武田つとむファイナンシャルプランナー事務所　岩手盛岡駅前

解体工事終了予定の 12月3日です。
生命保険に入る必要があるのはどんな人？
住宅ローン控除が継続に？　手続きは？
こんなモノがマイホーム建築の見積書？
基礎コンクリートそのままだと搬出できず
2700万円の新築は高望みでしょうか？
玄関のタタキ廻りのコンクリートで苦戦？
子供４人だけど住宅ローン6000万 GO！？
以後の出費が多いのに家を買うメリットは？
11月いっぱいで解体！できませんでした

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2017/07/20

40坪で2千万円？まともに住める家にはなら

カテゴリ：マイホーム

まともに住める家にはなりません。

マイホーム取得の生活設計を
依頼されていますが、
記入された設定金額が変・・です。

自分の頭で考える生活設計。

〇メール顧問会員のA さん（20代）
　　　（相談：ライフプランニング）

2017.6.19、現状診断終了。

順番が廻ってきたので、
今日から佐々木FPが作業開始

・・しようとしましたが、
シミュレーションの設定金額が・・変
です。

下が生活設計依頼シートの内の
「マイホーム取得」です。

　　　　　　　※「予算」の合計と「資金」の合計は
　　　　　　　　同額になります。
　　　　　　　　・・と赤い字で注意書きしていますが、
　　　　　　　　Aさん記入の金額は一致していません。

マイホーム建築の面積と建築価格が
変・・です。

面積が40坪で建築費2,000万円・・だと、
まともに住める家にはなりません。

ぜひ、キーワード検索で過去記事を
色々読んでみてほしいですが、
一般的なサイズの2階建ての家について
ザックリと説明しておくと・・

建築費の目安は、 65万円/坪と見ましょう。

これには・・
大手メーカーで必ずオプションと言う
造り付け収納・家具等を含みます。

さらには・・
普通は建築費には入らない
舗装・フェンス・カーポート等の外構工事も
含みます。

下の絵の「一般工務店」の中から数社を
ピックアップして、契約直前まで比較検討すれば、
だいたい65万円/坪あたりか、
あるいは・・それ以下に納まってきます。

もちろん、「こだわり追求工務店」を選べば、
それなりの理由があって高くなります。
（当たり前）

「ローコスト住宅工務店」はもちろん、
まともな家にはならないので、
元々選択肢に入れてはいけない。

選択肢に入れてはいけない・・と言えば、
もちろん、大手メーカーも選んではいけない。

建築工事と関係の無いことのために
最低でも数百万円を負担することになる。

「建築費の目安は、 65万円/坪と見ましょう。」
・・と言いましたが、
これは普通の2階建ての場合で、
総でない場合はさらに高くなったりします。

どういう場合か？

たとえば・・都会で土地面積が極端に狭く、
3階建てを検討している場合、
（やはり・・高くなってしまう）

もう・・ざっくりと、 75万円/坪で計画しましょう。

あるいは・・逆に、田舎で土地もゆったり、
2階建てにする必要も無いから、
暮らしやすい平屋にしよう・・という場合、

述べ床面積が同じなら・・2階建てより平屋は
屋根面積が2倍、基礎面積も延長も2倍、
（やはり・・高くなってしまう）

やはり・・ざっくりと、 75万円/坪で計画しましょう。

また・・　40坪の家、
そのスペースの感覚を掴んでいるか？

本当に40坪が必要か？

ネットで「40坪」「間取り」等々で検索した上で、
検討してみよう。

普通は、35～36坪の家で、
夫婦と子供2人の4人家族が暮らすには
十分なスペースが確保できる。

そんなことも検討してみよう。

で・・Aさん、大至急！
訂正したシートを提出してください。

《　A 家の概要　：　現状診断時点　》

家族　：　20代会社員の夫、
　　　　　20代会社員の妻、
　　　　　（2年後、第1子出産予定）。

相談　：　子供2人。マイホーム取得。生命保険。

住居　：　賃貸。（家賃：5.3万円）

収入　：　
　　　　　夫　年収397万円　（手取り312万円）
　　　　　妻　年収422万円　（手取り347万円）

貯蓄　：　831万円

借金　：　奨学金（夫）。127万円。金利0％。
　　　　　　返済月額：8,833万円。　残：78万円。

生命保険料　：　8.66万円/年（総額：46万円）

死亡保障必要額検証結果　：　 《夫婦のみ》
　　　　　　　　　　　現時点　　　　10年後
　　　　　　夫　－4,676万円　－7,793万円
　　　　　　妻　－6,428万円　－8,302万円

　　　　　　「必要資金」から「手当可能資金」
　　　　　　を引いた結果なので、
　　　　　　－（マイナス）は不要ということです。

　　　　　　夫婦ともに、まったく不要です。
　　　　　　生命保険でお金をたれ流す必要は、
　　　　　　まったくありません。

・・ということで、
夫婦共に生命保険は不要だったんですが、
子供が産まれた後は、どうなるでしょうか？

死亡保障必要額検証結果　：　 《第1子誕生後》
　　　　　　　　　　　現時点　　　　10年後
　　　　　　夫　－7,109万円　－7,844万円
　　　　　　妻　－7,452万円　－7,647万円

子供が産まれた年に、
「死亡保障必要額」がガクン！と下がるのは、
新たに「遺族基礎年金」がもらえるように
なるから・・です。

「子供が1人産まれたら〇千万円」
の死亡保障が必要！
・・なんてドンブリ勘定をしてはいけない。

きちんと計算すれば、まったく
逆の結論が導かれます。

保険屋さんの話を鵜呑みにしてはいけない。

自分の頭で考えよう。