月は「123.82」、翌月4月は
「122.64」と約0.95%下落しています。
さらに98年3月には前年同月比
約9.01%も下落しました(グラフ1)。
この指数に消費税をかけて
調整した表2をみていただければ、
増税の1カ月後こそ値上がりしたものの、
あせらずに1年待ったほうが
安く購入できたことがわかります。
今回の消費税増税の
インパクトを計算してみましょう。
前提条件を
価格4000万円のマンション
(土地代金1600万円・
建物代金2400万円)、
住宅ローン3600万円とすると、
消費税が3%上がることによって
72万円の値上がりとなります。
もし前回の増税時と同じように、
再び住宅価格が下がるとすると、
1年後には380万円程度値下がり
すると試算されます。
つまり、今回の消費税増税後に、
アベノミクスの「3本の矢」が
景気を今後とも押し上げて
住宅価格の低迷をもたらさないか
どうかを慎重に判断してから
住宅を購入すべきかを判断するのが
賢明だということになるでしょう。
では、
駆け込みのもう一つの要因である、
金利上昇懸念についても検討
してみましょう。
■金利上昇で総返済額が大幅増
今回の金利上昇懸念の発端は、
何といっても
日本銀行の黒田東彦新総裁が
「2年以内に2%の物価上昇率」を
目標に掲げたことによります。
物価と金利は密接な関係にあり、
原則として物価が上昇すれば
金利は上昇します。
つまり、
物価が2年以内に2%上昇すれば、
タイムラグがあるとしても
金利も少なくとも2%上昇する
ということを意味しているのです。
では、2%の金利上昇が起こると
どういうことになるでしょう。
金利は借入期間全期間にかかるので、
住宅保有にかかる総費用に
大きな影響がでてきます。
例えば、
上記と同じ例で土地1600万円、
建物2400万円(消費税前)
の物件に対し、
住宅ローンを3600万円借り入れ
した場合を試算してみましょう。
現在の借り入れ条件をフラット35の
「借入期間35年、金利1.99%」とし、
借入時の金利から2%上昇したとすると、
毎月返済額は約4万円増加し、
繰り上げ返済などをしないとすると
元利総支払額は1685万円も増えます(表2)。
■超低金利時代でも変化幅はある
このように、
消費税増税のコストアップは
72万円なのに対して、
2%の金利上昇は1685万円という
致命的ともいえるくらいの負担増を
もたらします。
仮に、
金利が0.1%の上昇であれば
約85万円の負担増であり、
それだけで消費税増税分に
ほぼ匹敵するのです。
黒田新総裁の目標通りに
金利が上昇するとするならば、
金利は住宅価格の下落の比ではない
くらい大きな影響となるので、
直ちに住宅を購入すべきだ、
ということになりそうです。
では、
物価上昇2%が実現しなかったら、
金利上昇を気にしないでよいのでしょうか。
フラット35(最安値)の
04年1月から13年7月までの
9年半の期間を見てみましょう(グラフ2)。
最大値3.17%、最小値1.8%
であることから、
超低金利の時代においても
1.37%も変化しています。
また、金利が変化する幅をみると、
1カ月であればまったく動かない
こともありますが、
6カ月間になると0.2%程度の変化が
起こっても不思議ではないようです。
さて、
「消費税増税」と「金利上昇懸念」の
どちらを重視し検討すべきか、
お分かりいただけたことでしょう。
話は聞かせてもらいました。
確かにマイホーム取得では、
「消費税増税」よりも
「金利上昇懸念」をより重視して
検討したい・・ですね。
それはその通りですが、
住宅ローンを借りてそのまま
繰上返済をすることなく行っては、
もちろん・・いけません。
きちんと生活設計した上で、
返済をしながらなお貯蓄ができる
計画で住宅取得をしたいものです。
300万円の繰上返済で
200万円の利息を節約!
・・のようなことが可能ですから、
節約利息総額は非常に
大きな金額になります。(当たり前)
なので・・
きちんと生活設計した人の場合は、
支払う利息総額が文面のような
大きな金額になることはありません。
実は・・
マイホーム取得で最も重点を
置くべきことは、
「消費税増税」よりも、
「金利上昇懸念」よりも、
「住宅会社の選択」・・です。
同じサイズ、仕様、性能、設備で、
価格差が500万円とかつくのが
当たり前です。
ひどい場合は2千万円の差!
などということも現実にありました。
(当事務所が係わった実例)
充分な比較検討をしないで
建てた人は、たとえば・・
建築費で500万円の損、
さらには・・
その分余分に住宅ローンを組んで
追加利息負担が200万円、
計700万円も上乗せ負担に。
比較検討していない本人は、
余分に負担することに気づきません。
(おバカさんです)
ということで、
「消費税増税」よりも、
「金利上昇懸念」よりも、
「住宅会社の選択」を、きちんと重視したい。
あ・・もちろん、一戸建て住宅の話です。
あ・・もちろん、
マンションは買ってはいけません。
所有してはいけない。
数十年後、お荷物に、金食い虫になる。
(当たり前)
家計改善したい?
きちんと生活設計したい?
なら・・(できるだけ)
1 生命保険に加入しない!
2 借金をしない!
3 経費を払わない!
これだけでいい。すごく かんたん。
見違える人生になる。
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